「会社をバックレたいけどトラブルにならないか不安」
「バックレる以外の方法ですぐに退職できないのか」
「上司に退職の旨を怖くて伝えられない…」
とあなたは悩んでいませんか。
会社で嫌なことがあったときに、バックレたいと考える人もいるでしょう。
しかし会社をバックレると大きなトラブルになることも。できれば、問題なくすぐに退職をしたいですよね。
この記事では、
- 会社をバックレた際に発生する9つのリスク
- 会社をバックレても損害賠償請求されにくい理由
- 退職代行をおすすめする理由
について詳しく解説します。
この記事を読めば、トラブルに無くすぐに辞められる方法がわかります。バックれるよりも確実で転職にも響かない方法なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
バックレと退職代行は違う
バックレをしたいほど追い詰められていて、自分の力ではどうにもならない場合は退職代行を使いましょう。
ちなみに、退職代行を使っての退職はバックレではありません。
自分で辞めることを伝えずに、退職代行を使うなんて良くない、と思うかもしれません。しかし、退職したいことを伝えられない労働環境にいるなら、使うのも1つの手段です。
退職代行会社は、あなたの代わりに退職の意思を会社に伝えてくれます。本人以外の代理人が退職の意思を伝えても、何ら問題ありません。
バックレとは違い、労働者の退職できる権利を行使しているだけなので、大きなトラブルにもならないでしょう。
退職代行を使えば、第三者が間に入ることで辞めやすくなります。さらに労働組合が運営元であれば、会社との交渉ができるので有給休暇の取得も可能です。
退職代行については「退職代行の流れを8ステップで解説!依頼前に確認しておきたい5つのポイントとは?」の記事で詳しく解説しています。退職代行の申込みから退職完了までの流れがわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
会社をバックレた際に発生する9つのリスク
会社を辞めたいときに一番手っ取り早い方法がバックレです。
退職の意思を伝えても上司が取り合ってくれなかったり伝えられなかったりすると、バックれたくなりますよね。
とはいえ、会社をバックレはリスクが高いためおすすめしません。
こちらでは、9つのリスクを紹介します。
- 会社から何度も電話がかかってくる
- 保証人や警察に連絡される
- クビになるかもしれない
- 離職票が発行されない
- 社会保険の手続きができない
- 退職金の減額またはもらえない可能性も
- 損害賠償請求をされるリスクがある
- 有休消化ができない
- 転職が不利になる
なぜ会社をバックレるとよくないのか、そのリスクについて解説します。
1.会社から何度も電話がかかってくる
上司に何も伝えずにバックレると、間違いなく会社から鬼のように電話がかかってくるでしょう。
あなたが始業時間に出勤していなければ、電話をかけてくるからです。
おそらく数分おきに何度も電話がかかってくるため、着信音が鳴り響くたびにストレスを感じるのではないでしょうか?
とはいえ、数日我慢すれば電話はかかってこなくなります。その代わり、上司が直接家に来る可能性があるので注意しなければなりません。
2.保証人や警察に連絡される
会社は本人と連絡が取れず自宅に行ってもあなたに会えなければ、保証人に連絡をします。
入社時に提出する書類に身元保証人の記載をしているため、会社にあなたが出勤していない事実が両親にバレてしまいます。
当然何も相談していない状況で会社をバックレれば、とても心配されるので、親からも電話がかかってくるようになるでしょう。
同時に会社側は、警察に捜索願いを出す可能性も。なぜなら、あなたが何か事件に巻き込まれたと考えるからです。
会社だけでなく親や警察、近所の人にまで迷惑がかかります。
3.クビになるかもしれない
バックレは、懲戒解雇扱いになる可能性が高くなります。懲戒解雇とはもっとも重い処分方法です。
懲戒解雇された人は社会的信用を失うため、普通に退職をした人よりも転職に不利になります。
仮に懲戒解雇の事実を隠そうとしたとしても、面接や退職証明書の提出時にバレるかもしれません。バックレは転職にかなり不利になるので、決しておすすめできない方法です。
しかし、退職代行を利用すれば懲戒解雇になることはほぼありません。正しい退職代行業者を選ぶことが重要です。
退職代行で懲戒解雇にならない理由については「【失敗なし】退職代行の利用で懲戒解雇になるリスクは低い!トラブルを避ける業者の選びのポイントを解説」をご覧ください。
4.離職票が発行されない
退職をした後は収入がなくなるため転職を考えなくてはなりません。ただすぐに転職が決まるとは限らないので、雇用保険の給付手続きを行います。
ところが、退職した会社から発行される離職票がなければ、雇用保険の給付手続きができません。つまり、失業保険がもらえないということです。
会社をバックレた際は、離職票をなかなか発行してもらえない可能性もあるので、注意してください。
5.社会保険の手続きができない
会社をバックレると、離職票以外にも必要な書類を受け取れないため、社会保険喪失の手続きができません。
社会保険は会社と個人で折半して支払っています。喪失手続きを行わなければ保険料の支払いをすべて自分でやらなければならないため、負担が重くなるでしょう。
法律上、バックレた後2週間が経過すれば、会社側が社会保険を解除してくれます。しかし、ブラック企業は期限通りに手続きを行う保証がありません。
つまり、無保険になってしまい全額自己負担になります。
6.退職金が減額されたりもらえない可能性がある
会社をバックレた際に、退職金をもらえるかは就業規則や退職金規定に記載されている内容で変わります。
就業規則などに退職金について記載がある | まったくもらえないもしくは減額される |
就業規則などに退職金について記載がない | 満額もらえる可能性がある |
会社によってルールが違いますが、 退職金をもらえないおそれもあるので注意してください。
退職金がもらえないケースについては「退職代行を使うと退職金がもらえない?支給されない3つのケースと損しない工夫を解説」で解説していますのでご覧ください。
7.損害賠償請求をされるリスクがある
会社をバックレると、損害賠償請求をされるリスクがあります。
なぜなら普通の退職方法とは違い、会社に迷惑がかかるからです。
- 業務の引き継ぎがスムーズにできない
- 取引先との契約が解消される可能性がある
- これまでかけてきた教育コストが無駄になる
損害賠償請求をすれば、あなたも弁護士を雇用する必要があるため、時間や費用を多く費やしてしまうでしょう。
また、バックレたことに対する腹いせで損害賠償請求をされるリスクも多少あります。
損害賠償請求される事例は「会社をばっくれたら損害賠償される!? 給料や転職への影響も解説」で解説していますのでご覧ください。
8.有休消化ができない
会社をバックレた場合であっても、法律上有給は付与されます。しかしブラック企業に勤務していると、報復措置として有給の消化を認められない可能性があります。
普通に退職をしたのであれば、もらえていたはずの有給が消化できなくなるため、収入的にも大きな損失です。
限界で今すぐに辞めたいけど、有休消化もしたい人には退職代行がおすすめです。弁護士または労働組合が運営している業者なら、有休消化の交渉も行えます。
9.転職が不利になる
バックれると転職が不利になります。理由は、バックれると懲戒解雇される可能性があるからです。
クビになると、履歴書に書かなければいけません。隠すと経歴詐称になり、犯罪です。
雇う立場になるとイメージしやすいと思いますが、クビになった人を雇いたいとは思わないですよね。
会社をバックレても損害賠償請求される可能性は低い
会社をバックレても、正社員であれば損害賠償請求をされる可能性は低いといえます。その理由は2つ。
- 裁判を起こすのに費用がかかる
- 損害を受けた根拠を証明できない
裁判を起こすとなると、弁護士を雇ったり手続きをしたりするために多くの費用がかかってしまいます。
それだけ多くの費用がかかっても、あなたのバックレにより会社が損害を受けた根拠を証明できなければ、ほとんど請求できません。
一方で以下のようなときは、損害賠償請求をされる可能性があります。
- 契約社員のように期間を定めて雇用契約を結んでいる
- バックレた結果、取引先との契約が解消になり大きな損失が発生した
会社をバックレても損害賠償請求される可能性は低いですが、まれに訴えられるケースもあるので注意しましょう。
【バックレじゃない】退職代行について6つのポイントを詳しく解説
退職した後のトラブルが不安な方は、会社をバックレるよりも退職代行の利用をおすすめします。
その理由は6つあります。
- 早ければ即日で退職ができる
- 引き止められる心配がない
- 退職理由を考える必要がない
- 損害賠償請求や懲戒解雇されない
- 業者によっては有給休暇や未払いの残業代なども請求できる
- 会社に行く必要がない
詳しく見ていきましょう。
1.早ければ即日で退職ができる
退職代行を利用すると最短で即日で退職ができます。民法の規定では労働者は退職の意思を示した後、2週間で辞められると定められています。
退職の意思を伝えた際に有給休暇が2週間以上残ってる場合、すべて使い切って辞められます。
また退職代行会社の対応も早く、早朝に連絡後、午前中には退職が認められた事例もあります。すぐに会社を辞めたい場合は、退職代行を利用しましょう。
2.引き止められる心配がない
退職の意志を自分で伝えるのは、とても勇気が必要です。上司から罵倒されたり、まともに対応してくれなかったりするからです。
しかし退職代行を利用すれば、あなたの代わりに担当者が伝えてくれるので引き止められる心配がありません。再度出社する必要も無いので、ストレスフリーです。
一般的な方法よりも、楽な気持ちで退職できるでしょう。
3.退職理由を考える必要がない
退職代行を使えば、退職理由を考える必要がありません。あなたの代わりに、退職代行エージェントが退職の旨を伝えてくれるからです。
バックレてでも会社を辞めたいと思うのは、相当追い込まれていますよね。職場が気まずい、上司が怖いなどの理由は伝えにくいもの。
理由を問い詰められて上手く応えられずに「もう少し考えてごらん」と言われてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
退職代行を利用する場合、退職理由を考える必要がありません。退職したいとエージェントに伝えるだけで手続きが進むので、ストレスが大幅に減らせます。
4.損害賠償請求や懲戒解雇されない
退職代行を利用しても会社から損害賠償請求や懲戒解雇されるリスクはほとんどありません。
なぜなら退職をするのはあなたの自由であり、違法な行為は何もしていないからです。
そのため、あなたが辞めることで会社に損害が発生するケースを除けば、何も問題はありません。
万が一損害賠償請求をされた場合でも、 弁護士事務所が運営する退職代行であれば、裁判を担当してくれる(有料)ので安心です。
5.業者によっては有給休暇や未払いの残業代なども請求できる
労働組合や弁護士事務所が運営する退職代行を利用すれば、有給休暇や未払いの残業代の支払いなど退職条件についても交渉が可能です。
そのため、バックれるよりも手元に残るお金が増えるので、収入に困らなくて済みます。
もちろん離職票など退職時の書類も滞りなく受け取れるので、失業保険や社会保険の受給も問題なくできます。
おすすめの退職代行については「【2022年版】退職代行おすすめランキング15選!退職代行を選ぶときに見るべき7つのポイントも徹底解説」をご覧ください。
6.会社に行く必要がない
退職をする際、二度と会社に行きたくない人もいるでしょう。退職代行を利用すれば、二度と会社に行かずに済みます。
退職届は郵送で送れば問題なく、引き継ぎや備品の返却についても、担当者がやり取りをしてくれるからです。上司や同僚と話す必要もないので、安心して利用できるでしょう。
そして、おすすめの退職代行は退職代行SARABA!
即日での退職ができるだけでなく、労働組合が運営しているので退職条件の交渉もできます。退職後のトラブルも発生していないので、安心して利用できます。
【本当に大丈夫?】退職代行を利用する前によくある5つの質問
バックれたいほど会社を辞めたいけど、退職代行が本当に安全か心配ですよね。よくある質問を5つ紹介します。
- トラブルにならない?
- 恨まれない?
- 転職で不利にならない?
- 貸与物はどうしたら良いの?
- 会社に置いたままの私物は?
1つずつ確認しましょう。
1.トラブルにならない?
正しい退職代行サービスを利用すれば、トラブルになることはほぼありません。
退職代行を利用して起こる主なトラブルは、
- 支払い後退職代行業者と連絡が取れなくなる
- 有給が使えない
- 退職後に必要な書類を受け取れない
- 退職代行業者が違法行為を行った
などです。弁護士や労働組合が運営している退職代行サービス以外、会社と交渉することは違法です。
トラブルに巻き込まれないためにも、労働組合や弁護士が運営しているサービスがおすすめです。
2.恨まれない?
結論から言うと、退職代行を使えば恨まれる可能性が高いです。自分が退職代行を使われる側の社員という立場で考えてみてください。引き継ぎもなく、突然会社を辞められたら迷惑ですよね。
取引先や途中のプロジェクトに対して、どのように対応をすれば良いのか全く分かりません。あなたが使っていたパソコンからのデータから予測して、今後の方針を決めることに。
しかし、辞めたら会社の人と関わりがなくなります。そのため、そこまで気にする必要はありません。人の噂も七十五日と言われているので、月日が経つにつれ同僚もあなたのことを忘れます。
3.転職で不利にならない?
退職代行を利用したことによって、転職が不利になりません。理由は、退職代行を使って退職した旨を伝える必要がないからです。
退職理由は、一身上の都合で十分。
ただし、同業種に転職したい人は注意が必要です。辞めた会社が、転職先の会社に伝えることはありません。しかし、元職場の人にばったり会ったり、取引先になったりと退職代行を使って辞めたことがバレやすくなります。
退職代行を使ったあとの転職活動については「職代行を使って転職が不利になるのは嘘!不利にならない理由3選と少しでも円満に退職する方法を紹介」にて解説しています。退職代行サービスを利用して会社を辞めたいけど、転職に不利になるのではと不安な方は参考にしてみてください!
4.貸与物はどうしたら良いの?
貸与品は速やかに返却しましょう。貸与品とは、
- パソコン
- タブレット
- 携帯
- 鍵
- 制服
など、会社から借りている備品のことです。
たとえ、退職代行を利用して会社を辞めても貸与品の返却は自分で行わなければいけません。出勤する必要はなく、郵便などで送付可能です。
速やかに貸与物の返却を行わないと、身元引受人に連絡がいくことも。最悪の場合は、返還請求の訴訟を起こされることもあります。
しっかりと会社と縁を切るためにも、貸与品は速やかに返却しましょう。
5.会社に置いたままの私物は?
可能であれば出社して取りに行った方が良いです。しかし、体調によっては難しいですよね。
会社に出向くのが難しい場合は、上司に郵送してもらえないか相談しましょう。断られたら、残念ですが処分してもらうしかありません。
退職代行を利用すれば、荷物に関するやり取りを行ってくれることも。職場に大事な荷物がある場合は、退職代行業者に相談してみましょう。
【バックレはNG】自分で伝えられないなら退職代行で辞めよう
バックレたいと思うほど追い詰められているのは、本当につらいですよね。今すぐ全てを捨てて逃げ出したい気持ちも分かります。
しかし、未来のあなたを守るためにもバックレは避けましょう。
バックレなくても、最短で即日仕事を辞める方法があります。退職代行です。
退職の旨を上司に伝える作業も、再度会社にいく必要もありません。会社から電話がかかってきても、出る必要も無し。
弁護士または労働組合が運営している業者であれば、有休消化や未払いの残業代について交渉もできます。