「なんかうちの職場、働きにくい気がする」
「雰囲気が悪いなと思っているけれど、会社なんてそんなものなんだろうか」
「職場環境の悪さを理由に転職してもいいんだろうか」
なんとなく働きにくいとは感じているものの、特に新卒入社した会社の場合、この環境が悪いのか判断がつかない方も多いのではないでしょうか。雰囲気が悪いなと思いつつ、学生時代とは違うからなと違和感をそのままにしてる方もいるかもしれません。
会社の雰囲気、環境に居心地の悪さを感じている方に向け、この記事では
- 職場環境が悪い会社の特徴
- 雰囲気の悪い職場で働くデメリット
- 転職すべきかどうかの判断基準
といった内容をお届けします。
雰囲気が悪い気はするけれども、他の会社と比較をしたことがないから環境に問題があるかわからないと思っている方はぜひ参考にしてください。
職場環境が悪い会社の7つの特徴
職場環境が悪いと言われる会社には以下のような特徴があります。
- 社員同士で足をひっぱりあう
- 整理整頓ができていない
- 残業・休日出勤が慢性化している
- 上司に意見を伝えられない
- パワハラやセクハラが多い
- 目標と評価が明確でない
- 失敗が許されない
もし1つでも当てはまったら、雰囲気が悪くなるのは当然です。今の職場のことを思い出しながら読み進めてみてください。
1. 社員同士で足をひっぱりあう
社員同士の仲が悪く、足を引っ張り合う職場は間違いなく雰囲気が悪いです。
本来は、従業員同士で協力することにより、一人一人が個別に活動するよりも大きな成果をあげられるのが、会社の強み。お互いの失敗を喜び合い、邪魔をするような環境は健全とは言えません。
同僚同士で悪口を言ってるような環境も同様です。もし自分が悪口の対象になっていなかったとしても、この人に嫌われたら自分もターゲットになるかもといった不安を持ちながら働くのでは、成果をしっかり出せません。
2. 整理整頓ができていない
整理整頓ができてない職場も環境が悪いと言えます。
必要なものが見つからない現場では、おのずとミスが増え作業が非効率になります。必要なやり取りも抜ける可能性が高く、会社として成果を出すのも難しくなるでしょう。
会社全体として雑多であったり、備品が壊れたままになっていたりするような職場は、長く働くのに適しません。取引先の重要書類がなくなってしまったり、機密情報が流出しても気づかなかったりするリスクもあります。
3. 残業・休日出勤が慢性化している
残業や休日出勤が慢性化してる職場は、間違いなくブラック。適度な休息なしには、その人の個性を生かした働き方はできません。
残業を繰り返していると、効率的な作業ができなくなります。また全員が残業必須の環境では、お互いをフォローし合う余裕もなくなりギスギスしがちです。
繁忙期に一時的に仕事が増える分には問題ありませんが、年がら年中働き詰めの職場は環境が悪いと言えるでしょう。そのまま働くと、注意力不足による怪我や、睡眠不足による体調不良など、心身に不調をきたす可能性も出てきます。
残業や休日出勤をしなくて済むように、人材を採用したり仕事全体のバランスを調整したりするのは管理者の仕事。この責任を放棄して、従業員の努力に頼りきりになっている職場は避けた方が良いでしょう。
4. 上司に意見を伝えられない
いい職場とは、お互いに敬意を持ちつつも、意見を尊重し合えるもの。上司が怖くて意見を全く伝えられないというのは考え物です。
もちろん、経験値の豊富な上司の言うことは正しい場面も多いです。ただし、いつもとなんか違うと言った違和感や、実作業を効率化する方法は、現場にいる部下の方が気づきやすいということも十分あります。
このようなケースでは、上司に敬意を持ちつつ考えを伝え、判断を仰ぐのが一般的です。もし、何か意見を言うだけでもすぐに怒鳴られるなど、話が一切できない上司がいるならば、環境も雰囲気も悪くなります。
5. パワハラやセクハラが多い
パワハラやセクハラが多い職場は、環境が悪いと言わざるを得ません。
これぐらい我慢すべきという声に、耳を傾けなくて大丈夫。受け手側がハラスメントだと思ったら、それはすでにアウトです。
関係のない用紙についての発言や、暴力に訴えるような行動は絶対に避けるべきです。
6. 目標と評価が明確でない
目標があいまいという言葉だけを聞くと、ノルマがなくていい職場と思うかもしれません。しかし、目標も評価も全て明確でない職場は環境が悪くなりがちです。
なぜなら、従業員をどのように昇給させるか、ボーナスの金額はいくらにするかといったところに基準がなく、管理者の好みだけで決まってしまうからです。
頑張って誰よりも成果を出しているので評価されない、といった環境ではモチベーションが下がるのも当然でしょう。評価される理由が明確になってこそ、その目標に向かって努力でき、スキルアップがしやすくなります。
全ては曖昧に済ませている職場は、長期的に見ると雰囲気が悪くなることが多いです。
7. 失敗が許されない
失敗が許されない職場も、精神的に追い込まれます。
ミスをしない人間はいません。そのため、環境の良い職場ではミスをすることを前提に、そのミスを見つけられる仕組みを作っています。
また、失敗してもいいからと、若手に挑戦する機会を与えてくれます。失敗から学べば良いという判断のもと、プロセスで評価をしてくれるのが雰囲気のいい職場の特徴です。
失敗が許されない職場は、間違ったことに対して過度に責め立てます。しかし本来ならば、失敗をしてもその後にフォローをすることができれば問題がないのです。
失敗は絶対に避けろと言っている職場では萎縮してしまい、誰も挑戦しなくなるので、環境が悪くなりがちです。
環境・雰囲気の悪い職場で働く3つのデメリット
環境の悪い職場で働き続けるのには以下のようなデメリットがあります。
- 仕事のやりがいが感じられなくなる
- 成長できない
- 精神的なストレスが大きくなる
もしここまでを読んで、うちの会社やばいかもと思った方はぜひ続きも読んでみてください。
1. 仕事のやりがいが感じられなくなる
環境の悪い職場ではやりがいが感じられません。義務感で仕事をやっているだけで、多くの時間が辛いと感じるはずです。
一般的に、1日の1/3ぐらいの時間を仕事をして職場で過ごします。この時間に一切やりがいを持てなくなると、辛いと感じることが増えるはずです。
2. 成長できない
環境の悪い職場では成長できません。挑戦を認めない雰囲気や、そもそもルーティンを回すだけで精一杯という業務量のせいで、新しいことを始められないからです。
このような職場に続けると、同年代とどんどん差がついていきます。5年10年と経った頃には、スキルの差が顕著となり、いざ転職を考えた時に年収が低くて絶望するかもしれません。もしくはそもそも転職が見つからないといった事態にもなり得ます。
強い成長願望があるという方以外にとっても、スキルアップできない環境はリスクがつきもの。徐々にできることが増える職場を選んだ方が正解です。
3. 精神的なストレスが大きくなる
人間関係や労働環境の悪い職場にいると常に精神的に摩耗します。その環境に慣れているうちに、メンタルが限界を迎えるかもしれません。
精神的なストレスが大きくなりすぎた場合、今まで通り働けなくなることもありえます。長い場合には5年10年と治療に時間がかかることもありますが、そこまで会社が責任を取ってくれるとは限りません。
もちろん仕事以外にも、プライベートを今まで通り楽しめなくなるなどの支障が出てきます。仕事のストレスによる影響がプライベートにも出てしまうということは避けたいものです。
職場環境の悪い職場をやめたい！転職すべきかの基準
ここまで読んで、職場を変えた方がいいかもしれないと思い始めた方もいるのではないでしょうか。環境の悪い職場に続けるのはおすすめしませんが、絶対にすぐにやめればいいというわけでもありません。
状況により、もう少し今の職場で頑張った方がいいというケースもありえます。そこで3つの状況に分けて転職すべきかどうかの基準を示しました。
- 労働環境に問題があるならばやめていい
- 雰囲気が悪い部署ならば検討の余地あり
- ストレスが限界ならばやめていい
転職するかどうかの判断をする1つの参考としてください。
1. 労働環境に問題があるならばやめていい
環境そのものに問題がある職場であればやめることを検討しても良いでしょう.。具体的には以下のようなケースです。
- 残業が慢性化している
- 休日労働が必須
- 家で持ち帰りの仕事がある
- 事務所全体か雑多で手に負えない
このような環境は、個人の力では解決できません。会社全体として課題意識を持って解決していく必要があります。
すでに管理職で会社に対しての発言権が十分にある場合を除いて、仕組みそのものを変えるのは難しいもの。また、環境が変わるまで長期化を要するケースも多く、その間我慢を強いられます。
そのため労働環境に関する問題があれば、転職を検討しても良いでしょう。
2. 雰囲気が悪い部署ならば検討の余地あり
上司が怖い、部署のメンバー同士の仲が悪いなど雰囲気が悪い部署であれば検討の余地があります。
雰囲気を悪くしている人が異動になれば、環境が改善する可能性があるからです。もしくは自分が異動しても良いでしょう。
また人間関係で仕事を辞めるリスクとして、転職後に同じトラブルが発生する可能性があることが挙げられます。労働環境に関しては事前にある程度チェックができますが、実際に働く職場は入ってみないと分かりません。せっかく転職したにもかかわらず、似たような人間関係で巻き込まれてしまうということは十分に考えられます。
そのため人間関係の不満であれば、転職が最適ではない可能性があります。給与など他の条件も含めて転職を検討するならば良いですが、人間関係の改善を求めて他の条件を我慢してまで仕事を変えるのはおすすめしません。
3. ストレスが限界ならばやめていい
もしもストレスが既に限界を迎えているという方がいれば、どのような条件であれ、やめてよいです。
会社はあなたは本当に守ってはくれません。あなたを守れるのはあなた自身だけなのです。ストレスが限界で心身にすでに支障が出ているならば、やめて自分をいたわってあげるのも一つの手です。
無理をしすぎず、後悔のない選択をしてください。
環境が悪くやめられない職場ならば、退職代行
職場環境が悪いと、やめるのも一苦労というケースもありえます。人材が慢性的に足りず引き止めにあったり、脅すような形で退職を聞き入れてもらえなかったりするなどです。
もし環境が悪く、やめることを受け入れられない職場であれば、退職代行をうまく活用しましょう。
退職代行はあなたに代わって退職の希望を伝えるサービスです。依頼をすれば出社する必要はなく、仕事を辞めるまでのやり取りを全て代わりにやってもらいます。最短即日で退職できるので、もう職場に行くのは辛いという方でも安心です。
おすすめの退職アイコンをランキング形式で紹介している記事もあるので、ぜひこちらも参考にしてください。
