「ずっと働いているけど給料が上がらない…」
「給料が上がらないときはどうしたらいいの？」
「給料が上がらない会社って辞めた方がいいのかな？」
このようなお悩みを抱えていませんか？
いつまでたっても給料が上がらないのは、働く意欲を奪ってしまいますよね。退職を考えている方も多いと思います。
とはいえ、給料が上がらないからという理由で会社を辞めることに対して、疑問を覚える方もいるのではないでしょうか。「甘えではないのか？」「人間関係は良いから給料だけで辞めるのはちょっと…」などと考えてしまいますよね。
結論からお伝えすると、給料が上がらない会社は、早めに見切りをつけて辞めるべきです。
この記事では、給料が上がらなくて悩んでいる方に向けて、
- 会社を辞めるべき理由
- 対処法
- 注意点
などを解説します。
「給料を上げたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
給料が上がらないなら会社を辞めるべき
「給料が上がらない」と悩んでいるなら、会社を辞めるべきです。特に、自分の働きに給料が見合っていない場合は注意が必要。モチベーション低下に繋がってしまいます。
なかには「残業代で給料を稼ごう」と考える方もいると思います。しかし、労働時間が増えるため、心身の負担になってしまうのです。給料が上がらない会社は、早めに見切りをつけましょう。転職して給料アップを狙った方が効率が良いです。
給料が上がらない会社を辞めるべき5つの理由
給料が上がらない会社は、早めに辞めるべき理由があります。主に、以下の5つです。
- 経済的余裕がなくなるから
- 転職は若いほど有利だから
- 仕事へのモチベーションが低下するから
- 精神を壊す危険性があるから
- スキルが身につかないから
順番にみていきましょう。
1.経済的余裕がなくなるから
給料が上がらないままだと、経済的余裕がなくなってしまいます。そのため、自分のやりたいことができなくなるため、ストレスがたまることが考えられます。
例えば、お金を理由に旅行に行けなかったり、趣味を楽しめなかったりするのは嫌ですよね。
さらに、家族がいる方は、経済的余裕がないのは大きな問題になります。出産や育児など、ライフイベントによってお金がかかるので、節約を余儀なくされるでしょう。
2.転職は若いほど有利だから
転職は、若いほど有利です。そのため、給料が上がらない会社は早めに見切りをつけましょう。
特に、業界未経験者の場合は、30歳前後で年齢を限定している傾向にあります。つまり、伸びている業界に転職したいなら、早めに転職する必要があるのです。
3.仕事へのモチベーションが低下するから
給料が上がらない会社は、社員への評価があいまいになっている傾向にあります。つまり、がんばってもがんばらなくてももらえるお金は変わらないということです。
このような状態では、仕事へのモチベーションが向上するはずがありません。結果、働く意欲がなくなり、給料が低い状態から抜け出せなくなる可能性があります。
4.精神を壊す危険性があるから
給料が低いままだと、精神を壊す危険性があります。「なんで働いているのだろう？」「働く意味はあるのか？」などと感じ、徐々に働く意欲がなくなってしまうでしょう。
特に、長時間労働をしている方は、よりストレスが溜まりやすい状態です。
一度精神を壊してしまうと、治療に時間がかかってしまいます。自分の心が限界を迎える前に、早めに会社を辞めましょう。
5.スキルが身につかないから
給料が低い会社では、対価に見合ったスキルしか身につきません。
例えば、単純作業の繰り返しばかりの仕事では、いくらスキルを高めたとしてもその会社でしか通用しません。給料が高い会社に行くためには、幅広いケースで求められるスキルが必要です。
スキルを高めるためにも、早めに退職を決意しましょう。
10年間がんばっても給料が上がらない会社の特徴3選
いくら長く働いても、給料が上がらない会社が存在します。特に、以下の3つのいずれかが当てはまると危険です。
- 先輩社員の年収が高くない
- 給料が上がりにくいシステムになっている
- 業界の平均年収が低い
自分の会社に当てはまっていないか、確認しながら読み進めてみてください。
1.先輩社員の年収が高くない
先輩社員の年収は、将来のあなたの年収です。先輩社員の年収が年齢や勤務歴に見合っていないと、あなたの給料が上がる可能性は低いでしょう。
特に、先輩社員が自分よりも優秀なのに給料が同じくらいなら注意が必要です。このまま仕事を続けても、大幅に給料が上がることはまず考えられません。
2.給料が上がりにくいシステムになっている
会社によっては、給料が上がりにくいシステムになっている場合があります。給料テーブルがある程度決まっていれば、給料アップは期待できないでしょう。
特に、年功序列が根付いている会社は危険です。いくら仕事で結果を出しても、勤務歴が浅いという理由だけで給料が上がらない可能性があります。
3.業界の平均年収が低い
給料が上がらない会社の特徴として、業界の平均年収が低いことが挙げられます。
業界ごとの平均年収は、以下の通りです。こちらの表では、dodaの調査による30代の業界別平均年収を紹介しています。
| 業界 | 平均年収 |
| 金融 | 519万円 |
| IT・通信 | 485万円 |
| 総合商社 | 476万円 |
| 小売・外食 | 381万円 |
表を見てみると、金融と小売・外食では、約130万円の差があることが分かります。
業界全体の年収が低い場合、どうがんばっても給料が上がらないでしょう。
給料が上がらないときの4つの対処法
給料が上がらない場合は、自ら行動を起こす必要があります。受け身の状態では、いつまでたってももらえるお金は低いままです。
こちらでは、給料があがらないときの対処法を4つ紹介します。
- 副業を始める
- 上司に交渉をする
- 社内で出世やキャリアアップを目指す
- 転職をする
「もっと給料をアップしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.副業を始める
副業なら、今の会社に勤務したまま手元に入るお金を増やせます。
例えば、副業で月3万円を稼げれば、年収で考えると36万円増やせたことになるのです。給料が上がりにくい会社では、ここまでの増え幅はまず期待できないでしょう。
副業を始めるなら、アルバイトやデリバリーフードサービスなどの時間を切り売りするものはおすすめしません。近年では、パソコン1つで自宅でおこなえるブログ運営やWebライターという働き方もあります。
仕事と両立させるためには、できるだけ体に負担のかからない副業を選びましょう。
2.上司に交渉をする
給料を上げてもらうよう、上司に交渉する方法があります。とはいえ、ただ単に「給料を上げて欲しい」というお願いだけでは聞いてもらえる可能性が低いです。
交渉を成功させるには、上司に認めてもらう必要があります。そのため、自分の実績や会社への貢献度を提示しましょう。
3.社内で出世やキャリアアップを目指す
役職に就くことで、給料がアップする可能性は高いです。仕事で成果を残すなどして、キャリアアップを目指しましょう。
さらに、企業によっては資格を取得することで、毎月の給料が上がる体系になっている場合があります。
ただし、役職に就くまでに数十年かかるような会社は危険です。キャリアアップや出世によって、大幅な給料アップが狙えないのであれば、早めに退職を決意しましょう。
4.転職をする
業界の平均年収が低かったり、先輩社員の給料が低かったりする会社では、今後大幅な給料の増額は期待できません。そのため、転職をして自ら環境を変えていく必要があります。
厚生労働省の調べによると、転職した約4割の人が年収が上がったと回答しています。反対に年収が下がった人は約3割となっているので、転職すれば給料が上がる可能性が高いことが分かります。
給料を上げたいのであれば、転職が近道であるといえるでしょう。
【悲報】給料が上がらないのは違法ではない
「給料が上がらないのは違法なのでは？」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、法律には、昇給や賞与に関する規定はありません。
つまり、給料が上がらなくても会社は違法に問われないということです。
そのため、給料を上げるためには自分から行動を起こさなければなりません。副業を始めたり、転職したりして、現状を変えていく必要があるのです。
給料が不満で会社を辞めるときのポイント3選
給料が不満で会社を辞める際には、以下3つのポイントを確認しましょう。
- 転職先を見つけてから辞める
- 本当に退職すべきか再検討する
- 引き止めに惑わされない
これらに注意しなければ、転職しても給料が下がってしまったり、退職できなかったりします。ぜひ確認しておきましょう。
1.転職先を見つけてから辞める
転職先が見つからない前に辞めるのは危険です。なぜなら、すぐに就職先が見つからない可能性があるため。
就職先が見つからないままだと、給料が不満で退職した意味がありません。経済的にも余裕がなくなるでしょう。
退職する前に、現在の仕事をしながら転職活動を始めるのが安全です。
2.本当に退職すべきか再検討する
仕事を変えたとしても、給料が上がる保証はありません。特に役職に就いている方は、給料が低くなってしまうケースも少なくありません。そのため、本当に退職すべきなのかを再度検討してみてください。
また、給料だけを見て転職したら、ブラック企業に就職するケースも考えられます。給料も大切ですが、働きやすさや仕事内容などにも目を光らせて転職活動を進めることが大切です。
3.引き止めに惑わされない
給料の低さを理由に辞める場合、会社から引き止めにあう可能性があります。例えば「1万円給料を上げるから残って欲しい」「出世のための研修を受けさせるから退職しないで欲しい」などです。
残念ながら、このような引き止めが実現する保証はありません。「給料を上げると言われて残ったのに、何も変わらない」というケースも珍しくないのです。
辞めると決めたのなら、甘いうたい文句には屈しないよう注意しましょう。
給料が上がらない会社は退職代行を利用して辞めよう
給料が上がらない会社に、いつまでもいつづけるのは危険です。経済的余裕がなくなったり、精神を壊したりなど、あなたに悪い影響をおよぼします。
また、会社によっては、給料が上がりにくくなっているケースがあります。早めに見切りをつけ、給料が高い会社に転職することをおすすめします。
とはいえ「退職を引き止められそう」「退職を伝えたら怒られそう」と不安に感じ、なかなか会社を辞められない方もいるのではないでしょうか。会社が辞められなくて悩んでいるなら、退職代行を利用しましょう。
あなたの代わりに退職の手続きをしてくれたり、最短当日で辞めたりすることが可能です。以下の記事では、退職の選び方やおすすめのサービスを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
