「毎日残業するのが当たり前って、おかしくない?」
「必要がなくてもみんな定時で帰らないから仕事を切り上げられない」
「残業したくないといったら甘えだといわれた…」
と、モヤモヤしていませんか。
結論からいうと、あなたは間違っていません。残業が当たり前なのはおかしいです。
とはいっても、周りの人が超過業務するのを当たり前だと思っていたら自分の考えが間違っているのでは、と考えてしまいますよね。
そこで、この記事では
- なぜ毎日残業するのが当たり前なのはおかしいのか
- 残業が当たり前の会社で働くデメリット
- おかしいと思ったときの対処法
について解説します。
異常だと気付けているうちに対処しないと、あなたも当たり前と考える一人になってしまいます。すぐに行動に移しましょう。
【結論】残業が当たり前なのはおかしい
毎日残業することが当たり前になっている労働環境は、はっきりいって異常です。
残業とは、超過業務のことです。つまり、通常業務の時間内で終わらず、オーバーしているということになります。
残業は、本来しなくてよいことです。労働時間については、はっきりと労働基準法や労働安全衛生法で決められています。
厚生労働省が定める所定労働時間、つまり定時は1日8時間、週40時間までです。それを超えて働くのが残業です。
しかし、突然のトラブルでオーバータイムをしなくてはいけないこともありますよね。どうしてもしなければいけないときがあるのは、理解できます。
とはいっても、毎日残業をするのが当たり前になっているのはおかしいです。必要なのであれば、それは業務量が定時内で終わる容量を超えています。
つまり、最初から残業ありきの段取りがされているということです。仕事を効率的に行うためにも、残業が当たり前になっているのは異常です。
「【やばい】残業が当たり前の職場は危険!日本の悪しき風潮を見直してワークライフバランスを保とう」では、残業が当たり前の会社がいかに危険かを解説しています。本記事とあわせてぜひご覧ください。
残業が当たり前なおかしい会社の特徴3選
残業が当たり前であるおかしい会社の特徴は以下の3つです。
- 昔の文化を重んじている
- 上司の圧が強く逆らえない
- 業務の効率が悪い
あなたの会社も当てはまっていないか、確認してみてください。
1. 昔の文化を重んじている
高度経済成長期は残業が当たり前だったこともあり、昔の文化を重んじている会社は残業が当たり前だと思っている可能性があります。
高度経済成長期は長時間労働する人がよしとされていました。
全体的に年齢層が高く、高度経済成長期から仕事をしている人が多い会社は、残業時間が多くなりがちでしょう。
2. 上司の圧が強く逆らえない
上司の圧力が強くて、定時に帰りたくても帰れないという状況もあるのではないでしょうか?
先述した昔の文化を重んじる上司であれば、残業させられる可能性は高いです。
上司が高圧的であると残業させられる他にも
- 詰められる
- 休日出勤させられる
- パワハラを受ける
といった事態となり、ストレスが溜まる原因にもなります。
限界を超えて精神的に辛くなる前に退職を検討すべきでしょう。
3. 業務の効率が悪い
無駄なMTGがあったり、機械でできるものを手動で行ったりと、業務の効率が悪い会社も残業が当たり前になります。
こういった会社は新しい技術を取り入れようとしないので、成長しません。結果として技術が進歩せず、衰退しやがて倒産する可能性もあるでしょう。
会社が潰れれば困るのはあなたなので、転職してスキルアップできる道を歩んだほうがよいのではないでしょうか。
残業が当たり前のおかしい会社で働く5つのデメリット
残業が当たり前の会社で働く、5つのデメリットを紹介します。
- 自分の時間が無くなる
- 心身ともに疲れる
- 余裕が無くなる
- 作業効率が下がる
- 残業が当たり前と考えるようになる
毎日残業をしていると、心身ともに疲弊していき心に余裕がなくなってしまいます。
まだ大丈夫と考えず、自分がおかれている労働環境について考えてみてくださいね。
1. 自分の時間が無くなる
毎日残業するのが当たり前になってしまうと、自分の時間が無くなります。
- 友人や家族と過ごす時間
- 子育て
- 家事
- 勉強
- 趣味
- 睡眠
など、プライベートを犠牲にしなくてはいけません。
平日しか働いていないから、休日に自分の時間を作ればよいと考えている人もいるかもしれません。
しかし、毎日残業をしていると平日の疲れを休日で回復するようになります。
「昼過ぎまで寝ていた」「せっかくの休日なのに、だらだらして終わってしまった」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
毎日残業をしていたら疲れていて当たり前です。
平日の仕事終わりに、ゆっくりと友人や家族と過ごした時間はいつですか?自分の好きなことに時間を割けていますか?
時間を戻すことはできません。残業でプライベートの時間が全くないと感じているのであれば、すぐに改善したほうがよいでしょう。
2. 心身ともに疲れる
毎日残業をしていたら、心身ともに疲れます。気づいていないだけで、あなたの体や心は限界に近いかもしれません。
体調を崩すときは、突然です。前兆がない場合や気づかないことも多いです。
超過業務をこなす日々が当たり前になっていると、疲れやストレスが溜まります。
しかも、自分のための時間がないので解消する余裕もありません。
長時間労働によって、
- 心臓病
- 脳卒中
- うつ病
などの発症リスクを上げます。
体や心を壊す前に、残業時間を見直しましょう。
3. 余裕が無くなる
忙しかったり、疲れていたりすることによって心に余裕がなくなります。普段はなんとも感じないような些細なことで、イライラすることもあるでしょう。
毎朝起きたら、会社に行きたくないなと思っていませんか?それは、心が疲れている証拠です。
余裕が無くなることにより、
- 些細なミス
- 人間関係の悪化
- 情緒不安定
など、様々なデメリットがあります。
自分がとても嫌な人間に感じ、自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。
毎日の残業が当たり前になってしまうと、余裕が無くなり仕事にも集中できなくなるので非効率です。
4. 作業効率が下がる
どうせ今日も残業をしないといけないと思うと、体力を温存しようと作業効率が下がります。
定時内で終わる仕事量も、終わらなくなるようになってしまいます。18時過ぎてからが仕事、と考えるようになってしまった人もいるのではないでしょうか?
毎日残業をしていたら、睡眠時間も十分に確保できませんよね。その結果、朝は集中力が低下してしまい仕事に集中できない悪循環に陥っている人もいます。
5. 残業が当たり前と考えるようになる
この記事を読んでいる皆さんは、残業が当たり前なのはおかしいと感じていますよね。
しかし、このまま何も変えずに超過業務を続けていくと何も感じなくなってしまいます。
つまり、残業することが当たり前になってしまうのです。
おかしいと疑問に思えているうちに、ぜひ現状を変えましょう。
現状を変える方法については「【激ヤバ】残業が前提である会社はおかしい!辞めるべき5つの理由と抜け出す方法を紹介」をご覧ください。おかしい会社から逃げ出す方法について、徹底的に解説しています。
残業が当たり前なのはおかしいと思ったときにする7つのこと
こちらでは、残業が当たり前なのはおかしいと思ったときにすることを7つ紹介します。
繰り返しになりますが、おかしいと思っているあなたが正常です。「甘えだ」と自分を責めないでくださいね。
- 周りを気にせず定時で帰る
- 残業の記録をとる
- 残業の必要性を考える
- 仕事の効率化を計る
- 上司に相談する
- 残業がない部署に異動する
- 転職する
それぞれ順番に解説します。
1. 周りを気にせず定時で帰る
何がなんでも定時に帰るようにしましょう。
「他の人たちは残業しているのに、私だけ帰るのは気が引ける」と周りの目を気にするのをやめてください。空気を読むのは、社会人生活で必要なことなのかもしれません。
しかし、周りにあわせていたら、いつまでたっても残業を止められません。
「あの人は定時で帰る人」という印象を持ってもらうまでは、文句を行ってくる人もいるでしょう。つらいと思います。
ただ、何かをいってくるのは最初だけです。徐々に周囲は気にしなくなります。
今日終えなくてはいけない業務以外は明日以降に回して、定時で帰宅してくださいね。
定時で帰るためには、
- 自分がするべき仕事を明確にする
- 無駄な仕事をしない
- 時間を決めておく
といった行動が有効ですので、試してみてください。
2. 残業の記録をとる
残業を1ヶ月の間どのくらい行っているか記録しましょう。残業をした日と時間を細かくメモしておいてくださいね。
見える化することによって、より自分がどのくらい超過業務を行っているかがわかります。
そのなかで、絶対に残業をしなくてはいけない日がどのくらいあったか確認してみましょう。
また、記録をとっておくと労働基準監督署などに相談するときに証拠として提出できます。
3. 残業の必要性を考える
なぜ残業が必要なのかを探りましょう。本当にしなければいけない超過業務なのか、判断できるからです。
突発的なトラブルでの残業は仕方がないかもしれません。
しかし、残業が当たり前のように毎日しなければいけないのであれば、トラブルが原因ではありません。
まずは、当たり前になっている理由を明らかにして、対策を考えましょう。
たとえば、みんなが残業しているから残って超過業務をしているのであれば、自分の業務が終了すれば定時で帰宅できますよね。一方で、業務量が圧倒的に多く定時で終えることができないのであれば、あなた一人で改善するのは困難です。
上司に相談したり、転職をして労働環境を変えたりしなければいけません。
残業をしないといけない理由によって、対処方法は異なります。
4. 仕事の効率化を図る
仕事の効率化を計りましょう。
たとえば、
- 無駄な会議やミーティングを減らす
- 必要のない議事録などを廃止する
- 定時前に始まる朝礼の見直し
- メール自動振り分けを設定する
- 時間を決めて集中する
などです。
無駄だと感じながら行っている作業もあるのではないでしょうか?毎日残業をしていると、疲れていてやる気も低下していますよね。
そのなかで効率化を図るのは、大変です。
しかし、より働きやすい環境を作るためにぜひ行っていただきたいです。
「今までがこのやり方だったから」「みんなこうやっているから」という理由で続けているのであれば、思い切って止めてみてくださいね。
5. 上司に相談する
毎日の残業がつらく、おかしいと感じているのであれば上司に相談してみましょう。あなたの業務量を管理するのも、管理職である上司の仕事の1つです。
もしかしたら、残業するのが当たり前となっていて気づいていない可能性もあります。
あなたの一言で気づき、動いてくれるかもしれません。
万が一「俺も残業をしているから当たり前だ!」「甘えるな!」などといってくる上司であれば、残念ですが今の労働環境が変わることはありません。
その場合は、部署異動や転職を考えましょう。
6. 残業がない部署に異動する
残業がない、または少ない部署に異動するのも1つの手段です。
ただし、人事異動の時期は決まっており、とおりにくいのも事実です。
また、小さい会社であれば部署数が少ないこともあります。
その場合は、転職も考えましょう。
7. 転職する
会社が残業を当たり前と思っているのであれば、おかしいと思えているうちに転職しましょう。
このまま、今の会社にいたら今後も超過業務をし続けなければいけません。そして、あなたも残業をするのが当たり前になってしまいます。
残業が少ない会社はあります。
コロナの影響で転職するのは難しいと考えているかもしれません。
残業が少ない環境で働きたいと考えている人は、転職エージェントに相談してみましょう。
残業が当たり前なおかしい会社から逃げ出して定時で帰れる日々を送ろう
残業が当たり前なのはおかしいと思えているあなたは、正常です。
職種にもよりますが、会社自体が残業するのが当たり前と考えているようであれば、残念ですがどこの部署に異動しても同じでしょう。
働き方改革が推奨されている昨今でも、このような会社は変わりません。働きすぎて体調を崩したり、自殺してしまったりする人が未だにいるのが現状です。
ただ、上司が厳しい人や責任感が強すぎる人は退職の旨を伝えるのが難しいですよね。「他の人に迷惑をかけるのでは?」と心配してしまいます。
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