「自分が辞めたら職場が人手不足になるから退職できない」
「仕事を辞めたいけれど辞められない」
「できることなら今の職場を辞めて転職したい」
と悩んでいませんか?
今すぐ会社を辞めたいのに、辞められないと苦しいですよね。何度も上司に伝えようとしたものの、タイミングを掴めず未だに伝えられていない方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、仕事を今すぐ辞めたいけど辞められない方は退職代行がおすすめです。
難易度が高くストレスが溜まる退職を、自分でやる必要はありません。退職のプロに任せることで、最短で会社を辞められます。
本記事は、仕事を辞めたいけど辞められない方に向けて、以下の内容を解説します。
- 仕事を辞めたくても辞められないなら退職代行がおすすめ
- 仕事を辞めたいけど辞められない理由
- 今すぐに辞めたほうがよいか判断するチェックポイント
- 少しでも仕事を円満に退職する方法
1人で抱えずに、まずは相談をしてみてくださいね。退職代行SARABAであれば、LINEで24時間連絡が取れるので、お気軽にご連絡ください。
【結論】仕事を辞めたいけど辞められない方は退職代行がおすすめ
結論からお伝えすると、仕事を辞めたいけど辞められない方は、退職代行がおすすめです。
耳馴染みのない方もいるかもしれませんが、最近では退職代行サービスを利用して退職をする方も増えています。日本労働調査組合の調査では、退職代行を認知している方は6割以上だとわかりました。
「自分で辞めることを伝えずに、退職代行を使うのはよくない」「無責任だ」と思うかもしれません。しかし、仕事を辞めたいのに辞められない労働環境にいるのであれば、利用するのも1つの手段です。
むしろ、我慢の限界が来てバックレてしまうほうが問題です。損害賠償を請求されたり、懲戒解雇にされたりするリスクを上げてしまいます。
退職代行を使って辞めることは、違法行為ではありません。私たちには退職をする権利があります。退職代行という退職のプロに頼って、仕事を辞める方法もあると覚えておいてくださいね。
退職代行については「【まるわかり】退職代行とは?サービス内容やメリットデメリットを完全解説」で徹底的に紹介しています。少しでも気になる方は、ぜひご覧ください。
仕事を辞めたいけど辞められない9つの理由
仕事を辞めたいけど辞められない主な理由は以下の9つです。
- 上司に伝えるのが怖い
- 同僚に迷惑をかける心配がある
- 収入が不安定になる
- 転職先で上手くやれるかわからない
- 強い引き止めにあっている
- 仕事内容は嫌いだが楽なので甘えてしまう
- 退職日まで雰囲気が悪くなるのではないかと不安がある
- 転職活動の仕方がわからない
- 就職したばかりである
それぞれ順番に確認していきましょう。
1. 上司に伝えるのが怖い
退職を直属の上司に伝えるのは、勇気が必要です。普段から不機嫌だったり、すぐに怒鳴ったりする上司であれば、伝えるのが怖いですよね。
「退職を認めてくれないのではないか」「逃げるのか!甘えだ」と責められるのではないかと、不安になってしまいます。
しかし、実際に伝えるとあっさり受理してくれる場合もあります。
想像している間が1番怖いです。退職するまでの道のりで、1番嫌な作業が直属の上司に退職を伝えることと言っても過言ではないでしょう。
上司が威圧的で退職を伝えるのが怖い場合は「上司が威圧的で辞めたいなら逃げよう!嫌いな相手と付き合うコツと対処法【逃げるが勝ち】」をご覧ください。威圧的な上司と向き合う方法を解説しています。
2. 同僚に迷惑をかける心配がある
責任感の強い方は、自分が辞めることによって同僚に迷惑をかけるのではないかと心配になってしまいます。
たしかに、最初のうちはあなたが抜けた穴によって迷惑がかかるかもしれません。しかし、あなたの穴を埋めるのは会社の仕事です。気にする必要はありません。
辞めた人のことを何ヶ月も悪く言いませんよね。1週間くらいはあなたの話題が出るかもしれません。しかし、あっという間に話題にあがらなくなり同僚も普段の日常に戻ります。
3. 収入が不安定になる
転職先が決まっていない状態で仕事を辞めると、収入が不安定になるので不安になります。
しかし、仕事を辞めてもすぐに生活ができなくなるわけではありません。
- 実家に帰る
- 失業保険を申請する
- バイトをする
上述したように、正社員でなくても生活する方法は色々あります。大事なのは、心身ともにすぐに働ける状態で、今の労働環境から抜け出すことです。
体調を崩してしまったら、転職活動もままなりません。また、仕事内容にも制限ができてしまうでしょう。
仕事を辞めても、なんとか生きていけます。
有給休暇の消化や退職金をもらえないかもしれない、と不安な方は労働組合または弁護士が運営している退職代行を利用しましょう。交渉してくれるので、直接あなたが会社と話し合うよりもスムーズに解決しやすいです。
労働組合が運営している退職代行は「労働組合が運営する退職代行はコスパよし!5つのメリットとおすすめの依頼先5選」で解説していますので、ぜひ目を通してみてください。
4. 転職先で上手くやれるかわからない
転職先で上手くやれるかわからないのも、なかなか辞められない理由の1つです。転職先が、必ず今の環境よりよいとは言い切れません。
しかし、行動を起こさない限り今の労働環境から脱却できません。辞めたいと思いながら続けるのと、新しい環境で挑戦するのとどちらがよいですか?あなたが望むほうを選びましょう。
転職した最初の数ヶ月は、慣れないことも多く大変だと思います。しかし、仕事内容がわかるようになり同僚と打ちとければ、次第とどのような労働環境かが見えてきます。
まだわからない漠然とした不安よりも、今の「仕事を辞めたい」気持ちにしっかりと向き合ってくださいね。残念ですが、現在の職場環境が劇的に変わることはないでしょう。
5. 強い引き止めにあっている
強い引き止めに合うと、会社を辞めづらいですよね。「人手不足の状態で辞めるなんて、周りの人に迷惑をかけても平気なのか」と言われたら、退職がとても悪いことに感じてしまいます。
しかし、人手不足は会社の責任であって、あなたの問題ではありません。
「君が辞めたら、仕事が回らない」と言われても、実際はなんとかなります。万が一、あなたが辞めることで潰れるような会社であれば遅かれ早かれ潰れてしまいます。
引き止めにあったときの対処法は「【しつこい引き止めにあっている人必見!】スムーズに退職をする方法5選と引き止めに合う理由7つを分かりやすく紹介」で解説していますので、ぜひ目を通してみてください。
6. 仕事内容は嫌いだが楽なので甘えてしまう
仕事内容は嫌いだが、なんだかんだラクだと感じていると1歩踏み出しにくいです。ある程度、古株になってくると注意してくれる方はいなくなります。
しかし、会社を辞めて転職したらまた新人です。好きな仕事内容だったとしても、頑張って働かなければいけません。
仕事内容は嫌いだが、居心地はそこまで悪くないと考えている方は、転職先を見つけて強制的に退職する状態に持っていくのがおすすめです。
7. 退職日まで雰囲気が悪くなるのではないかと不安がある
退職の意思を伝えてから、最終出勤日まで時間があります。そのため、退職を伝えたことによって職場の雰囲気が悪くなるのではないかと不安になる方もいます。
雰囲気が悪い中での仕事は、やりづらいです。みんなが悪く言っているような気にもなります。
しかし実は、退職を決めた方に対して周囲はあっさりしています。普段の労働環境から、上司や同僚がどのような反応を示すか予想も可能です。
退職を伝えた後の気まずい雰囲気を打破したい方は「退職を伝えた後の気まずい期間の対処法5選!即日で辞められる正攻法とは?」をご覧ください。
8. 転職活動の仕方がわからない
転職活動を今までしたことがない方は、どうしたらよいかわからず不安ですよね。
特に「コロナの影響で転職するのは難しい」と考えている方も多いでしょう。いつまでも転職先が見つからず、お金に余裕がなくなったら生活できなくなると心配にもなります。
とはいえ、現在の求人倍率は上昇傾向なので、転職できる可能性は十分にあります。
実際に転職エージェントdodaによると、2022年10月の求人倍率は2.11倍であり、昨年の同月の1.61倍に比べて高くなっています。
主に、以下の業界で求人数のアップが予想されています。
- IT・Web
- 製造
- 金融
- 医療
- 化学・素材
未経験向けの求人も回復傾向にあるので、安心してください。
まずは、転職エージェントに相談してみましょう。辞めたい仕事から解放されると、心にも余裕ができるので転職活動に集中できます。
9. 就職したばかりである
今の会社に就職してばかりだと、辞めたくても辞められませんよね。
「入ったばかりなのにもう辞めるのか」と会社の方や周りの方に言われるシーンを想像すると、退職を思いとどまってしまいます。また、すぐに会社を辞めると転職に不利になるのではと不安を感じるでしょう。
しかし、転職時に大切なのは退職に至った理由です。きちんとした理由を説明できれば、転職で不利になることはありません。
詳しくは「【これで解決】転職してばかりなのに辞めたい!退職すべきかの3つの判断ポイントを解説」で解説していますので、就職したばかりでの退職が不安な方はぜひ目を通してみてください。
仕事を辞めたいけど辞められない場合にやるべき5つの行動
仕事を辞めたいけど辞められないときは、以下5つの行動を実践してみてください。
- 辞めたい理由を明確にする
- 将来を考える
- 経験者に相談する
- 録音しながら退職の交渉を行う
- 内容証明で退職届を送付する
順番に見ていきましょう。
1. 辞めたい理由を明確にする
まずは、なぜ今の仕事を辞めたいのかを明確にしましょう。
辞めたい理由には以下のようなものが挙げられ、人によって異なります。
- 職場の人間関係
- 仕事内容と給料が見合っていない
- 仕事が面白くない
- 正当な評価を受けていないと感じる
ただ漠然と辞めたいなと、感じているだけの方もいます。とはいえ、明確な理由がないと思っている方でも、原因を追求すると辞めたいと思っている理由が明らかになる場合もあるでしょう。
そして、なぜ辞められないのかもあわせて考えてください。頭で考えるより、書き出すことでより明確に問題点がわかります。
2. 将来を考える
仕事を辞めた後の未来と、辞めなかったときの将来を想像して比較しましょう。
仕事を辞めた後の未来では、嫌な仕事から解放されて充実した生活を送っている可能性があります。対して今の辛い職場に居続けた将来は、精神を壊しているかもしれません。
体を壊してからでは遅いので、今の職場が辛くて辞めたいのであれば迷わず退職するべきです。
将来のことを見据えて行動をするようにしましょう。
3. 経験者に相談する
仕事を辞めたくても辞められないときは、経験者に相談してみるのも1つの手です。実際に退職を経験した方であれば、一次情報やネットでは手に入らない生の声を聞けます。
転職時のコツや後悔したことも聞ければ、あなたにとって最良な選択をする一助になるでしょう。
とはいえ、第三者からの意見はあくまで参考程度にとどめておいてください。最終的な結論を下すのはあなた自身です。
4. 録音しながら退職の交渉を行う
仕事を辞めたい意思を伝えても退職できない場合は、録音しながら交渉を行ってみてください。
口頭だけであれば言いくるめられますが、音声があれば言い逃れはできません。レコーダーやスマホを利用すれば簡単に録音できます。
音声を取る際は許可を得る必要はなく、自分のポケットに忍び込ませておけば問題ありません。
5. 内容証明で退職届を送付する
仕事を辞めたくても辞められないときは、内容証明で退職届を送付するのも有効です。
内容証明とは日本郵便株式会社が中身を証明してくれるサービスであり、会社側からすると言い逃れができなくなります。
受け取りを拒否したとしてもあなたの意思を伝えたことになるので、会社が書類を受け取った最短2週間後に退職可能です。
仕事を辞めたいけど辞めれない状態のままでいる3つのリスク
仕事を辞めたいけど辞めれない状態のままでいると、以下のようなリスクを抱えることになります。
- ストレス過多でうつ病になる
- モチベーションが下がり続ける
- スキルアップにつながらない
どのようなリスクなのか1つずつ実際に見ていきましょう。
1. ストレス過多でうつ病になる
無理をしていると、ストレスを抱えて働き続けることになります。我慢し続けるとうつ病になり、再起するのに時間がかかってしまうので注意が必要です。
うつ病になると無気力な状態になり、仕事のパフォーマンスも悪化してしまいます。仕事を辞めたいけど辞めれない状態でい続けることは避け、すぐに辞めるように心がけましょう。
2. モチベーションが下がり続ける
仕事を辞めたいけど辞めれないままだと、仕事のモチベーションがだんだんと低下していきます。仕事の成果につながらず、やりがいを感じられず悪循環に陥ることがほとんどです。
なんのために働いているのか分からず、仕事そのものがどんどん苦痛に感じ始めます。働くこと自体が嫌になる可能性もあるので、現状維持をしないように意識してみてください。
3. スキルアップにつながらない
成長につながらない環境だと、特に顕著な現象です。長く働いていてもスキルアップできず、いつまでも市場価値を高められません。
年収が上がらないため、良い生活を送れなくなります。自分の人生をより良くするためにも、スキルアップできる環境に飛び込みましょう。
今すぐに辞めたほうがよいのか判断するチェックポイント4選
「まだ頑張れる」「本当に会社を退職するべきかわからない」方は、以下のチェックポイントを確認してみてください。
- 自分の力ではどうにもならないことで困っている
- 心身ともに限界が近い
- 成長につながらない
- より良い条件の会社がある
それぞれ順番に確認していきましょう。
1. 自分の力ではどうにもならないことで困っている
人間関係や労働環境など、自分1人の力では改善できないことで悩んでいるのであれば、退職を考えたほうがよいでしょう。
信頼のおける方に相談するのも1つの手段です。相談するときのポイントは、ただの愚痴で終わらないようにすることです。
労働環境や業務内容は、待っているだけでは改善されません。最悪の場合は、その環境に慣れてしまい何も感じなくなってしまいます。
疑問に感じているうちに解決するようにしましょう。そして、改善できず限界を感じているのであれば、退職も選択肢の1つとして検討してください。
2. 心身ともに限界が近い
心身ともに限界が近いと感じているのであれば、今すぐ退職しましょう。自分で退職を伝える気力も残っていないのであれば、退職代行を利用してください。
体を壊してしまったら、回復までに長い時間がかかります。何ヶ月も働けない状態になることも、珍しくはありません。
「まだ大丈夫」「もうちょっと頑張れる」と考えているなら、もう限界が近いです。限界を超えている場合もあります。
周りの迷惑や引き継ぎなど一切考えないで、自分のことだけを考えてください。
3. 成長につながらない
今の会社に居続けても成長できないようであれば、退職したほうがよいでしょう。
今までは会社員でいると安定した収入が得られていましたが、スキルがない方は職を失うリスクがあります。トヨタの社長が「終身雇用が難しい」と言っている今、スキルがない方はいずれ会社をクビになるかもしれません。
契約を切られて職を転々としないためにも、今のうちにスキルアップをして市場価値を高めておく必要があります。
成長につながらない会社にいても、時間を無駄にするばかりです。
4. より良い条件の会社がある
同じ業界や仕事内容でより良い会社を見つけたのであれば、辞めても良い状況といえます。スキルアップまで望める環境であれば、理想的です。
また、会社を見る場合は、福利厚生、職場環境なども加味する必要があります。さまざまな条件に照らし合わせて、自分に合った会社を選びましょう。
少しでも仕事を円満に退職する4つのポイント
可能であれば、円満に退職をしたいですよね。こちらでは、円満に退職する4つのポイントを紹介します。
- 早めに退職を伝える
- 引き継ぎをしっかりと行う
- 繁忙期を避ける
- ポジティブな退職理由を考える
しかし、どんなに頑張って周到に用意をしても、円満に退職できない場合もあります。絶対に円満退職しなくてはと肩肘を貼らずに、できることだけ挑戦してみてください。
1. 早めに退職を伝える
可能であれば、1ヶ月以上前に退職を伝えるようにしましょう。引き継ぎや書類の提出などを考えて、最終出勤日までに余裕を持って行動するためです。
法律上は2週間前に退職の旨を伝えれば、会社を辞められます。しかし、会社にはそれぞれ就業規則があるので、それに則って準備をしたほうが円満退職しやすいです。
まずは、就業規則を確認してみてください。
ただし、もう限界で今すぐ辞めたい方は、1ヶ月以上前に退職を伝える必要はありません。無理は禁物です。
退職代行SARABAであれば即日退職も叶いますし、有給や未払い賃金の請求も可能です。LINEでの相談も受け付けているので、お気軽にご相談ください。
また、なるべく早めに退職の意思を伝えたいのであれば「引き止められずに退職しやすい嘘の理由9選と伝えるときのポイントを5つ詳しく紹介」の記事がおすすめです。引き止められずに伝えるコツが載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 引き継ぎをしっかりと行う
退職が決まったから終わりではありません。円満に退職をするためにも、しっかりと引き継ぎを行いましょう。業務内容を誰にも引き継がず辞めてしまうと、同僚にも迷惑がかかります。
最悪の場合は、退職後も上司から業務内容について電話がかかってくるケースも考えられます。
「終わりよければすべて良し」という諺があるように、しっかりと引き継ぎを行いましょう。
後任が決まっていない場合は、担当している業務の引き継ぎ書を作るような他の対策をしてくださいね。
3. 繁忙期を避ける
繁忙期を避けるようにしましょう。忙しいときは、誰しも心に余裕がありません。
その中で退職を伝えると、上司に責められたり後回しにされたりする可能性が上がります。繁忙期で業務が忙しいのに、後任者を探したり退職手続きをしたりするのは大変です。
あなたも、通常業務を行いながら引き継ぎをするのは大変ですよね。
お互いが余裕を持って話せるように、繁忙期を避けるようにしましょう。
4. ポジティブな退職理由を考える
少しでも円満に仕事を辞めるためには、ポジティブな退職理由を考えてみてください。
退職する理由が会社に非があったとしても、それを直接伝えると会社側の反感を買ってしまいます。退職までの期間、気まずい思いをしながら働く羽目になります。
対して前向きな理由に言い換えると、会社側からしても応援したいと思ってもらえるはずです。
具体的な理由については「【シーン別】退職理由おすすめ10選!上司と転職面接で納得される伝え方をそれぞれ解説」で詳しく紹介しています。退職理由が思いつかない方は、ぜひ参考にしてみてください。
辞めたいなら退職しよう!一般的な仕事を辞める流れ6ステップ
退職するといっても、経験がない方からすると何をすればよいのか不安ですよね。
そこでこちらでは、仕事を辞める際の流れを解説します。
- 就業規則を確認する
- 上司に退職の意思を伝える
- 退職届を提出する
- 引き継ぎを行う
- 借り物を返却する
- 事務的な手続きを済ませる
一つひとつ見ていきましょう。
1. 就業規則を確認する
まずはトラブルを回避するために、就業規則や契約書などを確認してください。退職を伝える期限や有給について記載されているので、事前に確認しておくとスムーズにことを進められます。
とはいえ法律が優先されるので、就業規則に1ヶ月以上前に伝えなければならないとあっても、2週間前に退職の意思を伝えれば問題ありません。
2. 上司に退職の意思を伝える
就業規則を確認し終わったら、上司に退職の意思を伝えます。
法律上は2週間前までに伝えればよいですが、1ヶ月以上前に話しておくと言い争いにならずに済むでしょう。余裕を持って行動しておくと、その後の手続きも円滑に進められます。
また退職を伝える際は、直属の上司と話すようにしてください。部長や課長に伝えても、まずは上司と話すように追い返されます。
なおパートのような有期雇用契約の場合は、更新時に「更新しない」と伝えれば問題ありません。
3. 退職届を提出する
退職届はパソコンでも記載できますが、一般的に手書きで書くべきだと言われています。手書きだと自分の思いも伝わりやすいので、面倒かもしれませんがペンを用意してください。
退職届のフォーマットには色々な種類がありますが、会社指定のものがあればそれに準じて書いていきましょう。
自己都合退職の場合の理由は、一身上の都合とかければ問題ありません。
ただしパワハラのような会社都合での退職の際は、その旨を退職届に記載しておきましょう。失業保険の給付額が多くなったり、治療費や慰謝料を請求できたりするためです。
4. 引き継ぎを行う
先述したように、入念に引き継ぎを行ってください。
法律上は引き継ぎをする義務はありませんが、就業規則に記載されてある場合は履行する必要があります。また記載されていない場合でも、自己都合で退職する場合は引き継ぎを行うのが社会的なマナーです。
出社したくない場合は、マニュアルを作ったり同僚に頼んだりすると、迷惑をかけないで済むでしょう。
5. 借り物を返却する
会社からの借り物は、退職時に返却します。具体的には以下のようなものが挙げられますが、制服はクリーニングして返却するのがマナーです。
- パソコン
- スマホ
- 制服
- 名札
- 鍵
また会社に置いてある私物は、忘れずに持ち帰るようにしましょう。取りにきたり郵送したりすると、手間もお金もかかってしまいます。
6. 事務的な手続きを済ませる
最後に事務的な手続きを終われせれば、退職できます。会社から以下のような書類を受け取りましょう。
- 源泉徴収票
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
源泉徴収票は転職する際や確定申告する際に必要になります。すぐに準備する必要がある場合は、発行される時期を会社の担当者に確認しておきましょう。
また嫌がらせで書類を発行してもらえない際は、ハローワークへ相談してみてください。
仕事を辞めたいけど辞めれない人向けのQ&A3選
仕事を辞めたいけど辞めれない人向けのQ&Aとして、以下の3つをピックアップしました。
- メールで退職の意向を伝えても良いの?
- 辞めたいけど後悔しない?
- 辞めた後の転職活動はどれくらいかかる?
いずれも気になるポイントを集めているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. メールで退職の意向を伝えても良いの?
退職の意思を伝える際は、基本的には口頭で済ませるようにしましょう。メールだと誤解を生みやすいうえに、失礼だと思われることがあります。
メールで伝えたとしても、結局話し合いになるパターンがほとんどです。伝えづらい場合だとしても、口頭で退職の意思を伝えるように心がけましょう。
2. 辞めたいけど後悔しない?
何の考えもなしに辞めると、後悔するケースがほとんどです。今の仕事を辞める場合は、事前にキャリアプランを練りましょう。
辞めた後、どのような仕事に就きたいのか、どんな働き方をしたいのか明確に思い描く必要があります。分析が足りないと自分のやりたい仕事に就けないことがあるので、キャリアプランをしっかりと考えておきましょう。
3. 辞めた後の転職活動はどれくらいかかる?
辞めた後の転職活動は早くて、1~3ヶ月ほど時間がかかります。人によっては半年以上かかる場合もあるので、あくまで参考程度に捉えましょう。
また、転職のスピードが早ければ良いという訳でもありません。自分の納得できる仕事に就けるかという点を重視して、転職活動を行いましょう。
仕事を辞めたいけど辞められないなら退職代行を使うのも1つの手段
仕事を辞めたいのに辞められないのは、本当につらいですよね。八方塞がりで、解決方法がない気がしてしまいます。あなたには、辞める権利があります。会社に退職の許可を取る必要もありません。
自分の力だけで退職できないのであれば、退職代行に依頼しましょう。最短で仕事を辞められます。
また、上司に退職を伝えるような嫌な作業も全て退職のプロが対応してくれます。有給休暇の消化や残業代の未払いを請求したい方は、労働組合または弁護士が運営している退職代行を利用しましょう。あなたの代わりに交渉してくれます。
以下の記事で、おすすめの退職代行サービスについてランキング形式で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!