「退職したいけど退職届を出したくない…」
「退職届を代行で出してくれるサービスはないのかな?」
「仕事を辞めたいけど、全てがめんどくさい」
と悩んでいませんか。
今の仕事を辞めたいけど、退職届を出したくないと思っている人も多いです。確かに退職届は書くのが面倒な上に、出す際も上司に何を言われるのか分からないので、精神的にも苦痛な作業です。
そこでこの記事では、
- 退職届を代行で出して欲しいなら退職代行サービスがおすすめ
- 退職届を代行してもらうメリット・デメリット
- 提出する流れ
- 退職届を代行してもらうにあたってよくある質問
などを詳しく紹介します。精神的な負担なく退職を進める方法についても解説しているので、ぜひご一読ください。
退職届を代行で出してほしいなら退職代行サービスを利用しよう
結論から言うと、退職届を代行で出してほしいなら退職代行サービスの利用がおすすめです。
その理由は以下の2つです。
- 退職代行サービスが退職をする旨を伝えてくれる
- 退職代行サービスよっては退職届の提出も代行してもらえる
とは言っても、退職代行届を代行してくれる業者はあまりありません。相談の段階で確認するようにしてくださいね。
退職代行サービスが退職をする旨を伝えてくれる
退職代行サービスであればご自身の口で上司に退職の旨を伝えずとも、退職できます。
退職届を出すにあたって一番のハードルは、上司に退職の旨を伝えることです。
退職代行サービスであればあなたに代わって上司に退職の旨を伝えてくれるので、安心して退職手続きを進められます。
退職代行サービスによっては退職届の提出も代行してもらえる
退職代行サービスによっては、退職届の提出も代行してもらえることがあります。基本的な退職代行サービスでは退職の旨は伝えてくれるものの、原則として退職届はご自身で郵送することになります。
そのため退職届も代行で提出してほしい時は、退職代行サービスに相談してみましょう。追加料金が発生することもあるかもしれませんが、サービスによっては請け負ってくれる可能性も。
なお、退職届の代行執筆を受け付けていないサービスがほとんどです。しかし、退職届のフォーマットを用意されていることが多いので、退職届の準備を面倒に感じている方は、参考にしながら準備しましょう。
退職届を代行してもらうメリット
退職代行を使って、退職届を代行してもらうメリットを紹介します。主なメリットは5つです。
- 退職代行サービスによっては退職届のフォーマットをくれる
- 自分で退職を伝えなくて良い
- 出社せずに会社を辞められる
- 退職理由が必要ない
- 交渉ができる
1つずつ詳しく確認しましょう。
退職代行サービスによっては退職届のフォーマットをくれる
退職代行サービスによっては、退職届のフォーマットをくれます。そのため、自分で1から退職届を作成する必要がありません。
フォーマットの通りに書けば良いので、手書きで書くのは面倒ですがサクッと作れます。
この記事でも、退職届に記入する内容を紹介しているので、よかったら参考にしてくださいね。
自分で退職を伝えなくて良い
退職代行サービスを申し込めば、それ以降会社の人とやり取りする必要はありません。退職の申し出から、退職手続きの進め方まですべてエージェントが手続きを進めてくれるからです。
見るだけで憂鬱になってしまう上司に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?顔を見たら怖くて上手く離せないケースでも、そもそも直接話をする必要がないので安心です。
出社せずに会社を辞められる
退職代行を利用すれば、基本的に出社せずに会社を辞められます。退職の手続きのために、会社に行く必要もありません。退職届の提出や、貸与品の返却は郵送で対応できるからです。
人間関係に悩んで会社を辞めたい人にとって、退職を伝えた後も会社に通い続けるのは苦痛ですよね。退職代行を使えば、最短で即日退職が可能です。
退職理由が必要ない
職場が気まずい、上司が怖いなどの理由は伝えにくいもの。理由を問い詰められて上手く応えられず、「もう少し考えてごらん」と言われてしまった方もいるのではないでしょうか?
退職代行を利用する場合、退職の理由は必要なし。やめたいとエージェントに伝えるだけで手続きが進むので、ストレスが大幅に減らせます。
交渉ができる
退職代行を使うと、有休消化や残業代など未払金の交渉ができます。
ただし、全ての退職代行サービスが交渉できるわけではありません。なぜなら、民間の退職代行サービスには交渉権がないからです。そのため、有休消化や未払金など確実ではありません。
しかし、弁護士や労働組合が運営している退職代行であれば交渉権があります。そのため、有休消化だけでなく残業代の未払金など様々な件について交渉できます。
退職届を代行してもらうデメリット
メリットがある一方で、退職代行を利用するデメリットも存在します。主なデメリットは以下3つです。
- サービス選びが難しい
- 料金が発生する
- 恨まれる可能性がある
詳しく1つずつ確認しましょう。
サービス選びが難しい
退職代行サービスを使うなら、エージェント選びはとても重要です。せっかくお金を支払って退職代行を使ったのに、退職できず会社とこじれてしまったら大変です。
退職代行サービスは労働法を始めとする法律を理解し、ルールの範囲内で業務をおこなう必要があります。しかし、最近のブームからたくさんの企業が退職代行サービスに乗り出したことで、理解が十分でないまま運営している業者も存在します。実際に悪徳業者によるトラブルもあるようです。
退職代行を使ったことによるトラブルは「退職代行のトラブル事例9選!安心できるエージェントを見極める6つのポイントも合わせて解説」にまとめています。不安が残る方はこちらもご覧ください!
料金が発生する
退職代行の利用は、費用がかかります。自分で退職の旨を伝え、退職手続きを行えば、全て無料です。
そのため、もったいないと感じる人も中にはいるでしょう。
さらに、エージェントによって料金が大きく異なります。格安だと思って申し込んだら、オプション料金がかさんでしまうケースもあるので要注意。
しっかりと調べないと想定外の出費につながる点もデメリットでしょう。不安な方は、追加料金無しのパッケージになっているプランがおすすめです。
恨まれる可能性がある
デメリットの1つとして、退職代行を使うと恨まれる可能性が高いことです。自分が退職代行を使われる側の社員だったら、引き継ぎも無しで突然会社を辞められたら恨みたくもなりますよね。
しかし、辞めたらその会社の人と関わりが無くなります。あまり深く考える必要はありません。
退職届を用意するステップ
「そもそも退職届ってどうやって書くんだっけ?」
退職手続きを進めようと考えているものの、退職届の書き方が分からない方も多いでしょう。
そこでここからは、退職届を用意するポイントを4つ解説します。
- 退職届を書く際に必要なものを用意する
- 退職届を書く
- できれば退職届と併せて添え状も用意する
- 内容証明郵便で退職届を郵送する
順番に見ていきましょう。
退職届を書く際に必要なものを用意する
退職届を書くときに必要なものを揃えましょう。退職届を書く際に用意するものは、以下の6つです。
- A4用紙
- ボールペン
- 白封筒(退職届を入れるのに使用)
- 茶封筒(郵送用)
- 便箋(添え状を書くのに必要)
- 印鑑(シャチハタ不可)
上記の備品は、ほぼ全てコンビニで揃えられます。スムーズに郵送準備まで進めるために、事前に準備しておきましょう。
退職届の書き方
次に退職届を書きましょう。いまだに手書きで作成するのが常識、と言われることが多いです。
退職届を書く際のポイントは以下の通りです。
- 用紙一番左に退職届と記載
- 次の行の最下部に「私儀」と記載
- 理由は「一身上の都合」とする
- 希望退職日を記入。有給消化を希望する際は、残日数を消化した場合の日付を記入すること
- 本日の日付を記入
- 部署および氏名を記入し、印鑑を押す
- 用紙一番右の行に会社名および社長の名前を記入
退職届のフォーマットにはいくつか種類がありますが、上記のポイントを押さえておけば、問題ありません。
退職届の執筆が終わったら白封筒に入れて、添え状を作成します。
できれば退職届と併せて添え状も用意する
退職届と併せて添え状も用意しましょう。
添え状は必須ではありませんが、退職の旨を直接伝えなかった以上、マナーとして添えておくのがベスト。簡単な感謝の言葉と退職届を送る旨を記載すればOKです。
書き方およびフォーマットの例は以下の画像をご覧ください。
添え状の執筆まで完了したら、退職届と合わせて茶封筒に入れましょう。
内容証明郵便で退職届を郵送する
退職届の準備ができたら、内容証明郵便で郵送しましょう。内容証明郵便を使う理由は、郵送後に「送った/受け取っていない」というすれ違いが起こらないようにするためです。
費用は普通郵便だけであれば120円程度で済みますが、内容証明郵便はそこに440円が上乗せされます。
通常の郵送よりも費用がかかってしまいますが、後々のトラブルを防ぐためにも内容証明郵便で送るようにしましょう。
退職代行サービスにより退職届を代行で出してもらうまでの流れ
退職代行サービスを利用して退職届を代行で出してもらうまでの流れは以下の7ステップです。
- 退職代行サービスへ連絡をする
- 費用を支払う
- 退職について担当者と打ち合わせ、退職届の提出代行もできるか相談
- 退職代行を実行する
- 退職届を提出する
- 会社の備品などを返却する
- 退職時に必要な書類を受け取る
基本的に退職代行サービスでは退職届の提出代行までは対応していないことが多いので、3.の段階で相談する必要があります。
とはいえ退職届はご自身で書かないといけないので、仮に提出代行を受けてくれなかったとしてもそこまで大きな手間にはならないはずです。
退職代行サービスで退職するまでの流れについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
>>退職代行の流れを8ステップで解説!依頼前に確認しておきたい5つのポイントとは?
退職届を代行してもらうにあたってよくある質問
退職届を代行で出してもらうことに対して皆さんが気になるであろう質問をいくつか集めてみました。
- 退職届って出さないといけないの?
- 退職代行サービスなら退職届の代筆もやってくれる?
- 退職届を代行で提出してもらう場合は追加費用がかかる?
- 退職代行を利用するとトラブルにならない?
- 退職代行を使ったその後は?転職先にバレるのが心配
1つずつ見ていきましょう。
退職届って出さないといけないの?
法律上では退職届および退職願の提出は義務ではありません。
退職代行サービスを利用すれば上司と顔を合わせることなく手続きを進められ、退職届を出す際も郵送でOKです。郵送代はかかってしまいますが、トラブルを防ぐためにも面倒がらずに提出しましょう。
退職代行サービスなら退職届の代筆もやってくれる?
退職代行サービスでは退職届の代筆は受けられません。
代筆NGとなっている理由は、退職届は本人が「退職します」と意思表示をするための書類だからです。
退職届を代行で提出してもらう場合は追加費用がかかる?
退職届の提出代行に追加費用がかかるかどうかは、サービスによって異なります。
また、ほとんどの退職代行サービスが退職届の代行は行っていません。そのため、利用したい業者があったら問い合わせの時に代わりにやってくれるか確認した方が良いです。
退職代行を利用するとトラブルにならない?
正しい退職代行サービスを利用すれば、トラブルになることはほぼありません。
退職代行を利用して起こる主なトラブルは、
- 支払い後退職代行業者と連絡が取れなくなる
- 有給が使えない
- 退職後に必要な書類を受け取れない
- 退職代行業者が違法行為を行った
などです。弁護士や労働組合が運営している退職代行サービス以外、会社と交渉することは違法です。
トラブルに巻き込まれないためにも、労働組合や弁護士が運営しているサービスがおすすめです。
退職代行を使ったその後は?転職先にバレるのが心配
退職代行を利用したことによって、転職が不利になりません。理由は、退職代行を使って退職した旨を伝える必要がないからです。退職理由は、一身上の都合で十分。
ただし、同業種に転職したい人は注意が必要です。辞めた会社が、転職先の会社に伝えることはありません。しかし、元職場の人にばったり会ったり、取引先になったりと退職代行を使って辞めたことがバレやすくなります。
退職代行を使ったあとの転職活動については「職代行を使って転職が不利になるのは嘘!不利にならない理由3選と少しでも円満に退職する方法を紹介」にて解説しています。退職代行サービスを利用して会社を辞めたいけど、転職に不利になるのではと不安な方は参考にしてみてください!
退職代行サービスを使っても退職届を代行してもらうのは難しい
退職届を代行で提出してほしい時は、退職代行サービスの利用を検討しましょう。
退職届の提出代行だけでなく退職の旨を伝えてもらったり、有給消化の交渉をしてもらえたりします。
注意点はすべての退職代行サービスが退職届の提出代行に対応してくれるわけではありません。また対応してくれたとしても追加費用が発生することもあります。
そのため退職届の提出代行を依頼するときは、退職代行サービスに
- 対応してくれるか
- 追加費用は発生するか
の2点を確認しましょう。
ぜひ退職届を会社に送って、新しいステージへ進めるよう頑張ってくださいね。