「仕事に行きたくない理由がわからない」を解決する9つのヒントや7つの対処法を解説

「仕事になんとなく行きたくない」
「仕事に行きたくない理由がわからない…」
「どうしたら前向きになれるのだろう?」

原因がわかればどうにかできるのに、なぜか仕事に行きたくないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。仕事にどう向き合えばいいのか、自分のストレス源が何なのかと考えていくうちに、ますます気分が落ち込む方もいるでしょう。

明確な理由がわからないまま仕事に行きたくない状態が続いている場合は要注意です。どんどんモチベーションが下がってしまうだけでなく、心身の不調につながるケースがあるからです。

そこでこの記事では、以下の内容を解説します。

  • 理由がわからないけれども仕事に行きたくない原因
  • よくある仕事に行きたくない理由
  • 対処法

今仕事に行きたくない状態が続いていて、どうしていいか分からない方はぜひ最後までお読みください。

目次

仕事に行きたくないと感じている人は約9割いる

株式会社ビズヒッツが男女500人に調査をしたところ、約9割の方が「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答しています。行きたくない理由としては、人間関係が一番多く挙げられています。

「仕事に行きたくないのは自分のメンタルが弱いからだ…」と感じている方いるでしょう。しかし上記の調査からもわかるとおり、仕事に行きたくないと苦しんでいるのはあなただけではありません。悩みを抱えたり隠したりする必要はないので、信頼できる周りの人に相談してみてください。

理由がわからないのに仕事に行きたくない3つのワケ

明確な理由が思い当たらないのに仕事に行きたくない場合は、以下の3つのどれかに当てはまるケースが多いです。

  1. メンタルが疲れている
  2. 体力が落ちている
  3. 自己肯定感が下がっている

今ご自身がどれに当てはまりそうか、確認しながら読み進めてみてください。

1. メンタルが疲れている

メンタルが疲れていると、仕事に行きたくないと感じてしまいます。以下の状態に当てはまる方は、精神的に疲れている可能性が高いです。

  • 仕事のことを考えると気分が落ち込む
  • 仕事以外のことにも気力が湧かない
  • 頭の中がもやもやとしていている
  • 最近仕事もしくはプライベートの環境が変わった

なんとなく頭の中に不安なことがあったり、知らず知らずのうちにプレッシャーを感じていたりする場合もあるでしょう。メンタルが不調だと物事を上手く考えられなくなり、仕事に行きたくない原因が思い当たらなくなる可能性があります。

2. 体力が落ちている

体力の低下も、仕事に行きたくないと感じる理由です。以下は体力低下の原因になります。

  • 慢性的な睡眠不足に陥っている
  • 慣れない力仕事をしている
  • 体調不良が続いている

体力が落ちている状態だと、思考もネガティブになりがちです。元気がない状態で体がなんとなく重いのであれば、仕事に行きたくないと感じるでしょう。

3. 自己肯定感が下がっている

気付かぬうちに自己肯定感が下がっていると、仕事に行くモチベーションが見いだせません。「自分にはできないのではないか」「他人のほうが優秀だな」と考えていると、何かに挑戦できなくなります。

「自分はダメだからもっと頑張らないといけない」と自らプレッシャーをかけたり、何をやるにも自信がなかったりすると、やる気が起きません。

自己肯定感が低いと責任を負うことに不安を感じてしまい、仕事に行くのが辛くなります。

仕事に行きたくない9つの理由

なんとなく仕事に行きたくない原因をつかんだところで、より詳しく理由を考えてみましょう。仕事に行きたくない理由として挙げられるのは、以下の9つです。

  1. 残業が多い
  2. 寝不足が続いている
  3. 仕事が向いていない
  4. 仕事にやりがいを感じない
  5. 通勤が疲れる
  6. 職場の人間関係が悪い
  7. パワハラやセクハラがある
  8. 業務量が割に合わない
  9. 仕事でミスをした

具体的な理由がわかれば、適切に対処できます。自力で解決できるかどうかを判断するきっかけにもなるので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 残業が多い

残業が多い職場に勤務している場合、出勤したくなくなる傾向にあります。

会社にいる時間が多いとどうしても集中力が落ち、きちんと休める時間が減ってしまいます。慢性的な疲労感がある状態で出勤すると「働きたくないな…」と憂うつな気分になるでしょう。

激務な職種や、コンスタントに残業がある会社では、プライベートとのメリハリがつけられず、仕事に行きたくないと感じます。

2. 寝不足が続いている

仕事やプライベートで寝不足が続いていると「もっと寝たいな」と感じる方は多いでしょう。たまに夜更かしをする分には、疲れていても会社に行けますし、万が一辛くても頑張ろうと思えます。

しかし長期的に睡眠不足が続くと、体力が落ちます最適な眠時間には個人差がありますが、6〜8時間が理想です。睡眠時間が足りないと正しい判断ができなくなり、しんどさを感じる可能性が高くなります。

3. 仕事が向いていない

向いていない仕事についている方も、モチベーションが下がる傾向にあります。

  • 人と話すのが好きなのに一人でやる作業が多い
  • 人見知りなのに外勤で多くの人に会わなければならない
  • 細かい作業が苦手なのに神経を使う仕事が多い

など、自分の適正に合っていない仕事を続けるのはしんどいものです。「仕事だからやらなくては」と自分を奮い立たせても、思っている以上にストレスが溜まります。

また同じ仕事をサクサクとこなす同僚の姿を見て、気付かぬうちに比較してしまう方も多いです。同僚の姿を見続けるうちに、自己肯定感が下がるケースも少なくありません。

4. 仕事にやりがいを感じない

やりがいを感じない仕事だと、他の人でも替えが効くと感じてしまいます。

  • 社会やお客さんのために仕事を始めたのに、気づけば社内調整ばかりしている
  • 誰にでもできる内容で、自分がやる必要はない気がする
  • 必要のない書類作成が多い

など、何のためにやっているか分からない仕事は、モチベーションが下がる可能性が高いです。またルーティーンをこなすだけの状態に、成長を感じない方もいます。

仕事のやりがいを見いだせないと「今日は会社に行かなくてもいいんじゃないかな」と思ってしまう方もいるでしょう。

5. 通勤が疲れる

通勤時間が長いのも、仕事に行きたくないと感じる原因です。満員電車で周りの人と体が触れあったり、圧迫されたりする状況にストレスを感じる方もいるでしょう。

旅行サイトの「エアトリ」が行った調査では、以下の結果が出ています。

  • 通勤ストレスを感じない人のほうが職場の人間関係に満足している
  • 通勤ストレスを感じない人のほうが仕事への満足度が高い

通勤のストレスは、仕事のやりがいや職場の人間関係に大きな影響を与えると言えます。

6. 職場の人間関係が悪い

職場の人間関係の悪さを理由に、仕事に行きたくない方もいます。悪口が多かったり、派閥があったりすると、ギスギスした雰囲気で仕事をしなければなりません。

直接嫌がらせを受けていなくても、少しずつメンタルがすり減っていく方もいるでしょう。

職場の人間関係は、個人では解決しにくい傾向にあります自分に被害はないと思っていても精神的ダメージを受けていると、仕事に行きたくないと感じる原因になります。

7. パワハラやセクハラがある

パワハラやセクハラを理由に、出勤が苦痛になる方も多いです。

「悪い人ではないけど当たりがキツい」「悪気はないけどなんとなく気持ち悪く感じる」などの場合は、パワハラ・セクハラの可能性があります。

「仕事に行ったらまた嫌な思いをする」という恐怖心から、出勤したくないと感じます。

8. 業務量が割に合わない

業務量が多すぎたり、責任が重すぎたりする場合も、仕事に行きたくない原因の1つです。

転職エージェントのdodaが行っている転職理由アンケートでは、「給与の不満」が毎年上位に上がります。

「こんなに頑張っているのに評価されない」「業務の割の給料が安い」と感じていると、モチベーションが下がり、仕事に行きたくないと考える方もいるでしょう。

9. 仕事でミスをした

仕事でミスをすると「また同じミスをするかもしれない」という恐怖心から、行きたくないと感じる可能性が高いです。

日頃からミスを繰り返していると、上司に怒られて自分の不甲斐なさを感じる方もいるでしょう。特に大きなプロジェクトに携わっていた場合、ミスによって会社に損失が発生して迷惑をかけてしまう可能性もあります。

これ以上迷惑をかけたくないという理由で、出社を拒否してしまうのです。

仕事に行きたくない理由がわからないのに働き続けるデメリット3選

仕事に行きたくない理由がわからないのに働き続けるデメリットは、以下の3つです。

  1. 集中力が落ちる
  2. 上司や同僚との人間関係が悪化する
  3. ストレスで体調が悪化する

1つずつ見ていきましょう。

1. 集中力が落ちる

仕事に行きたくない気持ちのまま働くと集中力が落ちるため、本来のパフォーマンスを発揮できません。集中力が落ちると仕事の効率が悪くなり、ミスを連発する可能性があります。

思うように仕事ができず自己嫌悪に陥り、ますます集中力がなくなるなど、悪循環に陥るでしょう。

2. 上司や同僚との人間関係が悪化する

やる気がないまま仕事をすると、ミスをしたり業務のクオリティが下がったりするため、周りに迷惑がかかります。他の社員から「やる気がない」「仕事ができない」と思われて、職場の人間関係が悪化する可能性が高いです。

さらに与えられる仕事が減り、昇給や昇格に影響がでる場合もあります。仕事に行きたくない理由がわからないまま働くと、自分にも周りにも良くないので、早めに対処するのがおすすめです。

3. ストレスで体調が悪化する

無理して働き続けているとストレスが増えるため、体調が悪化する可能性があります。最悪の場合、うつ病や適応障害などの精神疾患になるリスクも潜んでいるため、注意が必要です。

精神疾患にかかると回復に時間を要し、働きたくても働けなくなってしまいます。日常生活や体調に影響が出ている場合は、早急に仕事を休みましょう。

今日からできる!仕事に行きたくないときの7つの対処法

仕事に行きたくないときの対処法を7つ紹介します。

  1. 1日休みをとってみる
  2. 仕事に行けたご褒美を用意する
  3. 生活習慣を整える
  4. 自分の良いところを紙に書き出してみる
  5. 部署異動を検討する
  6. 転職を考える
  7. 信頼できる人に相談する

結局理由が分からないけれど、仕事に行きたくないと感じている方もいるでしょう。無理をせず、できそうなものから取り入れてみてください。

1. 1日休みをとってみる

仕事に行きたくない日が続いているならば、あえて1日休みをとってみても良いでしょう。仕事から完全に切り離した日をつくれば、気分転換になります。また行きたくなかった理由が見えてくるかもしれません。

仕事のことを常に考え続けていると、精神的にも疲れてしまいます。仕事のことは1日忘れて、映画を観たり睡眠をとったりしてリフレッシュするのがおすすめです。

2. 仕事に行けたご褒美を用意する

仕事に行けたご褒美を用意するのも1つの方法です。たとえば帰り道にスイーツを買ってみたり、漫画を大人買いしてみたりと、退勤後の楽しみを作ると良いでしょう。

ご褒美を用意すると、帰宅後をモチベーションに仕事を頑張れる可能性があります。出勤した自分をとことん甘やかしてあげましょう。

3. 生活習慣を整える

生活習慣を整えると、気持ちが改善する場合があります。寝不足や運動不足が続いていると、気持ちが落ち込みやすくなるからです。

早寝早起きをしたり、休日は軽く体を動かしたりするのがおすすめです。太陽の光を浴びるとセロトニンが分泌され、睡眠の質が上がります。またイライラやストレスへの改善効果も期待できます。

4. 自分の良いところを紙に書き出してみる

自己肯定感が下がっていると感じたら、自分の良いところを紙に書き出してみましょう頭で考えるのではなく、実際に書いてみるのがポイントです。

良いところを並べているうちに、前向きになれる可能性があります。まずは自分の長所を探し、受け入れることを心がけましょう。

5. 部署異動を検討する

仕事に行きたくない理由が職場環境であれば、部署異動を申し出るのも1つの方法です。

所属部署の人間関係に問題がある場合、離れると気持ちも前向きになれる可能性があります。また今の仕事が自分に向いていないと感じている場合は、部署異動でやりがいを見いだせる方もいるでしょう。

希望が通るとは限りませんが、まずは上司に相談してみるのがおすすめです。

6. 転職を考える

自力で環境を変えるのが難しい場合は、転職を検討すべきです。

社内全体が慢性的な残業をしている場合や、部署を超えても仲が悪い場合、一人の力で改善するのは難しいでしょう。周りが変わるのを待つよりも、自分の職場を変えたほうが楽しく働けます。

自分で退職を言い出せない場合は、退職代行サービスの利用をご検討ください。退職申告から手続きまでを代行しますので、ストレスなく会社を辞められます。

7. 信頼できる人に相談する

家族や信頼できる友人・上司に相談してみるのも1つの手段です。

周りの人に相談すると客観的な意見が聞けるため、行動に移せたり状況が好転したりします。また自分の思いをぶつけると気が楽になる可能性も高いです。

他には総合労働相談コーナーなどに相談する方法もあります。数々の相談に乗ってきたプロなので、あなたの状況に合わせたアドバイスをしてくれるでしょう。

仕事に行きたくない場合でもやってはいけない5つの行動

仕事に行きたくない状況でもやってはいけない行動は、以下の5つです。

  1. 家に引きこもる
  2. 無断欠勤する
  3. 休みの連絡を他人に頼む
  4. 我慢して働き続ける
  5. 後先考えずに転職する

1つずつ解説します。

1. 家に引きこもる

仕事に行きたくないと同時に何もやる気が起こらず、家で引きこもる方もいるでしょう。しかし家に引きこもるとどんどんネガティブになってしまい、精神面では逆効果です。

仕事に行きたくなるどころか、ますます辞めたくなってしまいます。近所を散歩したり、買い物に行ったりと、適度な外出を意識するのがおすすめです。

2. 無断欠勤する

無断欠勤は社内に多大な迷惑がかかるため、絶対に辞めましょう。

最悪の場合、損害賠償を請求されたり懲戒解雇をされたりする可能性があり、人生を棒に振ることにもなりかねません。仕事に行きたくなくても、きちんと連絡してから休むのが、社会人としての最低限のマナーです。

無断欠勤のリスクについては「【危険】バックレた際に発生する8つのリスク!退職代行がおすすめの理由」をご覧ください。

3. 休みの連絡を他人に頼む

上司に連絡したくないからという理由で、欠勤連絡を同僚や家族に頼んではいけません。

直接伝えないと「どうして自分で連絡しないんだ」と怒る上司もいます。信用がなくなると関係が悪化し、その後の業務に影響がでる可能性があります。

電話で連絡するのが無難ですが、体調不良などで難しい場合はメールやチャットでも良いので、必ず連絡しましょう。

4. 我慢して働き続ける

仕事に行きたくない気持ちを我慢して出社するのもおすすめできません。

嫌な気持ちのまま仕事をしても、集中力に欠けてミスを連発したり、人間関係がうまくいかなかったりする可能性があるからです。最悪の場合は精神を病み、うつ病に陥るリスクもあります。

「我慢するのは偉いこと」という風潮がありますが、無理して働く必要はありません。自分の体調を第一に考えましょう。

5. 後先考えずに退職する

後先考えずに退職するのも控えるのが無難です。勢いで退職すると、周りに迷惑がかかるだけでなく後で後悔する可能性が高くなるからです。

転職先が決まっていないのに退職すると、収入がなくなります。経済的な不安が大きくなり、今よりもストレスが溜まるでしょう。

退職後のプラン設計を行ってから、仕事を辞めるのがおすすめです。

理由がわからないのに仕事に行きたくない場合はうつ病の可能性がある

仕事に行きたくない理由がわからない方の中には、うつ病を発症しているケースがあります。一般的なうつ病のサインは、以下のとおりです。

  • 一日中気分が落ち込んでいる
  • 休日が楽しくない
  • 趣味が楽しめない
  • 眠れない
  • 食べれない

病院へ行くのが遅ければ、完治まで時間がかかる可能性があります。またうつ病で退職する場合は、診断書が必要です。当てはまる症状があれば、早急に医療機関を受診しましょう。

うつ病で仕事を辞める方法を知りたい方は「【徹底解説】うつ病で退職する際に診断書が必要な理由とは!やるべき5つのことも紹介」をご覧ください。

仕事に行きたくない理由がわからない場合は自分と向き合ってみよう

仕事がに行きたくない理由がわからないのは、メンタルが疲れていたり自己肯定感が下がっていたりするのが原因です。出社したくない理由は人それぞれなので、仕事を休んで自分と向き合ってみるのがおすすめです。

眠れない・食欲がない症状が続く場合は、うつ病の可能性があります。当てはまる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

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