「仕事で重大なミスをしてもう辞めたい……」
「同じミスばかりで自分が情けなくて嫌になってきた」
「ありえないミスをしてしまった、逃げたい」
などと悩みではありませんか?
仕事をしている以上、ミスはつきものです。とは言っても、実際大きなミスをしたり連発したりしたら、辞めたくなりますよね。特に、大きな失敗をしたときは、なかなか気持ちを切り替えられません。もう辞めて楽になりたいと考えることも。
ただ、仕事を辞める場合でも「なぜミスが起きるのか」「どうしたらミスを防げるのか」などを知っておく必要があります。
ミスの原因がわからなければ、転職したとしても同じことを繰り返すからです。
この記事では、
- 仕事のミスが多くて辞めたいときに考えること
- ミスをする代表的な原因と対処法
- 限界で辞めたいときに行う気持ちの変え方
- 限界なときの対処法
などについて詳しく解説します。
この記事を読めば、仕事のミスをどう減らせばいいのか、このまま働き続けた方がよいのかわかります。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
仕事でミスをする代表的な7つの原因
失敗をしたくて、ミスをする人は誰もいません。気を付けているのに、ミスを繰り返してしまう人もいます。
何が原因なのか分からないと、焦るばかりで改善できません。
ここでは、仕事でミスをする主な原因を7つ紹介します。
- ミスしたことを引きずり仕事に集中できない
- 仕事内容が自分に合っていない
- 確認不足である
- 改善策が分からないのに自己判断する
- 指導してくれる上司や同僚との相性が悪い
- 仕事量が多すぎる
- 相談できる人がいない
当てはまる項目があったらチャンスです。改善できる可能性があります。
1. ミスしたことを引きずり仕事に集中できない
ミスしたことを引きずり仕事に集中できないと、失敗を繰り返してしまいます。
ミスの原因を明らかにするのは、重要です。しかし、必要以上にミスを引きずるのはやめましょう。気にしすぎると、注意力散漫になり失敗を繰り返しやすくなるからです。
気持ちが切り替えられないなら、デスク周りの片付けをしましょう。整理整頓すると、気持ちもリセットしやすいです。
机が片付けば仕事に集中できます。結果的にミスが誘発しにくい環境になりますので、試してみてください。
2. 仕事内容が自分に合っていない
会社員は仕事内容を自分で選べるわけではありません。運悪く自分の適性に合ってない業務をやる羽目になるケースが多くあります。
- コミュニケーションが苦手なのに営業や接客の業務をしている
- クリエイティブな仕事をしたいのに工場内で作業をしている
- 細かい作業は苦手なのに事務作業や経理などをしている
合わない仕事を続けているとモチベーションや集中力が低下するため、ミスをする可能性が高くなります。
何年続けても仕事内容が合っていないと感じるのであれば、別の業務への配置転換をお願いするか転職した方がよいかもしれません。
3. 確認不足である
仕事でよくあるミスが、確認不足です。 確認不足は、あまりに頻発すると評価が下がります。理由は、しっかりと確認をすれば起こらないミスだからです。
特に数字やメールの宛先など細かい部分のミスが多い場合は、チェックを徹底してください。面倒に感じるかもしれませんが、 チェックの時間を設ければ大幅にミスを減らせます。チェックリストを作るのも、効果的です。
4.改善策が分からないのに自己判断する
ミスは誰にでもあること。しかし、ミスを何度も起こす人とそうではない人には雲泥の差があります。
改善点が分からないのに自己判断をする人は、ミスを繰り返す傾向があります。ミスが多い人は、何が原因なのかしっかり考えて周りの人にも意見を求めましょう。
上司や同僚など相談できる人は、たくさんいます。過去に同じミスをしていて、良い対策案を知っているかもしれません。
仕事は個人ではなくチームでするものです。きちんとコミュニケーションをとって丁寧に仕事をすることを心がけましょう。
5.指導してくれる上司や同僚との相性が悪い
ミスが増えるのは必ずしも自分だけの責任ではありません。
上司や同僚の教え方が上手くなかったり、雑な教え方をされたりすれば、仕事内容が理解できません。
上司や同僚によって指導内容が違う際も、誰を信じればよいのかわからず必然的にミスが増加するでしょう。
指導者との相性が悪ければ、感情的になったりやる気が起きなかったりします。その結果ミスを誘発してしまいます。
可能であれば、指導者を変更してもらうよう会社に相談してみると良いです。
ただし、全てを人のせいにするのではなく、自分にも改善できるところがないか探してみてください。
6.仕事量が多すぎる
仕事量が多すぎると、軽微なミスが増えてきます。自分では確認したつもりでも、後に控えている仕事が多くて焦ってしまい、しっかり確認できていないことがあるからです。
業務時間内に終わらせるのが難しい程の仕事量がある場合は、上司に相談して仕事を減らしてもらうようにしましょう。
残業が増えると、疲れからくる集中力の低下によりミスが増えやすくなります。精神的に追い込まれます。
7.相談できる人がいない
仕事のストレスややり方など相談できる人がいないと、ミスを連発しやすくなります。
業務内容や人間関係など、ストレスを感じることは多々あります。職場に友達は必要ないかもしれません。
しかし、困ったときに相談できる人の存在の有無は、安心感が違います。1人で悩みを抱えるのはつらいです。
最近ミスを連発してつらいけど、誰にも話せないと悩んでいるなら、会社関係の人でなくても良いので話してみてくださいね。
仕事のミスを減らすためにやるべき対処法9選
仕事で重大なミスをしてしまうと、辞めて逃げ出したくなりますよね。特に、失敗の翌日は出社するのが怖いです。
誰でもミスはします。大事なのは、同じミスを繰り返さないことです。
そこで、仕事のミスを減らす対処方法について解説します。
- 机の上など 業務を行う場所を整理する
- わからないことはすぐに聞く
- チェックリストを作って確認する仕組みを作る
- メモをきちんと取る
- 上司や仕事ができる人に相談する
- 仕事に優先順位をつける
- 睡眠時間を確保する
- 思い切って仕事を休む
- ミスを隠さない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 机の上など業務を行う場所を整理する
机の上など業務をする場所が物であふれているときは、キレイにすると良いでしょう。
業務を行う場所を整理すれば、余計な情報が頭に入ってこないので、集中して仕事ができます。加えて、必要な書類を探すのに時間がかかりにくくなるため、業務効率もアップします。
整理整頓をする際は、 不要な物から捨てるのが重要です。必要な物と不要な物を振り分けないと全然片付きません。
必要最低限のものだけにすると、スッキリして気分がよくなります。
2. 分からないことはすぐに聞く
仕事内容を正確に理解していなければ、ミスが連発します。業務でわからないことがあったら自己判断をせず、すぐに上司や同僚に聞くようにしましょう。
分からないことを放置していると、いつまでたってもミスが減りません。何か月も同じミスをし続ければ、上司や同僚に聞きづらくなります。
分からないことがあるときは、なるべく早い段階で解決しましょう。
3. チェックリストを作って確認する仕組みを作る
同じミスを繰り返すのは、確認不足が原因の可能性があります。聞き漏れを起こさないためにも、チェックリストを作りましょう。
筆者もチェックリストを使って最終確認をするようにしたところ、大幅にミスが減った経験があります。
古典的な方法ですが効果はあるので、ちょっとしたミスが多い人はぜひ試してみてください。
4.メモをきちんと取る
仕事を早く覚えるためには、メモを取るのが良いでしょう。なぜなら書くことで仕事内容の理解度が進み、忘れたときにいつでも確認できるからです。
人間は一度覚えたことの70%を24時間以内に忘れてしまいます。言われたことをすべて覚えておくことは不可能です。
しっかりメモを取っておけば、いつでも確認できるので繰り返し指導者に聞く必要がありません。業務内容の復習が簡単に行えるので、理解度が進み覚えるのが早くなります。
5. 上司や仕事ができる人に相談する
仕事でミスをしても一人で抱え込まず、上司や仕事ができる人に相談しましょう。
どう対処したら良いかわからないときに、一人で抱え込んでも事態は良くなりません。むしろミスをして上司への報告が遅れた場合、余計に状況が悪化する可能性もあります。
失敗する前に上司や仕事ができる人に相談すれば、ミスを防ぐためのアドバイスがもらえます。失敗してしまった後でも、きちんと相談すればその後の対応を教えてくれるはずです。
きちんと話せば精神的に楽になるので、ストレスも減るでしょう。
6.仕事に優先順位をつける
どうしても多くの仕事をする必要がある場合は、優先順位をつけて行うと良いでしょう。
たくさん仕事を抱えてしまうと、何から手をつけたら良いかわからず焦ってしまいますよね。
優先順位をつければ、次に何をするべきか正確に把握できるので、ミスをしにくくなります。
自分が可能な1日の仕事量も把握できるので、優先順位をつける習慣を身につけると良いでしょう。
7.睡眠時間を確保する
何度も同じミスを繰り返すのは、疲れが取れていないことが原因かもしれません。
仕事が忙しいからといって寝る時間を削ってしまうと、疲れが取れなくなります。結果的に、仕事に集中できずミスが増えてしまうことも。
睡眠時間を削って仕事をしたくなる気持ちはわかりますが、削りすぎには注意です。最低でも6〜7時間程度は確保すると良いでしょう。また、どうしても睡眠時間を削る必要がある場合は、睡眠の質を大事にしてください。短い睡眠時間でも、質が良ければ疲れが取れてスッキリするでしょう。
8.思い切って仕事を休む
睡眠だけでは疲れが取れずミスが減らない場合は、思い切って仕事を休むのがおすすめ。
家でゆっくり休んで、しっかり疲れを取りましょう。疲れが取れてきて少し気分が良くなってきたら、外に出て散歩すると良いです。家の中にいるより活動的になれます。
9.ミスを隠さない
怖いですが、ミスを隠さないでください。ミスを隠すのは、正直もったいないです。新しい知識や改善するチャンスを逃すことになります。
また、ミスをした報告は早ければ早いほど、解決策や打開案があります。報告が遅れると、発覚時手遅れなことも。
怒られるのは嫌ですよね。でも、失敗はそのうちバレます。次回同じミスをしないためにも、隠さず報告しましょう。
何年か後には、笑い話になります。
【退職すべき?】仕事でミスが続いて辞めたいときのチェックリスト7選
仕事で何度も同じミスを繰り返したり、重大な失敗をしたりすると辞めたくなります。
会社を辞めれば一時的には楽になりますが、転職先で同じことを繰り返してしまう可能性も。一度ゆっくり考えてみましょう。
ここでは、仕事でミスが続いて辞めたいときのチェックリスト7つを紹介します。
- ミスが多い原因を特定し改善できるのか
- 会社を辞めればミスがなくなるのか
- 会社の教育に問題ないか
- 体調を崩していないか
- 仕事が自分に合っているか
- 仕事量があなたに合っているか
- 休憩を細かくとっているか
ミスを連発して辞めたい気持ちが高まっている方は、この章を参考にしてください。
1.ミスが多い原因を特定し改善できるのか
まずは、ミスをした原因が何か特定します。原因がわからないと改善できないからです。
確認不足や不注意だけでなく、仕事のシステムが原因のことも。システムが原因なら、他の人も同じ失敗をするかもしれません。
ミスをした原因を特定し、改善できるかを考えて次に活かしましょう。
自分では改善できないと感じるなら、会社を辞めるのもひとつの選択肢です。
2.会社を辞めればミスがなくなるのか
大失態をして損害を出してしまったり、同じミスを連発して会社に居づらくなったりすると、辞めたくなります。
しかし、そのまま辞めてしまうと、転職先で同じことを繰り返すリスクがあります。ミスの原因が自分にあるなら、改善しなければ何も変わりません。
しかし、どんな対策をしてもいつも同じミスをするなら、その仕事が向いていない可能性があります。苦手なことをやらないのも、ひとつです。
3.会社の教育に問題ないか
ミスをする原因は、会社の教育に問題があるかもしれません。
マニュアルがなかったり教える人が複数人いたりすると、人によって言ってることが違うことも。
人によって言ってることが違うと、混乱してしまいミスを誘発しやすいです。
マニュアル通りにやったのにミスした場合は、古すぎてやり方が変わっているからかもしれません。
4.体調を崩していないか
仕事のミスでひどく悩んでしまうと、体調を崩すことがあります。注意した方が良い体調の変化は、以下のとおり。
- 夜寝られない
- 食欲がない
- 出社前に起こる頭痛や腹痛
- 楽しいことでも笑えない
- 意味もなく涙が出る
特に、休みの日は調子良いのに出社する前に体調が悪くなるのは、会社に行けないほど思い悩んでいる可能性があります。専門家の診断を受けましょう。
5.仕事が自分に合っているか
人には向き不向きがあります。好きなことが向いているとは限りません。自分に向いていると思っていても、実際に働いてみると違うと感じることもあります。
「自分に合わない」「嫌だ」と思いながら仕事をすると、ミスに繋がります。やる気がないと感じたら、自分に合った仕事に転職するのがおすすめです。
6.仕事量があなたに合っているか
仕事量が自分のキャパを超えると、ミスが増えます。終わるから大丈夫と思っていても、さらに仕事が増えたときに対応できなくなります。
頼めるのであれば、同僚や部下に振りましょう。また、仕事量が多いと感じているのであれば、上司に相談しましょう。
仕事量が減ることでミスが減り、心にも余裕ができます。
7.休憩を細かくとっているか
仕事中、小まめに休憩を取るようにしましょう。頑張り屋の人ほど、休憩を取らずにランチまで仕事をしがちです。
大人が持続できる集中力は、約50分と言われています。効率的に働くためにも、小まめに休憩を取るようにしましょう。
トイレに行ったり、ちょっと立ち上がって軽くストレッチをしたり。リフレッシュできるので、メリハリをつけて作業ができます。
適度な休憩をとるようにしましょう。
仕事でミスをして生きた心地がしないときの対処法5選
大きなミスをしたら、生きた心地がしません。大声で怒られるのではないか、出世に響くのではと悪いことを想像してしまいます。
ここでは、仕事でミスをして生きた心地がしないときの対処法を5つ紹介します。
- すぐに報告・謝罪と嫌なことを済ます
- 誰でもミスはする
- 信頼できる上司に相談する
- 身近な人に相談する
- 趣味の時間を作ってリフレッシュする
1つずつ確認しましょう。
1.すぐに報告・謝罪と嫌なことを済ます
とても勇気が必要ですが、ミスをしたらすぐに報告と謝罪を行いましょう。ずるずると引き延ばしていたら、どのような処罰を受けるだろうと悪い想像ばかりします。
失敗が気になってしまい、他の仕事に集中できません。その結果、ミスを連発することに。
今言っても、後で言っても怒られる時は怒られます。嫌なことはサクッと済ませましょう。
2.誰でもミスはする
ミスすることは誰にでもあります。1度もミスしたことがない完璧な人間はいません。失敗してもそこから改善策を考えて行動することで、成長できます。
大事なのは、ミスをした後にどう対応するかです。
3.信頼できる上司に相談する
仕事のミスが多くて辞めたくなったときは、信頼できる上司に相談しましょう。
上司もミスをし、そこから学んでいるはずです。失敗をどのように乗り越えてきたのかを聞くと、参考になります。今日から行動できることがあれば、行うことが大切です。
また、上司に話を聞いてもらうことによって、気持ちが楽になることも。場合によっては、部署異動など対策をしてくれるかもしれません。
4.身近な人に相談する
会社に相談できる上司がいない場合は、親や兄弟、友人などに相談すると良いです。
仕事と関わりがない人の方が、相談しやすいことも。解決策が出なくても、話を聞いてもらうだけで心が少し軽くなります。
5.趣味の時間を作ってリフレッシュする
気持ちが落ち込んでいる場合は、就業後や休日に趣味に没頭すると良いです。
仕事のことを考えずに趣味に打ち込むことで、気分転換になります。ストレスも解消されるので、スッキリするでしょう。
趣味がないという人は、散歩がおすすめです。外の空気を吸ってゆっくりすると、リフレッシュできます。
仕事のミスで辞めたい気持ちが限界なときの3つの対処法
よほど重大なミスをしなければ、会社が倒産するケースはないでしょう。多少ミスが続いたとしても「退職しなければならないのでは……」と思い悩む必要はありません。
とはいえ、どうしても自分を責めてしまい苦しいことも。
ここでは、仕事のミスで辞めたい気持ちが限界なときの対処法を3つ紹介します。
- 部署異動を申し出る
- 転職をする
- 休職をする
順番にみていきましょう。
1. 部署異動を申し出る
原因を特定して改善策を考えても、気持ちを切り替えてもうまくいかない場合は、部署異動を申し出てみると良いでしょう。
何をしてもミスが減らないなら、仕事内容が合っていないのかもしれません。部署が変われば働く人も内容も変わるため、うまく気持ちが切り替わることも。
自分に合った仕事がある部署に、異動できる可能性もあります。
実際に異動が難しくても、意思表示をすることが大事です。
2. 転職をする
今の仕事が合っていないと感じ部署異動が難しい人は、転職するのが良いでしょう。
転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談のがおすすめです。自分がやりたい仕事や興味があること、得意なことや苦手なことを伝えれば、自分に合った仕事を紹介してもらえます。
一人で探すより効率が良く、無料で転職活動のサポートもしてくれます。
3. 休職する
どうしても辞めたい気持ちが限界で会社に行けない場合は、休職しましょう。
一人で悩んでいても、気持ちが沈む一方です。会社に行けなくなるほどの悩みを抱えているなら、専門家に話を聞いてもらうのがおすすめです。
休職するには、医師の診断書が必要です。精神科や心療内科を受診したら、診断書を書いてもらってください。
精神的につらい状態や対処法については「精神的な理由で仕事を休みたいのは甘えではない!つらいときは遠慮なく休もう」で解説していますのでご覧ください。
会社に大損害を与えるミスをして辞めづらいなら退職代行がおすすめ
このまま仕事を続けてもミスが改善できない、辞めたいと感じているのであれば、退職を検討しましょう。無理な環境で働き続ける必要はありません。
部署異動が難しく転職活動期間中も会社に行きたくないと感じる人や、精神的に限界で今すぐにでも辞めたいと感じる人は、退職代行を利用してみてはどうでしょうか?
退職代行を利用すれば即日退職が可能なので、二度と会社に行く必要がありません。また、100%確実に辞められるだけでなく、有給休暇を消化した上での退職も可能です。
LINEや電話などで悩みや自分の思いについて相談できます。すぐにでも退職したいと悩んでいて、会社に伝えづらい場合は、ぜひ一度相談してみてください。