精神的理由で仕事を休みたいのは甘えではない!連絡する際のポイントや注意点も解説

精神的につらくて仕事に行きたくない
身体の不調ではないのに休むのは申し訳ない
精神的な理由で仕事を休むなんて甘えてる?

精神的につらいときは、仕事を休んでも問題ありません。しかし「熱や風邪の症状がないのに、仕事を休むなんて甘えているのではないか」と感じている方もいるでしょう。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査結果によると、会社員の有給取得率は50%です。休みたくても休みづらいと感じている方が多いと言えます。

精神的に疲れているのに無理して働きつづけると、体調不良に陥る可能性があるため注意が必要です。

そこでこの記事では、以下の内容について解説します。

  • 精神的につらいときは仕事を休んだほうがいい理由
  • 仕事を休みたいときの口実
  • 会社を休むときにやるべきこと
  • 仕事を休む際に注意すべきポイント
  • 仕事を休めるようになる考え方
  • 仕事を休んだときの過ごし方
  • 仕事を休みたい気持ちを軽減させる対処法

              仕事を休みたくても休めないと感じている方は、ぜひ最後までお読みください。

              目次

              【重要】精神的につらいときは仕事を休んだほうがいい理由3選

              精神的につらいときは仕事を休んだほうが良いです。無理をして働き続けると、以下の3つの危険があります。

              • パフォーマンス・モチベーションが下がる
              • 体調を崩す
              • メンタルを崩す

              1つずつ見ていきましょう。

              1. パフォーマンス・モチベーションが下がる

              精神的につらいときは仕事に身が入らないため、集中力が低下したり普段しないようなミスをしたりする可能性が高くなります。仕事のパフォーマンスが下がるので、同僚や上司に迷惑をかけてしまうでしょう。

              その結果注意を受けると精神的にさらに落ち込んでしまい、悪循環に陥いる可能性があります。また精神的につらいと、仕事へのモチベーション維持も難しいです。

              パフォーマンス・モチベーションが下がったまま仕事をしても誰も得をしないため、一度休むのがおすすめです。

              2. 体調を崩す

              精神的につらい状態で仕事を続けると、疲れが溜まり体調を崩しやすくなります

              風邪を引きやすくなったり、頭痛やめまいが出たりする場合もあるでしょう。体調不良をそのまま放っておくと、重篤な病気につながる可能性もあるため、仕事を休んで医療機関を受診してください。

              悪化して手遅れになる前に、疲れを感じたら仕事を休んで体調を回復させるのがおすすめです。

              3. メンタルを崩す

              精神的なつらさを抱えたまま働き続けていると、うつ病やパニック障害などにかかる危険性があります。精神疾患は完治に時間がかかる傾向にあるため、一度かかると社会復帰が難しいです。

              再発のリスクもあるため、生涯病気と向き合いながら生活しなければなりません。メンタルの不調を感じたら、上司や人事担当者に相談し、一旦仕事から離れましょう。

              精神的な理由で仕事を休みたいときの口実を紹介

              精神的なつらさで会社を休むとき「どう伝えていいか分からない」という方も多いでしょう。ここではおすすめの口実を紹介します。

              併せてと避けたほうがいい口実も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

              1.おすすめの口実

              精神的に仕事を休みたいときにおすすめな口実は、以下の5つです。

              1. お腹が痛くて動けない
              2. めまいがして動けない
              3. 頭痛がしてパソコンに向かうのがしんどい
              4. 子供の具合が悪い
              5. 母(父)が体調不良で病院に連れて行かなければならない

              自分や家族の体調不良を理由にすると、上司が納得してくれる可能性が高いです。ごまかさずにはっきりと伝えるようにしましょう。

              2.【バレるリスクあり】おすすめできない口実

              一方でおすすめできない口実は、以下の3つです。

              • インフルエンザなどの感染症
              • 公共交通機関のトラブル
              • 身内の不幸

              インフルエンザをはじめとした感染症は、診断書の提出を求められます。仮病の場合はウソがバレてしまうため、おすすめできません。

              公共交通機関のトラブルも、避けたほうが無難です。遅延証明書の提出を求められるだけでなく、インターネットで調べれば、本当かどうかすぐに分かります。

              身内の不幸を口実にして休むのもおすすめできません。会社によっては香典を送ったり、通夜に参列したりする場合もあります。ウソだとばれた瞬間信用をなくし、社内に居づらくなってしまいます。また身内の不幸を口実に使うのは、人としてよくありません。

              精神的な理由で会社を休むときにやるべき3つのこと

              精神的な理由で会社を休むときにやるべきことは、以下の3つです。

              1. 就業規則に沿って連絡する
              2. 引き継ぎ事項を共有する
              3. 緊急連絡先を共有する

              会社を休むのは悪いことではありません。しかしルールやマナーを守るのが、社会人としてあるべき姿です。会社を休む際は、ぜひ参考にしてください。

              1. 就業規則に沿って連絡する

              会社を休む場合は必ず連絡しましょう。無断欠勤は信用問題に関わります。前日までに相談するのが望ましいですが、やむを得ず当日に連絡する場合は、始業10分前までに電話を入れるのが無難です。

              「電話は上司になにか言われるのが怖い」という理由で、メールやチャットなどで連絡を入れたい人もいるでしょう。しかしメールやチャットは、なるべく避けたほうが良いです。誠実さが伝わらず、あなたの印象を下げてしまう可能性があるからです。

              会社によってはメールやチャットを認めている場合もあるため、就業規則に沿った方法で連絡を入れましょう。

              2. 引き継ぎ事項を共有する

              引き継ぎ事項を共有するのは、仕事を休む上で最低限のマナーです。下記の内容をまとめておき、休みの連絡時、もしくは後ほどメール・チャットで連絡するのが無難です。

              • タスクの進捗
              • 優先度の高いタスク
              • 今日マストで行うべきタスク

              共有しておかないと上司や同僚に迷惑がかかるため、忘れずに行いましょう。

              3. 緊急連絡先を共有する

              休みの連絡時に、私用携帯の電話番号やメールアドレスなども共有しておくのがおすすめです。万が一トラブルや緊急対応が必要な際に連絡が取れないと、周りに迷惑がかかります。

              プライベートを公表したくない場合は上司のみに伝えておき、他の社員には共有しないでほしいとお願いしておくと安心です。対応できない時間があれば一緒に共有しておくと、スムーズです。

              精神的な理由で仕事を休む際に注意すべき5つのポイント

              精神的な理由で仕事を休む場合は、以下の5点に注意しましょう。

              • 無断欠勤はしない
              • SNSの更新は控える
              • 外出を控える
              • 翌日は無理をしない
              • 周囲に謝罪とお礼を伝える

              1つずつ解説します。

              1. 無断欠勤はしない

              「精神的につらいと連絡する気力がない」という人もいるでしょう。しかし無断欠勤はしないようにしてください。無断欠勤は会社に多大な迷惑がかかり、最悪の場合は解雇になる可能性があるからです。

              本来は電話で連絡を入れるのがマナーですが、どうして無理な場合は、以下の方法がおすすめです。

              • メールやチャットで連絡する
              • 同居している家族に連絡してもらう

              電話以外の連絡を快く思わない上司もいるでしょう。しかし無断欠勤よりは、連絡を入れたほうがマシです。

              2. SNSの更新は控える

              SNSは、いつどこで誰に見られているか分かりません。

              仕事を休んだにもかかわらずSNSを更新すると、上司や同僚が見ている可能性があります。体調不良などで仕事を休んだ場合、仮病やサボりを疑われても仕方ありません。

              自分の印象を下げないようにするためにも、会社を休んだ日はSNSの更新を控えるのがおすすめです。

              3. 外出を控える

              SNS同様、いつどこで誰に見られているか分からないため、遠出の外出は控えるのが無難です。

              とはいえひとり暮らしの方は、食材の買い出しなどで外出せざるを得ない場合もあるでしょう。不要不急の外出は控え、気分転換に近所を散歩したり、買い物に行ったりするくらいにとどめておくのがおすすめです。

              4. 翌日は無理をしない

              体調が回復して翌日出勤した場合は、なるべく無理をしないようにしましょう。

              精神面から来る体調不良は、一度回復したとしても再発するリスクが高いからです。翌日から頑張りすぎると、ぶり返す可能性があります。

              復帰してからの仕事はリハビリ程度に留めておき、安定してきてから100%の力を発揮していきましょう。

              5. 周囲に謝罪とお礼を伝える

              体調が回復して出勤したら、周囲に謝罪とお礼を伝えるのがおすすめです。

              会社を休むこと自体は、悪くありません。しかしあなたが休んだ分の仕事は、誰かが代わりにやってくれています。もしあなたが逆の立場で、謝罪やお礼を言われなかったら気分が悪いですよね。

              全員が気持ちよく働けるよう、謝罪とお礼はきちんと伝えましょう。

              仕事を休みたい日が続く場合は精神疾患の可能性がある

              「疲れが溜まって明日仕事に行きたくない」と思うことは、誰にでもあります。

              「あと◯日で仕事が休みだ」「次の休みは思いっきり好きなことをする」など自分のモチベーションを高めると、仕事が頑張れる方もいるでしょう。

              しかし仕事に行きたくないと感じる日が続く場合は、精神疾患の可能性があります。体と心の症状について解説しますので、最近調子がおかしいなと感じている方はぜひ参考にしてみてください。

              1. 身体の症状

              精神的な疲れは、身体に不調が出ます。仕事で疲れている生活を繰り返していると、不調のサイン気がつかないことも。「いつもと違うな」と感じたら、以下の症状に当てはまっていないかチェックしましょう。

              • 疲れがとれない
              • だるい
              • 体重が極端に増減する
              • 吐き気がする
              • 嘔吐する
              • 動悸がする
              • 息苦しくなる
              • 頭痛がする
              • めまいがする

              これらの症状に当てはまる場合は、既に身体が限界を超えている可能性があります。放っておくと、大きな病気になる可能性もあるため、まずは1日会社を休みましょう。

              2. 心の症状

              心が疲れていると、普段なら楽しいと思えることがつまらなくなったり、誰かと話ができなくなったりします。少しでも思い当たる節があれば、以下の症状が出ていないかチェックしましょう。

              • やる気が起きない
              • 食欲がない
              • 暴飲暴食が止まらない
              • 笑顔になれない
              • わけもなく涙が出る

              放っておくと、うつ病やパニック障害などの精神疾患にかかる可能性があります。1つでも当てはまる症状があれば、早急に仕事を休み医療機関を受診してください。

              病院に行く前に、厚生労働省の「5分でできる職場のストレスチェック」や一般社団法人日本うつ病センターの「こころの病気のセルフチェック」などで、自分の状態をチェックするのもおすすめです。

              精神疾患のサインについては「仕事に行きたくない、助けて」と感じている人は退職代行を使って今すぐ辞めても良い!お金の心配を解決する方法3つも分かりやすく紹介にて解説しています。症状について知りたい方は、参考にしてみてください!

              精神的につらいときに仕事を休めるようになる5つの考え方

              精神的な理由で仕事を休みたいと思っていても「同僚や上司に気を遣うため休めない」と悩んでいる方は多いでしょう。たとえ「休んでいいよ」と言われも、そう簡単に考え方は変えられません。

              そこで「精神的につらいときに仕事を休めるようになる5つの考え方」について解説します。

              • 休むのも仕事のうち
              • 会社員の特権
              • 自分がいなくても仕事はまわる
              • 仕事を休むことは誰にでもある
              • 休むのは悪ではない

              ぜひ頭の片隅に置いてみてください。

              1. 休むのも仕事のうち

              体調管理も仕事のうちです。しっかりパフォーマンスを発揮するためには、体調は万全でなければなりません。

              無理して働き続けると、パフォーマンスが下がったり、体調不良を引き起こす可能性があります。限界を迎えてから休んでしまうと、余計に会社に迷惑がかかります。

              「迷惑をかけたくないから欠勤する」と割り切ると、休みやすくなるでしょう。

              2. 会社員の特権

              会社員には決められた休みがあり、有給も付与されます。フリーランスや自営業の場合は、決められた休みや有給はありません。

              フリーランスや自営業は、休んだ分だけ収入が減ります。一方で会社員は、休んでも有給の範囲内であれば収入は減りません。

               会社員は自由どが低かったり融通が効かなかったりする点もありますが、休める日が決まっています。特権と思ってきちんと休みましょう。

              3. 自分がいなくても仕事はまわる

              会社は、特定の社員がひとりいなくても仕事は周ります。むしろ、社員が休んで仕事が回らないのであれば、会社の体制に問題があります。

              真面目や責任感が強い人は無理して働きがちですが、精神的につらいときは体調が最優先です。引き継ぎや共有をきちんと行った上で休めば、大きな問題はありません。

              精神的に疲れたら、遠慮せずに休みましょう。

              4. 仕事を休むことは誰にでもある

              理由はさまざまですが、精神的にしんどくて仕事を休むときは誰にでもあります。毎日のように休むのは問題ですが、有給の範囲内や年に2.3回程度であれば、上司や同僚に悪く言われる可能性は低いでしょう。

              普段真面目に頑張って働いているのであれば、思い切って休むのがおすすめです。「誰にでもあること」と割り切ると、気持ちが楽になるでしょう。

              5. 休むのは悪ではない

              仕事を休むことは、悪ではありません。無理をして働き続けると、以下のリスクが考えられます。

              • 疲労が貯まる
              • ストレスが増えて体調に影響がでる
              • 仕事のパフォーマンスが落ちる
              • 結果的に周囲に迷惑がかかる

              精神的に辛いまま働いても、いいことは何もありません。きちんと休んでコンディションを整えるべきです。「休むのは悪くない」と覚えておきましょう。

              精神的な理由で仕事を休んだときの過ごし方3選

              精神的な理由で仕事を休んだときは、以下の3つに気をつけて過ごすのがおすすめです。

              • 安静にする
              • 少しずつ活動を始める
              • 規則正しい生活を意識する

              自分の症状に合わせた過ごし方があるので、ぜひ参考にしてみてください。

              1. 安静にする

              熱や風邪などの異常がなかったとしても、怠さや吐き気など身体的な不調がある場合は、精神的疲労が原因と考えられます。しっかり睡眠を取り、身体を休ませるのがおすすめです。

              気力と体力を回復させれば、健康な状態に戻るでしょう。

              2. 少しずつ活動をはじめる

              しっかり身体を休ませたら、少しずつ活動をはじめると良いです。元気になったらといって急に活動量を増やすと、すぐに疲れてしまい症状が悪化してしまう恐れがあります。

              近所への散歩や買い物などから始めていけば、徐々に活動を増やせるようになります慣れてきたら電車やバスに乗って、遠くに出かけてみるのもおすすめです。

              3. 規則正しい生活を意識する

              身の回りのことができるようになり、外出する気力と体力が戻ってきたら、規則正しい生活を心がけてください。

              仕事に復帰するためには、朝早く起きる必要があります。毎日決まった時間に起き、バランスのとれた食事を摂りましょう。昼間はしっかり活動して、夜は早めに就寝すると良いです。

              正しい生活サイクルを確立できれば、仕事に復帰しやすくなります。

              精神的に仕事を休みたい気持ちを軽減させる対処法3選

              精神的に仕事を休みたい気持ちを軽減させる対処法は、以下の3つです。

              • 朝ごはんを食べる
              • 通勤時に好きな音楽を聴く
              • 仕事が終わったら自分にご褒美をあげる

              気持ちを切り替えて出勤したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

              1. 朝ごはんを食べる

              朝ごはんは非常に大切です。朝ごはんを抜くと、以下の症状が出やすくなります。

              • 集中力が低下する
              • 記憶力が低下する
              • イライラする
              • 自律神経が乱れやすくなる
              • 血糖値が急上昇しやすくなる

              脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源ですが、朝は不足しています。「午前中頭がボーッとする」「イライラする」などの症状が見られたら、脳からのSOSが出ているサインです。

              朝ごはんを食べると、身体が1日の始まりを認識し体内時計が正常に動きます身体がシャキッとし午前中に活動しやすくなるため、仕事へ行きたくない気持ちも軽減されるでしょう。

              詳しくは農林水産省の「朝ごはんを食べないと?」という記事に掲載されていますので、ぜひご覧ください。

              2. 通勤時に好きな音楽を聴く

              出勤前や通勤時に好きな音楽を聴くと、リラックスできます。

              アップテンポの曲でテンションを上げたり、ゆったりとしたクラシックで心を落ち着けたりすると良いでしょう。音楽は、心を豊かにしてくれる効果があります。

              朝起きて気持ちが下がっている場合は、音楽を聴いて気持ちを落ち着かせるのがおすすめです。

              3. 仕事が終わったら自分自身にご褒美をあげる

              ご褒美を準備しておくと、仕事へのモチベーションが上がります

              • 好きなスイーツを買って帰る
              • 前からほしかったものを購入する
              • お酒を飲む

              など、自分のテンションが上がるご褒美を用意しましょう。仕事の後に楽しみな予定を入れておくと「ご褒美のために今日も頑張ろう」という気持ちになれます。

              気持ちが下がって仕事に行きたくない日が続いている場合は、プチご褒美を用意するのがおすすめです。

              精神的に疲れたら仕事を休んでも良い!回復しない場合は転職や退職を検討しよう

              精神的につらいなら、仕事を休んでも問題ありません。無理して働き続けると体調不良やメンタル崩壊を引き起こす可能性があり、その後の人生に影響を与えます。

              就業規則を確認し、上司や人事担当者に相談して少しの間仕事から離れましょう。

              数日仕事を休んでも回復しない場合は、みたけど回復しない場合は、転職や退職を検討するのがおすすめです。環境を変えると、症状が良くなる可能性があるからです。

              しかし「退職を上司に言い出すのが怖い」という方もいるでしょう。そのような場合は「SARABA」にお任せください。

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