「疲れた…仕事をしばらく休みたい」
「休職するには特別な手続きが必要なのかな」
「仕事を長期間で休んだら、復職できなさそう」
と悩んでいませんか。
心も体も限界でしばらくの間仕事を休みたいですよね。ただ、復職後のことや金銭面が心配で休職できない人も多いです。
また、しばらく仕事を休みたいことを上司にどのように伝えたら良いか迷います。
そこでこの記事では、しばらく会社を休みたい人に向けて
- 仕事をしばらく休みたくなったときの対処法
- 長期休暇をもらうときの例文
- しばらく休みたくなったときにおすすめの理由
- 金銭面が心配で休めないときの対策
などを詳しく紹介します。もう限界なのであれば、何も考えずにまず休みましょう。後ほどお伝えしますが、お金はなんとかなることが多いです。
限界を超えた状態で働き続けたら、どんどん自分を追い込んでしまいます。悪化すれば、治すのにも時間がかかります。そうならないためにも、しばらく休みたいと思ったらしっかり休養をとりましょう。
【結論】しばらく仕事を休みたいなら休職をしよう
結論から言うと、しばらく仕事を休みたいなら休職しましょう。我慢して働き続けたら、心身ともに体調を崩す可能性が高いからです。
まずは病院に行って診断書をもらいましょう。診断書があれば、会社も休職することを止めれません。
復職した後、気まずくなりそうで心配ですよね。しかし、今はあなたを休ませてあげることを優先してください。回復してから、今後どうするか決めても問題ないです。
休職したからといって、必ず復職する必要もありません。退職する意思が固まったら、休職からそのまま退職することも可能です。
休職したまま退職するについては「休職後に退職をしたい人必見!やること5つと会社を辞めるステップを分かりやすく紹介」にて解説しています。休職した後に退職したくなったらどうしようと不安な人は、ぜひ参考にしてください。
仕事をしばらく休みたくなったときの対処法3選
仕事をしばらく休みたくなったときの対処法を紹介します。無断欠勤をすると、最悪の場合懲戒解雇になってしまいます。
休んでいる間も仕事のことが心配で不安にならないためにも、ぜひ参考にしてください。
- 直属の上司に相談する
- 休職するなら診断書を提出する
- 退職する
詳しく紹介します。
1.直属の上司に相談する
直属の上司に相談しましょう。直属の上司を避け、さらに上の上司や人事など他の人に休職の旨を伝えるのは避けましょう。
上司の評価を下げてしまうことになり、あなたへの当たりがキツくなることが考えられるからです。もちろん、評価を下げなかったとしても、失礼なやつという印象を与えてしまいます。
どうしても直属の上司が休職を受け入れてくれないときのみ、他の人に伝えるようにしてくださいね。
欠勤するほど会社に行きたくない人は、次の2つの方法で給食の相談をしましょう。
- 電話
- メール
2.休職するなら診断書を提出する
体調不良で休職する場合は、診断書を作成してもらいましょう。休職するためには、診断書の提出が必須だからです。
体ではなく、心が弱っている状態でも診断書はもらえます。つらい、仕事のことを考えると泣きそうになるなども、症状の1つです。
また、診断書があればスムーズに退職ができたり公的支援を受けられたりと多くのメリットがあります。
3.退職する
仕事や職場環境が嫌でしばらく休んでも効果がないと思っているなら、退職も1つの手段です。
休職中も仕事のことを考え続けていては、ゆっくり休まりません。回復の妨げにもなります。
ただ、辞めるまでにも時間がかかるので今すぐ仕事から離れたいと思っている人には、つらいかもしれません。
今すぐ仕事から離れたい人におすすめなのが、退職代行サービスです。第三者が間に入ることで辞めやすくなります。さらに労働組合が運営元であれば、会社との交渉ができるので有給休暇の取得も可能です。
退職代行で失敗したくないけど、自分で探す元気もない人には「【2022年版】退職代行おすすめランキング15選!退職代行を選ぶときに見るべき7つのポイントも徹底解説」をご覧ください。おすすめの退職代行サービスがひと目でわかります。
【場面別】しばらく休みをもらうときの例文3選
どうやってしばらく仕事を休むことを伝えたら良いか迷いますよね。怒られたり、休職を認めてもらえなっかたりしたらと考えると不安に。
こちらでは、場面別で仕事をしばらく休むことの伝え方を紹介します。
- 対面で直属の上司に伝える
- 電話で休むことを伝える
- メールまたはLINE
ぜひ参考にしてください。
1.対面で直属の上司に伝える
対面で直属の上司に、しばらく仕事を休みたいことを伝えられるのがベストです。直接伝えるのがマナーだと思われているから。
また直接伝えた方が、仕事の引き継ぎなどがスムーズに進めやすいです。他の人に仕事を振り分ける時間を与えるためにも、可能であれば前もって相談できると良いです。
〇〇課長お疲れさまです、〇〇です。
今、お時間よろしいでしょうか。
しばらく体調が優れず、仕事を続けていました。最近は、出社するのがやっとで仕事に集中できません。
現在通院中で、担当医からもしばらく休んだ方が良いと言われています。こちらが診断書です。
診断書を、伝える前に用意しておきましょう。また、いつから仕事を休みたいのかも伝えてくださいね。日にちが決まっていないと、先延ばしされてしまう可能性があります。
2.電話で休むことを伝える
次に電話での伝え方を紹介します。電話で伝える場合であっても、上司に伝えましょう。電話を出た相手に言伝を頼むのはNGです。
電話をかけるのに緊張していると、何を話したのかわからなくなってしまいがちです。そんな不安を和らげるには、先にメモを作って話す内容をまとめておくことをおすすめします。
〇〇課長お疲れさまです、〇〇です。
しばらく体調が優れず、仕事を続けていました。出社しようとしましたが、体がいうことを聞きません。
大変申し訳ありませんが、本日はお休みをいただけないでしょうか?
本日病院に行くので、明日以降については後ほどご連絡いたします。
本日の業務はAとBがあります。Aについては本日中の対応が必要なため、どなたかに割り振っていただけないでしょうか?
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
出社できない状況であることを伝えましょう。会って話をしよう、と言われる可能性があるからです。
3.メールまたはLINE
最後に、メールまたはLINEでしばらく休みたいことを伝える方法を紹介します。
普段から業務連絡や大事な連絡はメールやLINEでするようにしている会社であれば、問題ありません。
失礼だと思うなら、話し合いの時間を作ってもらうようにしましょう。
〇〇課長お疲れさまです、〇〇です。
突然で申し訳ないのですが、しばらく仕事を休ませていただいてもよろしいでしょうか。
介護をしている母の体調が悪く、入院することになりました。今後の容態については、またご連絡いたします。
返信は遅くなるかもしれませんが、何かありましたらご連絡ください。
現在進行形の案件ですが、納期が今週中なのでどなたかに割り振っていただけないでしょうか。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
最初に、しばらく休みをもらいたい旨を伝えます。次に理由を書いて、最後に自分が受け持っている作業の引き継ぎを行いましょう。
特に、納期が近い案件は漏れのないようにしてくださいね。
仕事をしばらく休みたいときにおすすめの理由
仕事をしばらく休みたいときに、おすすめの理由を3つ紹介します。
- 体調不良
- 家族の体調不良
- 旅行をしたい
それぞれ解説します。
1.体調不良
しばらく仕事を休む理由として最も多いのが、体調不良です。病気は、あなた本人でしか分からないことが多いです。
そのため、診断書がある人を無理に働かせようとする会社は、ほとんどありません。病人を無理に働かせて悪化したら、後々会社の責任問題になる可能性があるからです。
- 治療に専念したい
- 仕事に支障が出る
- どうしても仕事をしている頑張りすぎてしまう
などと伝えれば、上司も納得してくれるでしょう。
2.家族の体調不良
親やパートナーの体調不良を理由にするのも良いです。自力で病院に行けないような状態であれば付き添いが必要だからです。
大人が付き添いを必要とするのは重症であるケースが多いので、後日心配されて同僚や上司から体調を質問される可能性も高いです。出社したとき、ちぐはぐな話をすると嘘がバレる原因になります。後で聞かれても良いような理由を考えておきましょう。
3.旅行をしたい
ネガティブな理由じゃなくても、しばらく会社を休んでも良いです。たとえば、旅行がしたいも立派な理由です。
有休はあなたの権利。リフレッシュすることで、心と体の健康を保ちまた頑張ろうという気持ちになります。
旅行をしたい旨を事前に上司に伝えましょう。仕事の割り振りを考えるのは、上司の仕事だからです。急にいなくなると、あなたの仕事を代わりにやってくれる人を探さなくてはいけません。
余計なトラブルに巻き込まれないためにも、全力で旅行を楽しむためにも事前に伝えるようにしましょう。
お金が心配で休みたくても会社を休めないときの対策3選
金銭面が心配で休みたくても休めない人に、おすすめの方法を3つ紹介します。限界なのに働き続けていたら、いつか体調を崩します。
最悪の場合、給料が出ないのに医療費も支払わないといけない状況に。そうならないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
- 短期間で休みたいなら有休消化
- 休職なら傷病手当の申請
- 退職をして退職金をもらう
順番に詳しく紹介します。
1.短期間で休みたいなら有休消化
有休があるなら、有給休暇を消化をして休むのも1つの方法です。短期間でリフレッシュできず、もっと休みたいとなってから休職を考えても良いからです。
有休は全ての従業員が持つ権利です。基本的には申請すれば取得できるものなので、休みたいときに有給休暇を取得しましょう。
ただし、有給休暇によって会社の正常な運営が妨げられる場合は、他の日にちへの変更が求められることがあります。日にちの変更が求められた場合は応じ、有給休暇の取得が許されないなら、不正の証拠として上司とのやり取りを残しておきましょう。
2.休職なら傷病手当の申請
休職するなら傷病手当の申請をしましょう。あまり知られていませんが、休職している間は給料が出ないことが普通です。
会社の中には、一定額の資金を援助してくれるところもあります。しかし、このような会社は稀なので、就業規則を確認しましょう。
休職期間、収入がないと不安ですよね。傷病手当金の申請が通れば、最長1年半の間に日割りで休職前の給料の2/3を受け取ることが可能。
ちなみに傷病手当金とは、業務外のけがや病気の療養のために会社を休むときに受け取れるお金のことです。精神的なものも、病気に含まれています。
厚生労働省保健局によると、傷病手当金の受給者の30%弱が精神的な理由です。
3.退職をして退職金をもらう
退職をして退職金をもらうのも、1つの方法です。退職後もしばらくの間は生活費に困らなくなります。
しかし、退職金は会社ごとに支給条件が設定されているので、ご自身が該当しているか確認するようにしてください。
退職金を受け取ることで生活できる期間を計算しておくといいでしょう。
仕事をしばらく休むときの5つの注意点
仕事をしばらく休むときに注意して欲しいことが、5つあります。復職後の人間関係に悩まされないためにも、ぜひ気をつけてくださいね。
- 無断欠勤はしない
- 自分から連絡しない
- 重要事項は引き継ぎを行う
- 復職時は周りの同僚に感謝を伝える
- 傷病手当金の申請を行う
詳しく確認していきましょう。
1.無断欠勤はしない
無断欠勤は絶対にしないようにしてください。仕事を休む権利はありますが、無断欠勤は周りに多大な迷惑をかけてしまいます。
連絡なしに仕事を休むと、職場の人たちが心配します。いつ出社するかもわからないので、仕事を代わりに進めるべきか残すべきかの判断もできません。
家族に連絡がいくケースもあり、多くの人を巻き込んでしまうので、必ず連絡は入れましょう。
2.自分から連絡しない
自分から連絡をしないで、周りから事情を聞かれるのを待つのはやめましょう。しばらく休みをもらうことを伝えるのは、気まずいですよね。
伝え方がわからず、何日も体調不良で欠勤してしまう人も。「いつ復帰できる?」など上司から聞かれるのを待つのはおすすめしません。
しばらく休みたいことと合わせて、どのくらいの期間休職したいかを上司に伝えましょう。
3.重要事項は引き継ぎを行う
休みを取る日に客先とのアポイントがある、他部署との会議があるなど、急ぎの仕事や重要事項がある場合は引き継ぎましょう。電話で伝えきれない場合は、メールを活用しても大丈夫です。
自分で代打が立てられない場合、急ぎの仕事は一覧にして上司に伝えれば問題ありません。割り振り先を考えてもらえるでしょう。
そのほか、一緒にプロジェクトを行っている仲間がいる場合は、上司だけでなく同僚にも伝えると親切です。
4.復職時は同僚に感謝を伝える
復職時は、報告と共に感謝を同僚に伝えましょう。
詳しい理由などを伝える必要はありません。しかし、休職中にあなたのカバーをしてくれた人も多いです。
何事もなかったかのように仕事を始めずに、一言感謝を伝えるようにしましょう。
特に、仕事を引き継いでくれた人に伝えるのを忘れないでくださいね。
5.傷病手当金の申請を行う
傷病手当の申請を行いましょう。繰り返しになりますが、傷病手当金とは、業務外のけがや病気の療養のために会社を休むときに受け取れるお金のことです。
傷病手当金の申請が通れば、最長1年半の間に日割りで休職前の給料の2/3を受け取ることが可能です。
いくつか要件があります。たとえば、
- 4日以上仕事を休んでいる
- 給与の支払いがない
- 療養のため作業ができない
などです。詳しくはハローワークで確認できます。復職後でも、休んだ期間をまとめて申請することも可能です。ただ、2年経つと時効により請求できないので注意してください。
仕事をしばらく休んでも良い
仕事をしばらく休みたいと思ったら、思い切って休みましょう。あなたの体から出ているSOSを見逃さないでください。
もちろん病気などネガティブな理由だけでなく、旅行や結婚などポジティブな理由で休むのも問題ありません。有給休暇はあなたの権利です。
有休消化だけでは足りず、もっと休む時間が必要な人は休職しましょう。仕事や金銭面など心配なことがあるかもしれません。
しかし、あなたの健康より大切なものはないです。ゆっくりと休んで回復したら、また頑張りましょう。