「仕事で疲れたと感じたら休んでもいいの?」
「疲れたと感じる原因はなに?」
「疲れて休みたいときの対処法を知りたい」
と考えていませんか?
仕事をしていると、休みたいほど疲れたと感じることはありますよね。どうすれば良いかわからず、休めない方もいるのではないでしょうか。
会社に迷惑がかかったり、上司に怒られたりすると考えると言いづらくなります。
結論から言うと、疲れたと感じたら休んでも良いです。無理しすぎると身体を壊す原因になるので、気をつける必要があります。
そこで、この記事では疲れて休みたい方のために、疲労が溜まる原因や対処法を解説していきます。休みやすい理由も紹介するので、ぜひ活用してみてください。
仕事に疲れたときに休むのは悪いことではない
仕事の疲れが溜まったまま、休まずに働くと体調不良になる可能性があります。疲れやストレスが原因でなりやすく、自分では気づきにくいのが特徴です。
自分では大丈夫と思っていても、ある日突然身体が動かなくなることもあるでしょう。さらに体調不良を放置しすぎると、鬱になったり、手術が必要な病気になったり長期間働けなくなることも。
また疲れが溜まりすぎると、夜に睡眠を取りたくても寝られなくなります。人の身体は睡眠を取ることで、疲労を回復します。十分な睡眠が取れないと、疲れが溜まり続けるでしょう。
疲れはやる気や集中力の低下にもつながります。そして仕事中にミスをする回数が増え、上司や取引先から怒られる原因になります。その結果、ストレスが溜まるでしょう。
よりやる気や集中力が低下する悪循環に陥って、就業時間内に仕事が終わらず残業になることもあります。
疲れたと感じるのは身体が発するSOSなので、見逃さずにしっかり休むようにするのが重要です。
仕事を休みたいほど疲れたと感じる5つの原因
仕事を休みたいほど疲れたと感じる原因はさまざまあります。原因を把握しないと、適切な対処ができません。まずは原因をしっかり把握するようにしましょう。
こちらでは以下の内容を解説します。
- 無理をしすぎている
- 睡眠時間が不足している
- 人間関係が悪い
- 仕事が自分に合っていない
- 仕事量が多すぎる
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
1.無理をしすぎる
責任感が強かったり、真面目だったりする方は、任された仕事を完璧に仕上げようとします。自分が納得するまで仕事をするので、残業をすることも珍しくありません。
気づかないうちに無理をしすぎて、体調を崩す原因になるでしょう。
また上司からの残業を断れないこともあります。上司からの依頼だと社内評価に影響する可能性があり、やりたくなくても断りづらいです。一度引き受けると、二度目以降でも断れなくなります。
その結果、残業による疲労が溜まって、休みたいほど疲れたと感じる原因になります。
2.睡眠時間が不足している
睡眠不足は疲れを回復するために必要な行為です。寝ないと疲れが溜まり続けることになります。さらに仕事中にボーッとする回数が増えて、仕事のミスが増えたり、上司から怒られたりします。
また睡眠不足はストレスを増加する原因の一つです。仕事をしていると少なからず、ストレスを感じます。
そのため、寝ないことでストレスが増加して、仕事中にイライラしやすくなります。普段では何でもない出来事でも気になったり、機嫌が悪くなったりするので、疲労が溜まるでしょう。
3.人間関係が悪い
人間関係での問題は肉体的な疲労は溜まりませんが、精神的に疲れます。自分では気づきにくいのが特徴です。そのため、気付くのが後になってしまい、対処が遅れがちになります。
特に職場で自分の意見が言いづらい環境だと、ストレスが溜まりやすいです。他人の意見でしか行動ができず、窮屈に感じるでしょう。
また社内でパワハラやセクハラなどがあった場合も、ストレスが溜まりやすいです。自分より上の立場の方から受けると、直接言いづらく周囲への相談もしづらくなります。
自分の中に抱え込んでしまい、精神的に病んでしまうことになるでしょう。
4.仕事が自分に合っていない
そもそも仕事に疲れた、もしくは辞めたいという感情が常にある場合は、自分の適性や性格に合っていない可能性があります。無理に合わない仕事を続けていると、ストレスを感じやすくなってしまうので注意が必要です。
うつ病や適応障害などが発症しやすくなるため、自分に合う仕事に就くことが大切です。休職期間を取る、もしくは退職をして新たな仕事探すように心がけましょう。
5.仕事量が多すぎる
自分で抱え切れない仕事量を押し付けられていると、誰しも疲れを感じてきてしまいます。解決策として、業務量の少ない仕事に転職するのが良いでしょう。
月の残業時間が10~20時間あたりに収まると、仕事での負担を減らしやすくなります。転職する際は、残業時間も確認しながら検討しましょう。
仕事に疲れた・休みたいときの7つの対処法
こちらでは、仕事に疲れて休みたいときの対処法を解説していきます。
- 仕事のことを考えない
- 信頼できる人に相談する
- 有給休暇で気分転換する
- 鬱の症状をチェックする
- 休職をする
- 転職を考える
- 退職代行を利用する
一つひとつ解説するので、しっかり把握してみてください。
1.仕事のことを考えない
常に仕事のことを考えていると、身体が緊張した状態になって、休みたくても休めない状態になります。できる限り仕事を考えないようにしましょう。
趣味や興味があることを考えてリフレッシュするのが重要です。運動をしたり、旅行に出かけたりするのがおすすめです。
さらに静かな空間を作って過ごすのも刺激が少ないのでリフレッシュができます。
2.信頼できる人に相談する
仕事に疲れた・休みたいと感じるときは、家族や友人などに悩みを相談してみましょう。話しを聞いてもらうことで、気分がスッキリすることがあるためです。
家族や友人が同じ悩みを抱えていた場合、参考になるアドバイスをもらえる場合もあります。実践することで、問題が解決する可能性もあるでしょう。
仕事で悩みを抱えていれば、信頼できる人に相談するのがおすすめです。
3.有給休暇で気分転換する
有給休暇を使えば仕事の罪悪感なく休めます。有給を使わずに休もうとすると、同僚に迷惑がかかったり、上司に怒られたりなどを気にして、気分転換できない方もいるかもしれません。
有給休暇であれば、誰もが付与されて使える制度です。さらに会社としては利用を推奨しなければならないため、使って何か言われることはありません。
会社を気にせず普段できないことをして気分転換しましょう。
4.鬱の症状をチェックする
疲れが溜まって仕事を休みたいと感じたら、鬱になっている可能性が考えられます。精神的な疲労は自分で気づきにくいです。鬱になっていた場合、長期間仕事ができなくなるので、一度症状をチェックするのがおすすめです。
以下の症状がないか確認してみましょう。
- 体がだるくて疲労が溜まりやすい
- 朝起きるのが辛い
- 気が沈むことがある
- 食事が進まない
- 仕事をするのが億劫になる
- 人生がつまらなく感じる
5.休職する
長期的に仕事を休みたいなら休職するのがおすすめです。仕事を休みたいと感じるまで疲れているなら、短期間の休暇では回復するのが難しいこともあり得ます。
有給休暇は年間で付与される日数が限られているため、長期的な休みが取りづらいです。休職をすれば、1ヶ月や2ヶ月などまとまった休暇を取得できます。
休職する場合「【無断欠勤はNG】仕事をしばらく休みたいなら休職しても良い!連絡方法や3つの例文もあわせて紹介」の記事がおすすめです。連絡方法や例文なども記載しているので、休職を申請する際の参考にしてみてください。
6.転職を考える
会社によっては休みたいほど疲れているのに、休めないこともあるでしょう。その場合、転職を考えるのも対処法の一つです。
休めない職場は、会社自体に問題を抱えているケースがあります。そのまま働き続けても疲れが取れず溜まっていく一方です。
また精神的なストレスを感じているなら、働く環境を変えないとよくならない可能性が高いです。体調不良を引き起こす原因になって、最悪の場合、入院して長期間働けなくなることも。
働く環境を変えるために転職を考えてみましょう。仕事を調整できて休める環境が整っていれば、疲れが溜まりにくい生活ができます。
7.退職代行を利用する
休めない環境で働いていると、退職を考える方もいるでしょう。なかなか休めない場合、退職の意思を伝えても引き止められる可能性が高いです。
そのため、退職代行の利用がおすすめです。
退職代行を利用すると自分で上司に連絡する必要がないため、精神的な負担を感じずに辞められます。さらに第三者が間に入ることで、会社とトラブルを起こさずに辞められるのが特徴です。
退職代行が気になる場合は「退職代行を使うのは無責任じゃない!使用して良い理由5つを徹底解説」も参考になります。退職代行の詳細を記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事で疲れたときに休みやすい理由5選
こちらでは、疲れたときに会社を休みやすい理由を解説します。
- 体調不良
- 家族の体調不良
- 両親の介護
- 家族・友人の結婚式
- 家族・親戚のお葬式
ぜひ活用してみてください。
1.体調不良
仕事を休むときによく使われる理由が体調不良です。体調不良であれば、仕事に影響が出るので無理に働かされることは少ないです。
さらに風邪やインフルエンザなどで出社すると、他の従業員に感染させる可能性があります。特にインフルエンザは感染力が強く、長期間の休みが必要になるので却下されることはありません。
体調不良が理由であれば、治療に専念しなければならないので休みやすいです。
2.家族の体調不良
家族が体調不良で看護が必要な場合、自分が元気であっても会社を休めます。誰しも病気になると自分だけでは動くのがきついです。そのため、家族の看護が必要になります。
特に子どもが病気になったときは、一人でできないことが多いので、病院に連れて行かなくてはなりません。
さらに家族が病気になった場合、他の従業員にうつす可能性があります。家族の体調不良で休む方は多くいます。
3.両親の介護
両親の介護を理由に仕事を休むのは可能です。要介護者の通院や生活のお世話をするため、仕事をするのが難しいです。
仕事を休めず働くことになると、家族の生活に支障が出て迷惑がかかります。
また長期的な介護が必要であれば、介護休暇の制度があります。長期の休みが取れるので、家族の介護をしつつ仕事で疲れた身体を休ませられるでしょう。
自分の病気ではないため、診断書を求められるケースが少ないです。家族に介護が必要な方がいるときは、上司に相談して使用してみてください。
4.家族・親戚の結婚式
結婚式はおめでたい席であり、休暇を取れる制度があります。家族や親戚などの結婚式で使用が可能です。
土日に開催されることが多いですが、平日に開催されることもあります。家族や親戚であれば、休ませてくれない上司は少ないでしょう。
さらに土日の開催でも遠方で行われる場合、結婚式の前日から移動することもあり、休みを取る理由として使われます。
ただし友人の結婚式は、休みを取れないので注意が必要です。
5.家族・親戚のお葬式
家族や親戚などに不幸ごとがあった場合、休みをとっても問題ありません。大切な人が亡くなっているのに、休みを却下するのは考えにくいです。
お葬式で休む場合、有給休暇ではなく慶弔休暇の扱いになります。ただし、企業によって制度や内容が異なるので、事前に確認してみましょう。
仕事で疲れたときに休めるようにする3つの働き方
仕事で疲れたときに休めるようにする働き方として、以下の3つを覚えておく必要があります。
- 余裕を持ったスケジュールで仕事を進める
- 自分以外の代理が対応できるようにする
- 日ごろから周りのサポートをしておく
急に休むことになっても問題がないよう、常に意識しておきましょう。
1.余裕を持ったスケジュールで仕事を進める
自分が休んで支障をきたさないように、余裕をもってスケジュールを進めておきましょう。常に仕事を残さない姿勢が大切です。
常に仕事を残していると、体調を崩した際などに他の人が多く仕事を請け負うことになります。1日の中で発生した仕事は、その日中に片付けるように意識しましょう。
2.自分以外の代理が対応できるようにする
仕事の手順のマニュアル化、情報共有を徹底しておくと自分以外が対応できるようになります。同僚や部下が引き継げる体制を作っておくと、お互いに気が楽です。
また、休んだとしてもチャットなどで、社員とコミュニケーションを取れる体制を構築しておきましょう。連絡ができると、代わりに対応する人も働きやすくなります。
3.日ごろから周りのサポートをしておく
普段から周りのサポートをしておくと貸しが作れます。いざ休む場合でも休みやすくなるので、必須テクニックとして覚えておくのがおすすめです。
周りが残業していたり、困ったいたりする場合は手伝うチャンスです。日ごろから周囲に気を配り、助け合える環境を構築しましょう。
仕事に疲れて休むときの5つの注意点
仕事を休むときの注意点を知りたい方もいるのではないでしょうか。
こちらでは5つの注意点を解説していきます。
- 無断欠勤をしない
- 当日に休むなら業務開始前に上司へ電話する
- 業務の引き継ぎを行う
- 長期の欠勤はしない
- 何も考えずに仕事を辞めない
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
1.無断欠勤をしない
無断欠勤は社会人のマナーが欠如していることになります。信用が低くなり、重要な仕事が任せてもらえないことにもつながるため、絶対にやってはいけません。
頻繁に無断欠勤を行えば、減給もあり得ます。
また従業員が出社するのかしないのかを上司が判断できないため、業務が進まずに支障が出ます。さらに、他の従業員の仕事を増やすことにもなり、仕事に復帰しづらいです。
2.当日に休むなら業務開始前に上司へ電話する
仕事を休むなら前日までに、上司へ連絡するのが好ましいです。ただ、朝起きてから体調不良になることもあるでしょう。
その場合、業務開始前に上司へ連絡する必要があります。業務開始後は忙しくなるので、電話をかけても出られないことも。
またメールはいつ見るかわからないので、あまり好ましくないです。特に上司が役職についていると、メールの量が多く埋もれてしまいます。欠席の連絡に気付くのに遅れが発生します。
当日に休むなら業務開始の10分前までに連絡しましょう。
3.業務の引き継ぎを行う
仕事を休むのであれば、業務の引き継ぎは必須です。なぜなら他の従業員は自分の仕事について把握しておらず、何をすればよいのかわからないからです。
特に納期が迫っている業務は、他の従業員に依頼することになります。進捗や今後の流れなどを伝えるのが重要です。
引き継ぎで伝えるポイントは以下のとおりです。
- 業務の概要
- 自分が進めている状況
- 納期と提出先
- 依頼したい内容と注意点
しっかり伝えてスムーズに業務を行えるようにしましょう。
4.長期の欠勤はしない
期限を決めずに長期の欠勤をしていると、クビになる可能性があります。許可を取っていたとしても、企業に迷惑をかけてしまいます。
もし長期でどうしても休みたい場合は、休職を行いましょう。「許可を取ったからいつまでも休んでいい」という考えはおすすめしません。
5.何も考えずに仕事を辞めない
仕事を辞める前にしっかりプランニングしておくと、その後がスムーズです。プランを考えずに仕事を辞めると、再就職するのが難しくなります。
特に離職している期間が長くなると、転職面接の際に不利になるので注意が必要です。「いつまでに転職するのか」「どのような企業に転職したいのか」これらのポイントをもとに、しっかりとプランニングをしましょう。
仕事に疲れてしばらく休みたいときの連絡時のポイント3選
仕事に疲れている方は、1日や2日ではなく、もっと長い期間休みたいと思う方も多いのではないでしょうか。体と心の健康が第一なので、限界を迎えていれば長期間休むことも視野に入れましょう。
とはいえ、しばらく休みたいときにどのように連絡すればよいのか分からないですよね。
こちらでは、仕事に疲れて長期間休む際に意識したい3つの連絡時のポイントを紹介します。
- 上司に相談する
- 診断書を提出する
- 傷病手当金の申請を行なう
順番にみていきましょう。
1.上司に相談する
仕事に疲れてしばらく休みたいときは、まずは上司に相談しましょう。
相談は必ずしも直接である必要はありません。出社が難しそうであれば、電話やメールでも大丈夫です。
相談する際には、どんなことで悩んでいてどれほど限界を迎えているのかを伝えます。状況が伝われば、しばらく休むことにも理解をしめしてくれるかもしれないでしょう。
2.診断書を提出する
仕事に疲れてしばらく休みたいときは、医療機関から発行されて診断書を提出しましょう。診断書があることで、長期間の休みを認めてもらいやすくなるためです。
仕事を休むためだけに診断書を発行するのは面倒に感じるかもしれませんが、スムーズに休職できたり公的支援を受けられたりなど多くのメリットがあります。
診断書を発行してもらうべき詳しい理由は「【徹底解説】うつ病で退職する際に診断書が必要な理由とは!やるべき5つのことも紹介」でも解説していますので、ぜひご覧ください。
3.傷病手当金の申請を行なう
傷病手当金とは、業務外でケガや病気をしたとき、療養するために会社を休む際に受け取れるお金です。病気には精神的なものも対象となっており、最長で1年6ヶ月間、休職前の給料の3分の2を受け取れます。
休職をするには医師の診断書が必要であり、結果によって期間が変わってきます。傷病手当を申請すればお金をもらえるので、金銭面の心配も必要ありません。
傷病手当金に関する情報は、全国健康保険協会に記載されてあるのでチェックしておきましょう。
仕事に疲れて休みたいなら無理せず退職代行を利用しよう
疲れて休みたいと感じた状態で、仕事をやり続けると体調不良を引き起こす原因になります。最悪の場合、病気になって長期間働けなくなるため、無理しないのが重要です。
休みたいときはしっかり理由を伝えれば、休暇を取れます。会社によっては、休ませてくれない場合があります。
あまりにも従業員に無理をさせるのであれば、退職代行の利用がおすすめです。
第三者が間に入ることで、高い確率で辞められます。さらに労働組合が運営元であれば、会社との交渉ができるため、有給休暇の取得も可能です。
退職代行の数は多いので、どの業者にしたら良いかわからない方もいるでしょう。下記の退職代行おすすめランキングを参考にしてみてください。