「どうして自分だけ仕事量が多いのだろう?」
「他の人は残業していないのに、自分だけ夜遅くまで会社に残っている…」
「期待されているわけでもなく雑用として扱われている気がする…」
このような悩みを抱えていませんか?
同じ会社に勤めている同僚や上司は先に帰っているのに自分だけ遅くまで仕事をしていると、どうしてだろうと疑問を感じますよね。
不公平さに嫌気がさし、どうしようもないストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自分だけ仕事量が多いと感じている方に向けて、次の内容を解説します。
- 仕事量が多いか判断するポイント
- 自分だけ仕事量が多いと感じる原因や対処法
- 退職を判断する基準
最後まで読めば、自分の仕事量が多い理由や取るべき行動がわかるようになります。現状を打破したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
自分だけ仕事量が多いと感じるのは勘違いではない
自分だけ仕事量が多いと感じているものの、勘違いだと思い込もうとしている方もいるのではないでしょうか。しかし、それは勘違いではなく事実かもしれません。
求人サイトを運営するBiz Hitsが行った調査によると、会社を辞めたいと思う理由の3位が「仕事量や残業が多い」ことだとわかりました。あなた以外にも自分だけ仕事量が多いと悩む人は多く存在し、退職という道に進む方もいるのです。
どの職業にもいえることですが、責任感がある人や仕事ができる人に業務が集中するのは仕方ありません。社員は早く帰りたいと思いますし、会社からしてもやる気があってなんでもこなしてくれる人に仕事をしてもらいたいと感じるためです。
自分だけ仕事量が多いと感じている方は、勘違いだと思い込まずに、この記事を見て現状を変えるべく行動してみてくださいね。
仕事量が多いか判別するポイント3選
自分は仕事量が多いと感じているものの、本当にそうなのか疑問に感じている方もいるでしょう。こちらでは、仕事量が多いか判断するポイントを3つ紹介します。
- 客観的に見ても周りの人と比べて業務量が多い
- 家でも仕事をこなさないといけない
- 周りに比べて帰る時間が遅い
順番に解説するので、ご自身は当てはまっていないか考えながら読み進めてみてください。
1. 客観的に見ても周りの人と比べて業務量が多い
同僚や上司に比べて、あなたの仕事量は多くありませんか?周りと比較して、実際どれくらいこなさなければならないタスクの量が違うのか探してみてください。
とはいえ、自分のものさしだけになってしまうと、冷静な判断はできなくなります。周りの人にこそっと仕事量を聞いてみて、客観的に自分とどれくらい違うのか判断するようにしましょう。
2. 家でも仕事をこなさないといけない
会社で仕事が終わらず、家に帰っても作業をしている方もいるのではないでしょうか。仕事が好きなのであればそれでも問題ありませんが、嫌々こなしているのであれば危険な状態です。
モチベーションが上がらない状態で仕事を続けても効率が悪く、いつまで経っても仕事が終わらない悪循環に陥ってしまうためです。
とくに休日も仕事をしなければいけない状況にあるのなら、あなたの仕事量は多いといえます。
プライベートに仕事が入ってきて公私を分けられないほど切羽詰まっている状況であれば、仕事量を減らしたほうが身のためですよ。
3. 周りに比べて帰る時間が遅い
他の人が定時で帰っているなか、自分だけ残業している状況ならば仕事量が多いと判断できます。
仕事ができる人が早く帰るのは問題ありませんが、自分よりも効率の悪い人が先に帰っている場合は、明らかに仕事量が多いと判断できますよね。
自分だけ仕事が多いと感じる5つの原因
自分だけ仕事量が多いと感じる原因には、以下の5つが挙げられます。
- 優秀であり仕事を任せたいと思われている
- キャパシティを理解されていない
- 断らない人だと思われている
- 仕事の効率が悪い
- 全て自分でやろうと考えている
いつもやるべきタスクが多いと悩んでいる方は、これらのどれかに当てはまっている可能性が高いです。ぜひ読み進めて、原因について深ぼってみましょう。
1. 優秀であり仕事を任せたいと思われている
優秀な人に多くの仕事を任せたいと思うのは当然のことです。仕事ができない人にタスクを振っても自分が修正する工数がかかりますが、優秀な人であれば指示しておくだけで完璧にこなしてくれるので楽だからです。
また、将来的にスキルアップを目指して欲しいので、期待を込めてということもあるでしょう。期待している分成長して欲しいので、どうしても仕事量が多くなると考えられます。
スキルアップにつながりそうな内容であれば問題ありませんが、細々とした雑用や誰にでもできるような仕事であれば要注意。自身の成長につながらず、ただ仕事を押し付けられているだけの状況です。
2. キャパシティを理解されていない
あなたの限界は、自分しかわかりません。上司も部下のキャパシティを理解しようとしているはずですが、見た目だけではどうしても限界があります。
また、上司に過大評価されていて、捌ききれない量を依頼されているかもしれません。
こういった場合は、素直に今の状況を上司に伝えると、すんなり仕事量を減らしてもらえるケースが多いです。限界が来てからでは遅いので、あらかじめ上司と仕事量について相談しておくのがおすすめです。
3. 断らない人だと思われている
あなたの優しい性格をだしにして、いろいろな雑務を振ってきている可能性もあります。振られた仕事を全て忠実にこなす人やうまく断れない人は、このような印象を抱かれがちです。
また、嫌な仕事を押し付けられていじめやパワハラにもつながりかねません。
「あの人に頼んでおけばやってくれるよ」と頼られることは問題ありませんが、エスカレートして心身ともに疲弊しないように気をつけましょう。
4. 仕事の効率が悪い
仕事量は多くないものの、作業の効率が悪く捌ききれていないだけかもしれません。効率が悪いとどんどんタスクが溜まっていくので、仕事量が多いと錯覚してしまっている可能性も考えられます。
効率が悪い人がよくやりがちなのが、一度に複数の仕事に着手してしまうこと。マルチタスクに取り組んで全てが中途半端になってしまい、逆に終わらせるのに時間がかかってしまいます。
素早くタスクをこなすためには、一つひとつ着実にこなすシングルタスクを心がけるようにしましょう。
5. 全て自分でやろうと考えている
部下への指示出しをせずに、全て自分でこなそうと考えていませんか?人には限界があって得意・不得意な分野もあるので、同僚や部下に指示出しをすればもっと効率的に作業ができるかもしれません。
指示を出すのが面倒に感じたり人を頼れなかったりするなどいろいろな理由が考えられますが、困ったときはお互い様なのでコミュニケーションをとって仕事をこなすようにしましょう。
わからないことを教えるなかで自分自身もインプットできて周りの人の情報量も増えるので、会社全体に良い効果が期待できますよ。
自分だけ仕事が多いと感じた場合の対処法5選
自分だけ仕事量が多いと感じたときは、以下のような対処法を実践してみてください。
- 上司に相談する
- 無理な場合は素直に依頼を断る
- タスクの優先順位をつける
- 部署異動を願い出る
- 転職する
自分はどれが実践できそうか、考えながら読み進めてみましょう。
1. 上司に相談する
できるのであれば、上司に直接仕事量を減らして欲しいことを相談するのが手っ取り早いです。どのような対応をされるか怖いかもしれませんが、基本的に否定されることはないはずです。
「もっと効率よく仕事をこなせ」と怒られるかもしれませんが、限界を超えて精神を壊すよりはマシ。「そうとは知らず悪かった」と、詫びを入れられることも考えられます。
仕事量が多いと感じる理由も一緒に述べると、説得感が増して上司を納得させられるでしょう。
2. 無理な場合は素直に依頼を断る
自分の限界にも関わらず、必要以上の仕事を引き受けようとしているかもしれませんが、体を壊しても同僚や上司は助けてくれません。自分を守れるのは自分だけなので、断りにくい状況であっても無理な仕事は引き受けないようにしましょう。
申し訳ないと思うかもしれませんが、体を壊すと会社にも多くの迷惑をかけることになるので自分の体第一です。それで嫌がらせをしてくるような会社であれば、早いところ退職したほうが身のためだといえます。
3. タスクの優先順位をつける
まず何をしないといけないのか、やるべき仕事に優先順位をつけて実行すると、いろいろなことに手を出す必要がなくなり作業を効率化できます。結果として仕事を早くこなせるようになり、仕事量が多いと悩まなくても済むでしょう。
「◯時までに〇〇を終わらせる」と、時間を区切って仕事に取り掛かるのもおすすめです。集中力が上がるので、自身のレベルアップにもつながります。
4. 部署異動を願い出る
同じ会社であっても、部署によって忙しさが異なる場合もあるでしょう。また、自分に向いていない、やっていてつまらないと感じる仕事であれば、やる気も高まらず仕事量が多いと感じてしまう原因になります。
思い切って部署移動を願い出ると、仕事の落ち着いた環境に身を置けるかもしれません。リスクはありませんがいろいろなスキルが身につくので、これからのキャリアを再検討する方にもおすすめの方法です。
5. 転職する
いっそのこと転職をして、新しい環境に飛び込んでみるのもひとつの手です。上司の嫌がらせや会社に問題がある場合は、転職することで問題が解決するでしょう。
仕事量の多さが会社に問題がある場合は、あなた自身が行動してもすぐに変わるわけではありません。自身の成長のための選択肢として、新しい環境に飛び込むという方法は有効です。
なお、転職をするにしても上司になかなか自分の意思を伝えられず、退職できないと悩んでいる方もいるでしょう。退職が怖い場合は、退職代行を利用するのがおすすめです。
退職代行とは、あなたの「仕事を辞めたい」という気持ちを、代わりに伝えてくれるサービスです。業者に依頼すればあなたは家で待っているだけで仕事を辞められるので、気まずい思いをする心配もありません。
退職代行のおすすめが知りたい方は「【2022年版】退職代行おすすめランキング15選!退職代行を選ぶときに見るべき7つのポイントも徹底解説」をご覧ください。業者を選ぶポイントやおすすめサービスを解説しているので、あなたの悩み解決に一歩近づきますよ。
自分だけ仕事量が多い際に退職を決める3つの判断基準
自分だけ仕事量が多い場合でも、本当に仕事を辞めていいのだろうかと不安を感じる方もいますよね。
こちらでは、退職を決める3つの判断基準を解説します。
- 仕事量に見合った報酬があるか
- 自分のスキルアップにつながっているか
- 会社が状況を改善しようとしているか
今勤めている会社と照らし合わせながら読み進めてみてください。
1. 仕事量に見合った報酬があるか
客観的に見て自分だけ作業量が多いのにも関わらず待遇が他の人と変わらない場合は、退職して新しい環境に飛び込む選択を検討しても問題ありません。自分の仕事ぶりが評価されなければ仕事に対するモチベーションが下がり、作業効率が落ちて、仕事量が多いと感じる悪循環に陥ります。
仕事量の割に報酬が少ないということは、会社の利益が少ないことの裏返しかもしれません。
このような状況で働いても自分が疲弊するだけなので、労働に見合った報酬をくれる場所に身を移すのがおすすめです。
2. 自分のスキルアップにつながっているか
ただ業務を押し付けられているだけなのであれば、あなたの市場価値は上がらないので退職という選択を視野に入れたいところです。自分のスキルも報酬も上がらないのにただ仕事量だけ増えるのであれば、疲弊して体を壊してしまう恐れもあります。
逆に企画のような会社の軸となる仕事や、新しい事業についてのことを任せてもらえるのであれば、続けたほうが自身の成長につながるでしょう。
3. 会社が状況を改善しようとしているか
あなたに仕事が集中していることを会社に相談し、それを解決するために動いてくれているのかを確認してみてください。何も行動してくれていないのであれば、早急に退職をしたほうが身のためです。
社員ひとりの叫びを聞き取れない会社であれば、将来性がありません。仕事量が多いと嘆く現状を変えるためにも、退職という道も考えてみてください。
自分だけ仕事量が多いと感じるなら対策を講じて状況を改善しよう
自分だけ仕事量が多いと感じるのには、上司が期待してくれているポジティブな考えもある反面、断られないからと雑用を押し付けているだけの可能性もあります。あなたの成長につながるのであれば今の会社を続けても問題はありませんが、違うのであれば対策を講じて現状を変えるように努力しましょう。
対処法としてはシングルタスクを徹底したり上司に相談したりなどがありますが、ひとりではどうにもならないときもありますよね。そのような場合は、仕事を辞めて新しい環境に身を移すことも検討してみてください。
退職代行を利用すれば退職に関する不安は解消されます。仕事を辞められるか不安な方は、以下の記事を参考に退職代行の利用を検討してみてください。