「会社に行くのがなんか怖い」
「会社のことを考えると不安になってしまう」
「上司が怖くて萎縮してしまう」
会社や苦手な人のことを考えると不安感でいっぱい。心臓がバクバクしてしまって、耐えるたびに苦しい気持ちになる方もいるでしょう。
何を隠そう、筆者も前職に勤めていたときは、なんとなく仕事に行くのが怖いと思っていた一人です。周りの人たちが普通に働いているなか、会社が怖い自分は異常なのかなと思い悩んでいました。
しかし、その職場を退職した今わかるのは、「会社が怖い」と思うのは環境に問題があるからです。あなたが異常なわけではなく、原因さえ取り除ければ、不安を感じずに働けるのです。実際、苦しさの原因に対処した結果、今は楽しく働けています。
そこでこの記事では、
- 会社が怖いと思う原因
- なんとなく怖い気持ちを和らげる方法
- 特定の人が怖い場合の対処法
をまとめました。原因を理解し、適切な対処をすれば、不安感は和らぎます。今、なんとも言えない恐怖感を感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
会社に行くのが怖いと感じたら
会社に行くのが怖いと感じたら、まずは怖いと感じる気持ちを受け入れましょう。怖いと思う気持ちを否定せず受け入れて、なぜ怖いと感じるか原因を探すことが改善の糸口です。
今は楽しそうに仕事をしている人の中にも、1度は会社に行くのが怖いと感じた経験がある人は多いはず。自分だけと追い込まずに、誰にでも経験のあることだと受け入れると楽になりますよ。
また、あまりに会社に行くのが怖い、ストレスや恐怖心が強いと感じる場合には無理せずに休みましょう。
会社が怖いと感じる原因
会社が怖いとなんとなく感じているのなら、原因をはっきりさせることが大切です。原因がわかれば、自ずと対処法も見つかってきます。
ここでは、会社が怖いと思ってしまう代表的な理由を6つまとめました。
- 職場の空気に馴染めない
- 仕事のミスを繰り返してしまう
- 責任が重すぎる
- 仕事量が多すぎる
- 仕事を過度に叱責する人がいる
- 仕事に自信がない
自分に合いそうなものがあるか探しながら、読み進めてみてください。
職場の空気に馴染めない
職場の雰囲気が合わないと、周りの人たちが怖くなることもあります。悪口がはびこっていたり、足の引っ張り合いをしたりする環境であれば、「いつか自分も被害に遭うのではないか」と周りが怖くなってしまうのは当然です。
特定の悪い人がいなくても、空気が合わないこともあります。周りが体育会系の場合、独特のノリについていけないこともあるでしょう。逆に、和気藹々と仕事をしたい方ならば、会話がほぼない職場ではみんなが何を考えているのかわからず、怖いと感じるケースもあります。
仕事のミスを繰り返してしまう
仕事のミスを繰り返していると、不安感が増してきます。
失敗を何度も怒られていると、周りの目が気になってきますよね。同僚は気にしていなかったとしても、「また同じミスをしてしまうのではないか」と自分を責める方もいます。
結果、仕事に集中できなくなり、さらにミスを繰り返すケースも。すると、さらに会社に行くのが怖いなと言う気持ちが増幅されてしまうのです。
責任が重すぎる
責任が重すぎる仕事を受けると、何かあったときのことを考えて会社が怖くなることもあります。
大きな金額が動くプロジェクトを任されていたり、勝手がわからない新人ながら高い成果を求められたりするのは、常にプレッシャーがかかっている状態です。その状態で頑張っていると、ストレスが貯まっていきます。
期待に応えて責任を果たそうと考える真面目な人ほど、プレッシャーに押しつぶされてしまうのです。結果として、仕事自体に不安を感じる原因になります。
仕事量が多すぎる
仕事量が多すぎると、やってもやっても残業が続きます。また、常に何かに追われているような感覚に陥る方もいるでしょう。明らかに終わらないタスクを振られていると疲れが取れず、家でも仕事のことを考えるようになることもあります。
そうなると、リフレッシュする場が取れません。結果として、会社に行くとまた仕事が増えるという不安感から、出社が怖くなります。
仕事を過度に叱責する人がいる
職場にミスを厳しく怒る方がいる場合も危険です。自分が怒られなかったにせよ、怒鳴られている同僚の様子をみているうちに「自分も次は怒られるのでは」と不安を感じます。結果として萎縮してしまうのです。
また、接客関係の仕事や営業でお客さんに会うことが多い場合も、トラウマを持つ原因になることがあります。一度過度に責められてしまうと、同じ経験をしたくないという思いから恐怖心を覚えます。
仕事に自信がない
特に新しい仕事を任されたときは、自分のやり方であっているのか悩むこともあります。仕事に自信をもてないと、そのままやって良いのかと怖くなることも。周りの方が結果を出していると、ますます焦ってしまいますよね。
まだ新しい任務を与えられたばかりなら、経験を積めば解決することもあります。最初からうまくこなせないのは当たり前、と自分を責めすぎないことが大切です。
逆に、長年同じ業務に携わっているのに自信が持てない場合は、周りに相談してみるのも一つの手。自分の理想が高すぎるだけで期待に応えられていることが分かったり、もっと良いやり方を教えてもらえたりするかもしれません。
それでも解決しないなら、そもそも業務があっていない可能性もあります。部署異動を希望したり、もっと自分に合った仕事に転職したりする方が、解決に近づきます。
会社が怖い気持ちを和らげる方法
会社が怖いと思いつつ、出社はしなければいけないと悩んでいる方も多いはず。ここでは、不安な気持ちを和らげる方法を7つ紹介します。
- 自分を責めすぎない
- 職場以外で仕事に関することは考えない
- プライベートの時間を確保する
- 無理に職場の人と交流しない
- 社外の人と話す
- 失敗をネガティブに捉えない
- 周りの評価を気にしすぎない
できるものから一つずつ、取り入れてみてください。
自分を責めすぎない
会社が怖いと思ってしまう人の多くは、責任感が強いです。自分でどうにかしなければ、もっと役に立たなければ、と思っているうちに、仕事に対するストレスが溜まります。人間関係をうまく構築できない自分を責めて、仕事だからどうにかしなければと思っている方もいますよね。
すべて自分の責任だと抱え込まないように、意識してみてください。仕事は一人でやるものではありません。業務は全員で回せば良いものですし、合わない環境を作ってしまっている人たちにも責任があります。相手の気持ちを考えすぎる必要もありません。
まずは、すでに頑張っている自分のことを認めてあげましょう。
職場以外で仕事に関することは考えない
プライベートな時間で、職場のことを考えないように意識してみてください。常に仕事に関することを考えていると、どんどん思考がネガティブになり、ますます不安感が増す原因になります。
明日もうまくいかないかも、次こそ挽回しなければ、と思考を巡らすと、ストレスを発散する場がありません。意識的に仕事に関する思考のスイッチを切ると気持ちが安定します。
プライベートの時間を確保する
家でも仕事の処理に追われている方や休日出勤が続いている方は、プライベートの時間をしっかり確保しましょう。心身ともにリフレッシュする時間も必要です。
仕事がつらくて休日は寝ていたら終わってしまうという方は、思い切って休暇をとってみるのもおすすめです。行くのが怖いと思っている職場に無理に通っているとメンタルがすり減ります。ぜひ、こまめに息抜きできるように、自分が楽しめる時間を確保してみてください。
無理に職場の人と交流しない
職場の雰囲気が合わないならば、無理に交流する必要はありません。決められた業務をこなしていれば、十分役に立てています。全員と仲良くする必要もないので、ストレスを感じてまで仲間に入る必要はないです。
人間関係は、職場以外でも構築できます。趣味や価値観の合う仲間は、外で探せば良いのです。「職場に馴染まねば」という思い込みを捨てて、最低限のコミュニケーションにとどめるのも一つの手段です。
社外の人と話す
一人で溜め込まず、社外の人と話してみてください。解決はしなくてもすっきりとした気持ちになるかもしれません。
会社が怖いのは、気づいていないだけで環境が悪い可能性もあります。気心知れた友人と話すことで、社内の異常さに気づけることもあるでしょう。そのほか、明らかにおかしいなと思う場合は、弁護士などの専門家に相談してみるのも良いです。
社内に心が落ち着く場がないならば、外の人と話してリフレッシュしましょう。
失敗をネガティブに捉えない
仕事で何か失敗しても、ネガティブに捉えないことが大切です。失敗することで、自分の成長に繋がる可能性があるためです。
例えば、ミスの原因をつきとめ、改善しようと試みることで確実にスキルが身につきます。次第にミスをすることも減っていくでしょう。
失敗をネガティブに捉えるのではなく、成長のための糧だと考えるよう意識してみてください。
周りの評価を気にしすぎない
会社に行くのが怖いと感じるのは、周りの評価を気にしすぎているのかもしれません。「使えない人間だと思われていないか」などと考えると、不安になってしまいますよね。
しかし、評価を気にしすぎては上手くいく仕事も思い通りにはならないです。
まずは、目の前にある仕事を精一杯こなすことを意識しましょう。おのずと評価は付いてくるはずです。
【原因別】職場の上司や特定の人が怖い場合の対処法
職場の中で上司など、特定の人が怖い場合もありますよね。この場合は、相手か自分が異動すれば解決する可能性が高いです。そのため、一時的にこの状況を凌ぎたいという方もいるのではないでしょうか?
特定の人が怖い場合の対処法は3つあります。
- 自分からコミュニケーションをとってみる
- 怖いと感じる原因を分析する
- 無理に話そうとしない
怖いと感じる原因により対処が異なるので、ぜひ確認してみてください。
自分からコミュニケーションをとってみる
特に自分に対して嫌なことをされていないけど、なんとなく怖い人っていますよね。
- 体が大きい
- 声が大きくて威圧感がある
- 寡黙で何を考えているかわからない
この場合は、相手を理解すれば解決するケースもあります。自分からコミュニケーションをとってみましょう。
自分から話しかけてみたり、食事に誘ってみたりするのも有効です。内面を知ることで、恐怖心がなくなり意外と親しみやすい人だと気づくこともあるでしょう。
しかし、怖いと思っている人に話しかけるのはストレスがかかるもの。無理のないペースで交流するようにしてみてください。
怖いと感じる原因を分析する
なんとなく怖いと感じる人には、原因を分析してみるのも良い手段です。
- 月末はピリピリしているから怖くなる
- いつも周りに人がいるから嫌われたらまずいと思ってしまう
など、冷静に見つめてみることで、相手を苦手に思う原因が浮き彫りになることもあります。もし、特定の瞬間だけ怖いのならば、そのタイミングだけ近づかないようにすることで、ストレスを回避できます。
無理に話そうとしない
中には、どうしても無理と感じてしまう相手もいるでしょう。心地よい人、苦手な人がいるのは当たり前のことです。学生時代、同じクラスにもなんとなく気の合わない人はいましたよね。
どうしても改善できないと思う相手なら、無理に仲良くなる必要もありません。連絡はできるだけメールを活用するなど、話す回数を減らす工夫をしても良いです。
最低限のコミュニケーションにとどめて、自分を守るのは悪いことではありません。
会社が怖い原因を解決できないなら退職してもいい
ここまで会社が怖い原因や、緩和する方法を解説してきましたが、うまく解決できない方もいるでしょう。もし環境が変えられないならば、無理にその職場に留まらず、退職を検討してみることをおすすめします。
会社はいくらでもあるので、その中には自分に合うところももちろんあります。1日の大半を過ごす会社を怖いと思ってしまうのは強いストレスがかかっている状態。無理に耐え忍ぶ必要もありません。
会社が怖いなら退職代行の利用がおすすめ!3つのメリットを解説
会社に行くのが怖いのなら、退職しても問題はありません。しかし、中には「会社が怖くて思ったことを言えない」「上司がパワハラで、退職の意志を伝えたらもっとひどくなりそう」と悩む方もいますよね。
そんな方は、退職代行を使うことを検討してみてください。退職代行とは、利用者の代わりに退職の意志を伝えてくれたり、手続きをしてくれたりするサービスです。
こちらでは、退職代行を使って会社を辞めるメリットを3つ紹介します。
- 上司と直接話す必要がない
- 最短当日の退職が可能
- 転職サポートをしてくれる
順番にみていきましょう。
上司と直接話す必要がない
退職代行は、利用者の代わりに退職の手続きをしてくれるサービスです。そのため、会社を辞めるにあたって上司と直接話す必要がありません。
退職を検討している方の中には、上司が怖くてなかなか話を切り出せない方も多いと思います。退職の意志を伝えて、説教されたりあたりがきつくなったりするのは嫌ですよね。
一方、退職代行ならあなたの代わりに退職の意志を伝えてくれます。その後の手続きも任せられるので、気軽に会社を辞められます。
最短当日の退職が可能
退職代行を利用すれば、最短即日で退職できます。例えば、深夜に退職代行業者と契約して、翌朝会社を辞めることも可能です。
自力で会社を辞めようと思うと、引継ぎなどの関係で1~2ヶ月後に退職するケースが多いです。会社が怖いと感じる方は、今すぐにでも辞めたいですよね。
退職代行に依頼すれば、スピーディーに会社を辞められます。「できるだけすぐに退職したい」と考えている方は、利用を検討してみてください。転職サポートをしてくれる
退職代行のなかには、転職サポートをしてくれるサービスがあります。
会社を辞めた後に気になるのは「次に働く場所があるのか?」ではないでしょうか。働きながら転職活動を進められればいいですが、精神的に限界を感じている人にとっては難しいはずです。
転職サポートをしてくれる退職代行なら、会社を辞めた後も安心できるでしょう。
退職代行といっても業者はたくさんあります。そのため、どの業者にしたら良いかわからない方もいるでしょう。具体的にどんな退職代行を選べば良いかわからない方は、下記の退職代行おすすめランキングを参考にしてみてください。