「サラリーマンじゃなくて別の仕事がしたい!」
「私ってサラリーマンの働き方に向いてないんじゃないかな?」
「仕事を辞めたいけど簡単に退職できない…」
と考えていませんか?
サラリーマンとして毎日頑張っている方の中には、働き方に疑問を感じている方もいると思います。その一方でサラリーマンを辞めるのに、不安を感じる方が多いかもしれません。
サラリーマンを辞めたくても簡単に退職できるものではありませんし、退職後の収入源の確保も必要です。
そこでこの記事では、
- サラリーマンを辞めたい理由
- 辞めるメリット・デメリット
- 不安点
- スムーズに退職する方法
などを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。サラリーマンを辞める決断ができたときに、新しい道が見えてくるかもしれませんよ。
サラリーマンを辞めたいと感じる理由
「サラリーマンを辞めたい」と感じる理由は人それぞれかと思いますが、主に以下4つの理由を挙げる人が多いのではないでしょうか。
- 人間関係に悩みがある
- 働き方に不満がある
- 仕事のやりがいが無い
- 給料が上がらない
- 毎日の通勤が苦痛に感じる
- 仕事が上手くいかない
- 独立または企業がしたい
それぞれ解説します。
人間関係に悩みがある
職場内の人間関係に悩みがあると、仕事がうまくいかず、辞めたくなってしまうもの。会社で誰とも話せなかったり、疎外感を感じたりするような状況で仕事を進めていくのはかなり辛いです。
実際に転職をしたい方の理由で、人間関係の悩みが最も多いと言われています。
今の職場の人間関係を改善できる見込みが無いようであれば、退職を視野に入れましょう。
働き方に不満がある
働き方についても、サラリーマンを辞めたい方がよく挙げる不満の1つです。
あなたの職場では以下のような問題がありませんか?
- 長時間労働が当たり前で休みが少ない
- 成果を出したのに正当に評価されていない
- 無駄な雑務が多い
健全に働ける状況じゃなく、長時間労働で消耗するような働き方では、働き続けるのは難しいです。
働き方は社員一人が頑張ったところで変わりません。どうしても納得いかないようであれば、今の仕事を辞めるのをおすすめします。
仕事のやりがいが無い
仕事にやりがいを感じられなと、退職を考える方も多いです。サラリーマンのやりがいが無くなる理由として多いのが「毎日同じことの繰り返しで嫌になる」こと。
会社に良いように使われていると感じた時に、「もっとやり甲斐のある仕事がしたい…」と考えるようになります。
今の職場でステップアップできたり、任される仕事の幅が広がったりする見込みが無いようであれば、退職を検討した方が良いでしょう。
給料が上がらない
給料が上がらないと、仕事へのモチベーションが自然と低くなります。その結果「サラリーマンを辞めたい」と感じてしまうのです。
特に、サラリーマンは、給料が上がりにくい仕組みになっています。
年功序列が根付いていたり、業界全体の平均年収が低かったりする会社は危険です。いくらあなたががんばったとしても、適正に評価されない恐れがあります。
なお、関連記事「給料が上がらない会社は辞めるべき!5つの理由や安全に退職する方法を紹介」では、在籍し続けるリスクや給料が上がらない会社の特徴を解説しています。あわせて参考にしてみてください。
毎日の通勤が苦痛に感じる
電車で会社に行っている場合、満員電車に乗ることも少なくありません。
通勤ラッシュに巻き込まれるのは、精神的にも身体的にもつらいですよね。人にぶつかって舌打ちをされたり、他人から足を踏まれたりする経験をした方も多いでしょう。
このように、毎日の通勤が嫌になり「サラリーマンを辞めたい」と感じるケースがあります。
仕事が上手くいかない
契約がとれなかったり、ミスが続いたりすると、仕事に対する意欲が薄れていきます。その結果「サラリーマンを辞めたい」と感じてしまいます。
仕事が上手くいかないのなら、まずは自分で改善できないのか考えてみましょう。実際に行動に移してから、辞めるかどうかを判断しても遅くはありません。
独立または起業がしたい
もっと自由な生き方や、何かに挑戦したい願望が芽生えたときにも、サラリーマンを辞めたくなってしまうでしょう。
サラリーマンは時間や場所に拘束されてしまいます。時間に縛られてしまうと、新しいことへの挑戦が難しくなってしまうので、企業を考える方は退職を希望するでしょう。
「挑戦するなら今しかない」と考え、独立や起業を目指してサラリーマンを辞めていく方も多いです。
サラリーマンを辞めるメリット
「サラリーマンを辞めるメリットは何があるんだろう?」
サラリーマンを辞めたいと思っている方の中には、メリットが気になる方もいるでしょう。
サラリーマンを辞めると、嫌な仕事から逃れられる以外にも様々なメリットがあります。
- 時間の自由が生まれる
- 収入の上限が無くなる
- ストレスが減る
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
時間の自由が生まれる
サラリーマンを辞めれば会社による拘束が無くなるため、自由な時間が生まれます。
新しい仕事に打ち込むのも良し、長期間旅行に行くのも良し、ただのんびり過ごすのも良し。仕事から解放された分、好きなように時間を使うことができます。
ぜひ自分にとって有意義なことに時間を使って、新しい道に進めるよう頑張ってください。
ストレスが減る
これまでイヤイヤで働いていた人にとっては、サラリーマンを辞めるとストレスが一気に減ります。過剰なストレスで心身ともに消耗していた人が、退職した途端に元気になるのはよくある話です。
そのため現時点でやりたいことを見つけられていない人でも、ストレスが減って元気になればやりたいことが見つかる可能性も。
仕事を辞めればストレスから解放されて、心身共に元気に過ごせるようになりますよ。
収入の上限が無くなる
サラリーマンを辞めた後に独立を選択すると、収入の上限が無くなります。サラリーマンの良いところは毎月一定のお給料が振り込まれることですが、一方で上限が決められています。
そのため「成果を上げても給料は変わらず」といったことはよくある話です。しかし、独立や起業を選択すると収入の上限が無くなるので、成功すれば高収入を目指せます。
もし独立や起業を検討している方は、サラリーマンでは得られないような収入を目指してみるのもいいでしょう。
サラリーマンを辞めるデメリット
「サラリーマンを辞めるメリットは魅力的だけど、デメリットもありそう…」
サラリーマンを辞めることで得られるメリットは大きいですが、一方でデメリットもあります。
こちらでは、3つのデメリットについて紹介します。
- 収入が安定しない
- 社会的信用が減る
- 社会保険に加入できない
デメリットにはそれぞれ対策も紹介するので、参考にしてみてください。
収入が安定しない
サラリーマンを辞めると、収入が不安定になります。収入が理由で、サラリーマンを辞めたくても辞められない方は非常に多いです。
転職するにしても、会社の振込日によっては給料を受け取れない日が出てくるでしょう。すぐに転職できる保証もありません。
また独立・起業の場合は、最初の数ヶ月間は無収入で過ごす覚悟が必要です。
サラリーマンを辞めて、収入が安定しない問題の対策は以下の4つ。
- 半年〜1年生活できるくらいの貯金をする
- 退職前に転職活動をしておく
- 無収入を避けるために在職中から案件を獲得する
- 副業でリスクヘッジをする
上記の対策を取れば、収入が不安定になっても安心して生活できるようになるでしょう。
社会的信用が減る
社会的信用が減るのも、サラリーマンを辞めるデメリットの1つです。
社会的信用というとイメージが湧きにくいかもしれませんが、具体的に以下のような影響を及ぼします。
- クレジットカードを作りづらくなる
- 賃貸の審査に通りにくくなる
- ローンの審査も厳しくなる
転職先が決まっている人であれば社会的信用について気にする必要はありませんが、独立・起業をする予定の方は、対策が必要です。
退職前に欲しいクレジットカードを作ったり、引越しを済ませたりしましょう。
社会的信用が減ると生活面に影響が出ますが、早めに計画を進めておくと対策できます。
社会保険に加入できない
サラリーマンを辞めると、社会保険には加入できません。
比較として、自営業と入れる保険を見てみましょう。
働き方 | 加入できる保険 |
---|---|
サラリーマン(会社員) | ・健康保険組合 ・厚生年金 ・介護保険 ・雇用保険 ・労災保険 |
自営業 | ・国民健康保険 ・国民年金 ・介護保険 |
表からは、自営業が加入できる保険が会社員よりも少ないことがわかります。
また、会社員時代であれば会社と折半して支払いできていた分も、自営業であれば全額自己負担となります。そのため、支払う保険金額が増えて、支出が多くなる恐れがあるのです。
サラリーマンを辞めたいけど不安なこと
サラリーマンのメリット・デメリットを理解できたとしても、辞める不安を拭いきれない方もいるでしょう。
そこでサラリーマンを辞めるにあたって、不安に感じることを5つピックアップした上で、解消法を解説します。
- 退職を伝えるのが億劫
- 退職後の収入源
- 周囲からの反対
- 社会的信用の低下
- 退職を伝えた後の出社
退職を不安に思う方は参考にしてみてください。
退職を伝えるのが億劫
「退職したいけど、上司に伝えるのが億劫で伝えられない」という方は非常に多いです。
実際に勇気を出して伝えても引き留められたり、人格否定の言葉を浴びせられたり、といったこともありえます。
どうしても上司に伝える勇気が出ない場合は、退職代行サービスを利用するのも一つの手です。弊サービス「SARABA」では24,000円で退職の手続きを代行しています。
労働組合が運営しているので、有給消化の交渉も可能です。24時間365日対応しているので、お気軽にご相談ください。
ちなみに「【2021年版】退職代行おすすめランキング15選!30社リサーチした結果と見るべきポイントも解説」では、退職代行サービスのおすすめランキングや、選び方を解説しています。こちらも合わせて参考にしてみてください!
退職後の収入源
退職した後の収入源を、懸念される方もかなり多いです。当然ながら毎日の生活のためには働き続けないと生きていけません。
収入源の解決策としては、早めに次の転職先を見つけること。
転職先が決まり、退職日の翌日に出社できる状態でなれば、「1ヶ月給料が入らない」という状況を避けられます。
ただし給料日が前職と転職先で異なる場合は、給料振り込みに多少のインターバルが生じるので注意しましょう。
退職前から転職活動を行いつつ、数ヶ月の間は無収入でも過ごせる貯金を用意しておくと、安心して辞められます。
周囲からの反対
サラリーマンを辞めたいけど、周囲から反対されるのが不安に思うケースもあります。
実際に「親が反対する」「子どもがいるから簡単に辞められない」などの理由で、退職に踏み切れず悩んでいる方は多いです。
とはいえ、仕事を続けたせいで心身が疲労し、動けなくなってしまっては本末転倒。周囲からの反対が気になるのであれば、早めに転職活動をして安心させてあげましょう。
転職ではなく独立・起業を検討している場合は、早めに稼げる道筋を説明できれば、周囲の人に納得してもらえるでしょう。
社会的信用の低下
サラリーマンでなくなると、クレジットカードが作れなかったりローンが組めなかったりと、社会的信用を失います。
転職後もサラリーマンであれば関係ない話ですが、起業・独立していくのであれば、社会的信用の低下は避けられない話です。
そのため独立するのであれば、退職前にクレジットカード作成や引っ越しを済ませるのがおすすめ。
また、副業でサラリーマンの収入を超えられる力をつけておくと、リスクを減らせますよ。
退職を伝えた後の出社
退職を伝えた後の話で、出社したら同僚や上司からどう思われるか不安に感じる方もいます。確かにこれから退職する中で、職場の人との接し方は分からなくなるものですよね。
しかし退職を伝えた後であっても、周囲の人はいつも通り接してくれるもの。強いて挙げるとすれば、周囲の人はあなたに「業務の引継ぎはちゃんとやってほしい」と思っているくらいです。
そのため退職を伝えた後は、やるべきことをこなして堂々と出社しましょう。
【年代別】サラリーマンを辞めたいときの判断基準
「サラリーマンを辞めたい」と感じた際には、勢いに任せて退職するのはおすすめできません。生活費が足りなくて困ったり、家族に迷惑をかけたりする恐れがあるためです。
こちらでは、以下の年代別にサラリーマンを辞めたいときの判断基準を解説します。
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
「サラリーマンを辞めるか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
20代|今後のライフプランを計画する
20代は、さまざまな可能性を秘めている年代です。
年齢が若いため、他の年代に比べると転職がしやすいというメリットがあります。そのため、1度自営業やフリーランスになったとしても、会社員に戻りやすいです。
20代は、今後のライフプランをふまえ「本当にサラリーマンを辞めてよいのか」を考えましょう。
30代|リスクの少ない道を選ぶ
30代になると、家庭を持つ人が増える傾向にあります。
そのため、自分の気持ちだけでサラリーマンを辞めるのはおすすめできません。勢いで退職すると、家族に迷惑がかかる可能性があるためです。
サラリーマンを辞めたいのなら、副業からスタートするのがおすすめです。稼げる見通しがついてきたら辞めると、退職したあとのリスクも少ないでしょう。
40代|キャリアを手放す危険性を理解する
40代になると、ある程度キャリアを積んでいる人が多いです。なかには、管理職に就いている方もいるのではないでしょうか。
サラリーマンを辞めるということは、積み上げてきたキャリアを手放すということです。場合によっては、収入が大きく下がってしまう危険性があります。
「サラリーマンを辞めたい」と考えている40代の方は、キャリアを手放すメリットがあるのかを考えてみてください。
50代|退職金を含めて生活できるか
50代の場合は、子どもが独立しているケースが多いです。そのため、退職金を含めて無理なく生活を送れるのかを考えましょう。
また、50代でサラリーマンを辞めて、そのあとに再就職するのは難しいです。正社員には戻れないことを頭に入れて、行動することをおすすめします。
サラリーマンが会社を辞めたいときにスムーズに退職する手順
退職を伝える決心がついたとしても、最終出勤日までの間にトラブルを起こすのは避けたいものですよね。
そこでここからは、スムーズに会社を辞める流れを解説します。
契約を確認する
今の時点で退職を伝えても問題ないか、契約を確認しましょう。
正社員やアルバイトであれば気にしなくてもいいかもしれませんが、派遣社員や契約社員など、期間限定で雇われている人は特に注意が必要です。
上記を気にせずに退職を伝えてしまうと、契約内容の問題によりスムーズな退職が困難になるかもしれません。
退職前に必ず契約内容は確認するようにしましょう。
退職の旨を伝える
契約内容を確認して問題ないようであれば、直属の上司に退職の旨を伝えましょう。
この時に間違っても、直属の上司を飛ばして管理職の方や社長のところへ行かないように気を付けてください。
直属の上司が管理不行き届きの烙印を押されてしまう上に、あなた自身の印象も悪くなってしまいます。
業務の引継ぎを行う
最終出勤日までの間に業務の引継ぎを行うようにしましょう。
スムーズに退職するためには、残った社員が滞りなくあなたの仕事に取り掛かれるように、引継ぎが必要です。
逆に引継ぎを怠った場合、悪い印象を残して退職することになってしまいます。次の担当者が気持ちよく仕事に取り掛かれるように、業務の引継ぎはしっかり行いましょう。
退職届を出す
最後に退職届を直属の上司に出しましょう。退職日までの間に有給消化の調整などを行い、最終出勤日までは仕事をこなします。
とはいえ「どうしても辞めたいのに辞められない」そんな状況があるかもしれません。
会社をスムーズに辞められない方や、退職の旨を伝えるのが嫌な方は、退職代行サービスの利用がおすすめです。
退職代行サービスでは、退職の旨を伝えてくれるだけでなく、退職の手続きの行ってくれます。労働組合が運営しているサービスであれば、有給消化の交渉を行ってくれるので、出社せずに退職できる可能性もあるでしょう。
自分で退職を伝えるのが億劫な方は、退職代行サービスを利用してみてください。