「仕事でミスしてしまって生きた心地がしない」
「周りの目が気になって苦しい」
「会社への損害のことを考えると夜も眠れない」
大きなミスをしてしまった後は、誰しも落ち込むもの。しかし、生きた心地がしないほど追い込まれているような状態は、早く抜け出すべきです。
もちろん、反省することが悪いわけではありません。しかし必要以上に思い詰めてしまうと心身に不調をきたし、この後の仕事でもミスを繰り返してしまう可能性が高まります。
そこでこの記事では仕事のミスで今まさに悩んでいるあなたに向けて
- すぐにすべきこと
- 気持ちを前向きにする考え方
- ミスが続いてる時の原因や対処法
といった内容を解説します。ミスを思い出して苦しんでいる方は、ぜひ読んでみてください。
仕事でミスして生きた心地がしない…最初にやるべき2つのこと
仕事でミスをしたことに気づき、生きた心地がしないと今まさに焦っている方に向け、最初のやるべきことを2つ紹介します。
- 上司にミスを正直に伝える
- 迷惑をかけた相手に謝罪する
まずは周囲に情報を伝え、適切に対処を進めることが大切です。
1. 上司にミスを正直に伝える
ミスに気づいた段階で、まずは上司に正直に伝えましょう。
自分で事態を収集しようと行動をはじめる方がいますが、火に油を注ぐ可能性があるので要注意。ミスが大きければ大きいほど、早めに上司に相談し指示を仰ぐべきです。
ミスの発覚から時間が経っていないほど、取れる対策の種類は増えます。また個人で動くよりも、上司を巻き込んでミスを処理した方が、対処法もより多くうかんでくるでしょう。
上司に言い出しにくいという気持ちは分かりますが、これ以上ミスを大きくしないために、できるだけ早く正確に情報を伝えることが大切です。
2. 迷惑をかけた相手に謝罪する
迷惑をかけてしまった相手に対して、謝罪もいち早く行いましょう。相手がまだ気づいていなかったとしても、先手を取って謝った方が良いです。
言い出しにくいからと、放置してしまってしばらく経った後に相手が気づいた場合、関係性が悪化してしまいます。
ミスをしっかりと認め、誠実な態度で謝罪をすれば、理解してくれる方も多いはず。誠意を持って謝ることから始めましょう。
仕事でミスして生きた心地がしない人が取り入れるべき5つの考え方
大きなミスをした直後は、迷惑をかけてしまった人たちのことを考えて生きた心地がしないと感じる方もいるはず。反省すべきとはいえ、ずっとそのミスを引きずってしまうと今後の仕事でも影響が出てきます。
生きた心地がしないと思うほど、精神的に追い詰められている方は、以下のような考え方を取り入れてみてください。
- ミスは誰にでもあり得る
- 後悔より再発防止を重視する
- 自分を責めすぎない
- 企業なら大抵のことは取り返せる
- ミスは経験の1つである
今心が苦しいと感じている方は、ぜひ読み進めてみてください。
1. ミスは誰にでもあり得る
人間誰しも、ミスをすることはあるものです。人生一度もミスをせずに、正確に全てのことをやりきれる人はいません。
そのため、あなた以外の人も同じミスをした可能性はありえます。
もし、大きなミスをしてしまったとしても、それに気づけなかった会社の仕組みにも問題があります。人は誰しもミスをする前提で、組織としてチェック機能を整える必要があるからです。
最終的な引き金を引いてはいますが、それがたまたまあなただったというだけで、ミスそのものは誰しもあるものなのです。このように考えれば、気持ちは少し楽になるのではないでしょうか。
2. 後悔より再発防止を重視する
起きてしまったことを後悔したとしても、過去を変えることはできません。やったことを悔やむより、同じことを繰り返さないためにどうすればいいかを考えた方が、自分にとっても組織にとってもプラスになります。
むしろ、ミスをしない仕組みを提案できれば、会社が帰って喜ぶことすらありえます。そこまで考えることはできなくても、個人として再発しない方法をつくることに目を向けた方が前向きになれるでしょう。
3. 自分を責めすぎない
ミスをした自分を、責めすぎないようにしてください。多くの場合、会社でのトラブルは誰か一人だけが原因というわけではありません。
チェックが十分に行われていなかったり、ミスをしても気づきにくい仕組みになっていたりと、全体の環境に問題があることも多いです。失敗の反省をすること自体は良いですが、自分だけがダメだったと責めすぎないように注意してください。
4. 企業なら大抵のことは取り返せる
大きな損失を出してしまうと、会社にとって大きな損害を生んでしまったと不安になる気持ちもわかります。ただし、組織の場合、大抵のミスは取り返すことができます。
むしろミスをしてもフォローし合えるのが、会社員として働くメリット。給与以上の利益を生んでいても報酬がそこまで上がらない代わりに、会社の損失を実費でカバーする必要もありません。
むしろ上がっていた利益をいざという時に使うために会社に置いていると考えれば、大抵のミスは取り返せると言うのにも納得できるのではないでしょうか。
5. ミスは経験の1つである
仕事でのミスは経験の一つであるという考え方もあります。「若い時の苦労は買ってでもせよ」という諺があるように、ミスをした経験が今後の業務や仕事に生きることは十分にありえるのです。
早めにミスを経験できてよかった、今後成長するためのチャンスなんだ、と前向きに捉えるように心を向けてみましょう。
仕事でミスが続くときの原因と対処法
仕事でミスが続いている時は、以下のような原因があるかもしれません。
- 業務が多すぎる
- 疲れがたまりすぎている
- 精神的に不調をきたしている
- 業務内容があっていない
環境や体調により、本来のパフォーマンスが発揮できないということは十分あります。もし普段しないようなミスが続いていて、悩んでいる場合はぜひ参考にしてみてください。
1. 業務が多すぎる
物理的に業務が多すぎる場合、全てを把握するだけでも手いっぱいになります。こなしてもこなしても次の業務が降ってくるような状態では、注意深く作業をするのが難しくなり、ミスが増えてしまうでしょう。
他の人にお願いできる仕事はないか、そもそも自分から手放すことができないかを考えて、業務の棚卸しをしてみてください。仕事量を適正に保つことで、ミスが減る可能性があります。
自分で業務の調整ができない場合は、上司に状況を相談してみても良いでしょう。
2. 疲れがたまりすぎている
疲労がたまりすぎていると集中力がかけます。そのような状態では、うっかりとしたミスが増えてしまうでしょう。
体力がない状態では、緻密で集中力を要する作業は難しいものです。週末にぐっすり睡眠をとったり、有休を取得してリフレッシュしたりして、疲労を回復させましょう。
疲れがたまっていない方が、仕事全体の効率も良くなるため、1日休んだとしても返って全体の進みが早くなるという可能性もありえます。
3. 精神的に不調をきたしている
なんだか何事も楽しくないと感じてしまったり、寝付けなかったりはしていませんか？もし思う節があるならば、メンタルが疲れている可能性もあります。
精神的に限界を迎えてしまうと、いつもできていたことが思うようにできなくなります。そんな自分に焦ってしまい、さらにミスを繰り返すということにもなりかねません。
精神的にしんどいと感じた場合は、早めに業務から一度離れ休息の時間を取ってください。早期に対処すれば、数日休むだけで回復してくるかもしれません。
しかししんどい状況をそのまま放置してしまうと精神的な疾患になる可能性もあります。この場合、寛解までには数年を要することもあり、プライベートにも支障が出てくるので、早めにあなたの体をいたわってあげてください。
4. 業務内容があっていない
人間ならば性格的な向き不向きがあります。細かい作業をずっと集中して続けるのが得意な人もいれば、人とコミュニケーションを取りながら営業する方が得意な人もいるでしょう。
能力というよりも性格的な要素が大きく、食らいついてもうまくできない業務がある方もいるはず。向いていない業務内容の場合、得意なことに比べてミスは多くなりがちです。
もし新しい部署に移動したての場合は、慣れによりミスが減ることもあるでしょう。しかし慢性的にミスをしていて苦手意識がある場合は、無償用を希望してみても良いでしょう。
「生きた心地がしない」仕事のミスを引きずっている人への対処法
生きた心地がしないと思うほど仕事のミスを長期で引きずっている方は、気持ちを切り替えることが不可欠です。精神的に追い詰められた状況を続けていると、メンタルが弱ってしまうからです。
ネガティブな気持ちから抜け出せない方は以下の3つの対処法を試してみてください。
- 信頼できる人に相談する
- 眠れないなら病院に行く
- 退職を検討する
1. 信頼できる人に相談する
気心の知れた人に悩みを相談してみてください。人に話を聞いてもらうことで、自分の頭の中が整理され、もやもやから抜け出せることがあります。
また、もしかしたら今の職場環境に問題があるのかもしれません。環境が悪くて集中できずにミスが増えている場合、周りに言われないと原因が自分以外にあると気づけないこともあります。
そのため、別の部署の人や学生時代の友人に話をしてみるのがおすすめ。具体的に業務を改善していきたいと思っているならば、職場の同僚や上司に相談しても良いでしょう。
2. 眠れないなら病院に行く
もし思い詰めていて眠れないようならば、一度病院に行くことをおすすめします。早期に対処することで、精神的な回復も早まるためです。
病院に行ったから、直ちに休職になるというわけでもありません。同僚にバレずに相談に行くこともできるので、まずは一度足を運んでみることをおすすめします。
3. 退職を検討する
不安な気持ちが止まらず、周りの目が気になる場合は退職を検討するのも一つの手です。
基本的には、会社でミスをしたとしても企業全体の仕組みにも問題があるため、個人だけが悪いという状況にはなりません。しかし、もしそのような風土がなく、ミスをいつまでも責め立てられるならば、その会社は退職して新しい活躍先を選んだ方が良いでしょう。
1つのミスだけで会社を辞めるというのは、やめ癖がつくためおすすめしません。しかし生きた心地がしないほどミスを引きずっている場合、話は別です。
そのような気持ちにならざるを得ない会社に問題がある可能性も高いため、やめることも検討してみてはいかがでしょうか。
生きた心地がしないほど仕事のミスを引きずるなら退職代行
生きた心地がしないほど仕事のミスをいつまでも引きずってしまうようならば退職代行の利用をおすすめします。そのような環境の会社では、やめると言い出しにくかったり、嫌がらせをされてやめられないといったケースも十分に考えられるからです。
そんなやめにくい会社とのやり取りの救世主となるのが退職代行。退職代行はあなたの代わりに退職をしたいという意思を伝えてくれるサービスです。依頼した後は、会社とのやり取りを全て代行してくれるため、家で待つだけで会社を辞められます。
怖い上司や同僚と目を合わせず、最短で即日退職できるのはとても魅力的ではないでしょうか。もし会社を辞めたいと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
