嫌いな上司から逃れたい! うつ病になる前にやるべき7つの対策や正しい辞め方を徹底解説

「嫌いな上司から逃れたい」
「上司が嫌いでうつになりそう」
「嫌いな上司と顔を合わせるだけで辛い、もう限界…」

と悩んでいませんか?

上司が嫌いだけど我慢して働き続けなければならないと考えるのは、精神的につらいですよね。あまりにつらい状況が続くとうつ症状が出てくるケースもあるでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • 上司が嫌いでうつになる人の実情
  • 限界なら退職がおすすめ
  • うつになる前にやるべき対策

上司が嫌いでうつ症状が出ている方、毎日仕事に行くのが限界に感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

上司が嫌いでうつになる人はいる

実は、上司が嫌いでうつになる人は多くいます。

マイナビ転職が20~30代の方に行ったアンケート調査によれば、職場に嫌いな上司がいると答えた方の割合は73.5%もいました。その理由としては、理不尽や自己中心的、自分のやり方を押しつけてくるが上位を占めています。

さらには、嫌いな上司を避けるべく、回答者の19.3%は異動・転職を行っている事実がわかりました。また、Twitterでも上司が嫌いでうつになった方の投稿が多くあります。

https://twitter.com/Underbaker1028/status/1379009192766316548

上司が嫌でうつになるケースは珍しくありません。

上司が嫌いでうつになりそうならすぐに退職しよう

上司が嫌いでうつになりそうと感じている方、すでにうつ症状が出ている方はすぐに退職するのがおすすめです。というのも、うつ症状になるまで精神を追い込まれている状況は、心身共に健康ではありません。

無理して我慢を続けていると、状況は悪化して取り返しのつかないことになる恐れも。うつ症状になるまで働き続けると、その後の社会復帰にも時間がかかり、大きな影響が出てきます。

すでに精神的に追い込まれているのであれば、早急に退職・転職するといいでしょう。

ちなみに、うつ病の方や症状が出てきている方は、通常よりも即日退職がしやすいです。スムーズに退職する方法を「うつ病で即日退職は可能!認められなかったときの対処法や受け取れる手当を紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

上司が嫌いでうつになる2つの兆し

上司が嫌いでうつになる前には2つの兆しがあります。

  1. メンタルの不調が2週間以上続いている
  2. 身体的疾患の発生

これらの症状が発生したら、放置するのは危険です。手遅れにならないうちに職場環境を変えたり、病院を受診して医師の診断を受けたりしましょう。

1.メンタルの不調が2週間以上続いている

以下のようにメンタルの不調が2週間以上続いている場合、すでにうつ病にかかっている可能性があります。

  • 憂鬱な状態
  • 食欲や性欲が明らかに減った
  • 何もやる気にならない

特に何もやる気にならない状態に陥ると、趣味や他の人と交流する楽しい時間さえつまらなくなります。

普段外で活発的に行動しない方は、これらの症状に気づくのが遅れやすいので注意が必要です。

2.身体的疾患の発生

身体に以下のような症状が出た場合も、うつ病になるリスクが高くなります。

  • 睡眠障害
  • 身体がだるい
  • 熱っぽい
  • 頭痛や腹痛がする
  • 動悸がする
  • めまいがする

1日や2日で治れば問題はないですが、ずっと同じ症状が続いている場合は、注意が必要です。

さらに遅刻や早退が増加したり、自信がなくなったりするため、仕事にも悪い影響が出るケースもあります。

特に疲れているのに眠れないときや何もやる気が起きないときは、危険な兆しなので医療機関へ相談しましょう。

嫌いな上司が原因でうつになる前にとるべき7つの対策

嫌いな上司と一緒に働いている場合、うつ病になる前にとるべき対策がいくつかあります。

  1. ストレス解消をして様子を見る
  2. 上司に正直に気持ちを伝える
  3. 上司よりも役職が高い人や人事部に相談する
  4. 社外の相談窓口に相談する
  5. 配属異動を申請する
  6. 休職する
  7. 退職も検討する

紹介した順番に対策を行いましょう。

1.ストレス解消をして様子を見る

上司が嫌いな方全員がうつ病になるわけではありません。上司が嫌いであってもストレスをあまり抱えていない方は、ストレスの解消がうまいといえます。

どんなに嫌なことがあっても帰宅後や休日に趣味や運動などをすれば、ストレス解消ができる可能性があります。

そのため、上司から嫌なことをされたときにストレスを解消できる手段を持っておきましょう。

2.上司に正直に気持ちを伝える

あなたが上司の言動や行動を嫌だと感じていても、実は上司には悪気がないケースもあります。そのような場合、あなたが上司へ正直に嫌な気持ちを伝えれば、反省してくれるかもしれません。

直接目の前で言う勇気がないのであれば、メールやLINEなどでも良いです。ただし、あまり失礼な伝え方をすると、逆ギレしたりショックを受けたりします。

上司へ嫌な気持ちを伝える際は、丁寧に柔らかい言葉で伝えるようにしましょう。

3.上司よりも役職が高い人や人事部に相談する

上司が嫌いな原因がパワハラやセクハラなど、直接本人に伝えにくい場合は、上司よりも役職が高い人や人事部へ相談するのをおすすめします。

その理由は、直接的な原因である上司とは異なりあなたの言い分を客観的に判断してもらえるので、改善される可能性があるからです。

ただし、上司のどのような言動や態度が嫌いなのかを具体的に伝えるようにしましょう。そしてメールなどの材料もあれば、一緒に見せて相談した方が、より改善してもらいやすくなります。

4.社外の相談窓口に相談する

会社内で上司があなたよりも高く評価されている場合、役職が高い人や人事部に相談しても改善されない可能性があります。

むしろ、相談した事実がばれて会社にいずらくなるリスクもあるかもしれません。そのようなリスクを避けるためには、社外の相談窓口に相談するのをおすすめします。

たとえば、労働組合やハラスメント悩み相談室などに相談すれば、悩みを聞いてもらえたり適切な対応を教えてもらったりできます。

5.配属異動を申請する

会社・仕事自体は好きだけど上司だけが嫌いな方は、人事あるいは総務部に配属異動を申請しましょう。嫌な上司と同じ職場で働かなくなれば、ストレスを抱えなくなるかもしれません。

その結果、仕事に集中しやすくなり、成績もアップする可能性があります。ただし、いきなり配属異動を求めても、受け付けてもらえないケースもあります。

異動を申請するときは、上司の言動や態度が改善されない旨も伝えましょう。

6.休職する

嫌な上司と働き続けた結果、慢性的にメンタルの不調や体調不良の症状が出ている場合は、休職して治療に専念した方が良いでしょう。

治療に専念したいからと退職を検討する方法もありますが、給料が一切受け取れなくなるので、生活への不安を抱えながら病院に通わなければならなくなります。

しかし、休職を選んだ場合は、治療に専念できる以外に以下のようなメリットがあります。

  • 自分一人の時間を持てる
  • 申請すれば傷病手当(給与の7割前後)は受け取れる
  • ストレスから解放される

特に休職時に申請をすれば、最長1年6ヵ月間は傷病手当を受け取れるので、経済的な不安もありません。

傷病手当は4日以上仕事に就けなかった場合に受給できるようになります。治療が順調に進めば、再度同じ会社で働き続けられる可能性もあるので、検討してみてはどうでしょうか。

7.退職する

上司が嫌いで配属異動や休職もしたくないと考えている場合は、退職を検討しましょう。

退職をすれば、上司に会う機会はなくなるので、ストレスも解消できる可能性があります。

ただし、退職をすると、収入が一切入らなくなります。さらに、転職した会社でも新たに嫌な上司と働かなければならないリスクがある点は頭に入れておきましょう。

上司が嫌いで会社を辞める時のポイント3選

上司が嫌いで会社を辞めたくても、間違った辞め方をすれば、最終的に自分が不利益を被ります。

そこで会社をやめるときのポイントを3つ紹介します。

  1. 体調が悪い場合は診断書を用意する
  2. バックレはしない
  3. 退職代行を利用する

それぞれのポイントをおさえておけば、退職後も安心して治療に専念したり転職活動ができたりします。

1.体調が悪い場合は診断書を用意する

体調が悪い症状が出ている場合は、医療機関で診断を受け診断書を発行してもらいましょう。医師の診断書を会社に提出すれば、即日退職できる可能性が高くなります。

というのも、民法第628条で「やむを得ない事情があるときは直ちに契約の解除をできる」と定められているからです。

第六百二十八条 当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

出典:民法第628条|e-Gov

また医師の診断書があれば、再就職時に就労支援機関から下記のような支援を受けられます。

  • 職業相談
  • 職業訓練の受講
  • 就職活動のサポート
  • メンタル面の相談

少しでも体調が悪い症状が発生している場合は、無理をせずに医師に相談しましょう。なお、うつ病で退職する際に診断書を用意すべき理由は他にもあります。

診断書があった方が良い理由については「【徹底解説】うつ病で退職する際に診断書が必要な理由とは!やるべき5つのことも紹介」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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2.バックレはしない

上司のせいで体調が悪くなったからとはいえ、バックレはしてはなりません。バックレをした場合、懲戒解雇処分になるため以下のような不利益を被ります。

  • 転職活動が不利になる
  • 退職金が支給されないか減額される
  • 離職票が発行が遅れると失業手当の受給ができない

メールやLINE、郵送などどのような手段でも良いので、退職の意思を伝えてから止めるようにしましょう。

なお、バックレしないで退職する際の方法については「【バックレは危険】仕事を辞めさせてくれないときはどうする? トラブルなく退職できる法を解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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3.退職代行を利用する

退職する意思を上司に伝える勇気が出ない、上司に会いたくない場合は、退職代行の利用を検討しましょう。

退職代行を利用すれば、担当者があなたの代わりに会社へ退職の意思を伝えるので精神的な負担を抑えられます。退職届も郵送で送れば良いので、わざわざ会社まで行く必要はありません。

さらに、労働組合や弁護士事務所が運営する会社であれば、有給休暇の取得や未払いの残業代なども請求可能です。

なお、どの退職代行を選べば良いのか、口コミ・費用・対応の早さなども確認して決めたい方は「【2021年版】退職代行おすすめランキング15選!30社リサーチした結果と見るべきポイントも解説」をご覧ください!

より自分に合った退職代行を選べるようになります。

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