「精神的な限界が来て仕事を辞めたい」
「仕事を辞めたいけど退職を切り出す気力もない」
「上司に会わずに仕事を辞められる方法はないかな?」
と、悩んでいませんか。真面目な人ほど、限界なのに周りに迷惑をかけてしまうとがんばってしまいがちです。
また、業務内容にやりがいを感じられなかったり、上司にノルマを詰められたりして、仕事が辛いと感じている方もいるのではないでしょうか。
毎日涙が出るほどつらいのは、限界が来ている非常に危険な状態です。心と体が壊れる前に退職を検討してみてください。
この記事では、仕事が辛く精神的な限界が来ている方に向けて
- 退職するべき理由
- 今すぐ退職すべき危険サイン
- 退職の伝え方
などを解説します。
最短当日で辞められる安全な退職方法も紹介するので「辛い仕事から解放されたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
精神的に限界なら仕事を辞めるべき!3つの理由を解説
毎日涙が出たり、体調を崩し続けたりして精神的な限界を感じているなら、今すぐに仕事を辞めるべきです。理由は、主に以下の3点です。
- 体調を崩してしまうから
- 心の病を発症する可能性があるから
- 優先すべきなのはあなただから
自分を守れるのは、あなたただけです。SOSを見逃して、取り返しのつかないことになる前に今の職場から逃げ出しましょう。
1.体調を崩してしまうから
精神的に限界を感じている状態で仕事を続けると、疲れが溜まり体調を崩しやすくなります。
例えば、風邪を引きやすくなる、頭痛に悩まされることもあるでしょう。体調不良をそのまま放っておくと、精神的に追い込まれ、病気につながってしまいます。
仕事よりも心や体の方が大切です。そのため、精神的な限界を感じたら今すぐに退職を検討しましょう。
2.心の病を発症する可能性があるため
精神的に限界を感じている状態で働き続けると、うつ病など心の病にかかってしまう危険性があります。うつ病になると、社会復帰が難しくなります。
さらにうつ病には再発のリスクがあることから、今後の人生が大きく変わってしまう恐れがあります。
精神的に追い込まれていると感じたら、無理をせずに仕事を辞めましょう。
3.優先すべきなのははあなただから
1番優先すべきなのはあなた自身です。自分を守れるのは、あなただけです。
とは言っても、家族がいたり将来のことを考えたりすると金銭面が心配になりますよね。しかし、健康であれば次の仕事は見つかります。
また、退職金や失業保険など条件を満たせば貰えるお金も。ほとんどの場合、お金の悩みはなんとかなります。
今あなたが1番どうしたいのかを考え、優先しましょう。繰り返しになりますが、1度壊れてしまった心と体を回復させるには、気の遠くなるような時間が必要になります。
「限界だ。辞めたい」と思えているうちに、行動してくださいね。
精神的に限界で「仕事を辞めたい」と感じたときの危険サイン7選
精神的に限界を感じている場合は、以下の症状を発症する恐れがあります。
- 眠れない日が続いている
- 感情のコントロールができない
- 体調不良が続いている
- 体重の激しい増減
- 上手く笑えない
- 当たり前のことができなくなる
- ふと涙が出てくる
当てはまるサインが多ければ多いほど危険な状態です。各症状について順番に解説するので、自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
1.眠れない日が続いている
眠れない日が何日も続いている場合は、精神的に限界を感じているサインです。仕事のことを考えて憂鬱になったり、考えごとをしてしまったりするのが要因と考えられます。
さらに、ストレスが溜まると睡眠のパターンも変わっていきます。夜眠れなくなるだけでなく、何度も起きてしまうケースもあるのです。
睡眠時間や質に変化があれば、ストレスが溜まっているサインだと覚えておきましょう。
2.感情のコントロールができない
精神的に限界を感じると、感情のコントロールができなくなります。
例えば、以下の症状が出ます。
- イライラしやすくなる
- 涙が止まらなくなる
- やる気が出ない
- 何も感じなくなる
特に、他人のちょっとした言葉や普段当たり前に聞いている生活音にすらイライラする人は注意が必要です。心に余裕がなくなるほど、精神的に限界を感じているサインです。
3.体調不良が続いている
体調不良が続いているのは、精神的に限界を感じているサインです。
例えば、以下の症状が出続けている場合は注意が必要です。
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気
- 下痢
- 倦怠感
ストレスが溜まっているだけでなく、病気を発症している可能性が考えられます。
体調不良が続いている際には、医師の診察を受けましょう。仕事が忙しくて休めないかもしれませんが、命より大切なものはありません。
4.体重の激しい増減
体重が大きく増えたり、減ったりするのは精神的に限界を感じている証拠です。特に、1ヶ月で大幅な増減をした場合は注意しましょう。
例えば、
- 食べ物が用意されても食べられない
- 暴飲暴食をしてしまう
- お腹が空いていないのに食べ続けてしまう
- 甘いものが手放せない
など、過食や拒食の状態が続いている人は心身ともに大きなダメージを受けている可能性があります。
5.上手く笑えない
エンタメ番組を見たり、大好きな人に会ったりしてもうまく笑えないのは、精神的に限界を迎えている証拠です。積み重なる仕事のストレスにより、心が壊れ始めています。
この状態を放っておくのは危険です。「最近心から笑っているかな?」と振り返ってみてください。笑えていない場合は、心にかなりのダメージを負っている可能性があります。
6.当たり前のことができなくなる
当たり前のことができなくなっている人は、要注意です。すぐに心療内科の診断を受けましょう。すでにうつの症状が大きく現れています。
当たり前のこととは、
- 靴が履けない
- 靴紐の結び方が分からなくなる
- シャツのボタンがしめられない
- 会社最寄駅の改札から出られなくなる
などです。今まで当たり前にできていたことが出来なくなるのは、体からのSOS。
あなたが思っている以上に事態は深刻です。もうこれ以上、頑張らないでください。
7.ふと涙が出てくる
理由もなく、ふとした瞬間に涙が出てくるのも限界のサインです。
ただ電車に乗っているだけなのに、涙が出始めて止まらなくなったことがありませんか。
あなたの心はすでに限界です。涙が出て止まらないなら、会社をまずは休みましょう。
精神的に限界なときにスムーズに仕事を辞める5つのコツ
精神的に限界なときは、退職を検討しましょう。こちらでは、スムーズに仕事を辞める5つのコツを解説します。
- 直属の上司に伝える
- 退職届を用意しておく
- 繁忙期は避ける
- LINEやメールでの退職を伝える
- 退職代行サービスに相談する
順番にみていきましょう。
1.直属の上司に伝える
退職を切り出す場合は、直属の上司だけに伝えましょう。
他の人に退職したいことを伝えると、社内でうわさが広まってしまいます。そのため、さまざまな人から引き止められる恐れがあります。
退職を切り出す前に、口頭やメールで「今後の仕事についてお話したいので、お時間いただけませんか?」と伝えましょう。2人の時間を作ることが大切です。
2.退職届を用意しておく
退職届は、退職願いとは異なり、仕事を辞める意志が固いことの証明になります。そのため、退職を切り出す際に用意しておくとスムーズに辞められる可能性が高いです。
また、退職届を提出する際には、自分の気持ちをはっきり伝えることが大切です。「仕事を辞めるんだ」という強い意志を持って、退職を切り出しましょう。
3.繁忙期は避ける
繁忙期に退職を切り出すと、スムーズに辞められない可能性が高いです。たとえば、上司に時間を作ってもらうようお願いしても、忙しく忘れられてしまうケースが考えられます。
できるだけ早く辞めたい場合は、繁忙期を避けて退職を切り出しましょう。
また、大きなプロジェクトの途中や人事異動した直後も避けるのがベターです。
4.LINEやメールでの退職を伝える
LINEやメールで退職の意思を伝えても、法的には問題ありません。
退職の意思をLINEやメールなどの文章で伝えるメリットは、主に以下のとおりです。
- 退職を伝えるときのハラスメントを防げる
- 対面でなくても大丈夫
- 心理的ハードルが低い
上司に直接会う必要もなく、退職を申し出た証拠としても残ります。会って伝えたり、電話で退職を申し出たりするのが怖いと感じる人は、LINEやメールの活用も検討しましょう。
なお退職を切り出すメールの送り方に関しては「【場面別の例文あり】退職を切り出すメールを送るポイント5つとメリット・デメリットを徹底解説」で紹介しています。テキストで意思を伝える場合は、ぜひ参考にしてみてください。
5.退職代行サービスに相談する
上司が退職届を受理してくれないなど退職が難しい場合は、退職代行を使いましょう。
第三者が間に入ることで辞めやすくなります。さらに労働組合が運営元の退職代行サービスであれば、会社との交渉ができるので有給休暇の取得も可能です。
「自分で辞めることを伝えずに、退職代行を使うなんて良くない」と思うかもしれません。しかし、退職したいことを伝えられない労働環境にいるなら、使うのも1つの手段です。
引き止めにあってストレスを増やすよりも、退職代行を使ってスムーズに退職しましょう。
【パターン別】精神的に限界で仕事を辞める際の退職理由の伝え方
こちらでは、精神的に限界がきたいときの退職理由の伝え方を以下3つのパターンに分けて解説します。
- 体調不良の場合
- パワハラ・セクハラの場合
- 体調不良やセクハラ・パワハラ以外の場合
「会社は辞めたいけど、なんて言って退職すればよいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.体調不良の場合
うつや体の痛みなど、体調不良の場合は正直に伝えましょう。特に、医師からの診断書があれば、会社側も納得してくれる可能性が高いです。
診断書を用意できない場合は「医師から仕事を休むべきと診断を受けた」と伝えるのも手段の1つです。
2.パワハラ・セクハラの場合
パワハラ・セクハラは、明らかな会社側の問題です。そのため、退職理由として正直に伝えましょう。
なお、パワハラ・セクハラで退職する場合は、会社都合退職と扱われます。最短で退職後7日で失業手当を受け取れるため、退職理由として正直に伝えるのが吉です。
パワハラを受けて仕事を辞めようか悩んでいる方は、関連記事「【危険】退職すべきパワハラの事例5選!スムーズに会社を辞める方法と訴訟について併せて解説」をチェックしてみてください。
3.体調不良やセクハラ・パワハラ以外の場合
体調不良やセクハラ・パワハラが原因でない場合は、退職理由を作るのがよいでしょう。正直に伝えても、引き止めにあう可能性があるためです。
たとえば「営業のノルマ達成が精神的に苦痛」を伝えても、上司から「ノルマを低く設定するから」「ノルマのことは気にしないでよいから」と説得される場合があります。
辞めたい気持ちが強いなら、退職を認めざるを得ない理由を伝えましょう。転職先が決まった、パートナーの転勤についていくことになったなどの理由がおすすめです。
精神的に限界なときに退職代行を使う3つのメリット
仕事を辞めたいけど切り出せない場合は、退職代行サービスの利用がおすすめです。退職代行とは、依頼者に代わりに退職の意志を伝えてくれたり、手続きを行ってくれたりするサービスです。
こちらでは、退職代行サービスを利用する3つのメリットを紹介します。
- 退職に関する作業を代行してもらえる
- 最短当日で退職できる
- 引き止めにあいにくい
「上司に退職の意志を伝えるのが憂鬱」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.退職に関する作業を代行してもらえる
退職代行を利用する最大のメリットは、退職に関する作業を代行してもらえることです。
主に、以下のサービスをおこなってくれます。
- 自分の代わりに退職の意思を伝えてくれる
- 退職に必要な書類を受け取れる
- 業者によっては有休消化や未払金の交渉を行ってくれる
精神的に限界を感じている方が上司に退職の意志を伝えるのは、かなりの勇気がいります。また、有休消化をできずに辞めることも少なくありません。
弁護士または労働組合が運営している退職代行業者には、交渉権があります。そのため「有給を消化したい」「退職日を早めてほしい」などと、企業に交渉することが可能です。
少しでもストレスフリーで会社を辞めるためにも、面倒でつらい退職作業を行ってくれる退職代行を選びましょう。
2.最短当日で退職できる
退職代行に依頼することでは、最短で当日に会社を辞められます。例えば、深夜にサービスの依頼をすることで、朝出社せずに退職できるケースもあります。
自力で辞める場合、退職の意志を伝えても、1~3ヶ月は出社するように求められるケースが多いです。「なるべく早く会社を辞めたい」と考えている方は、即日退職が可能である退職代行サービスを利用しましょう。
3.引き止めにあいにくい
退職代行サービスを利用することで、会社からの引き止めにあいにくくなります。
勤務先と従業員の間に第三者が介入することで、会社が退職の意向をあっさりと受け入れる傾向にあります。
退職代行を使えば、引き止めにあってズルズル仕事をする必要はありません。今まで退職時期を有耶無耶にされてやめられなかった方も、退職代行におまかせすれば安心です。
精神的に限界なら仕事を辞めても良い
精神的に限界なら、仕事を辞めても大丈夫です。
仕事を無理に続けた結果、体調を崩したり心の病を発症したりする恐れがあります。あなたの心と体の健康を第一に考え、退職を検討してみてください。
「上司に退職を切り出すのが怖い」「引き止めにあってなかなか辞められない」という方は、退職代行サービスを利用しましょう。
あなたの代わりに退職の手続きをしてくれるため、ストレスフリーで会社を辞められます。さらに、最短で当日の退職が可能です。
おすすめの退職代行サービスは、以下のコラムにて紹介しています。「仕事を安全に、できるだけ早く辞めたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。