「会社を辞めたいと漠然と思ってるけど、本当に退職すべきだろうか?」
「会社を辞めたいけど踏ん切りがつかない。続けたほうがいいのかなぁ?」
「こんな理由で退職したら、後悔するかも…」
仕事がつらかったり納得がいかないことがあったりすると、退職した方がいいのかなと悩むもの。転職経験がない方の場合、この理由で本当にやめて後悔しないのかと不安に思う気持ちもあるでしょう。
また、次にやりたいことが見つかっていないと、転職しても同じ思いを繰り返すのではないかと感じてしまい、なかなか次のステップに進めないこともありますよね。実際この記事の筆者も、会社を辞めたいけれど、やりたいこともないからと、とりあえず仕事を続けた経験があります。
しかし、「会社を辞めたい」と思い続けながら働いても身が入りません。辞めたいと思い始めてから3年以上ズルズル働き、結局転職した筆者としては、もっと早くに辞めたい気持ちに向き合えばよかったと思っています。
そこでこの記事では、私のように後悔する人を減らすために、以下の内容について解説しています。
- 会社を辞めたい気持ちを無視してはいけない理由
- 退職しても良い理由
- とりあえず辞めるのはおすすめしないわけ
- 退職後に何がしたいのかわからない人が今するべきこと
今の会社で働くことにモヤモヤした気持ちがある方は、ぜひご覧ください。
「会社を辞めたい」という気持ちは無視してはいけない
まずお伝えしたいのは、「会社を辞めたい」という気持ちが続くならば、無視してはいけないということ。
もちろん、仕事で失敗をして一時的に辞めたくなることは誰しもあります。しかし、その気持ちが続くならば、しっかり自分と向き合うことが大切です。
辞めたい気持ちに蓋をしてしまうと、メンタルの不調に陥る可能性があります。一度不調をきたしてしまうと私生活にも影響する上に、復帰には時間がかかります。
実際に私自身、我慢して働いた結果うつになり、2ヶ月休職をする羽目になりました。趣味すら楽しくなくなり、ご飯も味がせず、こんなことは二度と経験したくありません。
メンタルの不調にならなくても、モチベーションが下がった状態で仕事を続けると、パフォーマンスを発揮できず、貴重な時間が無駄になります。
今「会社を辞めたい」という気持ちが続いているならば、一度向き合うことを強くおすすめします。検討した結果、やっぱり仕事を続けようという結論になっても良いのです。まず気持ちに向き合うことで、今後の行動が変わってきます。
「【要チェック】仕事を辞めた方がいいサインとは!6つの特徴や対処法を徹底解説」では、退職を考えたほうがいい心身のサインを紹介しています。これらに当てはまる人は、ぜひ一度自分に向き合ってみてください。
「会社を辞めたい」と思う人が仕事を退職しても良い7つの理由
仕事を辞めたい理由を考えてみて、以下に当てはまるならば退職しても後悔しない可能性が高いです。
- 人間関係が悪い
- 成長が感じられない
- 会社の将来性が不安
- 給与が低い
- 労働環境が悪い
- 社風が合わない
- 仕事がつまらない
自分が退職したい理由を考えながら、読み進めてみてください。
1. 人間関係が悪い
人間関係が悪い職場では、仕事に集中できません。常に誰かが悪口を言っていたり、派閥があったりするような環境にいると、周りばかりが気になるのではないでしょうか?
残念ながら、人間関係に問題のある職場が改善する可能性は低いです。自分で対処するのも難しいため、退職を検討する理由になるでしょう。
2. 成長が感じられない
成長が感じられず、ルーティンワークばかりの仕事も、辞めたいと思う原因になります。
仕事を始めたばかりならともかく、年の離れた先輩社員を見ていても「自分とあまり変わらないな」と思ってしまう職場もありますよね。他の会社であればもっと成長して大きな成果をあげられるのではと思うこともあるでしょう。
成長したいという意欲が満たされない環境に長くいるならば、より挑戦できる場にステップアップするのも良い手段です。
3. 会社の将来性が不安
会社の売上が年々下がっており、改善策も打ち出せていないと、全体の士気も下がってきます。いつかリストラに遭うのではといった不安から、転職したくなるのは当然のこと。
特に若手の場合は、これからも居続けるべきか悩むはず。勢いのある会社と比較して、できることや身に付くスキルが少ないならば、辞めるのも選択肢の一つです。
4. 給与が低い
給与が低い仕事だと、不満も溜まってきます。仕事内容が楽しく続けたいものでなければ、より高い報酬がもらえるところに行きたくなるでしょう。
さらに、自分の仕事内容と業務が見合っていない場合や、頑張りが正当に評価されていないと感じる場合は、不満は増幅されます。同じ仕事でより給料が上がる企業はないか、探してみても良いですね。
5. 労働環境が悪い
汚い職場や、残業が慢性的になっている部署では、モチベーションが下がるもの。さらに、体を壊すリスクもあるので、退職を検討しても良いでしょう。
そのほか、ノルマの叱責がキツくて安心できないといった精神的な負担、治具がないなかで重いものを扱い続けるなど肉体的な負担が大きすぎる職場も、辞めたくなるものです。
6. 社風が合わない
入ってみたら社風が合わなかった方は、なかなか雰囲気に馴染めずにいるのではないでしょうか?
おとなしい性格なのに体育会系の社風に巻き込まれたり、逆に社内交流を深めたいのに飲み会が禁止されていたりすると、合わないなぁと感じてしまうもの。
性格に合う仕事を探したくなる気持ちもわかります。
7. 仕事が合わなくてつまらない
仕事には向き不向きがあります。
- 緻密なパソコン作業は苦手だが、営業で売るのが得意な人
- プレゼンは苦手だが、集中力が高くミスのない仕事をする人
など、個性によって得意なことが変わります。自分が苦手な部署に配属されてしまうと、つまらないと感じる方もいるでしょう。
ジョブローテーションを積極的に行っている会社の場合、今後の業務をより円滑にするために、苦手な内容でも経験を積ませることがあります。しかし、ほぼ異動がない職場であれば、苦手なことをやり続ける可能性が高いので、違うことがやりたくなるでしょう。
「仕事がつまらないからと耐えるのはNG!今すぐやるべき3つの対策を解説」では、つまらないと感じる原因を更に掘り下げた上で、対策を紹介しています。仕事内容が苦痛な方は、ぜひ参考にしてください。
働きたくないからとりあえず会社を辞めるのが危険な理由
「働きたくないからとりあえず会社を辞めてしまおう!」と、なんとなくで行動してしまうのはおすすめしません。
仕事を辞めることで収入が途絶えてしまいます。条件により失業手当の給付はありますが、自己都合退職の場合、受け取りには最短2ヶ月かかります。
準備なしに仕事を辞めてしまうと、お金が減ってしまう焦りから、また合わない仕事を選ばざるを得なくなるかもしれません。心身ともに限界で考える余裕もない場合を除き、辞めたい原因に向き合わずに仕事を辞めるのは危険です。
退職するならば、まずは一度自分の気持ちに向き合ってみましょう。次に満足のいく仕事に出会える可能性が上がりますよ。
【対処法】会社を辞めたいが何がしたいかわからないときにやるべき5つのこと
会社は辞めたいけれども、次にしたいことがわからないと転職先でも同じような不満を抱えて辞めたくなる可能性があります。そこで、「退職しても何がしたいかわからない」という方が今やるべき行動を5つにまとめました。
- やりたくないことを書き出す
- 過去楽しかったことを思い出してみる
- 友人と話をする
- さまざまな業種について調べてみる
- 転職活動をはじめてみる
ぜひ、できることから一歩踏み出してみてくださいね。
1. やりたくないことを書き出す
やりたいことが見つからない方は、「やりたくないこと」から考えてみるのがおすすめ。
- 残業が多いと体力的にきつい
- 営業は合わない
- 人数が多い職場ではコミュニケーションが負担に感じる
など、今の仕事に感じる不満を書き出してみましょう。そのなかで、特に嫌だと感じるものから優先順位をつけていきます。これにより、自分のなかで辛いけれども耐えられることと、どうしても嫌なことが整理されていくでしょう。
次の仕事を選ぶときには、「やりたくない」という気持ちが強いものを避けるようにすると、公開しにくくなります。
2. 過去楽しかったことを思い出してみる
過去楽しかったや、達成感を得たことを思い出してみるのも良いでしょう。今の仕事に関する内容はもちろん、学生時代のアルバイトなどから振り返るのもおすすめ。
楽しかったと思えた思い出には、やりたいことのヒントがあります。なぜ楽しかったのか、特に嬉しかったポイントは何かを分析すると次の仕事探しの軸が見えてくるかもしれません。
3. 友人と話をする
古くからの友人と話をしてみるのも良いでしょう。特に社外の人と話すことで、自分の会社では常識と思っていたことが普通ではないと気付けるかもしれません。
また、学生時代の知人ならば、自分でも忘れていたような強みや昔やりたいと思っていたことを思い出させてくれる可能性もあります。
今の当たり前から一度離れるためにも、旧友と会ってみても良いでしょう。
4. さまざまな業種について調べてみる
やりたいことが見つからないのは、そもそも自分にあった仕事に出会っていないからかもしれません。世の中にあるさまざまな業種や業界についてリサーチしてみましょう。
- インターネット
- 雑誌
- テレビ
- 新聞
といった媒体を駆使して、情報収集すると興味のある分野に出会えることもあります。
5. 転職活動をはじめてみる
やりたいことがぼんやりとしているならば、あえて転職活動を始めてみるのも一つの手段です。転職活動を具体的にスタートすることで、仕事に対する希望が見えてきたり、知らなかった業界に出会えたりするチャンスもあります。
転職活動をしてみた結果、逆に今の会社が恵まれていることに気づくケースもあるでしょう。転職せず働き続けるという結論も含め、今後を考える切っ掛けになるので、情報収集から始めるのもおすすめです。
会社を辞めたい気持ちに向き合って次の一歩を踏み出そう
「会社を辞めたい」という気持ちを抱えながら、とりあえず働き続けるのはおすすめしません。モチベーションの低下にも繋がり、労働環境によっては心身の不調につながることもあるからです。
なぜ会社を辞めたいのかに向き合って、原因を整理してみてください。
その結果、他社より今の環境を選ぶほうがいいという結論になったとしても、仕事に対する姿勢は今とは違うものになるはずです。逆に、今すぐやめないとダメになってしまうと気づき、次のステップを踏み出すきっかけになる方もいるでしょう。
もしこの記事を読んでいる途中で「会社を辞めたほうがいい」という結論がすでに出た方ならば、退職代行を使うのも良いでしょう。記事を読みながら決断できてしまうような会社の場合、退職の相談をしても引き止められたり、嫌味を言われたりしてしまう可能性もあります。
退職代行ならば、依頼した日から会社と直接連絡を取る必要はありません。退職代行が代わりに「辞めたい」という意思を伝え、手続きを代行してくれます。
おすすめの退職代行をランキング形式で紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。