「退職代行って高いよね…」
「給料日までお金がないけど、すぐ会社をやめたい」
「後払いでも利用ができる退職代行ってないかな?」
と悩んでいませんか。
退職代行は、上司が怖いや引き止めにあって辞められない人の強い味方です。しかし、デメリットとして自分で辞めるのとは異なり、退職するためにお金を支払わないといけません。
給料前だったり、そもそも未払いがあったりしている人にとって、たとえ10,000円であってもお金を捻出するのは困難です。
金欠だけど今すぐ退職したいときに役立つのが、後払いです。会社から給与や残業代を受け取ってから支払えます。
しかし、後払いができる退職代行は多くありません。選択肢が限られてしまいます。
この記事では後払いで利用できる退職代行を5つ紹介したうえで、お金がなくて困っている方向けに、他の選択肢も紹介しています。
「手元にお金がないけれど、退職代行を使いたい」そんな方に向けて必要な情報をまとめたので、ぜひご覧ください。
後払いで退職代行を利用する流れ
後払いの場合、実際どのような流れで退職代行が行われるのか気になりますよね。以下の7ステップが基本的なステップです。
- 退職代行サービスへ連絡
- 後払いの手続きを行う
- 担当者との打ち合わせ
- 退職代行の実行
- 退職届の提出
- 会社の備品等を返却
- 退職時に必要な書類の受け取り
実際の支払いは退職後になりますが、その手続き自体は利用前に済ませることになります。
サービスによって利用できる後払い方法は異なるため、事前に確認しましょう。
退職代行を利用するための具体的な流れは、以下の記事で解説しています。気になる方はぜひご参考ください。
後払いで利用できる退職代行5選
こちらでは、後払いが可能な退職代行サービスを紹介します。
残念ながら、弁護士が運営している退職代行サービスで、後払いができません 。パワハラなど、今後訴訟も考えていて弁護士が運営しているサービスを利用したい人は、相談の時に支払い方法を相談してみましょう。
後払いで利用できる退職代行は以下の5つです。
- 退職代行Jobs
- 辞めるんです
- 男の退職代行
- わたしNEXT
- 退職代行ピンチヒッター
それぞれ利用料金やサービス内容を紹介します。
1. 退職代行Jobs
料金 | 安心パックプラン29,000円 ※退職代行(27,000円)+労働組合(2,000円) |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 労働組合 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | 電話・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
退職代行Jobsは、労働組合が運営する退職代行サービス。現金で後払いができるので、すぐに依頼ができます。顧問弁護士も監修しているので安心してお任せできるのも特徴です。
さらに、転職活動のフォローや引っ越しサポートなど、アフターサービスの多さが魅力。会社をやめたあともしっかりフォローしてほしい方にはJobsがおすすめです。
2. 辞めるんです
料金 | 27,000円 |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 民間サービス |
返金保証 | なし |
連絡方法 | 電話・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
辞めるんですは、業界初で後払い対応を始めた退職代行サービス。7000件以上の対応経験があり実績も豊富です。退職率は100%とのことなので、信頼して任せられます。
LINEですぐに相談できるので、辞めたいと思った瞬間に連絡できます。24時間対応なので1番仕事を辞めたくなる深夜・早朝も安心です。
民間で運営しているサービスなので、具体的な交渉ができない点だけ要注意です。とはいえ、長い実績がありノウハウが蓄積されているので心配はないでしょう。
3. 男の退職代行
料金 | アルバイト・パート:19,800円 正社員・契約社員など:26,800円 |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 労働組合 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード・PayPal・キャリア決済など |
男の退職代行は名前の通り、男性専門のサービス。支払い方法も豊富で、後払いもできるのが便利です。
転職サポートがついており、条件を満たせば転職お祝い金が最大5万円もらえるのが魅力的。退職代行にかかった費用以上にお金がもらえる可能性もあります。手元にお金がない方には嬉しいサービスですよね。
アフターサポートを重視しており、特に転職に関する不安が原因でやめられない男性は、男の退職代行がおすすめです。
4. わたしNEXT
料金 | アルバイト・パート:19,800円 正社員・契約社員など:29,800円 |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 労働組合 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード・PayPal・キャリア決済など |
男性向けの「男の退職代行」と対になる、女性向けの退職代行がわたしNEXTです。
転職サポートがついており、条件を満たせば転職お祝い金が最大5万円もらえます。退職代行にかかった費用以上にお金がもらえる可能性も。
提携している転職エージェントをできるので、退職から転職活動までスムーズに行えます。
5. 退職代行ピンチヒッター
料金 | 25,000円(税別) |
対応時間 | 記載なし |
運営元 | 民間 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・Paypay |
円満退職のピンチヒッターは、条件次第で後払いできます。正社員も契約社員も一律価格で請け負ってもらえるので、費用が高めになりがちな契約社員の方におすすめです。
退職後の転職サポートが無料で利用できるので、仕事が決まっていない方も安心です。提携している人材紹介会社が多数あるので、全国どこからでも活用できます。
後払い対応の退職代行は少ない
いくつかの退職代行サービスを紹介しましたが、後払いに対応しているところは少ないです。40社を超えるサービスがあるなか、後払いにこだわって選ぶとかなり選択肢が限られてしまうでしょう。
もし、手元にお金がないという理由で後払いの会社を探しているのなら、他にも選択肢があります。中には分割払いに対応している退職代行サービスもあるため、条件を広げて探してみるのも良いでしょう。
気になる退職代行サービスがあるのであれば、後払いか分割払いなど何か方法がないか相談してみてくださいね。
後払いで退職代行を利用する際の5つの決済方法
こちらでは、後払いで退職代行を利用するときの支払い方法を紹介します。主な決済方法は、以下5つです。
- クレジットカード決済
- 独自の後払いシステム
- paidy後払い
- キャリア決済
- コンビニ払い
一つずつ、詳しく確認していきましょう。
1. クレジットカード決済
退職代行サービスの多くはクレジットカード決済を導入しているため、目先の資金に余裕がない方におすすめです。
クレジットカード決済であれば翌月末以降の引き落としになるため、退職完了後の支払いにできます。
数ある後払いの方法の中で最も使いやすいため、クレジットカードをお持ちの方は、ぜひ利用を検討しましょう。
2. 独自の後払いシステム
退職代行サービスによっては、独自の後払いシステムを設けていることもあります。
支払い手続きは退職成立後に行うため、利用者にとってありがたいシステムです。
また後払いではありませんが、退職代行サービス独自の分割払い制度を設けているところもあります。月々の支払い負担を軽くしたい方は、こちらの利用も検討してみましょう。
3. paidy後払い
paidy後払いを導入している退職代行サービスもあります。paidy後払いとは、支払いの期日を設定して買い物ができるシステムのことで、翌月10日までに支払い猶予を延ばせます。
退職代行サービス以外でも、日常の買い物でも利用できるため、退職を機にダウンロードしてみるのもいいでしょう。
4. キャリア決済
ドコモ・au・ソフトバンクでスマホを契約されている方であれば、キャリア決済を利用できる退職代行サービスもあります。
キャリア決済を利用すれば翌月の携帯電話料金と合算できるため、支払い期間に猶予を設けられます。
キャリア決済を日ごろから使っている方は、こちらの利用も検討してみましょう。
5. コンビニ払い
現金で後払いを済ませたい方は、コンビニ決済がおすすめです。
コンビニ決済であれば支払期日までに、最寄りのコンビニで支払うだけなので、非常に簡単に済ませられます。
ただしコンビニ決済は、支払額に応じた手数料が発生することも。ちなみに、退職代行サービスの利用料で多い「10,000円~30,000円」の場合、手数料は264円です。
コンビニ決済は現金で後払いができる一方で、手数料がかかることは理解しておきましょう。
お金がすぐ払えないならクレジットカード決済の退職代行をおすすめする2つの理由
お金がすぐ払えない場合、クレジットカード決済の退職代行を検討するのもおすすめです。クレジットカードならば、引き落としまで約1ヶ月の猶予があります。
クレジットカードがおすすめな理由は2つです。
- 選択肢が増える
- 返金保証で安心できる
それぞれ解説します。
1. 選択肢が増える
現在、ほとんどの退職代行サービスはクレジットカード決済に対応しています。そのため、クレジットカードでの支払いを選ぶと、単純に選択肢が増えます。
現在の退職代行サービスは、差別化のために退職以外のサポートも充実させており、
- 引っ越しサポート
- 他社で失敗した人は利用無料
など、お金がない方に魅力的なサポートも数多くあります。
クレジットカード決済を検討することで、より自分にピッタリのサービスが見つけられるでしょう。
2. 返金保証で安心できる
もし、退職が成功するかどうかもわからないのにお金を払うのは嫌だ、と思っている方は、返金保証付きを選びましょう。多くの退職代行業者が、万が一失敗したときに全額返金制度を設けています。
もちろんこのような業者は、退職に自信があるから保障を用意しています。
安心するためにも、いざというときにお金を残すためにも、返金保証付きのサービスはおすすめです。
後払いではないがコスパが良い退職代行5選
こちらでは、後払いはできませんがコスパが良い退職代行サービスを紹介します。おすすめの退職代行業者は、以下の5つです。
- 退職代行SARABA
- 退職代行サービスのNEXT
- J-NEXT
- 川越みずほ法律会計
- フォーゲル綜合法律事務所
返金保証や独自のサポートがあり、どこもクレジットカードで決済できる退職代行です。それぞれの特徴を解説します。
1. 退職代行SARABA
料金 | 24,000円 |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 労働組合 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | 電話・メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
さっそく弊社の紹介で恐縮ですが、実績で選ぶなら退職代行SARABAがおすすめです。
料金24,000円は業界最安レベル。これ以上追加料金はかからず、退職できない場合は100%返金保証をつけています。クレジット払いに対応しています。
また、24時間対応で連絡を頂いたその日に退職可能です。
さらに、運営元は労働組合なので、会社への交渉も問題なくできます。料金をおさえつつ、サービスの質と速さを求めたい方には退職代行SARABAがぴったりです。
2. 退職代行サービスのNEXT
料金 | アルバイト:20,000円 正社員:30,000円 |
対応時間 | 電話は9〜19時 |
運営元 | 弁護士事務所 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | 電話・メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
退職代行サービスのNEXTは法律事務所が運営しているサービス。法律についておまかせできるにも関わらず、退職代行サービスの料金は30,000円と、弁護士の中ではかなり安価なのが特徴です。
また、弁護士対応の退職代行には珍しく、返金保証付き。
電話相談の時間が限られている点だけがデメリットですが、受付はLINEや問い合わせフォームで24時間できます。コストを抑えつつ、弁護士に依頼したい方にはNEXTをおすすめします。
3. J-NEXT
料金 | 20,000円 |
対応時間 | 24時間 |
運営元 | 民間サービス |
返金保証 | あり |
連絡方法 | 電話・メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード・コンビニ決済 |
退職代行サービスJ-NEXTは、利用料金20,000円。相場に比べて安いのが魅力のサービスです。
とはいえ、サポートに問題があっては困りますよね。その点、J-NEXTはLINE24時間対応なので、気になることをすぐに確認できます。
社宅住みで退職後は家をでないといけない方は、引っ越しサポートが便利です。
デメリットとして、民間サービスなので交渉はできません。交渉の有無を気にしないのであれば、価格・サポートともに満足できるサービスでしょう。
4. 川越みずほ法律会計
料金 | 公務員:49,800円 正社員、契約社員、派遣社員、パート:27,000円 (有給消化・未払金請求は成功報酬) |
対応時間 | 休日は可能な限り対応 |
運営元 | 弁護士事務所 |
返金保証 | あり |
連絡方法 | 電話・メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込(2回まで分割可) |
弁護士法人川越みずほ法律会計も、返金保証に対応しています。弁護士のなかでも、退職代行に関する理解と知識が深い法律事務所です。
分割払いに対応しているので、手元にお金が無くても安心です。
退職代行のほか、27,500円で傷病手当金の申請サポートもしてくれます。退職が難しい公務員向けのプランもあります。
ただし未払金請求のほか、有給消化の交渉にも追加料金がかかる点だけは注意が必要です。有給1日あたり1,000〜2,000円が報酬としてかかるので、有給がたっぷり余っている場合は支払金額も膨らみます。
弁護士に依頼したい人で、民間のサービスでは有給消化も難しそうな場合は、依頼する価値アリです。
5. フォーゲル綜合法律事務所
料金 | 33,000円〜 |
対応時間 | 24時間対応 |
運営元 | 弁護士事務所 |
返金保証 | なし |
連絡方法 | メール・LINE |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
フォーゲル綜合法律事務所は、100%退職を宣言している弁護士事務所。多くのメディアでも取り上げられています。
現在、非弁業者を利用して退職できなかった方向けに、無料で退職代行する企画を実施中です。退職代行に失敗してしまった方は相談してみるといいでしょう。
プランは4種類あり、業務委託解消にも対応しているのが特色です。安心プランでは損害賠償請求まで対応してもらえ、希望に合わせたプラン組みができるのがメリット。ただし、業務委託解消あんしんプラスコースは110,000円と、プランによっては価格は高めになります。
後払い以外にも!退職代行選びで確認したい3つのポイント
退職代行を選ぶ際には、後払いかどうかだけでなく、以下のポイントをチェックしましょう。
- 対応時間
- オプションの内容
- 口コミ・評判
これらのポイントを押さえることで、サービス選びで失敗する可能性がグンと低くなります。ぜひ参考にしてみてください。
1.対応時間
対応してもらえる時間も重要です。民間の退職代行サービスとことなり、弁護士対応のものは夜間の対応をしていないものが多いです。また、24時間対応と書いてあっても、返信は昼しか来ないということもあります。
対応時間の記載を確認した上で、お問い合わせしてみるのが大切です。一刻も早くやめたい方こそ、返信の速さにも着目しましょう。
2.オプションの内容
退職代行の依頼でどこまで対応してもらえるかも、しっかり確認しておきましょう。
会社に金銭を請求する部分は成果報酬で別料金になることが多いです。しかし、それ以外についてもどこまで基本料金で対応してもらえるかは弁護士事務所によって異なります。
細々とお金がかかってしまい、気付けば後学になるのは避けたいものです。オプションの内容は事前に確認しておきましょう。
3.口コミ・評判
依頼する前に、SNSなどで口コミを見ておきましょう。信頼できる業者か見極められるためです。
たしかに、弁護士が対応するのであれば、法律面の心配はないかもしれません。しかし、親身さや対応の速さなど、使ってみてわかる評判もあります。
SNSは、ユーザーのリアルな声がわかるツールです。うまく活用すれば、退職代行業者が信頼できるかどうかわかります。サービス名を検索すると、簡単に口コミが見られます。
退職代行を利用するときによくあるお金の質問5選
最後に、退職代行を利用するときによく出る5つの質問についてお答えします。
- 無料で利用できる退職代行はある?
- 分割払いはできる?
- 気が変わって利用をやめたらキャンセル料がかかるの?
- 退職代行の費用相場はどのくらい?
- 退職代行の費用を後払いすると料金は高くなるのか?
もちろん業者によって、答えが異なることも。気になることは恥ずかしがらずにどんどん質問して、納得した状態で退職代行を利用してくださいね。
1.無料で利用できる退職代行はある?
結論から言うと、無料で利用できる退職代行サービスはありません。ただし、無料相談を実施している業者は多いです。
しかし、リスタートのように、スムーズに退職する方法を無料で教えてくれる退職支援サービスもあります。無料ですが、退職代行との大きな違いは自分で退職の旨を連絡する点です。
2.分割払いはできる?
分割払いができる退職代行サービスもあります。まとめて一気に退職代行の費用を支払うのが難しい人は、相談の時点で分割が可能かどうか確認するようにしましょう。
クレジットカード払いができる業者であれば、自分で分割にできるのでおすすめです。
3.気が変わって利用をやめたらキャンセル料がかかるの?
結論から言うと、退職代行は気が変わってキャンセルしても基本的には返金されません。
支払った状態で退職代行を実行する前であっても、お金は返ってきません。
ただ、退職代行サービスによっては一部返金を行なっていたり、返金対応を行なっていたりします。相談の段階でキャンセルした場合、返金されるか確認しておくと良いでしょう。
4.退職代行の費用相場はどのくらい?
退職代行の費用相場は、1~5万円と幅広いです。
なかでも、弁護士が運営するサービスは費用が高い傾向にあります。場合によっては、10万円近くの料金が発生することも珍しくありません。
5.退職代行の費用を後払いすると料金は高くなるのか?
退職代行の費用を後払いしても、料金が高くなるケースは少ないです。
しかし、コンビニ払いや paidy後払いなど、決済方法によっては数百円の手数料がかかる場合があります。後払いを考えている方は、手数料の有無にも着目するとよいでしょう。
後払い以外でも退職代行は使える
「今お金がないから、後払い以外で退職代行を使う方法がない」と思っているかもしれません。
後払いしかできないと考えると、利用できる退職代行業者をかなり狭めてしまいます。信用しきれない業者にお願いすることになって、結果後悔する可能性も。
そうならないためにも、
- クレジット決済
- 分割払い
- キャリア決済
- コンビニ決済
など、他の支払い方法にも目を向けてくださいね。支払いまで1ヶ月ほどの猶予があるので、後払いと大きな差はありません。
躊躇してしまうかもしれませんが、金欠である状況を相談の時点で伝えて、解決策がないか聞いてみましょう。