「転職先が決まってないけどもう限界だから仕事をやめてしまいたい」
「退職したいけど20代でスキルがないから次が見つからない気がして不安」
「転職先が決まるまで、辞めるのはとどまったほうがいいのかな」
残業が多すぎたり、精神的に余裕がなかったりすると転職活動をする時間すら取れませんよね。特に20代の場合、先輩や上司の圧が強いと断りにくく、なかなか仕事外の時間を作れていないかもしれません。
そんな環境に嫌気が指して退職を考えたものの、次が決まっていないからと辞めるのをためらっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論から言うと、20代ならば転職先が決まる前に退職するリスクは低いです。むしろ、将来仕事を変えたいならば、経験を重視されずにポテンシャルをみてくれる若手のうちに行動したほうが良いでしょう。
そこでこの記事では、今まさに退職しようか悩んでいる20代の方に向けて、
- 次を決めずに辞めてもいい理由
- 次を決めないデメリット
- 退職前にやるべきこと
をまとめました。
振り返ってみたときに後悔することがないように、ぜひ参考にしてください。

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20代なら次を決めずに退職しても大丈夫
20代でまだ1社目ならば、次を決めずに退職しても大丈夫です。
転職エージェント大手のリクナビNEXTの調査では、20代の4人に1人は転職経験があり、職を変えること自体珍しいことではありません。また、2022年度卒の求人倍率は1.5倍と、仕事を探す学生よりも求人の方が多く、人が足りていない状態です。
ここから、20代の場合、仕事を探すのはそれほど難しくないと言えるでしょう。
今の業務が忙しく転職活動の時間がうまく取れないのならば、退職してから仕事を探すのも一つの手段と言えます。
ただし、若いうちに転職を繰り返すと「採用してもすぐ辞めるのではないか」と、企業側が不安になるのも事実です。そのため、すでに転職を繰り返している場合は、20代でも次を決めてから転職をするほうが良いでしょう。
20代なら次を決めずに退職してもいい4つの理由
20代で、仕事を探す余裕がない場合、先にやめたほうが良いです。ずるずる今の会社にい続けることで、チャンスを逃すリスクがあります。
このようにお伝えするのは次の4つの理由から。
- 業種や職種を変えやすいから
- 成長期を逃すのがもったいないから
- 心身を壊すと回復に時間がかかるから
- 自分の時間を取れるから
それぞれ具体的に解説します。
1. 業種や職種を変えやすいから
20代の場合、過去の経験よりもポテンシャルを重視して採用してもらえる可能性が高いです。このため、いまの業種や職種が合わないならば、早めに転職することをおすすめします。
30代以降になると、即戦力を求められ、実務経験の有無や今までやってきた内容がより重視されるようになります。その結果、未経験での採用は難しくなってしまうのです。
もし、仕事をしてみて今の内容がイメージと違い、合わないと思った場合は、20代のうちにキャリアチェンジしたほうが良いでしょう。
2. 成長期を逃すのがもったいないから
20代はさまざまな経験を積み、実力をつけていく時期です。今の企業で成長が見込めないならば、早めに転職したほうが活躍できるビジネスパーソンになれる確率が高まります。
反対に、今の会社に固執しているうち、着実に力をつける同年代とどんどん差が広がってしまうでしょう。周りとの差が小さいうちにより成長できる環境に身を移す方が、長い社会人生活を考えればプラスになります。
成長を感じられない企業ならば、早めに転職してしまうのがおすすめです。
3. 心身を壊すと回復に時間がかかるから
ブラック企業で心身を疲弊している場合も、今すぐ辞めるべきです。
一度身体を壊してしまえば、回復には時間がかかります。体に異常をきたせば、もう今まで通り働けなくなるかもしれません。精神疾患に陥れば、寛解までに数年の月日を必要とすることも多いです。
次を決めずに退職することで、仕事がない期間が生まれるかもしれません。しかし、無理に仕事を続けて身体を壊せば、さらに多くの期間働けなくなるリスクがあります。
将来、長く働けずに苦しむくらいなら、今辞めてしまったほうがトータルでメリットが大きいでしょう。
4. 自分の時間を取れるから
仕事をしない時間を作ることで、自分をゆっくり見つめ直せます。
業務に興味を持てず、やりたいことが見つからなかったり、強みがわからなかったりする場合は、自分の時間を取るのも有効です。ボランティアをしたり、海外に出たりするうちに、あなたらしさがみえてくるかもしれません。
30代以降になると、家族の存在やローンなどと抱えるものが増え、仕事をせずに時間をとるのが今より難しくなってきます。比較的自由の効く20代のうちならば、今後をゆっくり考える時間を取りやすいでしょう。
20代が次を決めずに退職する3つのデメリット
20代でも、次を決めずに退職するデメリットはもちろんあります。具体例を3つ上げてみました。
- 貯金がなくなる
- そのままだらけることがある
- 職歴に空白ができる
今退職することによるリスクを把握しないと、辞めた後に焦ってしまい今より悪い状態に陥ることもあるでしょう。ぜひデメリットとメリットを比較して、今後の行動を決めてください。
1. 貯金がなくなる
仕事をしない期間は、貯金を切り崩して生活することになります。特に働いてそれほど期間が経っていない場合、蓄えが十分でない方もいるのではないでしょうか?
お金の余裕がなくなることで焦りが生まれ、精神的に追い詰められてしまう方もいます。結果として、今より条件の悪い企業への再就職を強いられるのならば、今回の退職を後悔してしまうでしょう。
資金面の問題はシビアです。退職後のお金をどうするのか、アルバイトなどで収入を補填することも含めて予め考えておく必要があります。特に、奨学金やローンの返済がある方は、しっかりと準備しておいたほうが良いでしょう。
2. そのままだらけることがある
退職をすると、今までのストレスから解放され、のんびりと過ごせるようになります。再び働くための準備として一時的に休むならば、それはあなたにとって大切な時間です。しかし、なかにはそのままだらけてしまい、長期間ずっと無職になってしまう方もいます。
会社をやめる場合は、次の活動を始める時期を決めておき、そこまで思いっきり休むのがコツです。メリハリを付けて休職期間を過ごすようにしましょう。
3. 職歴に空白ができる
転職先が決まらなければ、職歴に空白ができます。退職後すぐに転職活動を始めない場合は、空白期間に何をしていたのか説明できるようにしておきましょう。
一般にブランクが3ヶ月以上になる場合は、理由を聞かれる可能性が高まります。アルバイトや勉強を含め、今後のためにポジティブな行動をしていれば、不安をもつ必要はありません。正直に答えれば良いです。
一方で、ダラダラ過ごしているうちに時間が過ぎてしまった場合は、マイナスの印象につながるため要注意。一度思い切り休みたい場合は、空白期間が3ヶ月を超えないように意識すると良いでしょう。
20代が次を決めずに退職する前にやるべきこと
退職した後に、思っていたのと違ったというトラブルに見舞われないために、以下の4つの準備はすすめておきましょう。
- 当面の生活費を確保しておく
- 失業手当の受給条件を確認する
- クレジットカードを作っておく
- 友人の話を聞いておく
辞めた後に今よりいい生活に近づけるためには、事前準備が大切です。もし漏れている内容があれば、ぜひ先に終えてから退職を申し出るようにしましょう。
1. 当面の生活費を確保しておく
退職した後に困らないために、当面の生活費を確保しておきましょう。
もしアルバイトを始めるとしても、仕事を探し、最初の給料がもらえるまでには時間がかかります。その間に生活費が尽きてしまえば、精神的につらくなります。
すぐに転職活動を始める場合でも3ヶ月程度の生活費を用意したいところです。貯金が尽きてしまうと、とりあえず仕事を決めなくてはと焦り、今より悪い条件のところに就職せざるを得なくなります。
今より良い条件や環境の会社を見極めるためにも、お金の工面をしておくことが大切です。
2. 失業手当の受給条件を確認する
退職後に、失業手当をもらってしのごうと考えている方もいるかもしれません。しかし、失業手当の受給には条件があり、それを満たさなければもらえないので要注意です。
要件を簡単にまとめると以下の通り。
- 離職前2年間の間に雇用保険に12ヶ月以上加入していること
- いつでも就職できる能力があること
- 積極的に就職する意思があること
雇用保険の加入期間が12ヶ月未満の場合、失業手当は原則受け取ることができません。つまり、新卒1年目で辞める場合は、ほぼ受給資格がないということです。
病気ですぐに働けない方や、仕事を探さずに時間を過ごしたい方も対象外です。
また、自分から退職した場合、辞めてすぐに手当を受け取れるわけではありません。最初の給付までには2〜3ヶ月かかるので、備えが必要です。
失業手当を考えている場合は、受給できる金額に加えて、そもそも資格があるのか、いつからもらえるのかも確認しておきましょう。
3. クレジットカードを作っておく
クレジットカードは、安定した収入がなければ作れません。そのため、退職後に申し込んでも審査落ちになることがほとんど。退職前に作っておくことをおすすめします。
もし早めに転職できた場合でも勤続期間がリセットされてしまうので、限度額を低めにされたり、審査に落とされたりすることもあるでしょう。
有利な条件でカードを作るならば、退職前に手続きしておいてください。
4. 友人の話を聞いておく
退職前に、他社で働く友人と話しておくと良いでしょう。学生時代からの知人ならば、あなた自身も気づいていない強みをアドバイスしてくれることもあるからです。
また、友人と話すことで、今の会社が辞めるべきところか判断する指標にもなります。社会人歴の短い20代の場合、自社の評価が客観的にできていないことも。辞めて転職活動をしてみたら、前職が恵まれていたことに気づいたというのでは、後の祭りです。
友人と話すことで、自分の会社の良し悪しを客観的に判断しやすくなります。また、次の仕事を探すヒントを得られることもあるので、ぜひ退職を切り出す前に会話してみてください。
20代なら早めの退職も選択肢の一つ!後悔のない選択をしよう
20代の場合、転職もしやすく、業種や職種を変えるチャンスも残っています。もし今の環境に納得がいかないならば、早めに転職をしても良いでしょう。
悩んでいるうちに年次が上がってしまい、やりたい仕事に採用されにくくなったり、同年代と差がついてしまったりするリスクが増していきます。仕事で心身ともに疲れていて、今後のことを考える余裕もないならば、いっそ辞めてから行動したほうがチャンスを勝ち取れる可能性があがるかもしれません。
大切なのは、年齢を重ねたときに後悔のない選択をすること。もしこのままではいけないと思っているならば、行動に移してみることをおすすめします。