「仕事を辞めたい・疲れたと感じるが、30代で退職してもいいのかな?」
「最近、休んでも休んでも疲れが取れない…仕事辞めたいな」
「できることなら今の会社を辞めて転職したい」
疲れた仕事を辞めたいと思っても、責任のあるポジションであったり家族がいたりすると、退職をすべきか迷ってしまいます。30代であれば、転職がうまくできるのか不安もあるでしょう。
結論から言うと、30代でも転職チャンスはまだまだあります。ただし、即戦力やキャリアを求められることが多いため、20代の比べて難しくなるのも事実です。
そこで本記事では、30代で仕事を辞めたい・疲れたと感じている方のために、以下の内容を解説します。
- 退職したいと感じているときにやること
- 仕事を辞めたくなる理由
- 辞めたほうが良いケース・辞めないほうが良いケース
- お金のことが心配で仕事を辞められないときの対処法
転職先は必ずあるので、どうして辞めたいのか原因をはっきりとさせて、転職の目的を明確化することが重要です。ぜひ、最後までご覧ください。
30代で仕事を辞めたいと思ったことがある人は8割超!辛いなら退職しよう
実は、仕事を辞めたいと思っている30代は多いです。求人情報サイトを運営するBiz Hitsの調査によると、30代で仕事を辞めたいと思ったことがある方は8割を超えます。
ある程度会社にも仕事内容にも慣れて、20代では気づかなかった会社への不満が出てくるからです。また、同期や部下と比べ自分の能力に自信が持てなくなることもあるでしょう。
「今の仕事は自分に向いているのか?他の仕事のほうが良いのでは?」と疑問を持ち始めるのも30代です。
辞めたいけど退職に一歩踏み出せない理由は、収入が減り生活が不安定になることへの心配が多いです。また、転職活動が面倒だと言う声もあります。
職種にもよりますが、転職は年齢を重ねれば重ねるほど不利になります。「あのとき、転職しておけば良かった」と後悔しないためにも、辞めたいと考えている方は少しでも有利なうちに行動しましょう。30代であれば、退職まで30年以上あります。
とはいえ、上司が威圧的であったり引き止められるリスクがあったりと、なかなか退職を切り出せない方もいるでしょう。そのような場合は、退職代行を利用するのも1つの手です。
退職代行SARABAであれば有給を取得して即日退職が可能なうえ、仕事を辞める際の手続きを全て代わりに行ってもらえます。24時間365日LINEにて無料相談を受け付けているので、少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。
30代が仕事を辞めたい・疲れたと感じる5つの原因
こちらでは、30代で疲れて仕事を辞めたくなる理由を5つ紹介します。
- 責任はどんどん重くなるが給料が上がらない
- 人間関係が苦しい
- 20代のときのような情熱が仕事にない
- プライベートの時間がない
- 仕事の疲れが取れなくなった
それぞれ順番に確認しましょう。
1. 責任はどんどん重くなるが給料が上がらない
30代になると、どんどん仕事を任せられるようになり責任も増えていきます。しかし、責任は年々重くなるのに給料が上がらないことが多いです。
出世したのは良いものの、名ばかりの管理職で給料はアップしない方もいます。また、年収は増えても残業代が払われなくなって、マイナスになる方もいるでしょう。
給料や頑張りが仕事量に見合ってないと辞めたくなりますよね。
2. 人間関係が苦しい
30代は先輩も後輩もいて間に挟まれやすく、人間関係に疲れたと感じる方も多いです。
厚生労働省の平成30年若年者雇用実態調査の概況によると、退職理由の26.9%が「人間関係が良くなかったから」です。
1日の大半を過ごす職場の人間関係が良くないと、ストレスを感じてしまいます。
- いじめ
- パワハラ
- セクハラ
- モラハラ
だけが問題ではありません。
気の合わない
- 上司
- 先輩
- 同期
- 後輩
と働くのも苦痛ですよね。
業務を行いながら人間関係にまで気を使うのは、疲れます。周りのことを気にしすぎて、仕事に集中できないこともありますよね。
人間関係が気になる場合は「【充実】職場の人間関係を気にしない10の方法!やってはいけない3つの行動も紹介」の記事がおすすめです。どうしても現在の職場に耐えられないという人は参考にしてみてください。
3. 20代のときのような情熱が仕事にない
20代は仕事が楽しいと感じていたのに、30代も半ばになって昔ほど情熱を持って働けない方も多いです。
1日の大半を職場で過ごすのに、やりがいを持って仕事ができないのはつまらないですよね。この先何年も同じ作業を続けていくのを想像すると、憂鬱な気分になります。
対処法としては、以下のものが挙げられます。
- 資格を取って仕事の幅を広げる
- 今の仕事に無駄はないか見返し・改善
- 部署異動
- 転職
飽き性の方は、思い切って派遣社員を選ぶのも良いかもしれません。
30代は、定年退職をするまでに後30年以上時間があります。もう1度情熱を持って仕事をするには、何が必要か考えてみてください。
4. プライベートの時間がない
30代になり責任のあるポジションになると休日でも会社から連絡が入ることもあります。その結果、プライベートの時間がなくなります。
職種やポジションによっては終業後や休日でも、社用携帯を持ち歩かなければいけません。いつ呼び出しがあるかわからないので、常に心が休まらないです。そのため、疲れて仕事を辞めたいと感じるようになります。
仕事のために、以下のようなものを犠牲にしている方も多いのではないでしょうか。
- 友人や家族と過ごす時間
- 子育て
- 家事
- 勉強
- 趣味
- 睡眠
時間は戻せないので、プライベートを過ごす暇が全くないと感じているのであれば、すぐに改善したほうが良いでしょう。
5. 仕事の疲れが取れなくなった
30代になると、連日の残業や休日出勤を続けた場合仕事の疲れが取れなくなります。20代の頃は、勢いでなんとかなっていたかもしれません。
30代で体力の衰えを感じ疲れが取れなくなっているなら、40代50代になるとさらに難しくなります。仕事の仕方を変えましょう。
しかし、体力仕事や激務の業界に身を置いている方は、仕事の仕方を変えるのは難しいですよね。
この先も、働き続けられるかどうかを考えましょう。難しいのであれば、早めに転職を検討したほうが良いです。繰り返しになりますが、歳を重ねるごとに転職が難しくなるからです。
また、疲れが取れないまま仕事を続けると、最悪の場合体調を崩してしまいます。
仕事を辞めたい・疲れたと感じている30代が仕事を辞めるべき3つのタイミング
仕事を辞めたい・疲れたと感じている30代の人は、以下のタイミングで仕事を辞めましょう。
- 自分のプロジェクトが完了した時
- キャリアプランが明確になった時
- 心身ともに限界を感じた時
これらのタイミングに直面しているのであれば、退職を検討してみてください。
1. 自分のプロジェクトが完了した時
今行っているプロジェクトをそのまま放棄すると、関係者に迷惑がかかります。自分がかかわるプロジェクトが完了するまで、なるべく働く意識を持ちましょう。
ただし、どうしても続けるのが難しい場合は、引き継げる状態であれば辞めても問題ありません。引継ぎを行う場合は、引き継ぎ資料をしっかりと準備してチームメンバーに引き継ぐことを検討してみましょう。
2. キャリアプランが明確になった時
自分がどんなキャリアを歩みたいのか明確なのであれば、辞めても良いタイミングといえます。むしろタイミングを逃すと、転職するモチベーションが下がってしまうので注意が必要です。
ただし、自分のキャリアが明確になっていないと転職しても上手くいきません。ただ漠然と辞めたいから辞めるのではなく、しっかりと将来のことも考えるのが大切です。
3. 心身ともに限界を感じた時
仕事に行くのが極度に苦痛、もしくは身体に影響が出ている時は注意が必要です。そのまま働き続けるとうつ病が発症しやすく、最悪の場合は再起不能になります。
心身ともに限界を感じるのであれば、早い段階で退職を検討しましょう。キャリアプランが明確になっていない場合は、いったん休職して考える時間を設けるのが大切です。
仕事を辞めたい・疲れたと感じている30代が取るべき7つの行動
こちらでは、30代のあなたが仕事を辞めたい・疲れたと感じたときに取るべき行動を7つ紹介します。
- 体を休める
- 何が嫌なのか書き出す
- 今の会社に居続けるメリット・デメリットを考える
- 人生経験が豊富な人に相談する
- スキルアップをする
- 転職エージェントに登録する
- 退職する
限界が来て強制的に休職または退職をしないためにも、自分が何を求めているのかを明確にしましょう。それぞれ詳しく説明します。
1. 体を休める
「疲れた。もう辞めたい」と追い詰められているなら、思い切って仕事を休みましょう。会社に迷惑がかかったり、上司に怒られたりすることを考えると言いづらくなるのはわかります。
しかし、無理をしすぎると体や心を壊す原因に繋がります。まだ大丈夫と思っていても、ある日突然体が動かなくなることもあるでしょう。
疲れは、やる気や集中力の低下にも繋がります。仕事のミスも増えて、休まないことで周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
疲れたときは、しっかり休むようにしましょう。休むことで心と体がリフレッシュされ、会社を辞めたい考えが変わることもあります。
これから休職したいのであれば「【無断欠勤はNG】仕事をしばらく休みたいなら休職しても良い!連絡方法や3つの例文もあわせて紹介」の記事が参考になります。休職する際に知っておくべきポイントを押さえているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 何が嫌なのか書き出す
紙に書き出すことで頭の中が整理され、自分でも気づかなかった問題の原因を発見できるかもしれません。
たとえば、人間関係が嫌で仕事を辞めたいと思っていたものの、以下のように他の理由が明らかになるケースも考えられます。
- 給料への不満
- 他にやりたい仕事がある
- 将来への不安
- 責任が重すぎる
- もっとラクして仕事がしたい
書き出すときのポイントは、考えながら書かないことです。ひたすら頭に浮かんだ言葉を書いていきましょう。
もうこれ以上何も出ない、となったら書いたことを整理してください。辞めたい理由がはっきりしたら、今後どのような方向に進めば良いかわかるようになります。
3. 今の会社に居続けるメリット・デメリットを考える
今の会社で働き続けるメリットとデメリットを比較しましょう。具体的に比較することで、会社を辞めるかどうか判断しやすくなります。
メリット | デメリット |
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表にすることで、今の会社に居続けるべきかどうかが判断しやすくなります。デメリットが多すぎる場合や、自分の力で解決できない問題ばかりだと、退職を視野に入れて行動したほうが良いでしょう。
4. 人生経験が豊富な人に相談する
自分一人で問題を解決しようとするのではなく、人生経験が豊富で信頼できる人に相談するのがおすすめです。
あなたは「仕事を辞めたい」思いでいっぱいであり、何を考えても退職することしか思い浮かばないでしょう。しかし周りから見ると、あなた自身に問題があったり、退職以外の賢明な道があったりするかもしれません。
辛い現状に参っていれば冷静な判断はできませんが、経験に長けている人に相談すれば客観的かつ自身の経験から、有益なアドバイスをもらえるでしょう。
視野を広げるためにも、自分以外の誰かに相談してみてください。
5. スキルアップをする
30代の後半であれば、未経験の業種に挑戦するのは厳しい傾向にあります。どの業種・企業も、将来性のある若手を採用したいと考えるためです。
また年齢が高い人を採用するのであれば、それ相応のスキルや経験が求められます。転職しようと考えている場所に求められる能力を満たしていないのであれば、スキルアップを目指しましょう。
勉強するには本を読んだり副業を始めたりといろいろな方法があるので、ご自身に適したものを選んでみてください。学習を続けると会社からの評価が上がったり仕事にやりがいを感じたりして、疲れた・退職したいという考えが変わるきっかけにもなるかもしれませんよ。
6. 転職エージェントに登録する
転職先がないかもしれないと不安に思っている方は、転職エージェントに登録しましょう。職種によっては、20代より30代のほうが転職がしやすいです。
また、会社を辞めたいと考えている方のなかには、家族の面倒をみなくてはいけない方もいます。収入が減り生活が不安定になるのは、避けたいですよね。
1人で考えていると、不安ばかり増して退職できなくなります。
そのような方は、転職エージェントに相談しましょう。転職のプロの意見を聞くことで、不安を解消されることも多いからです。
7. 退職する
もう疲れた・辞めたいと思うのであれば、退職するのも1つの手段です。辞めることは逃げることだ、と罪悪感を感じる必要は一切ありません。
退職や転職することは、あなたの自由であり権利です。今すぐこの職場環境から逃げ出したい、誰か助けて欲しいと考えている方は、退職代行を利用しましょう。
退職代行は、退職の意思をあなたの代わりに伝えてくれるサービスのことです。出社することなく、会社を辞められます。上司に直接、退職の旨を伝える必要もありません。
「そのような辞め方をしたらトラブルになるのでは?」と不安になるかもしれません。問題にならないためにも、労働組合や弁護士が運営している退職代行を使うことがおすすめです。有休消化や残業代の未払金の交渉も行ってくれます。
退職代行SARABAは労働組合が運営している会社なので、安心して依頼できるでしょう。24時間265日LINEで無料相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
仕事を辞めたい・疲れたと感じている30代が持つべき3つの判断基準
仕事を辞めたい・疲れたと感じている30代が持つべき判断基準として、以下の3つが挙げられます。
- 仕事が自己実現を妨げていないか
- 自分のやりたい仕事ができているか
- 今よりいい条件で転職できる可能性があるか
これらの判断基準で、今後のことについて考えてみましょう。
1. 仕事が自己実現を妨げていないか
現在の仕事に本気で取り組めない場合は、仕事が自己実現を妨げている可能性があります。本来は別にやりたいことがないか、自分自身に確認してみましょう。
自分自身を知るためには、自己分析が大切です。「なにがやりたいのか」「本当はどのような職場で働きたいのか」など、さまざまな観点でもう一度自分を見つめ直しましょう。
2. 自分のやりたい仕事ができているか
自分のやりたい仕事を続けない限り、モチベーションは出ません。モチベーションが低いまま働き続けていると苦痛に感じ、悪循環に陥ってしまいます。
本当に今自分がやりたい仕事ができているのか、セルフチェックすることが何よりも大切です。今までの人生、将来や自分のスキルセットなども含めて見直すと良いでしょう。
3. 今よりいい条件で転職できる可能性があるか
今よりいい条件で転職できそうな状況なのであれば、退職を検討してみましょう。今よりいい条件で転職できるとより良い生活を送れたり、ほしいものが買えるようになったりとメリットはさまざまです。
転職時に待遇面で妥協すると、後悔しやすいので注意が必要です。収入はもちろん、福利厚生なども見ながら慎重に検討しましょう。
仕事を辞めたい・疲れたと感じた30代が退職したほうが良い3つのケース
30代が退職しようとすると、勇気が必要になります。本当に仕事を辞めてもいいのか不安を感じている方も多いでしょう。
そこでこちらでは、仕事を辞めたい・疲れたと感じたときに、退職したほうが良いケースを3つ紹介します。
- 会社の将来に不安を感じる
- 会社の考えがおかしい
- スキルアップできないと感じる
順番に解説しますので、ご自身の会社に当てはまっていないか確認しながら読み進めてみてくださいね!
1. 会社の将来に不安を感じる
会社の経営状況が良くない場合は、退職を検討したほうが良いでしょう。
倒産してしまった場合、そこから転職活動を始めなければなりません。新しい職場を探すとなると、内定を得るまでに3ヶ月〜半年程度かかるので、収入がなくなります。
また転職先が見つからないことにストレスを感じ、心身に異常をきたす可能性も考えられます。
会社の将来が不安だと感じるのであれば、今のうちからスキルアップをしておくべきでしょう。
2. 会社の考えがおかしい
残業が当たり前だったり社員を道具のように扱ったりするような会社は、退職したほうが良いです。考えがおかしい会社に居続けると心身を壊す危険があり、続けてもメリットがありません。
毎日残業をして体を壊せば、治るまでに時間がかかり社会復帰できなくなります。会社はその間の生活を保証してくれません。頼れるのは自分だけなので、早めに退職して違う会社へ転職するべきでしょう。
3. スキルアップできないと感じる
世の中にはいろいろな仕事があり、人によって向き不向きがあります。自分に合っていないと感じるのであれば、仕事を辞めるべきでしょう。
やりたい仕事であれば話は別ですが、特に興味もなく適性もないのであれば、スキルアップが難しく将来的に市場価値の低い人材になってしまいます。
昇格する・転職することが難しくなり、苦しい思いをすることになるかもしれません。興味があったりやりたかったりすることがあるのであれば、早いうちに業界を移したほうが安定した生活にも繋がりますよ。
仕事を辞めたい・疲れたと感じた30代が退職しないほうが良い2つのケース
仕事に疲れたと感じても、辞めないほうが良いケースもいくつか存在します。
- 結婚をする
- 漠然と辞めたいと感じる
- 貯金が全くない
これらに当てはまる場合は退職を今一度検討し直しましょう。理由を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 結婚をする
結婚をするから仕事を辞めたいと感じている方は、一定数存在します。もともと疲れたと感じている仕事であれば、より一層その思いは強くなるでしょう。
しかし、結婚を機に退職するのはおすすめできません。今や終身雇用は難しい世の中なので、相手が働き続けられるとは限らないためです。
また結婚をするからと退職したものの、後から離婚して再就職をする必要が出てくる事例もあります。
ブランクの後で転職するとなるとハードルが高いので、結婚してもしばらくは働いていたほうが良いでしょう。
2. 漠然と辞めたいと感じる
明確な理由はないがただ漠然と退職したいと感じる場合も、辞めないでおくべきです。
転職先でも同じような理由で退職するかもしれませんし、今後の人生において大きなマイナスになります。また「前の職場のほうが良かった」と後悔する可能性も考えられます。
明確に退職したい理由があれば問題ありませんが、ただ辞めるのはリスクがあって危険です。原因を深掘りすれば次にも繋がるので、まずは自己分析から始めてみてください。
3. 貯金が全くない
転職するための資金がない場合は、まずは貯めることを意識しましょう。転職は長いと6か月以上かかることもあるため、貯金は多いに越したことはありません。
貯金が全くないまま転職活動を始めると、自分を追い詰めてしまうケースがあります。長期間かかるケースを見越して、最低でも50~70万円程度は用意しておくと安心です。
お金のことが心配な30代が仕事を辞められないときの対処法4選
30代になって貯金を多少していても、収入がなくなるのは不安ですよね。特に、家族がいると仕事を辞めたくてもお金の面が心配で退職に踏み出せない方が多いです。
こちらでは、対処法を4つ紹介します。
- 失業手当を受給する
- 退職前に固定費を見直す
- 退職金が出るまで働く
- 実家に帰る
詳しく確認していきましょう。
1. 失業手当を受給する
働いていた期間がある程度長ければ、仕事を辞めた後に失業手当を受給できます。失業手当は、雇用保険を納めていた方を対象に、ハローワークから支給されるお金です。
具体的には、次の条件満たすことで賃金の50〜80%程度を原則1年間受け取れます。
- 退職前の2年間のうち雇用保険を12ヶ月以上納めていたこと
- ハローワークで休職の手続きをしていること
- 失業状態であること
「失業状態」という条件は、再就職して働く意志や能力があることを指します。そのため、働く気がない状態では、失業手当を受給できないので注意しましょう。
なお退職後に受け取れる手当については「仕事を辞めたあとのお金が不安!4つの対処法や受け取れる10つの手当を解説」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
2. 退職前に固定費を見直す
退職後の生活を見据えて、仕事を辞める前に固定費を見直しておきましょう。
- 家賃の安い物件に引越す
- 電力会社の乗り換えを検討する
- 不必要なサブスクリプションを解約する
などの方法で、月々かかるお金を節約できます。退職してお金や社会的な信用がなくなってからでは手続きできないこともあるので、早めに行動してくださいね。
3. 退職金が出るまで働く
退職金は、定年まで働かなくても受け取れるケースがあります。早ければ勤続年数3年以上で受け取れます。
ただし退職金の支給に関して、法律で統一されているわけではありません。
企業によっては退職金制度そのものが存在しなかったり、わずかな金額しかもらえなかったりする場合があるので注意してください。
退職金については就業規則に書かれているので、調べておきましょう。
4. 実家に帰る
お金の心配を減らすには、実家に帰ることも手段の1つです。
30代で実家に戻るのに抵抗がある方もいますよね。しかし、収入がなくなり焦って転職をすると失敗しがちです。再び転職活動をするのは、避けたいです。
実家暮らしであれば、固定費のなかでも大きな金額を占める家賃や食事が優遇され、金銭的な助けとなります。実家に帰る場合は、引越し費用のことや、地元で再就職する意志はあるのかなどを考えておくと良いでしょう。
30代が疲れた・辞めたいと感じる会社を退職して転職を成功させる3つのコツ
辞めたいと感じて退職したものの、転職先でも同じ感情になってしまったら元も子もありません。
そこでこちらでは、30代が転職を成功させるコツを3つ紹介します。
- 入念に準備をする
- 自分の考えをはっきり主張する
- 慣れていないことにも果敢にチャレンジする
すぐに実践できるものばかりなので、明日からでも取り入れてみてくださいね。
1. 入念に準備をする
隙間時間を活用して転職に向けた準備を進めておけば、自分の希望通りの道に進める確率が上がります。
基本的には、会社に勤めながら内定を獲得するのがおすすめです。転職するには面接やESなどやることが多く、仕事をしながらは難しいと感じるかもしれません。
しかし、退職してしまえば収入がなくなるので、精神的に大きなストレスとなります。転職を成功させるためにも、少ない時間で入念に準備をしておきましょう。
また20代であればそこまで転職の難易度は高くありませんが、30代の特に後半に差し掛かれば、求められるスキルも高いものとなります。入社するハードルもその分高いので、効率的な時間の使い方を意識しましょう。
2. 自分の考えをはっきり主張する
30代で転職するとなると、マネジメントスキルが求められます。人を管理するにはまず自分の考えを多くの人に伝える必要があるので、主張する力を鍛えておくのがおすすめです。
- 退職理由
- 入社してやりたいこと
- 会社に必要なこと
これらの内容をはっきり伝えられると、面接時に好印象を与えられるでしょう。30代は一見転職に不利に見えますが、ちゃんとしたビジョンがある方は戦力になるためです。
30代は経験が豊富なはずなので、それを活かして自分が考えていることをアウトプットしましょう。
3. 慣れていないことにも果敢にチャレンジする
経験がなくても新しいことに積極的に挑戦する方は、企業側からも重宝されています。転職する際は何かしら新しい知識やスキルを身につける必要があり、未経験の場合は特に重要な行動です。
30代になると失敗したくないと保身になるケースもありますが、挑戦しないようでは、転職できたとしてもそこから成長できません。
興味のあることであれば、慣れていなくても果敢に挑戦するようにしましょう。
30代はまだまだこれから!仕事を辞めたい・疲れたと感じるなら退職も視野に入れよう
もう30代と思うかもしれませんが、退職するまで30年以上あります。仕事を辞めたいと思うほど疲れているのであれば、1度休みましょう。心身ともに壊れてしまったら、回復するまでに長い時間を必要とするからです。
「休んでも何も解決しない。状況が悪化するだけ」という場合は、思い切って退職するのも1つの手段です。
30代になると20代より転職が難しくなりますが、不可能ではありません。
転職できるか不安な方は、複数の転職エージェントに登録して相談してみましょう。転職市場について詳しいプロの意見を聞くことで、不安を解消できます。
なお退職しようと考えていても、なかなか自分の意思を切り出せない方は、退職代行の利用を検討してみてください。退職代行とは退職にかかる業務を代わりに行ってくれる業者であり、依頼をすれば家で待っているだけで手続きが完了します。
以下ではおすすめの業者をランキング形式で紹介していますので「辞めにくい環境にあるけど退職したい」と考えている方は、ぜひご覧ください。