「職場での雑談ってめんどう」
「仕事に集中したいのに、話しかけないで欲しい」
「雑談が苦手で何を話したら良いのか分からない」
と悩んでいませんか。
職場での雑談をめんどうだと感じている人は多いです。とは言っても、職場や職種によっては人間関係を円滑にするために必要なことも。
しかし、愚痴や悪口を聞くのは疲れますよね。最悪の場合、あなたが悪口を言っていた張本人にされてしまうこともあります。
雑談力を身につければ、快適に仕事をしやすいです。
そこでこの記事では、職場での雑談がめんどくさいと感じている人のために
- めんどくさい理由
- 苦痛なときの対処法
- 雑談をするメリット
- 雑談力を上げるポイント
などを詳しく紹介します。話し上手じゃないから雑談力を上げるのは無理、と思っている方も、ぜひ最後までご覧ください。
職場で雑談するのがめんどくさい理由
こちらでは、職場で雑談をするのがめんどくさいと感じる理由を、9つ紹介します。
- 上司や同僚と何を話したら良いか分からない
- 仕事がすすまない
- 内容が面白くない
- 上司や同僚に興味がない
- リアクションに困る
- 疲れている
- 話すのが得意ではない
- ネガティブな話を聞きたくない
- 1人の時間が欲しい
それぞれ確認していきましょう。
上司や同僚と何を話したら良いか分からない
話すのが苦手だと、上司や同僚と何を話したら良いか分かりません。うまく返さないと、面白い話題を振らないと、と思うとストレスに。
緊張しすぎて余計話せなくなります。
上司や同僚と何を話したら良いか分からない人は、聞き役に徹するのも1つの手段です。無理に話を振る必要はありません。
仕事がすすまない
雑談に時間をとられて、仕事がすすまないとめんどうだと感じます。仕事に集中しているときに話しかけられるのは、ストレスです。
定時に終わる仕事量なのに、雑談のせいで終わらないことも。話しかけられ続けると、仕事に集中できません。
作業量が多く、納期が近いことを相手に伝えて、雑談する時間がないことを示しましょう。人間関係が悪くならないためにも、あくまで話したいが時間がないことを伝えてください。
内容が面白くない
雑談の内容が面白くないと、めんどうですよね。同僚は友人と異なり、考え方や価値観が違うことも多いです。そのため、話が全く合わずつまらないと感じることも。
内容が面白くないときは、仕事の納期が近いなど理由をつけてサクッと会話を終えましょう。
つまらない話を延々と聞くのは、ストレスが溜まってしまいます。
上司や同僚に興味がない
上司や同僚に興味がないと、雑談するのがめんどくさいです。
誰でもそうですが、興味のない相手の話ほどつまらないものはないですよね。聞く気にもなりにくいので、ついつい適当に返事をしがちです。
上司や同僚に興味の有無も、雑談するのがめんどくさいと感じるかどうか大きく関わってきます。
リアクションに困る
雑談をめんどくさく感じる理由の1つとして、リアクションに困ることが挙げられます。
職場での雑談内容は、
- 趣味
- 恋人や家族の話
- 仕事の愚痴
- 誰かの悪口
- 噂話
- 自慢話
など。正直、どうでも良いものが多いです。そのため、共通の話題でもない限りリアクションに困ってしまいます。
反応がイマイチだと、最悪の場合は相手を不機嫌にさせることも。
興味のない話を聞かされながら、リアクションにも気を使わなければいけないのでストレスが溜まります。その結果、職場での雑談はめんどうだと感じます。
疲れている
疲れているときに雑談をするのは嫌です。少しでも早く仕事を終えて、一刻も早く家に帰りたいのが本音ですよね。
疲れていると作業効率が下がるのに、話しかけられたら余計に仕事が進みません。
心身ともに疲れているときは、心に余裕がなくなるので誰とも話したくないです。無理に雑談しようとはせず、疲れていることを伝えるのも1つの手段です。
話すのが得意ではない
話すのが得意ではないと、雑談することをストレスだと感じます。また、「うまく話さないと」と意識することで余計緊張して話せなくなってしまいます。
雑談は何を話しても大丈夫です。たとえば、
- 天気や気候
- 週末のできごと
- 趣味
- 家族
- 友人
など話題はたくさんあります。話すのが苦手なら、自分の話を無理にせずいくつかトピックを用意しておいて相手に質問しましょう。
質問すれば相手が話してくれるので、話すのが苦手な人でも大丈夫です。
ネガティブな話を聞きたくない
働くことが少なからずストレスなのに、職場でネガティブな話を聞きたくないです。
職場の雑談で多い話題の1つが、愚痴または悪口です。聞いていて、気分が良いものではありません。
また、共感するとあなたも悪口や愚痴を言っていた1人と判断されることも。相手を止めるのは難しいので、聞き流すようにしましょう。
1人の時間が欲しい
1人の時間が欲しくなるときがあります。そんなときに、ずっと話しかけられたらストレスです。
1人で過ごす時間が必要な人にとって、職場での雑談はめんどうでしかありません。どうしても雑談を避けられないのであれば、トイレに逃げ込むなど時間を作るようにしましょう。
また、休み時間は外出して、1人で過ごせるようにしてくださいね。雑談のストレスが溜まりすぎると、仕事にも支障が出ます。
職場の雑談がめんどうで苦痛なときの対処法
職場での雑談がめんどうで苦痛なときの対処法を、5つ紹介します。ある程度の雑談は、職場の人間関係を潤滑にするために必要です。
しかし、仕事に支障が出ているなら話は別。作業効率が落ちたり、小さなミスを繰り返したりします。
そうならないためにも、ぜひ対処法を活用してください。
- 仕事に集中する
- 休憩時間に外出する
- 上司や信頼できる人に相談する
- 異動届を出す
- 転職する
一つずつ詳しく紹介します。
仕事に集中する
雑談をめんどうだと感じるときは、仕事に集中しましょう。雑談とは、テーマの決まっていない気楽な会話のこと。仕事に関係のある内容ではありません。
そのため、雑談は断っても良いです。ただ、相手との仲が険悪がならないためにも伝え方には気をつけましょう。
たとえば、「納期が近いづいていて、集中しなければいけない」や「作業量が多く、話したいけど話している時間がない」など相手の機嫌を損ねない伝え方をしてくださいね。
そして、仕事に集中しましょう。余裕ができて話したいと思ったら、相手に話しかければ良いです。
休憩時間に外出する
雑談したくないけど断れない人は、休憩時間に1人で外出するのがおすすめです。
銀行に用事がある、郵便局に行かなきゃいけないなど理由を伝えれば相手も一緒に行こうとしません。
さくっと1人で外に出て、自分だけの時間を楽しんでくださいね。ゆっくりとできたら、仕事効率も上がります。
上司や信頼できる人に相談する
周りの雑談する声が気になったり、ずっと話しかけられたりして困っているなら上司や信頼できる人に相談しましょう。
雑談をしてくる人に直接伝えるのは難しいです。相手も悪気があって話しかけているわけではありません。
伝え方を間違えると、相手との関係が険悪になることも。
上司や信頼できる人に相談して、調整してもらいましょう。
異動届を出す
異動届を出すのも、1つの手段です。環境を変えることで、雑談量を減らせる可能性があるからです。
また、話の合う人が同僚になって楽しく雑談できることも。
ただ、異動届を受理されるまでには時間がかかります。さらに、希望が通って異動できる可能性は100%ではありません。
最悪の場合は、異動先でも雑談が多いこともあります。
転職する
どうしても雑談が我慢できず、周りに相談しても改善がみられないなら、転職も視野に入れましょう。
周りを変えるより、自分の職場環境を変える方が確実だからです。会社を辞めたいと考えるほど、職場での雑談が苦痛なら転職しても良いです。
ストレスが溜まると、心身ともに体調を崩してしまいます。
職場で雑談をすることのメリット
職場で雑談するのがめんどうな気持ちも分かります。しかし雑談にはメリットもあります。
こちらでは、主なメリットを5つ紹介します。
- 人間関係を構築させやすい
- 周りに頼りやすくなる
- コミュニケーション能力が上がる
- キャリアアップにも繋がる
- 営業成績が上がる
人間関係を構築させやすい
雑談することで、人間関係を構築させやすくなります。
気軽におしゃべりができる人だと、話しやすくて好感を持てます。また、警戒心をとくことができ、仕事も頼みやすくなりますよね。
普段話す人の方が、話さない人より仲が良いと感じるのは当たり前です。業務内容だけでなく、他愛のない会話をすることで人間関係をスムーズにできます。
周りに頼りやすくなる
普段から雑談をして職場の人間関係を良好にしておけば、何かあったときに周りに頼りやすいです。
たとえば、普段全く話していない人にお願い事をするのって難しいですよね。まず、どうやって話しかけて良いかで迷ってしまいます。
人柄もよく分からないので、不機嫌になるかもとネガティヴに。その結果、頼れず全て自分で背負い込むことに繋がります。
一方で、雑談をしていてある程度の人間関係が出来上がっていたら、頼りやすいです。また、相手の得意な作業も把握しやすいので、どの業務で頼れば良いかも判断できます。
コミュニケーション能力が上がる
雑談をするとコミュニケーション能力も上がります。雑談によって、取り止めのない会話で間を持たせられるからです。
たとえば、提案する書類や資料を探している間、つなぎとして雑談することが必要に。会話を途切らせないことで、相手に好印象を与えらます。会議が盛り上がることも。
一度静まり返った場を、再度盛り上げるのは大変です。沈黙が続くと、話し出すのに勇気がいることも。
そうならないためにも、雑談で話し続けることが重要です。ただ、いつもしていないのに必要なときだけ雑談しても、うまく会話を盛り上げられません。
普段から雑談を挟んで、コミュニケーション能力を上げていきましょう。
キャリアアップにも繋がる
雑談をしている人の方が、キャリアアップしやすいです。管理職には部下や周りの人とのコミュニケーションをスムーズにする能力が求められます。
話す相手によってアプローチの仕方は異なります。人よってやる気の出る伝え方が異なるからです。強めの口調で言われてやる気が出る人もいれば、萎縮してしまい怖いと感じる人もいます。
コミュニケーション能力は突然上がりません。雑談を練習の場と考えて、どのように人と話せば円滑に仕事が進むかを学びましょう。
また、コミュニケーション能力が上がることで、相手に好印象を与えやすくなるのでキャリアアップしやすいです。
営業成績が上がる
雑談をしてコミュニケーション能力を上げることで、営業成績アップにも繋がります。
あなたが買い手の立場だったら、好きな人から商品を買いたいと思いますよね。信用できない人と取引をしたいとは思いません。
取引相手に好かれるには、まず雑談を挟んであなたと話すのが楽しいまたは勉強になると思ってもらう必要があります。
いきなり商談をせずに、3〜5分ほど雑談をして場を和ませてから始めると成功しやすいです。ただ、ここで盛り上がらないと逆効果に。
普段から雑談をしてコミュニケーション能力を上げるようにしましょう。
【話すのが苦手な人必見】雑談力の上げるポイント
話すのが苦手な人におすすめの雑談力をあげるポイントを6つ紹介します。
- 相手の話を聞く
- 共感する
- 質問をする
- 復唱する
- リアクションをする
- 悪口などは聞き流す
一気に全てを実行しようとする必要はありません。できそうなことから挑戦してみてくださいね。
相手の話を聞く
自分の話をするのではなく、相手の話を聞きましょう。「私」の話ばかりする人と話すと疲れますよね。
喋りすぎないで、相手の話をよく聞くことを意識してください。一気に雑談力を上げられます。
共感する
共感するようにしましょう。仕事やプライベートの悩みを相談されると、ついついアドバイスをしたくなります。
しかし、相手が求めているのはアドバイスではなく、共感です。ただ話を聞いて欲しいだけのことが多いです。
質問をする
ただ相槌を打つだけだと、話を聞いてないと誤解されることも。そうならないために、質問をしましょう。
たとえば、相手が「週末食べたランチが美味しかった」と言ったら
- どこにあるの?
- 誰と行ったの?
- 何を食べたの?
- 混んでいた?
など質問できることはたくさんあります。1つの話題でも、質問できれば話を広げられます。
復唱する
相手の話を復唱することで、話をしっかり聞いていたと伝えられます。また、自分の話をするのが苦手な人でも、復唱すれば無言になりません。
たとえば、「週末ランチに行ったんだ」と言われたとします。「週末ランチに行ったんだ。どこに行ったの?美味しかった?」と返せます。
復唱している間に、質問も考えられるのでぜひ取り入れてみてくださいね。
リアクションをする
リアクションをしましょう。話しているのに、相手から何も反応がないと心配になりますよね。
話を聞いていると相手に伝えるためにも、リアクションをしましょう。ただ頷くだけなく
- 本当に?
- すごいね
- おもしろそう
- 知らなかった
など、反応してあげましょう。
悪口などは聞き流す
悪口などは、聞き流すようにしましょう。共感したり、変にリアクションをしてしまうと同調していると思われてしまうからです。
後々問題になったときに、あなた自身も悪口を言っていた当事者の1人として扱われてしまいます。
そうならないためにも、悪口には可能なら参加せず、流すようにしましょう。
職場での雑談をめんどうと感じているなら自分か環境を変えよう
結論から言うと、雑談を0にするのは難しいです。ただ、どうしても人と話したくないときがありますよね。
そんなときは、1人になれる場所を探したり、職場の人間関係を一切気にしないのであれば無視したりするのが効果的です。
また、転職するのも1つの手段です。ただ、雑談がない会社に転職できるかは分かりません。工場など1人で黙々と作業をする場所なら可能かもしれません。
転職エージェントに登録して相談すると良いでしょう。どのような職場や職種があなたに向いているか提案してくれます。転職しなくても良いので、まずは相談してみましょう。