「社会人2年目なのにポンコツでつらい」
「上司に怒られてばっかりで、仕事が合っていないと感じている」
「ポンコツを脱却して生き生きと働きたい」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
社会人2年目になると、ある程度仕事にも慣れ、任される量や内容が増えるのが一般的です。しかし、仕事ができずに自分をポンコツだと感じ、つらさを抱えている人もいるでしょう。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 社会人2年目がポンコツだと感じる理由
- ポンコツは自分のせいではない可能性
- 社会人2年目の人のポンコツ脱却術
この記事を読めば、ポンコツと感じる理由や脱却術だけでなく、自分が生き生きと働ける方法が分かります。ポンコツで悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
社会人2年目がポンコツだと感じる理由5選
社会人2年目が自分を「ポンコツ」だと感じる理由は、以下の5つです。
- 新人扱いが終わり上司に質問しにくい
- 同期内で差が開き始める
- ミスが多い
- 後輩に抜かれる
- 仕事・会社が合わない
自分に当てはまっている理由がないか、確認してみてください。
1. 新人扱いが終わり上司に質問しにくい
社会人2年目になると、多くの企業や部署で新入社員が配属されます。そのため、2年目は新人扱いされなくなるのが一般的です。上司や先輩は、新入社員につきっきりになる可能性が高く、気軽に質問をしにくい環境になります。
また「2年目なんだから、ある程度仕事はできているはず」と思い込んでいる上司や先輩もいます。そのため、質問をしても「なぜそんなことがわからないんだ」と叱られてしまい、自分をポンコツと感じる人もいるでしょう。
1年目と2年目で、上司や先輩の態度やフォローの仕方のギャップに苦しむ人は多いです。
2. 同期内で差が開き始める
社会人2年目は、同期の中で仕事ができる・できないが分かれ始め、昇進・昇給などに影響が出始める傾向にあります。同期は仕事ができて昇進している一方、自分は入社時から何も変わっていない現実に直面し、ポンコツと感じるのです。
スタートラインが同じだったはずの同期内で差が出るのは、メンタル的につらくなる可能性が高いです。そのため、しんどい思いをしている人もいるでしょう。
しかし同期内での差は、一概に個人の能力が影響しているとは言えません。部署の環境や、上司のマネジメントが影響している可能性があるからです。
例えば、仕事をきちんと教えてくれる上司の下で働いている人のほうが、仕事を覚えるスピードは速いです。もし、自分の上司が適当に仕事を教えるタイプであれば、自分がポンコツだと過度に落ち込む必要はありません。
3. ミスが多い
ミスを連発すると上司や先輩から注意を受けるため、ポンコツだと感じる人もいるでしょう。しかし、2年目は1年目と比べて、任せられる仕事量が増えるのが自然です。そのため、仕事量が増えればミスをする確率も高くなると言えます。
もちろん、ミスは少ないに越したことはありません。ただ、ある程度ミスをするのはしょうがないと割り切り、過度に落ち込まないようにする気持ちが必要です。また、仕事に慣れれば、ミスが減る可能性は十分にあります。
4. 後輩に抜かれる
1年目でも優秀な後輩は存在します。そのため、仕事のスピードや質などを抜かれて、自分をポンコツだと感じるケースです。上司や先輩から「新人のほうが仕事ができる」と言われて、落ち込む人もいるでしょう。
しかし、1年目と2年目では、任される仕事の量や内容が違うのが一般的です。基本的には、新入社員のほうがかんたんな仕事を行うため、1年目と比べて自分は仕事ができないと落ち込む必要はありません。自分に与えられた仕事を、きちんとこなすのが大切です。
5. 仕事・会社が合わない
仕事ができなくて上司に怒られてばかりいると「今の業務や会社は、自分には向いていないのではないか」と考える人もいるでしょう。厚生労働省の調査によると、新卒3年以内の離職率は以下のとおりです。
- 新規高卒就職者:36.9%
- 新規大卒就職者:31.2%
つまり、社会人2年目で「仕事や会社が合わない、向いていない」と感じて退職する人は、一定数存在します。
1年目は与えられた仕事をこなすのが精一杯だったとしても、2年目になるとある程度仕事を覚え、余裕が出てくるのが一般的です。しかし、2年目になっても仕事ができないとなると「業務内容や会社自体が合っていないのではないか」と考えるようになります。
出典:厚生労働省
2年目でポンコツと感じるのは自分のせいではない可能性がある
2年目でポンコツと感じるのは、必ずしも自分が原因とは限りません。職場環境や上司・先輩の指導が原因の可能性があるからです。
例えば、研修制度が整っていなかったり、上司や先輩が1年目のときに仕事をきちんと教えてくれなかったりした人もいるでしょう。社会人としての基本や業務内容を教えてもらわなければ、仕事ができないのは当然です。
職場環境や上司・先輩が原因でポンコツだと感じている人は、自分のせいだと落ち込む必要はありません。とはいえ、ポンコツと感じたまま仕事を続けるのはつらいですよね。ポンコツが自分が原因ではない場合は、部署異動を願い出る・転職するなどを検討するのも1つの方法です。
外部要因が大きいため、現状を変えれば解決する可能性が高いです。
社会人2年目の人のポンコツ脱却術7選
社会人2年目の人がポンコツを脱却する方法は、以下の7つが挙げられます。
- 報連相を徹底する
- タスクを分解する
- 周りの人とコミュニケーションを取る
- 失敗を恐れない
- 仕事ができる人のマネをする
- サボっていた場合は真面目に働く
- 転職を検討する
ポンコツだけど現状を変えたいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 報連相を徹底する
報連相は以下の略語です。
- 報告
- 連絡
- 相談
社会人の基本とされており、仕事ができる人は報連相を徹底、かつ速く行っています。
報告や連絡も大切ですが、ポンコツで悩んでいる人は、特に「相談」を意識しましょう。わからないことをそのままにしないのが大切です。
2年目は、上司や先輩に気軽に質問できる雰囲気ではない職場もあるでしょう。また「今さら初歩的な質問をしたら怒られる」と感じて、相談できない人もいます。しかしわからないことをそのままにした結果、間違って仕事を進めたほうが、上司やチームに迷惑をかけます。
2年目といえども、わからないことがあるのは普通のため、少しでも疑問や不安があれば、早めに相談するのが大切です。
2. タスクを分解する
ポンコツを脱却するためには、タスクを分解して、今日は何をやるべきかを明確にするのがポイントです。仕事ができる人は、タスク管理をきちんと行っています。
タスクを分解すれば、仕事の優先度や所要時間を把握しやすくなるため、納期に追われる可能性が低くなります。さらに余裕を持って仕事を進められるため、質も上がるでしょう。
タスクを分解には、以下7つのフレームワークを利用するのがおすすめです。
- ロジックツリー
- アイゼンハワー・マトリクス(緊急・重要マトリクス)
- SMARTの法則
- PERT図
- WBS
- ガントチャート
- GTD
また、分解したタスクは管理しておくのがポイントです。手書きでも問題ありませんが、最近はタスク管理ツールも充実しています。自分に合った方法で管理すると良いでしょう。
3. 周りの人とコミュニケーションを取る
周りの人とコミュニケーションを取るのも、ポンコツ脱却術の1つです。会社で働く上で、周りの人とのコミュニケーションは、避けては通れません。コミュニケーションを取らないと「何も聞いてこないから仕事ができない」と思われる可能性があります。
積極的に質問などをすると、努力している姿勢をアピールできるため、上司や先輩に「力になってあげたい」と思わせることが可能です。また、コミュニケーションは、対面だけでなく、電話やメールでも必要です。
特に電話やメールは、顔を見てコミュニケーションが取れないため、文章1つで自分の印象が変わる可能性が高いです。相手に不快感を感じさせないように、声のトーンや文体に気をつけましょう。
コミュニケーションを取って、周囲と良好な関係を築いていれば、いざというときに助けてくれます。
4. 失敗を恐れない
社会人2年目は、まだまだ失敗が当たり前のため、過度に恐れる必要はありません。ケアレスや、何度も同じミスを繰り返すのはよくありませんが、ポジティブな失敗は自分のスキルアップや経験につながります。
実は、社会人歴が上がっていくほど、失敗は許されにくくなり、周りの目も厳しくなります。万が一、重大なプロジェクトで失敗をしてしまったら、会社に大きな損失を与えかねません。
社会人2年目で与えられる仕事は、責任が重くないものが一般的です。そのため「失敗しても将来の自分がつらい思いをしないため」と考えて、さまざまなことにチャレンジする姿勢が、ポンコツ脱却には必要です。
5. 仕事ができる人のマネをする
役職・年齢関係なく、仕事ができる人のマネをするのがおすすめです。マネをするのは良くないと考える人もいるでしょう。しかし、成功している人のマネをするのは、最短でポンコツから脱却するために有効な方法です。
仕事ができる人は、どのような行動をとっているのか、どのように向き合っているのかなどを観察しましょう。また、本人に直接聞くのもおすすめです。ポンコツを改善しようとしている姿勢をアピールでき、好印象につながります。
人は頼られると嬉しいものです。直接聞いてくれると嬉しいですし、きっとあなたの力になってくれるでしょう。
6. サボっていた場合は真面目に働く
1年目に仕事を覚えなかった・学ぶべきことを怠ってポンコツになった場合は、今から真面目に働くのが先決です。2年目は、多少の失敗はまだ許される傾向にあります。しかし、年次が上がっていくと、ミスは許されにくいです。
もし、これから真面目に働かなければ、今以上にポンコツ扱いされる可能性が高いでしょう。年次が上がってもポンコツのままだった場合、任せられる仕事が少なくなり、昇給や昇進に影響します。
さらに、会社での居場所がなくなり、いわゆる「窓際族」になる可能性も高いです。2年目は、まだいくらでも挽回のチャンスがあるため、今から真面目に働くのが大切です。
7. 転職を検討する
ポンコツの原因が職場環境や上司の場合は、転職を検討するのも1つの方法と言えます。よく「3年は今の会社で頑張りなさい」と言う人がいますが、つらさを抱えてまで現在の会社で働く必要はありません。
思い切って転職したほうが、自分らしく生き生きと働ける可能性が高いです。さらに、社会人2年目は第二新卒と呼ばれ、転職しやすい傾向にあります。第二新卒は、スキルよりもポテンシャルを重視する企業が多いため、社会人2年目でも採用されやすいです。
ポンコツの理由が職場環境や上司なのであれば、転職を視野に入れてみましょう。
社会人2年目のポンコツは今から改善すれば問題ない!
社会人2年目は、まだまだ新人です。そのため、ポンコツだと悩んでいる人は、今から改善すれば問題ありません。本記事で紹介した脱却術を参考に、ぜひ明日から実践してみてください。
ポンコツの原因が、職場環境や上司の場合は、転職を検討するのも1つの方法です。しかし「退職を申し出るのが怖い…」という人もいるでしょう。このようなお悩みをお持ちであれば「SARABA」の利用をご検討ください。
「SARABA」は、労働組合が運営する退職代行サービスです。退職の手続きや職場への報告を代行するため、精神的ストレスなく会社を辞められます。わずらわしい退職手続きを自分で行う必要がないため、転職準備に時間をかけられます。
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