「嘘でもなんでも良いから、退職できる理由を知りたい」
「退職したい旨を伝えたら、すごい引き止められた…どうしたら良いの?」
「一刻も早く会社を辞めたい」
と悩んでいませんか。
嘘でもなんでも良いから確実に退職できる方法を探しているのは、相当追い込まれている証拠です。
とは言っても、嘘をついたのがバレたら問題になるのではと不安に思いますよね。結論から言うと、嘘の理由で退職しても問題はありません。
この記事では、
- 退職理由で嘘をついても大丈夫
- 嘘でも確実に退職できる理由
- 引き止められやすい伝え方
- 退職をするときのポイント
- 自分で退職できないなら退職代行がおすすめ
などを詳しく紹介します。嘘をついてまで辞めたいと思うのは、かなり追い込まれている証拠です。1人で悩まないでくださいね。辞める方法は必ずあります。
【結論】退職理由で嘘をついても法律違反じゃない
結論から言うと、退職理由で嘘をついても問題ありません。労働基準法では、会社側から解雇をされた場合は労働者にその理由を正しく伝えなければいけないとされています。
しかしその一方で、会社側は理由に関わらず労働者からの退職の申し出を認めなければいけません。そのため、労働者の退職理由が「一身上の都合」という内容のみで合っても問題ありません。
ちなみに、一部の雇用形態をのぞいて退職の意思を伝えてから2週間で会社は辞められます。
退職をするのに会社からの許可は必要ないのです。会社はあなたの退職を拒否できません。たとえ就業規則で6ヶ月前に退職の旨を申告するように言われても、優先されるのは法律なので2週間で辞めても問題はありません。
ただし、契約社員や派遣社員など働く期間が決まっている人は当てはまりません。期間が終了するまで、やむを得ない理由がない限り働き続ける必要があります。
やむを得ない理由とは、
- 怪我で働けなくなった
- 病気になった
- 親の介護
- パワハラ
- セクハラ
などが該当します。
しかし、契約社員や派遣社員になって1年以上が経過した場合は、いつでも退職できます。
嘘でも確実に退職できる理由9選
こちらでは、確実に退職できる嘘の理由を9つ紹介します。退職後に嘘がバレてしまう可能性がありますが、気にする必要はありません。重要なのは、確実に仕事を辞めることです。
- 親の介護
- 結婚による寿退社
- 自身の体調不良
- 家族の体調不良
- 引っ越し
- 子育てなど家庭の事情
- すでに転職先が決まっている
- 資格を取るために学校に行く
- 家業を継ぐ
それぞれ順番に確認していきましょう。
1.親の介護
親の病気や介護などで、これまでのように働けないことを理由に退職しましょう。病名などを詳しく伝える必要はありません。
「介護施設に預けられないか?」と聞かれたら、「本人が施設を嫌がっている」または「近場が満室で入所できない」などと答えれば引き止められることもないでしょう。
介護は、あなただけの問題ではないので会社も引き止めづらいです。
2.結婚による寿退社
結婚も確実に会社を辞める良い理由です。おめでたいことは、引き止められにくいです。
最近では減りましたが、結婚が理由で寿退社をする人も多いですよね。まだまだ上司や年齢の高い人にとって、女性が寿退社をするのは最強の理由になります。
- 結婚を機に引っ越しをする
- 専業主婦(夫)になる
- パートに切り替えて働く時間を短くする
など、理由を付け加えて退職の旨を伝えるとよりスムーズに辞められます。
3.自身の病気
病気も、引き止められずに退職しやすい理由の1つです。ただし、退職ではなく休職を打診される可能性もあります。もちろん休職の申し出を断れます。
病気は、あなた本人でしか分からないことが多いからです。また、病人を無理に働かせたら後々会社の責任問題になる可能性もあるので、しつこい引き止めに合いにくいです。
- 治療に専念したい
- 仕事に支障が出る
- どうしても仕事をしている頑張りすぎてしまう
などと伝えれば、上司も納得してくれるでしょう。
4.家族の体調不良
家族の体調不良も、退職しやすい理由の1つです。ただし、介護休暇を提案してくれる可能性も。確実に会社を辞めたいのであれば、しっかりと断りましょう。
子供や親、またはパートナーの体調を不良を理由にすれば、詳しく病状を聞かれることはありません。
また、つらいので詳しく話したくないと伝えるのも効果的です。
5.引っ越し
引っ越すため、通い続けられないという理由も、確実に退職できます。
- 旦那の転勤
- 家庭の事情
- 今住んでいる家の問題
など、引っ越し理由は様々です。大事なのは、出勤するのが困難な地域へ引っ越しをすることです。もちろん嘘でもかまいません。
退職後にばったり元同僚に出会ったとしても、引っ越しが取りやめになったや、まだ引っ越しが済んでいないなどと伝えれば良いです。
6.家庭の事情
家庭の事情も退職理由に使えます。細かく理由を考える必要もないので、誰でも使いやすい理由の1つです。大事なのは深刻そうに伝えること。
家庭の事情はプライベートな問題なので、上司も深入りしてきません。詳細も聞かれていないのに、あえて多くを語ると逆に怪しまれるので要注意です。
家庭の事情を理由にするなら、多くを語らずただ退職したい旨を伝えましょう。
7.すでに転職先が決まっている
転職先がすでに決まっていると伝えるのも、退職しやすいです。転職先が決まっていないと、「不安定だから決まるまでは働き続けた方が良い」など引き止められやすいです。
しかし、「すでに次の職場が決まっていて◯月から働かなければいけない」と期日も伝えれば、上司はあなたを止められません。いつまでに仕事を辞める必要があるのか、期日を伝えるのが重要です。
8.資格を取るために学校に行く
「資格を取るために学校に行く」も退職理由の1つになります。学校に通うために、通勤時間に出社できないのであれば引き止めもできません。
もし、勉強より仕事を優先しろと言われても気にせず辞めましょう。あなたのことを考えてくれない職場に罪悪感を抱く必要はありません。
ただし、どの資格を取るのかなど詳しく聞かれる可能性が高いので詳細を決めておく必要があります。
9.家業を継ぐ
家業を継ぐことになったという、嘘も退職理由になります。
高齢になった両親を手伝い、ゆくゆくは家業を引き継ぐ予定だと伝えると良いでしょう。特に、職種を伝える必要もありません。
ただ、業種を聞かれたときにサクッと答えられる準備はしておきましょう。仕事内容は、「今まで気にしたことがないからあまり詳しくない。これから学んでいくつもりだ」と答えれば大丈夫です。
嘘でも引き止められやすい退職理由3選
次に、嘘でも引き止められやすい退職理由を3つ紹介します。改善すれば会社に残ってくれるかもと、思わせるような理由はおすすめしません。そのため、会社が原因で辞めるとは言わないようにしましょう。
- 給与の低さ
- 人間関係
- 待遇の不満
それぞれ詳しく説明します。
1.給与の低さ
給与の低さを理由にすると、引き止められる可能性が高いです。なぜなら、給与を上げれば退職しないと思われるからです。
上司に「給与を上げるよう検討する」と言われてしまったら、退職できなくなってしまいます。また、給与を上げると言うのは口約束で終わることが多いです。
1度退職するのを辞めてしまうと、やっぱり退職したいとなったときにハードルが上がります。
引き止めにあって退職を辞めたけど、やっぱり辞めたくなった場合については「【引き止めにあって退職を断念した人必見】やっぱり辞めたいなら退職代行を使おう!」にて解説しています。〇〇な方は、参考にしてみてください!
2.人間関係
職場の人間関係を理由に退職するのも、引き止められやすいです。人間関係に悩んで辞めようとする人はたくさんいます。
そのため、上司も対処法をいくつも提示できます。その結果、退職を決行するのが困難に。
また、「人間関係の悩みは大なり小なりどこに行ってもある」と説得されることもあります。
3.待遇の不満
最後に、待遇の不満を理由にしての退職もおすすめしません。繰り返しになりますが、会社側の問題は改善すると言われて引き止められる可能性が高いからです。
- 残業時間
- 業務量
- 有給休暇
- 福利厚生
などを理由にするのは避けましょう。会社を責めても良いことはありません。上司が改善策を出せない理由で退職を伝えた方が、スムーズに会社を辞められます。
嘘をついて退職するときのポイント5選
嘘をついて退職をするポイントを4つ紹介します。嘘がバレて会社に居づらくなった上に、会社を辞めにくくなってしまいます。
- 直属の上司に連絡する
- 事前に細部を考えておく
- 嘘であっても断言する
- 会社を否定しない
- 可能であれば繁忙期を避ける
後悔しないためにも、以上のポイントをしっかりと抑えましょう。
1.直属の上司に連絡する
必ず直属の上司に退職を伝えましょう。直属の上司を避け、さらに上の上司や人事など他の人に退職を伝えるのはNGです。
上司の評価を下げてしまうことになり、あなたへの当たりがキツくなることが考えられるからです。もちろん、評価を下げなかったとしても、失礼なやつという印象を与えてしまいます。
「最終出勤日まで会社に通うのが苦痛だ」とならないためにも、直属の上司に退職の意思を伝えるようにしましょう。
上司が忙しかったり怖かったりする場合は、まずメールでアポを取るのがおすすめです。
どうしても直属の上司が退職を受け入れてくれない時のみ、他の人に伝えるようにしてくださいね。
2.事前に細部を考えておく
聞かれていないのに、詳細を話すのは嘘だと思われる可能性があります。しかし、質問されたとき答えられないと嘘がバレます。
辞める理由を決めたら、細部を細かく考えておきましょう。たとえば、介護を理由で退職するとしたら
シンプルに退職理由を述べましょう。聞かれた場合のみ、病気がちであるや働きながら両立が難しい旨を伝えるようにしましょう。
ポイントは、聞かれたときのみ答えることです。聞かれていないことを詳しく話す必要はありません。
3.嘘であっても断言する
たとえ嘘の理由であっても、はっきりと断言して辞めることを伝えましょう。相手がはっきりとしゃべらなかったり、言葉を選びながら話しているのを感じると不信感を抱きますよね。
相手に嘘かもと疑問を抱かせないためにも、はっきりと退職の旨を伝えましょう。
「事情があって、退職を考えています。相談のためにお時間をとっていただけますか」ではなく、「ご迷惑をおかけいたしますが、退職します。詳細について話す時間を頂けますか」と言い切りましょう。
罪悪感を感じる必要は一切ありません。
4.会社を否定しない
どんなに不満があったとしても、会社を否定しないようにしましょう。会社を否定する言葉を言い過ぎると、働き続ける同僚に不快な思いをさせることも。
不満があったとしても、辞めるときはポジティブな理由にしましょう。会社には原因がなく、新しい分野で挑戦したいと伝えることで引き止められにくくなります。
円満に退職するためにも、会社を否定しないようにしましょう。
5.可能であれば繁忙期を避ける
可能であれば、繁忙期を避けましょう。繁忙期は、忙しいため心の余裕がなくなってしまいます。
繁忙期は、職場の雰囲気がぴりぴりしていますよね。そのため、さらに会社を辞めたくなります。しかし、できるだけ穏便に退職をするためにも、繁忙期はできるだけ避けましょう。
嘘をついてまで辞めたいなら退職代行を利用しよう
嘘をついてまで辞めたいのに、退職させてもらえないなら退職代行を使うのも1つの手段です。
第三者が間に入ることで辞めやすくなります。さらに労働組合が運営元であれば、会社との交渉ができるので有給休暇の取得も可能です。
「自分で辞めることを伝えずに、退職代行を使うなんて良くない」と思うかもしれません。しかし、退職したいことを伝えられない労働環境にいるなら、使うのも1つの手段です。
自分では気づいていないかもしれませんが、嘘をついてでも辞めたいと思うのは追い込まれている証拠です。嘘の退職理由を考える必要なく、退職代行を使えば辞められるのもメリット。
もう十分あなたは頑張りました。引き止めにあってストレスを増やすよりも、退職代行を使ってスムーズに退職しましょう。
【罪悪感を覚える必要なし】嘘をついてでも確実に退職したい会社はサクッと辞めよう
退職することに罪悪感を覚える必要は一切ありません。嘘をついてでも退職したいと思わせる会社に問題があります。
- 人手不足
- サービス残業
- 作業量
- 人間関係への不満
など、辞めたい理由は様々です。「考えが甘い!転職してもうまくいかない」と言われるかもしれません。
傷つきますよね。しかし、間に受ける必要はありません。人によって合う仕事や職場環境は異なります。この仕事がたまたま合っていないだけです。心と体が疲れ切ってしまう前に、退職しましょう。
嘘の理由を言っても辞めさせてもらえない場合は、退職代行の利用も検討してくださいね。