「退職したいけど上司に言いづらい…」
「退職を伝えるためにどうすればいいの?」
「伝えやすい方法とタイミングを教えてほしい!」
退職したいと思っていても、会社に言いづらいためにイヤイヤ仕事を続けている人は多いのではないでしょうか。退職を会社に言いづらいと感じてしまう気持ちはわかりますが、ずるずると仕事を続けてしまうと転職できなくなる恐れがあります。
この記事では退職を会社に言いづらい人に向けて、以下の内容を解説しています。
- 退職を会社に言いづらい理由
- 言いづらい人が退職に向けてやるべきこと
- 退職を伝えるおすすめのタイミング
退職を言い出せるようにするためのコツもわかるようになっているので、ぜひご一読ください。
退職を会社に言いづらい理由
退職を会社に言いづらいと感じてしまう理由の多くは、以下のようなものではないでしょうか。
- 上司からの引き止めに遭いそう
- 辞めたら周囲に迷惑がかかる
- 同僚との関係性が気まずくなる
- 日ごろから業務に追われている
- 上司に言い出すタイミングがつかめない
順番に見ていきましょう。
上司からの引き止めに遭いそう
退職を伝えたときに上司からの引き止めに遭うことを恐れて、言い出せないケースです。上司が退職しようとする人を引き止める理由は、主に以下の3つです。
- 人手が足りない
- 上司自身の評価に響く
- 単にあなたに辞めてほしくない
実際に上司からの引き止めに遭ってしまったために、やむを得ずに仕事を続けるケースは数多くあります。
上司からの引き止めについては「【引き止めにあって退職を断念した人必見】やっぱり辞めたいなら退職代行を使おう!」の記事で詳しく解説しています。引き止めに遭ったときの対策もわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
辞めたら周囲に迷惑がかかる
自分の退職によって周囲の同僚に迷惑がかかることを懸念して、言いづらいと感じる人もいます。特に人手不足が慢性的で、日々の業務をギリギリで回している職場に勤めている人に多いです。
確かにあなたが退職した場合、他の同僚や上司の仕事量は増えるでしょう。しかし、他の人の仕事量が増えることは決して、あなたが考える問題ではないことを理解すべきです。
仕事を辞めたいと思ったら、周囲のことを気にせずに退職の旨を会社に伝えましょう。
同僚との関係性が気まずくなる
職場の人間関係がいい場合、退職を言い出すと同僚との関係性が気まずくなることを恐れている人も多いです。確かに、退職を言い出した後に同僚との接し方に悩むことはあるでしょう。
しかし、あなたが思っているほど同僚は退職のことを何とも思っておらず、何気なく接してくれるものです。むしろ、あなたの退職で気まずくなるのであれば、その程度の関係性だったということです。
退職日まで同僚と良好な関係でいたいのであれば、まずはあなた自身が何事もなかったかのように振舞うことを意識しましょう。
日ごろから業務に追われている
日々の業務に追われていて忙しい場合も、退職を言いづらいと感じる人が多いでしょう。常日頃から業務に追われている状況だと、退職を切り出すタイミングを気にしなければいけません。
タイミングを間違えてしまうと、仕事のキリが悪い状態で退職することになり、周囲の人に余計な負担がかかることも考えられます。
日々の業務に追われている状況の人が退職を告げる際は、退職日までのスケジュールにゆとりを持つようにしましょう。スケジュールにゆとりを持っておけば、退職日を柔軟に設定できるので、キリが付きそうなタイミングで退職しやすくなります。
上司に言い出すタイミングがつかめない
直属の上司が忙しかったり、外出が多かったりして話をするタイミングが掴めない場合も、退職を言いづらいと感じるでしょう。
どうしても上司に直接お伺いを立てられない場合は、時間を取ってもらうことをメールで相談してみてください。上司に言い出すタイミングが掴めないために退職できないのでは本末転倒なので、あらゆる手段を講じて、時間をもらうようにしましょう。
退職を言いづらい人がやるべきこと
退職を会社に言いづらい人は、以下5つのことを取り入れてみましょう。
- 辞めたい理由を考える
- 家族や友人に相談する
- 退職届を用意する
- 転職先を決める
- 先に引継ぎ書類を作ってしまう
実行してみると退職を言い出しやすくなる可能性があるので、ぜひ参考にしてみてください。
辞めたい理由を考える
退職を言いづらいときは「なぜ会社を辞めたいのか?」を、改めて考えてみてください。実は退職を言いづらいと感じている理由は、まだ辞める決断ができていない可能性があるからです。
考えてみた末にどうしても退職したい場合は、勇気を持って上司に伝えましょう。
家族や友人に相談する
家族や友人など第三者に相談してみることも、有効な方法です。相談してみることで、思いもよらないアドバイスを受けられる可能性があります。
相談先の主な選択肢として同僚を挙げる人が多いですが、家族や友人に相談する大きなメリットは、客観的な意見をもらえることです。あなたにとっては当たり前で意識していないことでも、家族や友人であれば指摘してくれる可能性があるので、新しい気付きを得られるでしょう。
どうしても上司に退職を言いづらいときは、試しに家族や友人に相談してみてください。
退職届を用意する
上司に話をする前の時点から退職届を用意してしまうことも、1つの方法です。前もって退職届を用意することで「絶対に退職する」と覚悟を決められるようになります。
また、退職届を用意するもう1つのメリットは、退職を告げてからスムーズに手続きを進められることです。退職を告げたその場で退職届を提出できるようになるので、二度三度に渡って上司に時間を取ってもらうことをお願いする必要はありません。
退職理由がパワハラによる場合の退職届の書き方は「パワハラでやめるときの退職届の書き方とは? 会社都合で退職すべき理由も解説!」の記事で詳しく解説しています。気になる人はぜひ参考にしてみてください。
転職先を決める
転職先をあらかじめ決めておくことも、退職の覚悟を決める上で有効な方法です。転職先を決めておけば、退職までのリミットを決めやすいのでおすすめです。
転職先を決めておくと精神的に安心感を得られるので、退職を言い出しやすくなります。
また、すでに転職先が決まっている人に対しては、会社側としても引き止めが難しくなります。そのため、転職先を決めることは会社からの引き止め防止にも有効な方法です。
先に引継ぎ書類を作ってしまう
退職を会社へ言いづらい場合は、先に引継ぎ書類を作ってしまうことも有効な方法です。前もって引継ぎ書類を作っておけば、退職に向けて心の準備ができるので、会社へ言い出すための覚悟が生まれるでしょう。
また、ゆとりを持って引継ぎ書類を作っておけば「これだけやって退職すれば仕事は回る」と考えられ、会社の心配をせずに済みます。あなた自身のためだけでなく、辞めた後に残された同僚や上司のためにも、引継ぎ書類の作成は早めに着手しましょう。
退職を会社へ伝えるおすすめタイミング
「退職のことをどのタイミングで伝えようか・・・」と悩んで言いづらい人も多いのではないでしょうか。退職を会社へ伝えるタイミングは、以下の3つです。
- 遅くとも退職1ヶ月前までに伝える
- 時間帯は業務終了後に設定する
- 個室で話をする
順番に見ていきましょう。
遅くとも退職1ヶ月前までに伝える
退職を伝える際は、遅くとも1ヶ月前までには伝えるようにしましょう。1ヶ月もあれば会社側はあなたの後任を考えたり、ゆとりを持って引継ぎできたりします。
そのため、1ヶ月もあれば会社側もあなたの退職希望を受け入れやすくなります。ちなみに法律上では退職日の2週間前から認められていますが、有給消化や未払い賃金を受け取りづらくなるので、おすすめできません。
時間帯は業務終了後に設定する
退職を上司に伝えるための時間を取る際は、業務終了後に設定しましょう。勤務時間中は仕事に集中するようにしてください。
ちなみに、サービス業などでお互いの勤務時間が異なる場合は、上司の勤務時間前後に合わせるようにしましょう。上司からすると、自身の勤務時間中に退職の話を持ち出されても「今は仕事に集中させてほしい」と思ってしまうものです。
業務終了後の時間帯のほうが上司としても負担が少ないことを配慮して、退職のアポイントを取りましょう。
個室で話をする
退職の話をする際は、できるだけ個室で行うようにしましょう。退職の話は会社がオープンにするまでは、直属の上司以外に話さないことがマナーです。
オープンな場で退職の話をすると他の同僚の耳に入ってしまい、あなたに対してよからぬ噂を立てられることもあります。あなたが退職日まで同僚と気まずさを感じることなく働くために、退職の話は個室でするようにしましょう。
どうしても退職を言いづらい場合は退職代行の利用がおすすめ
退職したいと思っていても周囲の関係を気にしたり、仕事がスムーズに進むのか懸念して、言いづらいと感じてしまうものです。しかし、言いづらいからといっていつまでも言わずに過ごしてしまうと、転職できずに年齢を重ねてしまうリスクがあります。
改めて、退職を言いづらい人が言い出しやすくするためのコツを、以下にまとめてみました。
- 辞めたい理由を考える
- 家族や友人に相談する
- 退職届を用意する
- 転職先を決める
上記のコツを取り入れれば、自分では考えつかなかった伝え方がわかるだけでなく、退職に向けて覚悟を決められるようになるでしょう。
それでも退職が難しい場合は、退職代行の利用を検討してみてください。利用料3~5万円を支払えば、上司に話をすることなく退職が可能になります。
「【2021年版】退職代行おすすめランキング15選!30社リサーチした結果と見るべきポイントも解説」の記事では退職代行のおすすめサービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。