東京都港区38歳(男性)システムエンジニアの退職事例

目次

1. 貴方の簡単な自己紹介

私は年齢が38歳の男性システムエンジニアです。4年生の大卒です。東京都港区に住んでおり、渋谷区のシステム開発会社に2年間勤務していましたが、2年前に退職しました。給料は月額約40万円で、ピークのときの月の労働時間が300時間に達しました。

このときの残業時間は160時間です。仕事でつらかったことは、残業を積み重ねても他の社員がつくったソースコードを修正することができず、バグを解消することができなかったことです。このため帰宅せず机の上で仮眠することもあり、体調を崩しました。仕事で楽しかったことは、社員数が20名程度の会社でしたので、2ヶ月に一度日帰り旅行に出かけて社員一同でバーベキューなどを楽しむことができたことです。

 

2. 退職した理由

私が退職した直接の理由は、長時間にわたる労働によって体調を崩してしまい、うつ病を発症してしまったことにあります。

ある朝突然、目覚まし時計がなっても頭が重く、まったく起き上がれなくなったのです。それから5日間、毎朝同じ状態が続き、毎朝ベッドのなかから携帯電話で会社に電話をし、会社を休ませてもらいました。そして、家族の勧めで神経内科に行って診察を受けたところ、うつ病との診断を受け医師からは休職をすることを勧められました。そこで、会社の社長に電話をして休職を要望したところ「当社は小規模の会社のため休職者を抱え込む余裕がない。職場に復帰するか、退職するかどちらかを選択してほしい」と社長から言われてしまい、私は退職せざるをえなかったのです。

私が退職に追い込まれた要因は、不完全な状態のまま顧客企業に納品してしまったシステムにありました。私は、当初はこのシステム開発のプロジェクト要員ではなかったのですが、同僚社員から「まだバグが完全に除去できてないけど、社長が納期どおりに納品しろと言うんだよ」という話を耳にしたときには、嫌な予感を感じました。社長は、売上高をなんとしても計上したいために、無理して、バグが除去できていない状態のままシステムを顧客に納品してしまったのです。

案の定、顧客企業でシステム稼働をさせると、次々にトラブルが発生しました。顧客企業が、一般の消費者から注文を受注するシステムでしたから、大混乱が生じました。そこで顧客企業から、私の会社にクレームが寄せられ、私は急遽、トラブル解消要員として顧客企業に連日詰めるようになったのです。膨大なソースコードをすべてチェックし、バグを修正していくのですが、不完全な状態が続きます。一般の消費者からの注文をきちんと受け付けることができなかったり、消費者が指定した期日に発送できないのです。

この結果、予想に反して顧客企業に常駐する状態が3ヶ月続いてしまい、しかも毎朝9時に出社し、深夜の終電の時刻までバグ解消業務にあたりました。私には交代要員がいませんでした。月に5回程度は徹夜もおこない、空いている机の上に横になって仮眠をとったこともありました。冬でしたので、とても寒く、次第に体調の異変を感じるようになりました。あるときトイレの個室で大声を叫び、同僚の社員を呼ばれてしまったこともあります。

最終的に、私はうつ病を発症し、退職に至ったのです。

 

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