1. 貴方の簡単な自己紹介
私は現在51歳の専業主婦です。ブラック企業で働いていた時は、26歳でした。会社は神戸市の中心にありました。職業は企業のロゴや商品のデザインをする会社で、経理事務をしていました。
最終学歴は短大卒で、勤続年数は三年です。給料は15万円で、月の労働時間は200時間、残業時間はまちまちでゼロの月もあれば、40時間ぐらいの月もありました。
2. 退職した理由
仕事でつらかったことは、とにかく社長がワンマンで気分屋で、何でも美味しい情報に飛びついては従業員を振り回すところです。
仕事で楽しかったことは、有線放送の契約をしていたので、流行りの音楽を聴きながら仕事が出来た事です。
退職理由は、社長の全てが嫌だったからです。初めて貰った給料の明細を見て、なんか変だなと感じて先輩に聞いたところ、会社と社員で折半して払うべき各種保険を操作して、少なく払っていると説明されました。
社員が本来貰えるべき失業保険も少なくなってしまうので、きちんと納めなければいけないと税理士の先生から言われても聞く耳を持たなかったそうです。株式会社にも関わらず、会社のお金は自分のお金と言う個人商店のような考え方が抜けない人でした。とにかく時間とお金と女性にルーズな人でした。前日遅くまで飲み明かし、翌日の出勤は夕方からなどは日常茶飯事でした。妻帯者にも関わらず、社長室には色々な女性を取っ替え引っ替え連れて来ていました。
社長は40代後半でしたが、連れて来る女性は決まって20代前半から半ばまでと言う若い子が好きな典型的なオヤジでした。従業員に対しても、自分のお気に入りには甘く、嫌いな人にはとことん冷たく嫌味な人でした。特に若い男性社員には当たりがきつかったと思います。社長が崇拝する、祈祷師みたいな人がいました。
その人が言う事は何でも正しいと信じており、儲け話が頓挫した時は、祈祷師の言う通りに相手を訴えていました。その書類作りを退社時間直前に急に言いつけられ、終電がなくなりそうな時間ギリギリまで毎日残業させられた時もあります。一字一句祈祷師の指示に従い書類を作りました。社長はパソコンひとつ使えないので、全部私に振ってきます。
苦労して出来上がった書類を受け取る時も、労いの言葉ひとつありません。挙げ句の果てに、全信頼をおいていた祈祷師が詐欺だったと分かったのです。その後は、出社して来ては祈祷師の悪口三昧でした。流石に着いていけないと、退職する事にしました。退職の意思を伝えた後は、手のひらを返すようにキツく嫌がらせばかりされました。今の時代なら完璧なモラハラで訴えられるレベルだと思います。予想通り退職金は一円もなく、失業保険もちゃんと納めてくれないので、本来貰えるはずの半分程でした。色んな人が居るんだなと勉強になりましたが、辞めて本当に良かったと思っています。