クルーズ旅行の営業(女性)退職事例

目次

1. 貴方の簡単な自己紹介

ブラック企業でありながらもやりがいは感じていましたが、やはりブラック企業という理由で転職をしました。

2. 退職した理由

私は以前、新卒として都内の海外旅行をメインとした中小のクルーズ旅行会社の営業として勤務していました。

クルーズ旅行へ申込をしたいお客さんからの申込受付と申込後の具体的な手続きが具体的な仕事でした。ビザやチケット、現地港でのツアー取得のサポートやお客さんの不安に対する相談に乗ることなど申込から出発までのあらゆることのサポートをしていました。

大学時代から付き合っていた6歳年上の女性と社会人になった1年後に結婚したのですが、彼女の年齢から考えても子供は早めに欲しかったし、子供ができたら今の給料ではやっていけないと思いました。

社会保険こそあるものの、少し良いバイトをした方が稼げるぐらいの給料に残業代もボーナスもない状態では貯金もできないし子供なんて到底育てられないと思いました。もちろん入社後ずっと昇給もありませんでした。上司に全てを話し給料を上げてもらうように交渉したのですが、「こちらで検討して返事をする」と言われただけで返答がなかったり、再度伺っても曖昧に濁された答えが返ってきました。

合計3回ほど相談したのですが、1回も明確な答えをもらうことができませんでした。そして、会社への信頼度も自分の中で次第に落ちていきました。

それがきっかけとなり、私の仕事へのモチベーションもどんどん落ちていきました。仕事自体は好きだったし、やりがいを感じていただけあり、「給料とやりがいのどっちをとるか」「こんなにやりがいのある仕事はほかにはみつからないのではないか」と悩みました。しかし、自分の家族のことを考え、最終的には「今の給料では生きていけない」という理由で退職をするという選択肢にいきつきました。

また、同僚同士、上司と部下など社内の雰囲気や人間関係も良い方でした。今のこの「日本社会で社内の雰囲気が良くて、かつ、やりたいことをやれている人というのはどれぐらいいるのだろう」「やりたいことをやれているのは幸せなことなのではないか」などやりがいがあったからこそ給料という理由だけで退職して良いのかずっと悩みました。

もちろん、会社側からも何度も声をかけられました。しかし私の中で「給料があがらないということは生きていけないということ」と判断し、生きていけないならここにいる意味はないと考え、家族と家族の未来を守るために決めました。

 

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