「バイトを辞めたいけど上司と顔を合わせる機会がないからLINEでいいかな?」
「挨拶はLINEでいいのかな?どこまで対面で話をするべきだろう?」
「LINEでバイトを辞めるのは非常識なのかな?」
バイトを辞めるときに、どのように連絡を取るのかは悩みもの。上司と毎回顔を合わせる場合はともかく、ほとんどシフトが合わないならば、相談の仕方に困ってしまうでしょう。
対面のほうが良さそうだけど、LINEでしか連絡が取れなくて困っているという方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、バイトを辞めるときにLINEを使うことについて解説します。
- LINEで連絡して良いパターン
- 返信が来ない場合の対処法
- LINEでの文例
- バイトを辞めた後のLINEの取り扱い
といった、バイトを辞めるときに悩むことをまとめて解説します。退職したいけれどもどう手続すべきかわからない方や、LINEを使ったやり取りでいいのか不安な方は、ぜひご覧ください。
バイトをやめるときLINEで伝えるのは基本NG
バイトを辞めると相談するときは対面で伝えましょう。LINEで連絡を取るのはマナーを理解していないと思われるので、基本的にNGです。
今まで雇用していただいた感謝の気持ちを忘れずに直接相談してください。
その他、LINEで相談をしてしまうと、読み飛ばされてしまって退職の時期が曖昧になってしまったり、上手く意志が伝わらず退職希望日以降もシフトが入ってしまうリスクもあります。
コミュニケーションエラーを防ぐためにも、LINEを使うのは避けましょう。
バイトをやめる連絡にLINEを使うのがOKな4パターン
状況により、LINEを使って連絡をしても問題ありません。ここでは、LINEで連絡をしても良いパターンを4つ紹介します。
- メンバーに連絡する場合
- 辞める報告の時間を取ってもらう場合
- 責任者と時間やシフトが合わない場合
- 相談しても辞めさせてもらえない場合
それぞれ参考にしてください。
1. メンバーに連絡する場合
バイトを辞めることが決まっていて、シフトに入っている同僚に連絡をするならばLINEを使っても大丈夫です。シフトがすれ違ってしまい直接やめることを伝えられない人も出てくるでしょう。この場合は挨拶としてLINEを使って連絡しても構いません。
ただし対面で会う人には直接伝えた方が印象は上がります。できる限り対面での挨拶を優先し、やむを得ない場合のみLINEを活用しましょう。
2. やめる報告の時間を取ってもらう場合
バイトを辞める相談をするには、上司に時間をとってもらう必要があります。相談をするためのアポイントを取るために一度LINEで連絡をとるならば大丈夫です。
退職の相談は時間がかかるケースもあるため、いきなり伝えると忙しくて話し合いができない可能性もあります。退職をしたので相談したいという連絡を事前に入れて、具体的な相談は直接するとベターです。
3. 責任者と時間やシフトが合わない場合
営業時間が長いお店や夜勤がある仕事の場合、責任者とシフトが被らないという方もいるかもしれません。会う機会がつくれない場合はLINEで相談するのも仕方がないことでしょう。
この場合は直接相談できないことを詫びた上で、LINEで相談しても大丈夫です。責任者が時間を合わせて来てくれる場合もあればそのままLINEの中で退職の日取りや手続きを話し合うこともあります。
相談をした後にどのようにすればいいかは上司の指示に従ってください。
4. 相談しても辞めさせてもらえない場合
退職の相談を直接したにもかかわらず、何度も引き止めにあってしまってやめられないという方もいるかもしれません。
この場合はLINEで連絡を取って辞めたいと伝えるようにしてください。むしろLINEで文面として証拠を残しておいた方が今後有利になる可能性もあります。
「先日からご相談させていただいているとおり退職を希望します」ということをLINEで伝えても大丈夫です。
LINEで既読無視されたときの2つの対処法
ラインで連絡をした場合気になるのが、返信が来ないこと。未読のまま何日も経ってしまったり、既読はついたもの反応がないこともありえます。
その場合は以下の二つの対処法を試してみてください。
- 返信を流す
- 別の連絡手段は違う
反応がないままでは退職の準備が進められません。どちらかの対処法を試してみてください。
1. 返信を促す
まずは先方に返信を促しましょう。「先日ご相談の件ですがいかがでしょうか」というように、相手の反応を求めてみてください。
返信がないのは単に相手が忙しくて気づいていなかったり、後で丁寧に返そうと思ってそのまま忘れてしまったりしている可能性もあります。
1度目の連絡が返ってこないのなら、連絡漏れのケースも充分に考えられます。まずは返信を促してみてください
2. 別の連絡手段を使う
返信を流しても返事が来ないならば、別の連絡手段を使ってみてください。電話をかける、もしくは直接上司に会った時に、「この間ラインした件ですが」と直接話をしてみても良いでしょう。
ラインはあまり観ていないという可能性や、プライベートの時間に気づいてついつい返信を後回しにしていることも考えられます。ラインで連絡をするのは無礼だと思って、あえて無視しているのかもしれません。
いずれにせよ相手と話してみなければ状況は分からないので、何かしらの手段で話してみてください。
【シーン別】バイトをやめるときのLINE文面
ここからはバイトを辞めるときにLINEを送る文面について紹介していきます。すべて例文を載せているのでそのまま使っても大丈夫です。
以下の3つのケースについて、例文をつけて解説します。
- バイトをやめる相談の日程を決める場合
- バイトをやめると伝える場合
- バイトをやめる日の挨拶
状況に応じて使ってみましょう。
バイトをやめる相談の日程を決める場合
お疲れ様です、〇〇です。
突然の連絡大変申し訳ありませんが、一身上の都合により来月でアルバイトを辞めさせていただきたいと思いご連絡致しました。
詳しい内容については直接お話したいと思っておりますので、近々お時間をいただくことはできますでしょうか。
シフトの前後であればいつでも対応できますので、ご都合のよろしい日を教えていただけると幸いです。
お手数をおかけいたしますがご検討お願いいたします。
バイトをやめると伝える場合
お疲れ様です〇〇です。
突然の連絡となり大変申し訳ございませんが、学業に専念するために来月いっぱいでアルバイトを辞めたいと考えています。本来ならば直接相談すべきところではありますが、シフトが合わず対面でお話しする時間がとれなそうだったため、先にLINEで連絡いたしました。
具体的な退職の日取りや手続きについて相談できると幸いです。私のシフトの前後であれば直接お話できますので、ご都合がつく時間があれば教えてください。
突然の連絡で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
バイトをやめる日の挨拶
お疲れ様です。
突然ですが、 本日○月○日のシフト最後にアルバイトを退職することになりました。皆様には今まで大変親切にしていただき本当にありがとうございました。
シフトが合わず直接ご挨拶ができなかった方は大変申し訳ありません。
改めまして、今まで本当にありがとうございました。
バイトを辞めた後のLINEの使い方
バイトを辞めたあと連絡先を残しておくべきかどうか悩む方もいるのではないでしょうか。退職後のLINEは以下のように対応すると良いです。
- グループLINEは挨拶をして退出する
- 個人LINEは使えるようにしておく
辞めた後も円滑にすすめるために、ぜひ両方意識してください。
グループLINEは挨拶をして退出する
バイトのグループラインは、仕事に関する機密情報が流れる可能性もあります。退職してから、会社の情報を知るわけにはいかないため、相手に言われる前に自分から退出するのがマナーです。
いきなり退出してしまうと、最後に挨拶をしたかった人たちとも連絡が取れなくなってしまいます。そのため先に挨拶をして、半日から一日後、一通り感謝を伝えた後に退出するようにすると良いでしょう。
個人LINEは使えるようにしておく
バイトで知り合った人たちとの個人ラインは消す必要がありません。特に上司とのLINEはブロックせず連絡が取れる状態にしてください。
退職後も最後の給料の振込みや給与明細などに関する連絡が来る可能性があります。また貸与品や仕事に関する確認が来ることもあるので、連絡が取れないと迷惑がかかってしまいます。
いざという時にすぐに連絡が取れるように、LINEは残しておくようにしましょう。
バイトをスムーズにやめる3つのコツ
バイトをスムーズに辞めるには、以下のコツも意識しましょう。
- 辞める1ヶ月前に相談する
- 退職理由をしっかり伝える
- 同僚に話す時期を確認しておく
円満退職するために、ぜひご覧ください。
1. 辞める1ヶ月前に相談する
退職したいと思っている時期の1ヶ月前には相談するようにしましょう。
急にやめたいと伝えられても、シフトの調整や新しいアルバイトの採用が間に合いません。突然話をしても対応できず、退職時期を相談される可能性も十分にありえます。
1ヶ月前ならば、今後のことも含めて準備する猶予があります。相手に迷惑をかけないためにも、早めに相談して置きましょう。可能であれば、繁忙期を避けられるとベターです。
2. 退職理由をしっかり伝える
対面で話をするときは、退職理由をはっきり伝えたほうが辞めやすくなります。
曖昧な答え方をしてしまうと、バイト先に問題があるのではないかと心配させてしまいます。環境を改善するから残ってほしいと言われてしまうかもしれません。
ただし、バイト先を否定するような理由は避けたほうが良いでしょう。退職理由は本当のものでなくても構いません。それなら仕方ないなと思われる理由を用意しておけば、相手も気持ちよく受け入れてくれる可能性が高まります。
「アルバイトを辞めさせてくれない場合の対処法5選!認められやすい3つの退職理由も紹介」では、引き止めに合いにくい退職理由も紹介しています。どう伝えるか悩む方はぜひ参考にしてください。
3. 同僚に話す時期を確認しておく
バイトの同僚に退職を伝えるのは、上司と最終出勤日を決めた後にするのがマナー。バイト先の混乱を防ぐために、この時期まで隠してほしいという希望がある可能性もあります。
そのため、退職の相談をするときに、バイトのメンバーに伝える時期も確認しておきましょう。上司と話し合い、納得したタイミングで公表するようにしてください。
バイトをやめるLINEを無視されてしまうならば退職代行に相談しよう
バイトを辞める連絡にはLINEは適しません。相談の日取りを決めるにとどめ、基本的には対面で相談するようにしてください。
シフトが合わない場合は、LINEで相談せざるを得ない場合もあります。その場合でも、対面で話すべきだったことをわびた上で、時間次第で直接話せるという姿勢を見せることが大切です。
退職するときのメンバーへの挨拶は、LINEで大丈夫です。直接話せない人もいるので、しっかり最後に感謝の意を伝えるようにしてください。
もし退職の相談をしても無視されてしまったり、LINEで証拠を残しても対応してもらえなかったりする場合は、退職代行を使うことも検討してみてください。
退職代行を使えば、上司とのやり取りを代わりに行ってもらえます。第三者が間に入ることで、円滑に退職ができることもあるので、ぜひ相談してみることをおすすめします。
おすすめの退職代行はランキング形式で紹介しているので、こまったときはぜひこちらもご覧ください。