「営業が辛い…」
「どうしたら営業が辛くなくなるのかな?」
「営業を辞めるかどうか悩んでいる」
このようなお悩みを抱えていませんか?
厳しいノルマや飛び込みなど、日々の仕事が辛いと感じている方も多いのではないでしょうか。筆者も2年ほど営業を経験したので、あなたの気持ちはよくわかります。
辛い気持ちをずっと感じたまま仕事をしたくはないですよね。やりがいや楽しみを感じながら過ごしたいはず。
そこでこの記事では、営業が辛いと感じている方に向けて、
- 辛いと感じる理由
- 対処法
- 営業を楽しむコツ
などを紹介します。
「辛いと感じる日々から抜け出したい」と考えている方は、ぜひ当コラムを参考にしてみてください。
営業が辛いと感じている人は多い
営業を辛いと感じている人は、意外と多いものです。
日本労働調査組合の2021年の調査によると、全国20~49歳の営業職のうち「最近営業職から退職を検討した」と回答したのは全体の69.6%にあたります。つまり、回答者の7割以上は、退職を考えるくらい営業にマイナスな感情を抱いているということです。
加えて、営業職として働き続ける場合の懸念・不安は、給料の安さや将来性などが挙げられています。
営業職は、誰もがポジティブな感情で働いているわけではありません。営業が辛いと感じているのはあなただけではないので、安心してくださいね。
営業が辛いと感じる7つの理由
周囲との競争やノルマによるプレッシャーなど、営業が辛いと感じる要因は様々です。ここでは、営業が辛いと感じる理由を7つ紹介します。
- ノルマが定められているため
- 周りと比べてしまいやすいため
- 給料が安定しにくいため
- 外回りをしなければならないため
- 競合他社と比較されるため
- 飛び込み営業や新規開拓をさせられるため
- 自社商品が良いと思えないため
それぞれ見ていきましょう。
ノルマが定められているため
営業は、会社の売上を上げるためにノルマが設けられています。
そのため、ノルマを達成できないと、上司に「なぜできないんだ」と詰められることもあります。いくらがんばっても成果がでない場合もあるので、上司に叱られるのは精神的負担になりますよね。
さらに、ノルマは毎月定められています。「今月やっとの思いで達成したけど、また翌月もがんばらないといけない…」といった、数字に追われている感覚が嫌になるケースも少なくありません。
このように、ノルマが定められていることが原因で営業が辛いと感じてしまう人は多いです。
周りと比べてしまいやすいため
営業が辛いと感じる原因は、周りと比べてしまいやすいことが挙げられます。
自分の成績が、売上という形で数字に残ってしまうためです。会社によっては、個人別の売上をオフィスに張り出しているところもあります。
このような状況に置かれていれば、嫌でも同期や先輩と比べてしまいます。特に、成績が振るわないと「なんで自分は仕事ができないんだ」と、悔しい気持ちを抱いてしまうでしょう。
給料が安定しにくいため
営業が辛いと感じるのは、給料が安定しにくいことも要因です。
特に、歩合制の営業職に多い悩みです。売上がないと給料が少なくなり、精神的に負担に感じるでしょう。
また、歩合制の営業でなくとも、インセンティブが少ないと落ち込んでしまうこともあります。
成績と給料が直結している営業は、ときには辛い思いを抱いてしまうのです。
外回りをしなければならないため
営業が辛いと感じるのは、外回りをする必要があるためです。天気や気温に関係なく取引先を回らなければならないため、体への負担が大きくなります。
特に、近年では猛暑日が続く傾向にあり、夏には熱中症になりやすいです。外回りが原因で、体調を崩す可能性もあります。
テレワークやオンライン上でおこなう商談も増加傾向にはありますが、まだまだ外回りをしている会社はあります。状況が変わらないことも、辛いと感じる要因でしょう。
競合他社と比較されるため
商談などで提案をするときは、必ずといっていいほど競合他社と比較されます。そのため、競合他社についても勉強して、自社を選んでもらえるように提案する必要があるのです。
入社したてのころは、覚えることが多く辛いと感じてしまうこともあるでしょう。上手く説明できずに、やるせない気持ちになるケースも少なくありません。
飛び込み営業や新規開拓をさせられるため
営業が辛いと感じるのは、飛び込みや新規開拓をさせられることにあります。例えば「1日50件の会社に行ってこい」「アポイントがとれるまで電話をしろ」などの命令です。
飛び込み営業や新規開拓は、拒絶される可能性が高いです。「もう来るな・電話するな」などと言われて、精神的に辛いと感じることも多いでしょう。
結果、自分自身を否定されているような気がして、営業に対してマイナスな感情を抱いてしまうのです。
自社商品が良いと思えないため
営業が辛い理由として、自社商品が良いと思えないことが挙げられます。
他社商品の方が良いと思っても、自社の商品をすすめなければなりません。さらに、自社商品の中でも、ノルマを達成しやすい・粗利が高いものをあえて提案したことがある人もいるのではないでしょうか。
このように、顧客に小さな嘘をつき続けるのは心苦しいですよね。「お客さんに申し訳ない」と感じ、精神的負担になることもあるでしょう。
営業が辛いと感じるときの対処法5選
営業が辛いと感じるときは、以下5つの対処法を試してみてください。解決の糸口がつかめるかもしれません。
- 辛いと感じる原因を考える
- 営業のメリットを見出す
- 職場の人に相談する
- 部署異動を申し出る
- 転職する
順番に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
辛いと感じる原因を考える
営業が辛いと感じるときは、原因を考えてみましょう。原因が明確になれば、解決できるかもしれないためです。
例えば「売上が上がらない」ことに悩んでいるのなら、改善方法はないか考えてみます。上司や先輩にアドバイスをもらったり、ロープレをおこなったりすればよいと予想できます。
このように原因を明確にすることで、行動すべきことがみえてきます。自分で解決策がみつけられない場合は、信頼できる人に相談してみるのもおすすめです。
営業のメリットを見出す
営業が辛いと感じる場合は、メリットを見出してみることをおすすめします。メリットを感じることで、営業の辛さがやわらぐ可能性があるためです。
営業の主な利点は、以下のとおりです。
- 他の職種と比べて給料が高め
- メンタルが強くなる
- コミュニケーション能力が身につく
- 社外の人脈を増やせる
- 年齢・性別関係なく努力で評価されやすい
営業には、他の職種とはちがう独自の良さがあります。このようなメリットを感じながら仕事をすることで、辛さを感じにくくなるかもしれませんよ。
職場の人に相談する
営業が辛いと感じるなら、職場の人に相談してみてましょう。自分の気持を聞いてもらうだけで、心が軽くなるためです。
具体的な解決策がほしいなら上司や先輩、上司など、営業をやっている人に相談するのがおすすめです。経験にもとづいた的確なアドバイスをもらえる可能性があります。
なお、職場の人へ相談をする際には「仕事について相談したいことがあるので○分ほどお時間をいただいてもよいでしょうか」など、ワンクッション挟むのがよいでしょう。
部署異動を申し出る
営業が辛いと感じる際は、部署異動を申し出る方法があります。部署を移動することで、営業のストレスから開放される可能性があるでしょう。
ただし、必ずしも要求が通るわけではありません。部署異動の必要性を感じてもらえなかったり、そもそも部署に空きがなかったりするケースがあるためです。
とはいえ、一度上司に打診してみるのもよいでしょう。打診する際は「何に悩んでいるのか」「心身にどのような悪影響がでているのか」など、部署異動を希望するために納得できる理由を提示することが大切です。
転職する
営業が辛いと感じる原因を解決できそうになかったり、部署異動が通らなかったりしたら転職を検討しましょう。
環境を変えることで、仕事へのストレスが軽減する可能性が高いです。特に、営業から離れたい人にとっては有効な方法といえます。
ただし、すべての営業職が辛いわけではありません。会社によっては厳しいノルマを設けていなかったり、新規開拓をおこなわなかったりしています。
そのため「営業以外の職種に絞って転職活動をする」のではなく、営業も選択肢の1つとして入れておくのがおすすめです。
辛い営業を楽しいと思うための3つのポイント
営業は辛いと感じやすい仕事ですが、工夫することで楽しむこともできます。こちらでは、仕事をする際に意識したい3つのポイントを紹介します。
- もらった契約を振り返る
- 取り扱う商品の勉強をする
- トライ&エラーを繰り返す
順番にみていきましょう。
もらった契約を振り返る
営業を楽しむためには、今までにもらった契約を振り返ってみることが大切です。契約が獲得できた瞬間や顧客の反応などを思い出すことで、モチベーションの向上につながります。
さらに、契約をもらえたということは、何かしらプラスの理由があるはずです。
例えば、以下の要因が挙げられます。
- 顧客との信頼関係を結べていた
- 相手方がメリットを感じるような提案ができていた
- 金額が競合よりも安価だった
契約を獲得できた理由を深ぼることで、次の仕事にも活かせるでしょう。
取り扱う商品の勉強をする
営業をするうえでは、取り扱う商品の知識が必須です。良い面・悪い面などを踏まえることで、初めて顧客へ自信を持った提案をおこなえます。
具体的には、以下の内容を学習しましょう。
- 商品の特徴
- 競合他社との比較
- 他のお客様の声
加えて、質問の傾向を押さえておくことで、顧客の疑問を解決しやすくなります。
自信をもって商品をすすめられるので、営業を楽しいと感じやすくなるでしょう。
トライ&エラーを繰り返す
営業を楽しむためには、トライ&エラーを繰り返しながら仕事をするのがおすすめです。自分にあった営業を見つけられるためです。
例えば、セールストーク1つとっても切り口はさまざまです。相手方の商品知識の有無によって「そもそもどのような商品なのか」「競合他社と比べたときのメリット」など、訴求する内容が異なります。
どのように営業していくかは、ある程度経験を積まないと明確になりません。そのため、上手くいかないことがあっても「良い経験になった」と前向きに過ごしましょう。
【健康第一】営業が辛いなら退職も視野にいれよう
営業が辛く心身ともに不調をきたしているのなら、早めの退職を検討しましょう。
心と体を壊してからでは遅いです。うつ病などの精神疾患を患った場合、なかなか仕事へ復帰できない恐れがあります。
とはいえ、心も体もボロボロの場合、自分から退職を言い出すのが難しい方も多いと思います。そんなときは退職代行サービスの利用を検討してみましょう。退職代行とは、依頼者の代わりに退職の意志を会社へ伝えてくれるサービスで、最短で即日の退職が可能です。
当メディアを運営する退職代行SARABAは、いままでさまざまな営業職の退職をサポートしてきました。LINEによる無料相談も受け付けているので、営業が辛く悩んでいる方は、ぜひお気軽にご連絡ください。