「会社を辞めようとしたら引き止められてしまった」
「引き止めにあっており退職しようか迷っている」
「引き止められても会社を辞めた方がいいのかな?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
退職を申し出たものの、上司に「辞めないで欲しい」と言われ、気持ちが揺らいでいる方も多いのではないでしょうか。本当に退職して良いのか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、引き止めにあって気持ちが揺らいでいる方に向けて対処法を解説していきます。加えて、引き止めに応じるとどうなるのか体験談を交えながら紹介します。
退職するかどうか迷っている方は、参考にしてみてください。
【揺らいでいる人へ】退職の引き止めには応じなくて良い
大前提として、退職の引き止めには応じる必要はありません。会社を辞めることは、労働者に与えられた権利であるからです。
そのため、引き止められたからといって、そのまま在籍しなくて大丈夫です。辞めるも残るもあなた次第。
引き止めにあって揺らいでいる人は、大前提として「退職しても良いこと」を覚えておきましょう。
退職の引き止めに応じたらどうなる?後悔した人の体験談をリサーチ
退職の引き止めに応じた場合、その後がどうなるのか気になる方が多いのではないでしょうか。当メディアがTwitterを調査した結果、後悔した人が多く見受けられました。
こちらでは、退職の引き止めに応じた方の体験談を4つ紹介します。
- 再び退職の意志が芽生えた
- 給料が減った
- 会社に居づらくなった
- 精神的負担が増えた
順番にみていきましょう。
1.再び退職の意志が芽生えた
引き止めに応じたものの、時間が経つと再度退職の意志が芽生える方は多いものです。
主な理由として、状況が改善しないことが挙げられます。例えば、残業時間が多すぎて退職を決意した場合、就業時間が短くなったり定時で帰れたりしなければ、辞めたい気持ちはなくならないでしょう。
退職したい原因が改善されない限り、引き止めに応じても再び「辞めたい」と感じてしまいます。
2.給料が減った
引き止めに応じた場合、給料が減ったという体験談が見受けられました。理由は定かではありませんが、会社から「退職予備軍」として扱われ待遇が悪化した可能性があります。
引き止めに応じることで必ずしも減給される訳ではありませんが、最悪のケースとして頭に入れておきましょう。
3.会社に居づらくなった
引き止めに応じると、会社に居づらくなる恐れがあります。退職の意志を1度示していることで、会社から裏切り者扱いされるためです。
最悪の場合、仕事を振られなくなったり、陰口を言われたりすることも考えられます。引き止めに応じる際は、会社に居づらくなる危険性があることを覚えておきましょう。
4.精神的負担が増えた
引き止めに応じることで、精神的負担が増えたという意見が見受けられました。
退職を決意した方は、元々精神的負担がかかっている状態です。状況が改善しないまま働き続ければ、心だけでなく体を壊す恐れがあります。
【対処法も解説】気持ちが揺らぐ退職の引き止めパターン5選
退職の引き止めをされる場合、気持ちが揺らいでしまう言葉が使われるケースがあります。こちらでは、よくある5つのパターンとその対処法を解説します。
- 待遇を良くすると言われた
- 上司・同僚に泣かれた
- パワハラまがいのことをされた
- 人手不足を理由にされた
- 会社に残るメリットを示された
引き止めに揺らいでいる方は、自分に当てはまっていないかぜひチェックしてみてください。
1.待遇を良くすると言われた
引き止めでよく使われる文句は、待遇を良くすることです。
例えば、
- 給料を上げる
- 部署を異動させる
- 別のチームに配属させる
などです。
待遇が良くなるのは魅力的に思えますが、本当に良くなるかは分かりません。「引き止めに応じたけど、何も状況が変わらなかった」というケースもあり得るので、真に受けないことが大切です。
2.上司・同僚に泣かれた
辞めることを伝えた結果、上司・同僚に泣かれると気持ちが揺らいでしまう方も多いのではないでしょうか。「自分の教育が悪かった」「〇〇さんがいないと寂しい」などと言われると、退職しにくいですよね。
しかし、上司・同僚が辞めたい原因を改善してくれる可能性は低いです。申し訳ない気持ちにはなりますが、退職する意志が強いなら自分の気持ちを突き通しましょう。
3.パワハラまがいのことをされた
退職の意向を伝えた結果、パワハラまがいのことをされるケースがあります。例えば「お前なんかどこにいっても通用しない」「辞めないと言うまで面談を辞めない」などと言われることです。
このようなパワハラをされたのなら、労働環境は良いとはいえません。むしろ、悪化してさらに働きにくくなるリスクがあります。
引き止めでパワハラまがいのことをされた場合は、早めに退職を検討しましょう。どうしても辞められないのなら、人事部や労働基準監督署などに相談することをおすすめします。
4.人手不足を理由にされた
退職を申し出た場合、人手不足を引き止めの理由にされる可能性があります。よくあるのが「今は人が足りていないから、新入社員が入ったら退職して欲しい」という引き止めです。
しかし、このような言葉によって退職を取り消す必要はありません。人手不足は、あなたではなく会社の問題だからです。
「同僚に迷惑がかかる」と考える気持ちも分かります。しかし、在籍し続けていてもよっぽどのことがない限り労働環境は良くなりません。
5.会社に残るメリットを示された
引き止めのパターンとして、会社に残るメリットを示される場合があります。例えば「〇年後には会社の体制が変わる」「今後業績が良くなったら給料が上がる」などです。
このようなメリットは実現されるとは限りません。引き止めに応じて残った後に後悔するかもしれないので、辞めたい気持ちが強いなら退職すべきです。
退職の引き止めで揺らぐときの対処法3選
退職の引き止めにあい気持ちが揺らいだとき、どのようにすればいいか分からない方も多いと思います。残るべきなのか迷ってしまいますよね。
こちらでは、退職の引き止めで揺らいだときの対処法を3つ紹介します。
- 第三者に相談する
- 会社に残った後のことを考える
- 転職活動を始める
順番にみていきましょう。
1.第三者に相談する
自分では判断しきれない場合は、第三者に相談する方法があります。自分が置かれた状況を客観的にみてもらうことで、アドバイスをもらえるでしょう。
家族や友人など、会社とは関係ない人に相談するのがおすすめです。上司・同僚だと引き止める方向に話が進む可能性が高いためです。
引き止めで揺らいだときは、自分1人で結論を出すのではなく、他人の判断を仰ぎましょう。
2.会社に残った後のことを考える
退職の引き止めで揺らいだときは、会社に残った後のことを考えてみましょう。
例えば、人間関係が嫌で辞める場合で考えてみます。残ったところで、人間関係が良好になる可能性があるかを想像してみてください。
会社に在籍し続けても、現状が変わらないと予想できるのなら辞めるべきです。引き止めに応じても、再び退職したい意志が芽生えてしまうでしょう。
3.転職活動を始める
退職の引き止めで揺らぐときは、転職活動を始めてみましょう。
転職活動をすることで、今よりも良い環境で働ける可能性が高まるためです。例えば、同じ職種でも手当が充実していたり、残業時間が少なかったりすることがあります。
さらに、転職先が決まっているなら、引き止めにも屈しにくいです。
退職の引き止めにあってもやっぱり辞めたいなら「退職代行」を使おう
退職の引き止めにあっても、やっぱり辞めたいと感じる方も多いと思います。心や体が限界の方は、できるだけ早く会社を辞めたいところ。
とはいえ、1度引き止めにあった場合、自分の意志を貫き通すのが難しいと感じてしまうでしょう。特に、退職を申し出たことで上司から説教された際には、言い出しにくいですよね。
そんなときは、退職代行サービスの利用を検討してみましょう。退職代行とは、依頼者の代わりに退職の意志を会社へ伝えてくれるサービスです。
引き止めにあってなかなか辞められずに悩んでいる方は、退職代行SARABAにご相談ください。勤務先への交渉権が認められている労働組合が運営しており、有給消化の交渉や未払い残業代の申請などが可能です。LINEによる無料相談も受け付けているので、疑問や不安があれば遠慮なくお問い合わせください。
なお、下記の記事では、退職代行のおすすめランキングを紹介しています。当メディアがリサーチした30社の中から本当におすすめできる15社を厳選していますので、ぜひ参考にしてみてください。