「パート先を退職したいけど、引き止められない理由は何だろう？」
「軽く退職の相談をしたら、続けて欲しいと言われてしまった」
「引き止めにすでにあっており、職場をやめられない」
パート先をやめるのにも神経を使うもの。伝えるのが気まずかったり、理由次第で気まずい思いをするのを避けたかったりするのは当然のことです。
パート先をこれ以上続けるのは難しいけれども、うまく理由が伝えられないという方は多いのではないでしょうか。またこれから利用を伝える方は、引き止めにあいにくい理由を知って、スムーズに角を立てずにやめたいと思っているはずです。
そこでこの記事では引き止められないパートの退職理由について解説します。さらにすんなりとやめるためのコツや退職の手順も紹介しました。
これから円満にパート先を退職したいと思っている方は、ぜひご覧ください。
引き止められないパートの退職理由5選
引き止めに合わずスムーズに退職するためには、やむを得ないと思ってもらえる理由を作ることが重要です。ここでは、職場側が引き止めにくいと感じる退職理由を5つ紹介します。
- 体調不良
- 子どもに関するもの
- 親の事情
- パートナーの事情
- 転職
基本的には、プライベートに関する理由を作っておくと、引き止めにくいものです。それぞれ具体的に解説します。
1. 体調不良
体調不良は、パートを辞めやすい理由の1つです。病気は、あなた本人でしか分からないことが多いからです。
また、病人を無理に働かせたら後々パート先の責任問題になる可能性もあるので、しつこい引き止めに合いにくいです。
- 治療に専念したい
- 仕事に支障が出る
などと伝えれば、上司も納得してくれるでしょう。
もし立ち仕事ならば、腰痛や膝痛が慢性化しているという理由なら、続けるのが難しいことも理解してもらえるはずです。状況によっては、病院で診断書をもらい、これ以上働くのが難しいことを客観的に証明するとさらにスムーズに退職の話し合いが進みます。
2. 子どもに関するもの
子どもの習い事の送迎や、役員になったといった理由も退職するのに納得してもらいやすいでしょう。また、子どもが寂しがっていて側にいてあげたいなどの理由であれば、実際の状況も把握しにくいため、引きとめにくいはず。
特に、上司も子どもがいるならば、納得してもらいやすいでしょう。
子どもを理由にする場合は、大げさに話す必要はありません。同じ学区の保護者から情報が漏れる可能性もあるので、あくまで事実の範囲で伝えるのがおすすめです。
3. 親の事情
親の介護や、事業を手伝うことになったなど、親の事情を理由にするのもおすすめ。プライベートな内容でああり、なかなか上司も踏み込めない部分だからです。
同居していない場合でも、
- 病院の送り迎えが必要
- 実家に定期的に通う必要がある
- 不定期で対応する必要が出てしまい、定期的なシフトが組めない
といった理由ならば、納得してもらいやすいでしょう。
4. パートナーの事情
パートナーの転勤や、独立なども引き止められにくい退職理由です。同じ会社で努めていない限り、パートナーの情報は基本的には漏れません。
そのため、部署異動で勤務形態が変わったため、いままで通りパートに出勤するのが難しくなったといった理由でも納得してもらえるはずです。
旦那・妻の希望でパートを辞めると言う理由でも大丈夫です。やめさせたい本人を説得するのが難しいため、すんなり認められる可能性が高いでしょう。
5. 転職
転職を理由にパートを辞めるのも1つの手段です。
正社員になるためやスキルアップのために転職するのはポジティブな理由であり、認めてもらいやすいです。正社員間の場合と異なり、パート労働者からの転職の場合は、祝福してもらいやすく、円満に辞められる可能性も高まります。
なお、話を切り出すときは、転職先がすでに決まっている形で話をすすめましょう。転職先が決まっていないと、「不安定だから決まるまでは働き続けた方が良い」など引き止められやすいからです。
しかし、「すでに次の職場が決まっていて、◯月から働かなければいけない」と期日も伝えれば、パート先はあなたを止められません。いつまでに仕事を辞める必要があるのか、日にちを明確にするのが重要です。
避けたほうがいいパートの退職理由
ここまでおすすめの退職理由を説明してきましたが、避けたほうが良いものもあります。理由次第では説得にあったり、残りの在職期間が気まずくなったりします。
以下の理由を説明するのは、避けたほうが良いでしょう。
- 人間関係
- 待遇への不満
基本的に退職理由はポジティブなもの、もしくはやむを得ないものにするのがおすすめ。職場環境に関するネガティブな内容は伝えるのを控えたほうが無難です。
1. 人間関係
実際のところ、人間関係が悪くてやめるケースは多いもの。気の合わない人がいるとストレスを感じるものですし、業務の妨げになることも。そのため、辞める理由としては十分です。
しかし、その不満をそのまま上司に伝えるのはおすすめしません。上司が直接の原因の場合は、その後嫌がらせをされる可能性も十分ありえます。
また、メンバーの中に合わない人がいる場合は、「シフトを調整するから」「困ったときはフォローするから」と説得に合う可能性があります。しかし、人間関係や人の性格を変えるのは簡単なことではありません。
そのため、変に引き止められる理由を作るくらいならば、ほかの説明をした方が無難です。
2. 待遇への不満
給料が上がらない、残業が多いなど、待遇に不満がある方も多いでしょう。しかし、こちらも理由にするのはおすすめしません。
多くのパートを抱える職場では、本当の理由をいったところで待遇が変わる可能性は低いもの。まし待遇が変えてもらえたとしても、自分だけ優遇されることで、ほかのメンバーの不満が生まれてしまいます。
トラブルの火種を作る事になりかねないため、待遇に関する内容は、伝えるのを避けるほうが良いでしょう。
パートの退職を引き止められない4つのコツ
パートで退職するのを引き止められないためには、理由の伝え方以外にもコツがあります。具体的には以下の4つを意識しましょう。
- 余裕を持って伝える
- 辞めたいと明確に伝える
- 上司に直接伝える
- 可能であれば繁忙期にやめるのは避ける
1. 余裕を持って伝える
退職したい時期に対して、余裕を持ってやめたいと伝えるようにしましょう。ギリギリで伝えてしまうと、後任が見つからなかったりシフトの穴が埋められなかったりして、もう少し残ってほしいという理由を作ってしまいます。
法律上では、退職前に2週間余裕を持って伝えれば問題ありません。しかし、1ヶ月分のシフトをまとめて作る職場であれば、もう少し早く言って欲しいと責任者が考えるのも頷けます。
そのため、やめたい時期の1〜2ヶ月前に退職相談をすると、すんなり受け入れてもらえやすいでしょう。
2. 辞めたいと明確に伝える
退職を伝えるときに、はっきり言うのは申し訳ないという気持ちは分かります。しかし、退職の相談という形で話をしてしまうと、まだやめるか悩んでいるのではないかと思われてしまいます。場合によっては引き止めに合うでしょう。
そのため、退職するか悩んでいるという伝え方より、退職をしたいですと意思を明確に伝える方が話し合いがスムーズに進みます。相手も、引き止めが難しいことが分かればやめる前提で今後の話をしてくれるのはっきりと意志を伝えるのがおすすめです。
3. 上司に直接伝える
退職の相談を伝える相手は、パートの責任者など直属の上司にしましょう。先輩や話しやすい社員に相談したところで、二度手間になります。
退職を最終的に判断するのは、職場の上司です。そのため最初から上司に話す方が引き止めにあいにくくなります。
また同僚などに先に相談してしまうと、あらぬ噂が立ってしまって、揉め事に発展するケースもあります。上司は悪い印象を持ってしまえば、退職の相談が進まなくなったり、その後嫌がらせにあったりする可能性もあるため、避けた方が無難です。
4. 可能であれば繁忙期にやめるのは避ける
できるなら繁忙期を避けましょう。繁忙期だと、普段より人手不足だと感じますよね。
繁忙期にパートを辞めることを伝えると、いつも以上に非常識だと非難させる可能性をあげてしまいます。また、同僚からの反感も買いやすいです。
忙しい時期は、パート先の雰囲気もぴりぴりしています。上司に退職の旨を伝えるのも一苦労です。できるだけ穏便に退職するためにも、可能であれば繁忙期を避けましょう。
どうしてもパートの退職を引き止められるなら退職代行を検討しよう
もし退職相談をしても引き止めにあってしまったり、忙しいからまた後でといつまでたってもやめる時期の相談ができないようならば、退職代行を使うのも一つの手です。
引き止めに遭ってしまい、なかなかパートをやめられないとストレスも溜まるもの。上司としても、少し話をすればまた働き続けてくれると思えば、何度も引き止める可能性があります。
そんなやめる煩わしさを軽減するサービスが退職代行。退職代行とは、依頼者の代わりに退職の手続きを行ってくれるサービスです。
引き止めにあわず、スムーズに退職したい方はぜひ検討してみてください。
