「プログラマーだけど残業が多すぎて辛い」
「辞めたいけど辞めづらくて困っている」
などの悩みを持っていませんか?
プログラマーのなかには、残業が多かったり仕事内容が合わなかったりなどの理由で、辞めたいと考える人も少なくありません。ただ、いざ辞めたくても上司や同僚に言い出せず、つらい想いをしている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- 辞めたいと感じる7つの理由
- 退職できない5つの理由と対処法
- プログラマーを辞めたい人がするべきこと
などについて解説します。
この記事を読むことで、プログラマーが辞めたくなる理由だけでなく、辞めるための方法についても理解できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
プログラマーが辞めたいと感じる7つの理由
プログラマーとして仕事をしている方のなかには、すぐに退職したいと考えている人もいるかもしれません。では、プログラマーがはなぜ辞めたいと感じるのでしょうか?
プログラマーが辞めたいと感じる理由について順番に見ていきましょう!
- プログラミングが難しい
- 残業が多い
- 仕事内容がつらい
- 人間関係が大変
- 覚えることが多い
- 精神的につらい
- スキルアップできない
1.プログラミングが難しい
プログラミングは、英語や数字が羅列しているので、苦手意識があると書いている内容が理解できずに苦しむ人も少なくありません。
さらに、プログラミングは数多く覚えれば良いものではなく、高度なスキルも身につける必要があります。
中途半端にさまざまな言語を知っている場合、クライアントに次から次へとできない仕事を割り当てられ、頭を抱えることもしばしば。
もし、長く続けても一向に上達しないのであれば、別の仕事を検討しましょう。嫌いな仕事を続けても自分が苦しくなるだけです。
2.残業が多い
プログラマーは残業が多い職種と言われています。もちろん、職場の環境によっても変わりますが、急な対応に追われるケースも多いです。
残業が増える主な理由は以下の3つ。
- 突発的なトラブルでスケジュールが遅れやすい
- クライアントの要望が途中で変更になることがある
- 納期になんとしても間に合わせる必要がある
プログラマーは、バグが発生したりサーバーに異常が見つかったりしたときに、突発的なトラブルの対応が求められます。
仕事を終わらせてもトラブルが起きれば、原因の解明や修正作業などに時間を取られ、残業せざるを得ません。
その結果、休日中も問題がないかチェックしたり修正対応に追われたりするので、精神的に休まらないでしょう。また、下請けの会社であれば、クライアントの都合で仕様が変更になることや、スケジュールが大幅に変更される可能性も。
特に、納期直前は徹夜や休日出勤で作業を行わなければなりません。酷いケースでは、営業マンが通常の作業時間では終わらない案件を受注してしまうケースも。
残業も1日ぐらいであれば、耐えられるでしょう。しかし、3日も4日も続くと、睡眠時間も短くなりストレスで疲労が回復しなくなるので、体調に悪影響を及ぼします。
3.仕事内容がつらい
プログラマーが全員が仕事を好きなわけではありません。
そのため、以下のようなプログラマーの仕事内容がつらい人も多くいます。
- 一日中椅子に座ってひたすらパソコンにコードを打ち込む
- 何度もエラーが起きた原因について試行錯誤を巡らせる
プログラマーの仕事でつらいのは、地味で同じような作業を何時間も続けなければならないこと。加えて、エラーが発生したら解決するまで、原因を探り検証しなければなりません。
このような作業は、プログラミングが好きでない人にとっては苦痛でしょう。
仕事内容がつらいと考えているのであれば、以下のようなきっかけでプログラマーになりませんでしたか?
- プログラマーならなんとなくやれると思った
- プログラマーは儲かると聞いた
- プログラミングをやっておけばつぶしが効くらしい
好きでもない仕事をやり続けるのはかなりの苦痛です。仕事内容が辛いのであれば、思い切ってプログラマーを辞めることも検討しましょう!
4.人間関係が大変
プログラマーの仕事は人間関係が大変です。なぜなら、クライアントに無理難題を押しつけられたり、上司の機嫌をうかがったりしながら仕事をするケースもあるから。
また、同僚や上司に対しての報告・連絡・相談(報連相)も必要な仕事です。報連相を怠たり重大なミスにつながると、一気に社内の雰囲気は悪くなるでしょう。周囲からの信頼も失ってしまいます。
そのため、人間関係に疲れて辞めたくなる方も多いです。
プログラマーをやる前は、パソコンに向かって作業を行うだけだから、コミュニケーションが苦手でもやれそうと感じていた人もいるかもしれません。しかし、コミュニケーション能力はプログラマーでも必要。
プログラマーだからこそ、人間関係が原因で退職を検討する人も多いですよ。
5.覚えることが多い
IT業界は次から次へと新しい技術が発表され古い技術は廃れていきます。覚えることが増えるだけでなく、せっかく覚えた技術が役に立たないというケースも珍しくありません。
また、プログラミングでは、複数の言語を扱えるスキルが求められます。たとえば、Webアプリを作る場合は、以下の言語が必要です。
- PHP
- Ruby
- JavaScript
上記の言語をただ暗記をするだけでなく、特徴や使い方も覚えなくては仕事になりません。
会社にいる時間だけでは新しい言語を覚えるのは難しいでしょう。したがって、退社後も家で黙々と勉強をしなければならないので、勉強が苦手な人は頭を抱えるのではないでしょうか。
6.精神的につらい
コーディングが好きでない人にとって、プログラマーは精神的につらいです。残業が多い会社では、納期に追われたりクライアントから無茶を言われたり、精神的にダメージを受けます。
また、任される仕事がいつも同じでやりがいを見いだせなければ、以下のように感じることも。
- 仕事をやっている意味が見いだせない
- 顧客の役に立った実感が得られない
- ミスをしてクライアントや上司から怒られないか不安
精神的に不安定な状態が続けば、パフォーマンスも上がらず体調にも悪い影響が出るので注意しなければなりません。
7.スキルアップできない
プログラマーのなかには、毎回同じ案件ばかりこなしていて、スキルアップできないと嘆いている人もいるのではないでしょうか?
スキルが身につかないとなれば、毎日の仕事は何のためにやっているのかと将来を嘆く人もいるでしょう。しかし、スキルアップできないのはあなたのせいではありません。
何年働いても同じような案件しか担当できない場合は、現在の職場環境が悪いだけなので、転職をした方がスキルアップできます。
プログラマーが仕事を辞めたいけど退職できない3つの理由と対処法
プログラマーのなかには仕事を辞めたい人も多く存在します。ただ、辞めたくても辞められないと考えている人も多いでしょう。
そこで、退職できない理由やその対処法について解説しますので、参考にしてみてください。
- 仲の良い同僚に伝えるのが気まずい
- 上司が怖い
- 職を失うのが怖い
1.仲の良い同僚に伝えるのが気まずい
職場で長時間過ごしていると、同僚とも親しくなります。特に、同期入社や年齢の近い同僚がいれば、仕事以外での付き合いも増えることでしょう。
ただ、仲の良い同僚に、なんとなく退職を伝えるのが気まずいと感じる人もいるのではないでしょうか?
気まずい気持ちはわかりますが、我慢し続けて悪影響が出ては元も子もありません。
また、同僚の仕事量が増えて迷惑がかかるから、退職を躊躇してしまう方もいると思います。
しかし、従業員が一人抜けたぐらいで仕事が回らないのは会社の責任。同僚を思いやる気持ちは大切ですが、自分の人生なので感情を尊重しましょう。
まずは勇気を持って同僚に相談と言いたいところですが、先に上司に退職の意思を伝えるべきです。先に同僚に伝えてしまうと、上司の耳に入り悪い印象を持たれるので、退職がしづらくなります。
上司に相談する際に聞いておけば、同僚に退職を伝えるタイミングを間違わなくて済むので、円満退職が可能です。
2.上司が怖い
退職を検討する際のハードルは、上司へ退職の意思を伝えること。上司が高圧的な人だと、恫喝されたり暴力を振るわれたりしないか不安に感じますよね。
ましてや、人手不足の会社であれば、強い引き止めに遭う可能性が高いです。
そのような会社に退職を伝えるには、就業時間外に上司と2人きりになれるように、メールなどで業務について相談したい旨を伝えましょう。
そして、上司に意思を伝えるときは、以下のポイントに沿って伝えることで退職できる可能性がアップします。
- 声のトーンを真剣にする
- 退職を決意した旨、決意した理由の順番で伝える
- はっきり退職をしたい意思を伝える
- 前向きな理由を考えておく
- 申し訳ない気持ちや感謝の言葉を添える
上司には、はっきりと退職をしたい意思を伝えてください。迷っているような素振りを見せれば、間違いなく強く引き止められるので退職しにくくなります。また、上司が納得しやすい退職理由も考えておきましょう。
給料が安い、残業が多いなどの理由では、上司の印象が悪くなり退職しにくくなるので、以下のような前向きの理由を伝えることが重要です。
- やりたいことができた
- スキルアップのため
- 家族との時間を大事にしたい
勇気を持って退職の意思を伝えましょう。
とはいえ、どうしても直接伝えるのが不安な人は、退職代行サービスの利用をおすすめします。退職の旨を代わりに伝えてくれて、状況によっては出社をせずに会社を辞められます。
退職代行サービスを利用したいけど、どのサービスが良いかわからないという方は「【2021年版】退職代行おすすめランキング15選!30社リサーチした結果と見るべきポイントも解説」をご覧ください!退職代行サービスのおすすめランキングや、選び方を解説しています。

3.職を失うのが怖い
プログラマーに限らず、職を失えば収入がなくなるため、退職するのが怖いと考える方もいるでしょう。退職後の収入源や生活をどうすれば良いのか定まっていないと、簡単に会社を辞められません。
対処法としては、早めに転職活動をしておく、副業を始めるなどの方法があります。
プログラマーは、スキルによっては様々な副業を行えるでしょう。スキルがない方も、現在の職場を利用して技術を身につければ、個人で稼ぐ術も見えてきます。
まずは、転職活動や副業を進めながら、退職のリスクを減らしていきましょう。
特に、副業で副収入を得ると、いつでも辞めれる余裕が出て職場の環境が変わる可能性もありますよ。
プログラマーを辞めたい人がするべき3つのこと
プログラマーを辞めたいからといって無計画に退職すれば、後悔する可能性があります。しかし、ご安心ください。辞める前にするべきことを行えば、不安が少ない気持ちで退職が可能です。
退職したい場合は、以下の手順で辞める準備をしましょう。
- 転職活動をする
- 貯金をする
- 退職したい旨を会社に伝える
くわしく解説しますね!
1.転職活動をする
退職をした後に転職先の会社が決まっていなければ不安になるので、あらかじめ転職活動をしておきましょう。
とはいえ、残業時間が長くて平日の面接が難しい人もいるかもしれません。しかし、多くの企業はあなたのために日程を調整してくれる可能性があります。
リクルートエージェントが300社に対して行った調査では、多くの企業が日程調整に応じることが判明しています。
企業の対応 | 割合 |
業務時間外に調整する | 46% |
土日など休日に調整する | 28% |
場合による | 28% |
業務時間外は一切面接しない | 22% |
データ引用元:在職中の転職活動、平日の面接に行けない場合はどうしたらいい?|りくリクルートエージェント
スキルが足りなくて転職できるか不安な場合は、人材紹介会社や転職エージェントなどでの面談をおすすめします。
- 自分の強みや市場価値がわかる
- 未経験でも転職できる会社がわかる
- 不安に感じていることを相談できる
相談をすることで、転職をする際に自信を持てるようになるでしょう。
2.貯金をする
お金の不安があっては退職した後に不安を感じます。退職してすぐに転職先が見つかるとは限りません。
しかし、最低半年分の生活費に相当する貯金があれば、お金のことを心配せずに転職活動が可能です。
現在、貯金がない場合でも空いた時間で副業をすることを検討するもの一つの方法。副業や節制をして、退職のための貯金を始めましょう。
3.退職したい旨を会社に伝える
転職活動の準備と貯金ができたら、いよいよ上司に退職したい旨を伝えましょう。退職を伝えるタイミングは、就業規則で定められていることが多く、退職日の1か月から2か月前には伝える必要があります。
なお、退職届の提出は退職したい旨が認められた後で問題ありません。
退職しにくいときは退職代行の利用がおすすめ
プログラマーは会社によっては残業時間が長くスキルも身につきにくいので、不安になる方も多くいます。かといって、退職をしたくても意思を伝える勇気が出ない方も多いのではないでしょうか?
退職が言い出せないという方は、退職代行サービスの利用を検討してみてください。退職代行サービスの多くは、退職率100%を誇りう、返金保証がついています。
さらに労働組合や弁護士が運営している退職代行を利用すれば、これまでの残業代や有給消化の交渉もできるため、貯金が少なくても安心して転職活動が可能。
おすすめの退職代行サービスや比較が気になる方は、以下を参考にしてみてください。